ICU国際基督教大学から、2027年度および2028年度以降の教養学部入学者選抜に関する変更内容が公表されました。ICUで行われた春のオープンキャンパスの入試説明会でも解説がありましたので以下でご紹介します。
一般選抜ではほぼ変更はありません。今回の変更で受験生への影響が大きいのは総合型選抜<4月入学専願>(旧AO入試)です。2027年度は二次面接の対面化、2028年度以降は「探究学習利用」への再編がポイントになります。自分の受験年度に合わせて確認してください。

変更点まとめ
| 項目 | 変更内容 | 対象 |
|---|---|---|
| 一般選抜(外部英語試験利用) | TOEFL iBTのスコア方式変更に伴う出願基準の変更 | 2027年度以降 |
| 総合型選抜 | 第二次選考がオンライン面接から対面面接に変更 | 2027年度 |
| 総合型選抜 | 「英語外部試験利用」と「理数探究利用」が「探究学習利用」に統合 | 2028年度以降 |
一般選抜はほぼ変更なし
一般選抜についてはあまり変更はありませんが、一般選抜外部英語試験利用に関して、TOEFL iBTの出願基準が「4.5以上」に変更されました。これは、2026年1月21日から、TOEFL iBTのスコアスケールが、これまでの 0-120 点から、 1-6 点へ変更されたことによるものです。
| 一般選抜外部英語試験利用の対象 | 2027年度以降の出願要件 |
|---|---|
| IELTS | 6.5以上(変更なし) |
| TOEFL iBT(2026年1月20日以前に受験) | 79以上 |
| TOEFL iBT(2026年1月21日以降に受験) | 4.5以上 |
| Cambridge English Qualifications | 175以上(変更なし) |
| GTEC CBT | 1300以上(変更なし) |
なお、上記の内、ベネッセの主催していたGTEC CBTは2025年11月に試験実施が終了しています。これから受験できるのはIELTS, TOEFL, ケンブリッジ英検です。
総合型選抜(旧AO入試)の変更(2027年度)
総合型選抜<4月入学専願>の第二次選考が、オンライン面接から対面面接に変更されます。よって二次選考の受験者は、面接日に東京三鷹のICUのキャンパスまで来場する必要があります。
| 2026年度まで | 2027年度 | 2028年度以降 | |
|---|---|---|---|
| 第二次選考 | 個人面接(オンライン) | 個人面接(対面) | 10分間のプレゼンを含む個人面接(対面) |
2027年度総合型選抜<4月入学専願>の一次選考の合格発表は2026年10月9日(金)、二次選考の面接日は2026年10月17日(土)です。
なお、二次面接の内容は従来通りで、例えば外部英語試験利用の場合、プレゼン等はありません。
総合型選抜(旧AO入試)の変更(2028年度以降)
| 2027年度 | 2028年度以降 | |
|---|---|---|
| 選抜区分 | 英語外部試験利用・理数探究利用・IBDP利用 | 探究学習利用・IBDP利用 |
| 主な提出書類 | 外部英語試験利用の場合:英語試験スコア、小論文、自己活動歴など | 英語試験スコア、自己活動歴、探究学習または自主研究の研究成果の要約など |
| 推薦状 | 2通:1通は高校の担任または教員 | 2通:1通は高校の担任または教員(1通は探究学習の担当教員が望ましい) |
| 第二次選考 | 個人面接(対面) | 10分間のプレゼンを含む個人面接(対面) |
2028年度からは、総合型選抜<4月入学専願>の選抜区分が大きく整理されます。これまで別々だった「英語外部試験利用」と「理数探究利用」が、「探究学習利用」へ統合されます(IBDP利用は従来通り)。
現在、英語外部試験のスコアとして有効なのはIELTS、TOEFL iBT、英検、ケンブリッジ英語検定、GTEC(4技能版)のいずれかです。
ただし、GTEC CBTは2025年11月に試験実施が終了しているため、これから新たに受験するならIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定、英検の4つが現実的な選択肢となります。なかでもIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定の3つは、高スコアを取得すれば総合型選抜だけでなく、一般選抜の外部試験利用入試にも活用できるため汎用性が高いのが特徴です。
なお、ICUの総合型選抜(旧AO入試)においては、出願資格としてこれらのスコア提出が求められますが、最低点などの基準は設けられていません。
また、推薦状2通のうち1通は、探究学習に関わる科目を担当した教員であることが望ましいと明記されています。
さらに、2028年度以降の二次選考では10分間のプレゼンテーションがすべての受験生に課されます。現在でも理数探究利用とIBDP利用にはプレゼンが採用されていますが、2028年度以降の二次試験ではすべての受験生がプレゼンを行うことになります。
総合型選抜を検討している受験生へのアドバイス
高3生(2027年度受験)
総合型選抜の二次面接が対面になり、ICU三鷹キャンパスへの来場が必須となります。地方在住の受験生は、一次合格発表後すぐに動けるよう、移動・宿泊の候補を事前に確認しておきましょう。2027年度の場合、一次合格発表から二次試験日までは中7日しかないので、場合によっては飛行機やホテルを予約しておいた方がいいかもしれません。
高2生以下(2028年度受験以降)
評定や英語資格の準備に加えて、探究学習や自主研究にしっかり取り組むことが欠かせません。
- 高1・高2の段階から、自分の興味のあるテーマを深掘りしておく
- 可能であれば、論文応募や研究発表など対外的(学校外)に研究成果を評価してもらう機会を得る
- 部活や課外活動に取り組んで実績のある人は、その活動の成果を探究学習のテーマとしてまとめるなどの工夫をする
- 推薦状が2通必要で、担任に加えて、1通は探求型の担当教員の推薦状が望ましいと書かれているので教員としっかりコミュニケーションを取る
- プレゼンテーションに慣れておく
公式サイト
公式サイトでもこの変更内容は公表されています。下記URLを参照してください。
【公表】2027年度・2028年度以降の入学者選抜の変更点について
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/202603261130.html













