ICU入試合格体験記1999

1. 名前

さったひと

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

1947年生まれ。団塊の世代最先端。ほぼ今の学生の親と同じ年齢。
都立Y潮高校?1浪の後、R大学経済学部経営学科入学。音楽サークルOPUS。
1971年4月 同大卒後、某鉄鋼メーカーに就職。
1998年12月 同社退職
1999年4月 国際基督教大学教育学科入学
2000年3月 同大一年終了後退学
2000年4月 R大学福祉学部三年編入

3. 合格学科、年度

教育学科 1999年 (二次志望:国際学科)
社会人入学学生のうちで教育学科に入ったのは私一人だった。 だから退学を申し出るのは大変に勇気が必要だった。多分、無理してとっていた だいたのではないかと思うからだ。 アドバイザーの先生、学科長の先生、ご期待に添えず、ほんとうに申し訳ありま せんでした。
1999年度社会人入試 (初年度)24名受験10名合格、うち男性2名
2000年度社会人入試 31名受験7名合格 
(前年度にすぐに辞めてしまったやつ(わしのことじゃ!)がでたんで、合格者を 減らしたのか・・?)

4.併願校

文教大学人間科学科(一般入試)補欠
大正大学臨床心理学科(一般入試)不合格
東京国際大学人間福祉学科(社会人)合格
全く受験勉強をしていなかったので、一般で受けて受かるわけがない。

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか?など)

会社を辞する直前の3年半の間豪州シドニーに駐在員として勤務する間に、かなりの中学生、高校生が日本から「留学」してきていることを知った。しかも、その中には何らかの理由で、自らの意思でなく親が決めたからと来豪しているこども達がかなりの数に上ることを知った。彼らは大人の眼のない世界で野放図となってしまったり、あるいは頼る大人のないことから苦労し、当然の如く、突然放り込まれた異言語の世界で噛み合わないコミュニケーションの中でそのストレスに耐えられずに不本意な生活を余儀なくされている者が多く見受けられた。しかし、これは彼らには本来的な責任が存在するとは思えなかった。一種の教育棄民と言っても良いのではないか、とすら感じられた。彼らを助ける手段を入手するために心理を勉強しようと日本の大学で入学可能な学校を探した。日本から社会人入試を実施している学校の資料を取り寄せていた。しかし、時期的に合うところは少なかった。

ICUはその時点では社会人入試を実施していなかったが、やるかも知れないと言う情報を得ていたので、学校にその時には資料を送って欲しいと要望していた。教育学科の心理コースについては以前から小谷先生が専門雑誌(この場合はこころの科学であった)にお書きになる情報を見ていたので、実施するという話を知って必ず受けようと思った。入試室に電話すると、出られた方の大変に丁寧な対応に感動すら覚えた。最後には「お選びいただいてありがとうございます」とまで言っていただいたのである。そんな学校にはこれまでであったことがない。ほとんどの学校の窓口係員は、自分がある種営業担当であることに気づいていないからだ。学生とはおしなべて横柄に取り扱って良いものと思っている。その点、ICUの奥深さを感じさせる方であった。

6. ICUの良いところ

私はすべてにわたって絶賛している。何もかも、素晴らしい。施設でも、残念ながらオスマー館、新D館は工事中しか知らないが、他もなかなか面白い。最も古い本館もあの椅子の教室が実は先生と学生の距離を一挙に縮めており、他の学校では考えられない。外壁が崩れ落ちる前に何らかの手を打たれることをお勧めしたい。

ELPは大変に苦しかったけど、久方ぶりに文句なしに自分の時間をこれに思いっきりぶつけることができたのはむしろすがすがしかった。何回徹夜したか記憶にないが。午前の授業のために徹夜をして、午後の授業で先生に申し訳ないが、眼を開いていられません、と話した経験があり。しかもこの苦しさを共に戦った友は素晴らしい友人となる。

