ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2023(16) SoccerHand24さん
1.お名前、プロフィール
<お名前>
SoccerHand24
<プロフィール>
都立N高出身
慶應義塾大学から編入
予備校は特に行かずオンレクのみ
2.受験形態
転編入本科
3.予想得点
人文社会 = 7-8割
総合教養得点 = 8.5-9割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 6-7割
5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
大学入学後、入った学部と自分のやりたいことが違っていることに気づいたため。そこで文系理系の境なく学べるICUに興味を持ち、ダブルメジャーを取れるのも魅力的だったから。また、家から近かったため。
6.ICUに期待するところ
英語はこれからのグローバル化に必要不可欠だと思うので、ELAを通して英語力を高めていきたい。
また、自分は今、色々な分野(歴史学、経済学、言語学、生物学等)に興味を持っているので、注力していく分野を見つけていきたい。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>
大学受験を終え、慶應義塾大学に進学しましたが、主に商学部関連のことを学ぶ中で、自分の興味が異なる分野にもあることに気づき、学びの幅を限定したくないと思うようになりました。そんな中で、ICUにおいてリベラルアーツ教育が行われていることを知り、文系理系関係なく自分の興味に従いさまざまな分野の学問を幅広く学べることに、とても心を打たれました。また、このグローバル社会において必要不可欠な英語教育にも力を入れているため、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する学生生活を送る中で、自分自身がさらに成長していけると感じたからです。入学できた暁には、自分の興味のある、歴史学や経済学、理系の生物系の授業などを履修することで、自分の知見を広めるとともに、注力していける学問を見つけたいと考えています。また、英語を学び、英語を習得するだけでなく、コミュニケーションの一手段として、運用できるようにしたいです。
<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >
幼稚園の頃から高校生になるまで算盤を習っていたので、計算、暗算はとても得意です。また、小学校時にはサッカーに打ち込み、中学、高校時代はハンドボール部に所属して、目標達成に向け努力を重ねました。大学入学後は、高校時ほど体は動かさなくなったものの、色々なスポーツをすることが増えて、楽しんでいます。また、読書も好きで、小説から新書まで、幅広いジャンルの本を読むことを心がけています。
a. 人文・社会科学
高校から慶應大学を受験したとき、文系で世界史日本史選択だったため、その復習をした。また倫理の教科書を一通り読み、簡単な設問には答えられるようにした。現代文的な対策は特にしていない。オンレクで過去問を解いたが、近年の問題は知識問題が減り本文の読解からの設問が多くなったため、本文中から回答の根拠をしっかり探すことを意識した。過去問では基本的に7-8割取れていた。
b. 総合教養(ATLAS)
オンレクで過去問を解いた。講義を聞いて答えることは、他の大学ではない出題方法なので、練習できて参考になった。Part4は過去問で地図の話が多かったので、本番も怯まずにできた。基本的には答えが出るが、2択で迷ったり、知らないとわからない知識問題もあるので、そのようなものはあまり時間をかけず、さっと流すようにした。基本的に8~9割過去問では取れていた。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
英語リスニング = 1月に入ってからは毎日、ICUの過去問か、TED,TED-Ed,CNNを聞くようにしていた。シャドーイングはしなっかったが、part1,2で聞き取れなかった部分はスクリプトを見て確認した。part3の講義は、英語の音声が始まる前に、なるべく早く問題文を読むようにして、どこを重点的に聞いてメモを取れば良いかを確認していた。3つの講義のうち、大体1つは内容が難しすぎたので、そのような問題は、簡単な設問だけは落とさないように注意した。過去問では基本的に7-8割取れていた。音声がゆっくりな時は、1.3倍速で解いた。
<リーディング>
月に入ってからは毎日、過去問を解くようにしていた。単語は鉄壁を使った。最近の問題は、パラグラフごとに設問が立てられていることが多いので、一つの文章を読む前に全ての問題を読んでおき、1段落読み終わるごとに、該当して答えられる箇所の問題を解いた。選択肢で迷ったら、本文をもう一回参照して、しっかり根拠を見つけた方が良いと思う。2022年の問題を2択で迷って、ひたすら外しまくったので、本番はちゃんと根拠を見つけてから答えるようにした。また、選択肢全てあり得そうな時は、一番本質をついているものが正解になることが多いように思われます。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
試験監督の方や、大学スタッフの方々、みんな優しかったです。
8. 最後に一言
目標に向かって頑張ってください!!
(オンレクについて)
ICUの受験方法は特殊なので、このサイトで過去問を解き、傾向を掴んで、演習できたことが非常に頼もしかったです。また、過去に受けていた人や、同年度に受けている人と比べた時の、自分の相対的な位置関係がわかることもとても役立ちました。解説も、予備知識がたくさんあり面白かったです。
<追加の質問>
(・大学の授業がICU受験に際して役立った部分はありますか?)
主に3点あります。
1,大学の英語の授業でディベートや、アメリカ発のニュースを読んだりしたので、高校よりもより難解な英語を使った活動を通して、主観的ではありますが英語力が以前の大学受験時より向上しこと。
2,所属学部であった商学部に関連するような問題や、経済的な問題への背景知識や理解、耐性がついており、簡単に解けたこと。
3,慶応大学でも1、2生の間は教養科目をとらなくてはいけないので、その際に浅くはあるが興味ある分野の授業を取れたので、一度触れたことが少しだが記憶に定着していて知識の幅が広がり、その一部が過去問や試験に直接的ではないものの、役立ったこと。
(・慶應大学内の編入制度は検討されましたか? )
検討していないです。理由としては、文系科目にも、理系科目にも興味があり、具体的にこの学部に変更したい、と決め切ることができなかったからです。(だからこそ学部が一つしかなく、その中で自由に選択できるICUを志望しました。)また、学ぶ環境を変えたいと思う出来事があったので、慶応内での他学部へ編入するよりも、他大学への編入を優先しました。
(・慶應大学からICUに編入される事に関してご家族や大学の友人の反応はどのようなものでしたか?)
家族は、自分のやりたいことを常に応援してくれるので、受験前から編入に対しても積極的な姿勢で受け入れてくれました。費用の面で迷惑をかけたことを申し訳なく思っていますが、応援してくれ、受け入れてくれたことはとても力になりました。友人には、合格できるかわからなかったので、誰にも言わずに進めていました。合格後に伝えるとまずは驚かれましたが、皆自分の興味が多岐にわたっていることを理解してくれていたので、これからの生活を応援してくれました。