ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2026(13) ベアトリーチェさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ベアトリーチェ

<プロフィール>

出身高校:某通信制高校の札幌キャンパス
予備校:オンレクのみ
趣味:イラスト、ピアノ、思索
部活:政治部
特技:絶対音感
政治部は有識者様の講義などを経て知識・経験を積みながら最終的に政策提言をしましょう!みたいなやつです。

2.受験形態

一般選抜 人文・社会科学選択

3.予想得点

人文・社会科学:9割いってるかな?
総合教養:9割いってるかな?
英語リスニング:7.5割
英語リーディング:7割弱

(共通テスト得点 参考)

なし

4.併願校

國學院大学哲学科

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校一年生の時、東京の大学をいろいろ調べているうちにICUを知りました。
決め手は理念です。リベラルアーツ教育を行う根拠、特に学びと学びを接続するプロセスに共感し、これは就職予備校じゃない本質的な学びができそうだと思って受験を決めました。
総合型選抜で受験するつもりでしたが、どうしてもICUに行きたい…!とすでに書き上げていた併願校の願書を破棄&ICUに一本化、その結果書類で落ちました。
一般選抜で受かって本当に良かったです。

6.ICUに期待するところ

勉強したいことは哲学。特に近年は文学作品や哲学書、サブカル作品などを通して「物語る」「語り継ぐ」という人間の行為についていろいろ考えたので、歴史哲学に興味があります。
しかしまずは英語でバリバリにシバいてもらって、英語の論文も読めるし精悍な顔立ちになろうと思います。覚悟、あります。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は自らの「社会を生きる人間としての土台」を形成するべく、貴学を志望します。昨今の日本社会において、大学で教育を受ける意味が「就職に役立てる」ことに捉われ、「知恵と学びを得る」という本質を見失う傾向には疑問を感じています。私は複数の知識や経験を重ねて比較し、共通点や相違点を見つけることで、学習者の価値観に作用することこそが学びの意義だと考えます。そして、急速に変化する社会情勢とAIによって多くの作業が簡易化される状況で、このような姿勢は人生におけるあらゆる選択の場面で判断の助けとなると思います。ゆえに文理に捉われず自由に知恵を体系化していくという点で、私は貴学におけるリベラルアーツの学びに強く共感しています。私は諸学問と密接に関わる哲学を中心に、貴学で幅広い学びを得たいと考えています。学問の区分にとらわれない学びによって社会人としての基礎を形作るために、私は貴学を志望します。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私は対立する意見を調整することを得意としています。私はグループワーク中での口論の仲裁を何度も経験しました。たいてい、このような場における口論は互いが真剣だからこそ発生し、相手の態度や意見を決めつける認知の歪みにより引き起こされます。ゆえに私は双方の意見をよく聞き、相互不理解によるすれ違いを正し、新たな議論の進め方を提案してきました。認知の歪みによる闘争を正したいと思うのは、私の一つの信念なのです。

a. 人文・社会科学または自然科学

試験まで一年、二年と時間のある方は、分野を問わず学術書や論文をたくさん読むとよいと思います(どの科目でもいえることですが)。私は高校生活は哲学書を読み漁ってたので、共テとかで出るような長文はリラックスして読めるようになりました。哲学や政治、経済など人文系の話題で友達と楽しく雑談できるくらいの理解度があると、かなり強いと思います。
今年は知識問題が少なく、得意の読解で稼げたのでラッキーでした。

b. 総合教養(ATLAS)

総合教養も知識・計算問題が結構少なくなっていたので、ラッキーでした。数学とかが苦手なので計算問題は全スルーでしたが、英語が振るわなかったにも関わらず合格しているということは、被害は最小限に抑えられたのだと思います。
総合教養はどんな分野の問題が出てくるかわからず、過去問も点数に差が出がちなので、肩肘張らずに得意分野の知識を伸ばすとよいと思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

ほとんど過去問で対策しました。IELTSを受けていたことがあるのでその時の教材も使いましたが、あれこれ手を出すよりも過去問を何周もする方がよいのかな?と思います。休憩時間にはTEDや英語圏のYoutuberを見たりして、脳を休ませた気になってみました。

<リーディング>

本番はリーディングが一番最後だったのですが、リスニングまで好調だったぶん、リーディングの時間配分がうまく行かずにお通夜モードになりました。やはり、早く的確に文章の内容を把握する能力が必要だと思います。私は過去問の他に、行方昭夫先生の「英語のセンスを磨く 英文解読への誘い」で、英文記事やエッセイを翻訳する学習をしました。早とちりしがちな私にとって、日本語に翻訳する学習は内容を的確に理解する助けになりました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

論文を読むのに慣れておくと、全般的に役に立つと思います。グーグルスカラーとかで興味があるものを探して読むと、論文を読む習慣がつく上に課外活動や創作に役立ちます。加えて、私は総合型選抜のために小論文を書く練習をしていたので、論文の基本的な構成や読み方を身につけることができました。

8. 最後に一言

私は併願校もろくに決めずにだいぶギャンブルしてしまいましたが、多分不合格で浪人する羽目になっても後悔はしなかったと思います。結局どれだけ頑張っても絶対合格できる保証とかはないので、堅実にコツコツ努力すればよいと思うし、これからもそうしようと思います。合格などの結果よりも、そこまでの過程で得た経験に目を向けていきたいものです。