授業中にどんどん質問を出しても違和感がないのは嬉しい。今いる学校では私の他にはほとんど質問をする学生がいない。しかも教室は前半分が空席である。しかし、ICUでは下手をすると遅れていくとほぼ前の席は埋まる。先日初めて、ICUは学生による授業評価制度の導入にいち早く踏み切った学校だったのだと言うことを知った。

学校側が真摯に、そして真剣に優れた学部教育を目指そうとすると、この学生による評価は欠かすことができない。一般的に日本の大学の教員は、そんなことをすると学生におもねる教師の評価が高くなる、と言う言い訳をするがそれはあまりにも学生を舐めきっている見解である。はっきりと言って手を抜く教師を正しいと思っている学生はいない。表面的には成績がイージーだからとミーハー(死語か?)な見解を示していても、それを切り札にして選択履修してはいても、それが講義の正しい姿ではないと判っているのだ。

7.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

学生数が少ない分、先生の数にも限界があり、従って専門の幅はそれほどでもない点である。

自分で勉強を勧めていくという点についても環境は十分であるのだから、ある程度つぼにはまった勉強を自分でしていくか、むしろ、割り切って広く自分の見聞をできるだけ拡張することに専念して、4年間幅広く学び、自分のターゲットにできるだけ近い先生のいる学校の院に進むという手段をとるべきかも知れない。ICUのなかでその様な状況になる人も当然いると思う。

また、こうした活用の仕方がリベラル・アーツ本来のやり方でもあるだろう。だから、その意味でもICUは本来の大学らしい大学だと言うことができるのかも知れないが。私にももっと時間があったら必ずやそうしたであろうと思う。

8.科目別受験対策法

(1次)
一般入試の諸君と全く同じ日に後半の二科目だけを試験として科せられている。

a.一般能力考査

能のシテとツレについては、ずいぶん前に(ざっと30年以上前に)どこかで読んだことがあった程度で、一度も能を見たことがなかった。(2000年になって、初めてみた。)

入学試験で能についてのどしっとするくらいの文章を、しかも縦書きで読むことになるとは思わなかったが、十分に楽しんで読ませてもらった。あっちをひっくり返し、こっちをひっくり返し、結構面倒だなぁ、と思いながら淡々と進めた。思ったほど難敵、と言う感じではなかった。

私は元々小説は高校生までは読んでいたが、その後はすっかり小説から足を洗ってしまい、週刊誌ならAERA、通常読む本は新書、あるいはそれに近い社会科学、人文科学系の本ばかりだった。そしてこの種の文章は大学で最も読む頻度の高いものでもある。

b.英語読解力及び聴解力考査

実は勉強らしい勉強はしていない。というのは英語についてはこれまでの生活の中で業務上それを使ってきていたし、直前は豪州で仕事をしていたからである。むしろヒヤリングは自分が慣れ親しんだ米語発音だったので、それまで苦労していたオージー英語に比べ聞きやすいくらいだった。逆に言うと、日頃から、英字新聞をたった一つのarticleでも良いから毎日読み、ラジオを聴くと言うことを生活に組み込んでしまえばよい。昼飯を食いながら記事の一つを読むくらいなら、なんと言うこともなくできるだろう。ただ、他の方に比べてできが良かったかどうかと言えば、決してそんなことはなかったと思う。しかし、入学後のplacementtestでは多分まぁまぁだったんだろうと思う。(実は入学後のこのplacementtestはTOEFLと同じようなものだが、あまりにも時間が長く、ついに切れ目でトイレに行かしてもらってしまった。先生、その節はどうもありがとうございました。)

(2次)
1次試験から約2週間後の日曜日だったかと思うが、ERBで行われた。

c.面接

面接は三人の先生が立ち会われた。確か二次試験には12名が来ていて三組に分かれ、私は属するブロックの一番最初だった。だから、教育学科の先生が開口一番、先生方にとっても生まれて初めての経験です、とご挨拶された。この三人の先生方はすべて異なるdivisionの先生だった。先生はみなさん名札をつけておられたのが本当に新鮮だった。考えてみれば当然のこととも言えるが、他の学校では決してそんなことはない。他のどの学校の面接でも一体自分はどの方にお話ししているのか全く不明であった。印象的だったのは教育学科の先生が、文系の学科とは言え統計手法が多用されるが数学的素養はどうか、とお聞きになったのと、リベラルアーツをどう思うかと直裁にNSの先生から聴かれた点である。実は私は自分が興味を持つものを学科を飛び越えてとることができるのは魅力的だ、と言いながら、結果的にはやっぱり専門の幅がもっと欲しいと言って出てしまったのは大変に申し訳なく思っている。

