ICU国際基督教大学合格者2 仮面浪人からICU
今回は現役、浪人、早大での仮面浪人と、3度の受験を経てICUに入学されたSTSさんにお話を伺いました。
<受験1年目・現役時代>
(ICU(国際基督教大学)を知ったきっかけというのはどういうものだったのでしょう?)
自宅と大学とが割と近く、また出身高校が比較的ICUに近いにもかかわらず、高校3年になるまで、ICUの存在は知りませんでした。ちょうど高校3年生の夏頃に、「なんとなく」オープンキャンパスに足を運んでみた訳です。この時点では興味本位でした(笑)。それで適当な気持ちでICUに足を踏み入れてみたところ、良い意味で他の大学、特に(早稲田や慶応)などとの環境の違いに驚かされたわけです。「なんだここ!森ばっかりだ!!」というような具合に。
直感的に、ここ(ICU)入れたら、優雅で楽しいだろうな!って思いました。そういった環境面を知った後で、オープンキャンパス、文化祭を通じて少人数で集中的に行う英語教育に魅かれていきました。1年目の時点では、ICUは第一志望校の一つという感じでした。
(ICUを志望されてから、何か対策を始められましたか?)
とりあえず、学校で赤本を借りたのを覚えています。しかし、特殊すぎて何をしたら良いのか全くわからず・・。
その後、普通の予備校で一般的な勉強も行いましたが、夏期、冬期には加えてICU用の予備校に通いました。通っていたのは一般的な勉強がEゼミ、ICU対策がTゼミナール(冬期講習)とN講座(冬期講習、直前講習)でした。
(ICU対策フルコースですね)
まぁ、結果は不合格でしたけどね。
(1年目の不合格はどの辺りに原因がありそうですか?)
いわゆる「ICUへの憧れ」ばかりが先行し過ぎて、小手先の技術だけを追い求めたのだと思います。具体的には予想問題ばかり気にしたり、「ビビらず仲間意識を持てばうまくいく(N講座)」などですね。今思うと恥ずかしいのですが、その予備校の同じ色のファイルをみんなで持っていったり、試験後の休み時間に集まって答え合わせとか(笑)。
1年目の敗因は多分、基礎的な能力だと思います。よく読んで考える力など足りない部分があったかなと。反面テクニック的な情報がたくさん入ってきて、本質的な能力に欠けすぎていたというやつです。情報を集めただけで満足しているようでは、無意味だと実感しました。まとめると「情報集めに囚われすぎて、実践的な演習と基礎力が不足していた」ということになりますでしょうか。
(次回浪人時代に続きます)