ICU国際基督教大学AO入試 ボランティア 国際経験
<ブログ版のため一部省略。インタビュー内でのAO入試のエッセイ、自己活動履歴に関する詳しい内容はオンラインレクチャー内のAOページでご紹介します>
(ICU(国際基督教大学)のAO入試に関連して、高校の活動などは普段から意識すべきなのでしょうか?)
意識しないよりは意識した方がよいかも知れませんが、AO入試で出すから、興味のないボランティア活動をやろう、などというのは違うと思いますね。
AO入試のためだけに、自分の本当の興味ではないことをやっても、それはから大学に見抜かれてしまうと思います。課外活動に全然興味がなくて、能動的なことをしたくないという人は受からないかもしれません。自分から動かない人はだめだと思います。
逆にAO入試のためではなく、自分のために、またAO入試のためであっても、自分のために見せることができるならば、それは有効かもしれません。
ICUは能動的な人を求めていると思いますね。実際にICUで授業を受けるとクリティカルシンキングということをずっと言っています。自分で考えて行動する人を求めている所があるんですよね。
ただ単に勉強ができる人ではなく、勉強したことはあっているのかとか、勉強したことを社会に役立てることができるかどうか、そういうところもICUは見ているのではないでしょうか。
自分としては国際的な活動をするとか、ボランティアをするのではなく、本当に自分の興味のあることをやって、自信を持ってAOのエッセイを書き、それで自分は受かったのだと思っています。
例えばボランティア活動なら、本当にボランティアが好きで、興味がある人ならOKだが、そうではない場合、それはAOの趣旨とは違うかもしれませんね。
おもしろいというインパクトも必要かもしれないが、ICUの先生方が見て、それを独創性があると捉えるか、自分で考えて、自分で行動しているなと捉えるか、そのあたりが大事になってくるのではないでしょうか。
確かに変わったことをやってきた人は受かりやすいという面はあると思います。
学校内で普通の高校生活があまりに普通だと、書くトピックも見つけにくいですし。
しかし例えそうだとしても、その中でもその交友関係、部活、学校生活などを通して、自分が得たものは何かという視点で語っていくことができるはずです。
国際経験やボランティア活動は話題として目をつけやすいですが、
本当にAOのためだけにやったような活動ならば受からないかも知れません。
逆に言えば国際経験がない人や、ボランティア活動などをやっていなくても、ICUのAO入試に挑戦してみてほしいですね。
(ICUの一般入試に比べるとAOは合否が読みにくいところはありそうですね)
かなり運もあると思います。
自分の場合はエッセイに書いた研究の話で、「こいついいな」と思ってくれた教授がいたから受かったわけです。
ICUに入りたくて、成績がいい人は、挑戦しないよりは受けてみた方がいいと思います。
受けられる条件がそろっているなら受けてみるべきでしょう。
たとえAOに受からなくても、それは自分の一面でしかないわけですし。
AO入試は自分のやったことを評価されるわけで、高校での勉強が評価される訳ではないですね。
それで不合格になったら自分のやったことがダメだったのか思ってしまうかもしれないが、本当に自分の素直にやってきたことで、落ちてしまったのなら、それは単にICUの教授の目にとまらなかっただけという話に過ぎません。
やるからには真剣に書いて、気持ちとしては運もあるということを念頭に、軽い気持ちで受けて欲しいですね。評価する教授の考えていることはよく分からないわけですし。