約15分ほどだったと思うが自分をどんどん売り込んできたので、満足した面接だった。しかし、もう少し真剣に学校案内を隅から隅まで読んでいけば良かったとちょっと反省。しかし、確かに他の学校に比べるとICUの学校案内は非常に充実している。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

願書を出すときにも成績証明書をどこまで必要なのか、悩んだが、とにかく悩んだらすぐに入試室にお尋ねすべき。私の場合は高校を卒業してから25年以上経っていたため、高校にはその種原簿は残っておらず、最初の大学の成績証明書を出す羽目に。高校は成績原簿は廃棄されており、提出できない旨の理由書を通常出しているそうで、それも入手。とりあえず社会人入試を受験する場合は大学側が予想していない状況に自分はあるのかも知れないと想像して、常に先回りすべきだと思う。

また、これはICU受験だけに限ったことではないが、講座にどんなものがあり、それをなんという先生が担当されているのか、と言う点について、可能な限りその年の履修要綱を請求して入手することをお勧めする。学校によっては、もちろん提示できないと言うこともあるが依頼して入手できればそれに越したことはない。苦労して入ってみてから、気がつくのでは効率はそれほど良くないからだ。

9. 最後に一言
社会人のみなさまのご参考になればと思います。この学校はとにかく入ってみる価値が十分にある学校です。現役の時にこの学校を出ておけば良かったなぁ、とつくづく思いました。多少朝が早くて辛い思いもしますが、日本の学校では最先端を行っていると思って間違いはないと思います。先生方も前向きの方ばかりですし、“本当はいやなんだけど、義理があるから来てやっているのだから少しぐらい休講があっても文句言うな”というような教師は一人もいないのです。

で、試験対策ですが、社会人の方でお受けになる方で英語をゼロからと思っておいでの方はおられないと思います。TOEFLをお受けになったことのない方はお受けになることをおすすめいたします。仕事の関連以外は一切興味がなかった方にとってはちょっとお辛いかも知れませんが、できるだけ日頃から、流し読みをなさらないで、本をお読みになることがそのまま力になると思います。一般の方がお受けになるあのパズル的な試験も受けてみたいなぁと思いましたが、余計なことはしない方がよいと私は思ってしまいました。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前
KC
メールアドレス:keishiro13 [at] hotmail.com

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

暁星高校(東京)卒。高3の時は、河合塾の早慶英語(芦川)をとって た。秋からは日曜講座にも行き始める。
現在ICU3年、SS、国際政治専攻(予定)、バスケ部。「よく学びよく遊ぶ」生活を心がけてる。

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:1998年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

4.併願校

慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部

5. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 高3の春にICUパンフレットを読み、他大と比べ内容の気合の入り方違うことに感動。さらにICUのことをよく知ってる人は必ず勧めてくることに気付く。夏休み明けになって、文転して、ICU中心に受験することにする。理由は上記のに加え、学部・学科間の壁が低い、勉強する環境がありそう、学校側が教育に力を入れてそう、魅力的な人が多そう、受験問題がくだらなくない、キャンパスがいい、などなど。

6.ICUのよいところ、ダメなところ。

良いところ

 勉強する環境が整ってる、教育熱心な先生が多い、海外に行く機会が多い、根が真面目な 人が多い、キャンパス、体育教師が熱い。

ダメなところ

 閉鎖的、勉強することが無条件に正しいとされる雰囲気、似たような人が多い。

7.受験対策(一般入試自然科学考査受験)

