ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2024(27) かいしゃあんさん

<お名前>

かいしゃあん

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 8割
総合教養得点 = 5割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 7割5分

(共通テスト得点 参考)
国語:160弱
世界史:90弱
リーディング:90弱
リスニング:90弱

4.併願校

慶応大学 総合政策学部
立教大学 英米文学

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

学校の先生や親からICUについて軽く説明を受け、面白そうな大学だと思ったから。

6.ICUに期待するところ

英語でのコミュニケーション能力

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

当日点が合否を決めると考え、併願校で使用したものをそのまま活用しました。 また内容はその場で思いついたことを書いただけなので、あまり覚えてないです。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

帰宅部だったため、学校の行事の運営に少し関わったことしか書けませんでした。

a. 人文・社会科学

人文社会の試験を受けましたが、内容はいわゆる読み取り問題であるため、満点を狙うことができると思いました。他大学の評論に比べると難易度は低めだったので、自分の中ではここが得点源になると考えていました。特に対策はしていなかったのですが、共通テストの過去問をしっかりとこなしていたことで問題が解けるようになりました。ただ、かなり長い文章を読む必要があるため、読み切る体力をつけておくことは重要だと感じました。また、満点を狙うためには、少しでも世界史の知識を持っておくと良いかもしれません。

b. 総合教養(ATLAS)

これに関しては過去問を見てみると分かるのですが、答えが記載されていないため、問題を解いて形式に慣れることくらいしか対策できませんでした。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

ICUはリスニングがまあまあ難しいです。過去問を解き始めた当初はリスニングのスピードに圧倒されました。しかし10年程解くと、ある程度リスニングのスピードにも耳が慣れてきて安定して点が取れるようになりました。リスニングの対策としては微々たるものなのですが、英語のラジオを毎日7分程聞いてました。

<リーディング>

リーディングはとにかく時間を意識して過去問を解いていました。問題を精査する余裕はありませんでした。周りの受験生は英語で高得点を取るのが当たり前と思っていたので、とにかく他の人に差をつけられないように意識して解いていました。特にこれといった対策はなく、ただ時間内に解けるようにすることだけを頑張っていました。

8. 最後に一言

上記の説明を見てもらうと分かるとおり、僕はICUに向けてこれといった対策をしませんでした。なんとしてでもICUに入りたくて死に物狂いで勉強してきた方には申し訳ないのですが、併願校の勉強を頑張っていれば自然と解けるようになっています。

これを見ているということは、少しでもICUに興味がある方なのだと思います。よく巷ではICUは受験が特殊すぎてやめた方がいいと言われていますが、僕はそう思いません。むしろチャンスだと思っています。近年の倍率などを見てもらうとわかるのですが、他大学に比べてとても低いです。さらに先程も説明しましたが、人文社会も名前が堅いだけで、内容はただの易しい評論です。あとは英語が足を引っ張りさえしなければ、受かると思います。

自分が今までにどれだけ勉強したのかは皆さんがよくわかっていると思います。特殊な受験科目に怖気づかずに、ぜひチャレンジしてみてください。ICUで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。頑張ってください。

(追加の質問 ICU入学後の印象を教えてください)

1.授業について

入学前から宿題が非常に多いと聞いていたため、春学期はELA以外に3つしか授業を取りませんでした。その3つの授業については想像通りで特に特筆すべきことは無いと思います。しかし、ELAに関しては驚くことがありました。

ELAでは、入学前にTOEFLを利用してクラス分けが行われます。当時の私は受験勉強をしていたため、読むことは得意でしたが、話すことはできませんでした。そのため、クラスメイトも自分と同じような状況だろうと予想していました。しかし、授業が始まると周りの学生は英語が流暢に話せることに衝撃を受けました。なんとか食らいついた結果、現在はそれなりに話せるようになりました。

  1. キャンパスライフについて

学内はとても広く、最寄りの駅からキャンパスまでが遠いためやはり自転車は必要だと思います。最寄りの駅からはバスを利用して登校可能なのですが、自転車を持っているだけで待ち時間が減り時間に融通が聞くようになります。またキャンパス内の移動は歩くには少し広い感じがします。
学生同士の交流としてはELAの関係上、クラスメイトと共に過ごす時間が長くなり深い友好関係が築きやすい印象です。

3.ICUに入学して良かった点

何よりも英語に強くなれる点です。詳しく言うと、英語でのコミュニケーション能力が向上する点です。サークルや大学の友人と遊ぶ際にも英語で会話するなど、大学の内外を問わず英語を使用する頻度が高く、4年間を通してじっくりと学べると感じました。他には、「何を学ぶか」ではなく、「どのように学ぶか」や「クリティカルシンキング」といった、将来にも役立つスキルを受動的に身につけることができる点です。