ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2026(12) Ivanさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

Ivan

<プロフィール>

都立高校から通信制へ転入後、河合塾コスモで一浪

2.受験形態

一般選抜 人文・社会科学選択

3.予想得点

人文・社会科学:7割
総合教養:5〜6割
英語リスニング:7割
英語リーディング:8割

(共通テスト得点 参考)

国語:8割
世界史:8割
英語:9割

4.併願校

津田塾大学 国際関係学科(合格)
東京女子大学 哲学科 (合格)
法政大学 国際文化学部(未受験)

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校2年生の頃から、好きな科目を好きなだけ学べるということで、魅力的な学校だなと思っていました。両親が国際関係の仕事についているので、ICUの評判を聞く機会も多かった気がします。とはいえ、学費が通常の私立学校より高いのに加え、入試が特殊だったため、現役生の頃は受験しませんでした。しかし、浪人が決まり、どうせもう一年勉強するならICUを目指してみようと思い、去年の4月ごろに志望校として決めました。私は勉強のブランクが一年ほど開いてしまっているのですが、現代文と英語が得意だったので、そこまで苦しまずに勉強することができました。

6.ICUに期待するところ

ICUでは哲学や数学、神話学など、さまざまな学問を学んでみたいと思っています。私の夢は、本や脚本を書くことです。そのためには、人間や世界への深い洞察に加え、物語の舞台となるものや場所に関する知識も必要となります。ICUでは、そうした物事の本質への探究に加え、世界の色々な事象も知ることができるのではないかと思います。まだ入学前ですが、どんな講義を受けることができるのか、今から楽しみです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は世界の根底に流れる、普遍的なものに関心があります。国際基督教大学大学を志望した理由は、その普遍的なものに、リベラルアーツ教育を通して、少しでも近づくことが出来るのではないかと思ったからです。私は高校在学中、様々な学問に触れてきました。その中で、一見離れた分野の間に繋がりがあり、相互に補完し合っているように感じたことが何度もありました。一つ一つの学問というのは、世界を見る一つのレンズだと思います。そのレンズがいくつも集まって初めて、物事の本質に深く切り込んでいけるのだと、私は考えます。また、多様な視点を知るためには、自分とは異なる意見をもつ他者との対話も不可欠です。私は、貴学で様々な学問や人々に出会い、この世界の根底に流れているものを知る手掛かりを得たいと思っています。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私は芸術や音楽、特に文学に興味をもっています。中でもギリシア悲劇やシェイクスピア劇、能など、人間の愚かさと美しさ、弱さと強さを描く古典作品群に強い影響を受けました。人間や世界について考えようとした時、これらの作品が深い視野を与えてくれました。大学では、さらに様々なジャンルの本を読み、劇団に参加して台本を書くなどして、より世界や人間に関する考察を深めていきたいです。

a. 人文・社会科学または自然科学

人文社会ではそこまで苦しみませんでした。偏差値60辺りが多かった記憶です。対策としては、先に設問を10問ほど読み、キーワードや何を聞かれているのかをチェックしてから本文に目を通すのがいいと思います。大きな文章のまとまりが切れるごとにこれを繰り返すことで、効率的に問題を解くことができました。対比とキーワードに注目すれば、大抵の問題は取ることができます。分からない問題は飛ばして、2周目3周目で解くようにしていました。全体で解いたのは5年分ほどです。

b. 総合教養(ATLAS)

総合教養の偏差値は50-55辺りが多かった気がします。私は数学が苦手なので、計算問題は飛ばして後でやるようにしていました。あと、知識問は取れなくても気にしないでいいと思います。文章を読めば解ける問題(ほぼ人文社会のような問題)さえ取れれば、基本的に偏差値50は超えます。今年は資料が難しく、講義でその要旨の解説をしてくれたので、資料は軽く目を通して全体の流れを頭に入れておく程度でいいと思います。全体で解いたのは10年分ほどです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングはあまり対策をしませんでした。偏差値は55-60辺りです。講義の問題では、リーディングやATLAS同様、逆説やキーワードの近くに答えがあるので、先に設問処理をしてから重要な場所に注意して聞くのがいいと思います。私は音声が流れている間は設問処理と解答に時間を割き、次のパートの解説をしている間にマークをしていました。マークシートを活用したことで、本番でも焦らず答えることができました。リーディングの時間でもマークはできるので、音が流れている間は解答に集中するのがおすすめです。メモは選択肢が長かった場合と、数字が出てきた場合のみ取っていました。

<リーディング>

リーディングの偏差値は50〜60辺りでした。パラグラフリーディングを意識すると格段に解きやすくなります。ICUの英語はサンドイッチ構造になっていて、パラグラフの最初と最後、逆説や例の前後に注目すれば要旨は分かります。1読目は趣旨を確認しつつ簡単な問題を解き、2読目でパラグラフの役割や固有名詞のたくさんある問題、推測できることなど、時間のかかる問題を解くのがおすすめです。面倒な問題に時間をかけずに、簡単な問題から解くのがコツです。全体としては、text1→part2→text2の順番で解いていました。人文社会の解法を英語に応用して考えてみると、いろいろな発見があるのでぜひ試してみてください。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

オンレクや赤本の解説を鵜呑みにするのではなく、どうしたら効率よく解けるかを考えることが重要です。ICUの過去問は慣れが肝心と言われますが、そんなにたくさんの年数を解かなくても、解いた問題をじっくり分析すれば傾向は見えてきます。ICUの科目はそれぞれがリベラルアーツという軸を中心に絡み合ってできています。人文科学を英語に、英語をATLSに…というふうに、科目同士の類似性を観察すると、それぞれの解法を他の科目にも応用できます。ぜひゲームのラスボスを倒すような気持ちで、楽しみながら攻略法を見つけていってください。
試験中は机が狭いので、胸ポケットのある服を着て、削った鉛筆3本(キャップ付き)と消しゴムを入れて受験しました。腕時計は利き手じゃない方の手首につけて解く練習をしておくと、使うスペースを最大化できるのでおすすめです。リスニングは自分の席の位置によって聞き取りやすさが変わるので、スピーカーがどこにあるか軽く確認しておくと心構えができてよかったです。
おすすめの参考書は鉄壁です。これさえやってれば単語面で怖いものはまず無いです。

8. 最後に一言

オンレクはATLASとリスニングの解説が載っているのと、偏差値が分かるのが良かったです。徐々に目標偏差値を上げていき、最後の方は得意な科目は偏差値60、苦手な科目は55を目指して勉強していました。

奨学金はトーチリレーHigh Endeavorをいただくことができました。役所に書類を取りに行ったりしないといけないので、出願期間前から何が必要かチェックしておくのがおすすめです。

ICUの入試で問われているのは、現代文と英語の基礎力、情報処理力です。学校の授業をきちんと予習復習して受け、過去問をじっくり分析すれば、勉強にブランクがある私でも合格できました。ICUの入試は1日1日が受験対策です。勉強の合間に新聞を読んだり、洋楽を聴いたり、工夫しながら楽しんでみてください。