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 その時思っていたことを書いた。あまり合否には関係ないと思う。合格後、学科選考時に考慮されるらしい。

b. 一般能力考査

 問題の解き方、時間配分。例えば、数学系の問題は確実にとって、歴史系はあまり悩まない、とか。どのみち100問すべてゆっくり考える時間は無いのだから、要領のよさが必要。マークミスに注意。100問すべてにかならずマークする。時間なさそうだったら、全部C、とかでもいいので。

c. 人文科学考査

  問題の解き方、時間配分。先に質問を読んでから問題文を読む、とか、問題文を読みながら同時に質問に答えていく、とか。自分に合ったやり方を。僕は、最初に質問にチラッと目を通す程度で、いきなり問題文を全部読み、それから質問に答えた。内容に関しては、勉強しようがない。過去門の傾向を見て本を読んだりしても意味は無いと思う。

 1998年の時点では赤本は間違いだらけで、とくに人文はひどかった。かなり微妙な問題が多いので、場合によっては二つとも正解になりうる、ということもある。あんまり赤本の答えにとらわれず、むしろ自己分析をしっかりと。 

d.自然科学考査

自然科学能力考査(数学・物理)について。

 これは普通に受験勉強してれば超簡単(特に数学)なはず。根本的なところをしっかり理解しておけば大丈夫。余計な勉強はすること無いと思うけど、物理ってなぁに、みたいな感じの本を読んどくと少しはためになるかも。ちなみに僕は『物理学とはなんだろうか?上下』(岩波新書)を読んだけどいまいちだった。

e.英語学習能力考査

 readingは早慶レベルの英語やってれば問題は無いはず。長文嫌いな人は好きになりましょう。Listeningは、もう聞くしかないので、何かしら対策を英語の先生とかと相談したらいい。僕はNHKラジオ英会話を聞いてた。TOEFL用、もしくはICU受験用(TOEFLゼミナール)の教材を買って練習する意味はあると思う。“わかんなかった問題に気をとられない”、などという受験のコツが学べる。集中力が最も大事。

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 基本的には上の対策はすべて付け焼刃でしかないから、結局のところあんまり勉強してもしょうがない、ということになる。赤本をやって問題に慣れとく、くらいは必要だけど。ICU模試がTOEFLEゼミナール、日曜講座であるので、それは受けとくといいかも。時間と金に余裕のある人は、さらに塾に通っても無駄じゃないと思う。

 むしろ、前日の夜は何をしてリラックスするか、当日の朝飯は何を食べるか、朝電車で聞くCDは何にするか、昼飯はどうするか、試験が終わったらまず何するか、などを考えて、精神的に少しでもいい状態で楽しく試験に臨むことが何より大切。

8. 最後に一言

 試験後に、「それじゃ、ICUでアイシーユー」っていう試験監督が必ずいるので気をつけましょう。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

KIM Dong Yang

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

高校:自由学園高等科
サークル:日本・中東学生会議
予備校:幸いICUが拾ってくれた。
塾:3ヶ月ほど、河合塾に行った。ぜんぜん授業が解らなかった。
趣味:旅行

3. 合格学科、年度

社会科学科合格。(第二はISだった)98年度。

4.ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか?など)

高校の先生に2人卒業生がいて、さらにICUの名誉牧師の古屋牧師はたまに高校に礼拝に来た。ということもあり、なんとなく地理的にも高校と近くて、さらに四択で入れる希有な大学だから。(これ非常に重要)高校はあんまり、というか、ぜんぜん進学校ではなかったので
現役の大学合格者は男子では10年ぶりくらい。ICUに行ったら幅広い教養と、英語力が身に付くと思っていた。
あのころは若かったなぁ。

他にも慶應sfcと筑波と東京外語大を受けた。落ちたけどね。あー、ほんとにICUに引っかかって良かった!

5. ICUの良いところ

キャンパスに緑がたくさんあること。小中高と緑の多い学校だったから、早稲田のような都心のキャンパスに行ったらぼくは自殺していたことだろう。
セクメが出来るので誰も知り合いがいないということがまずない。
図書館が本館から近くて移動に便利。
バカ山の手入れがよいので、いつも快適な長さの芝生をエンジョイできる。
図書館で本の注文が出来ること。

6.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

あまりにも人間関係が狭いのでドロドロとなりやすい。
入学前は教養を身につけるつもりだったが、ジェネードも大した科目がないし、かといって専門が身に付くわけでもないし。中途半端だ。
設備が整っていないこと。
なぜか本部棟が昼休みの時間に業務をやっていないこと。
学内バイトがぜんぜん無いこと。
英語はやはり努力しないと身に付かないこと。
NOVAのほうが会話力はつくと思う。

7.科目別受験対策法

a.一般能力考査

とりあえずSPI対策本を買って、友達とクイズみたいにして遊んだ。そんなに一生懸命ではなかったが、コツを覚えれば楽勝。数学の問題はぜんぜん考えずに答えた。捨てる問題を作ると良い。

b.人文科学考査

普通に本が読める人間なら通る。

c.社会科学考査

普通に言葉が理解できれば簡単。
(人文も社会科学も事前になんの準備もしなかった。赤本をちらっと覗いた程度。だって細かい字だったから読む気がしなかった。)

d.英語学習能力考査

NHKのラジオ英会話を聞いてリスニングに備えた。
リーディングの単語はぜんぜんわからなかったが、まぁこんな意味だろうと思って、推測したら当たってた。
わからないものはわからない、と自分の頭の悪さを認める大胆さが必要です。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

とにかく、本でも読んで長い日本語、英語を読む訓練をすること。
前日はよく寝て、目を休めること。すごく目が疲れた。
必ず弁当を持っていくこと。学食はまずい。
トイレは早めにいくこと。数が少なく混み合うから。
コートは折り畳みやすいものがよい。コート類を置く場所が椅子の下で、ダッフルコートで行った僕は置き場所に困った。

8. 最後に一言

学費が高くて設備が悪い。これを我慢すればまぁまぁの教育と全国から集まる優秀な友達に会える。(と思う)
最近思うのは、大学に通うのは図書館を使うためだ、ということです。
一学期間の授業を聞いても、本にしたら2冊くらいかな。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

A
HP:http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6004/

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身高校:ICUHS→アメリカの公立
サークル:某運動部、駄菓子和菓子天文同好会(非公認)
趣味:映画鑑賞、写真、読書、星観、その他
特技:サルの真似

3. 合格学科、年度

99年度9月 人文 (第一志望:人文 第二志望:社会)

4. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校もICUだったので存在は知っていた。高校の時は「大学は都会がいいな」とか思っていたが、日本の大学の中ではICUはちゃんと勉強出来る方らしいと聞き、勉強意欲に溢れていた当時の私は心を動かされた。アメリカの大学にも受かっていたが何故かICUにも願書を送る事に。ICUなら英語力もそう落ちずにすむだろうし、まぁ受からなければアメリカに残ろう、と言う浅い考え。しかし合格までに日本の古典等への興味が増大したためICUへ入る事を決意。

5. ICUの良いところ

・英語力が上がることはなくても下がることはない。
・自分の興味がある授業を色々取りやすい。
・色々な人と出会える。
・売店のアイスの豊富さだけはそこらのコンビニを寄せ付けない。
・秋休みがあること、東京にいることを忘れさせてくれること、帰り道に無駄遣いをせずに済むこと、等。

6.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

・もうちょっと深くやりたいのに、と思う授業が多い。
・個性の強い人が多い。(←良くもあるし悪くもある)
・あらゆるところがいろんな意味で偏ってる。(←同上)
・チャリないとつらい。

7.科目別受験対策法

私はセプテン(9月生)なので書類選考のみ。
国によって違うのでアメリカの高校出身者の人は参考にしてください。
書類選考は高校の成績及びTOEFLとSATの点数で決まるようなのでこれらを上げることが第一。
SATは数学と英語のあるSAT1だけでなく科目別のSAT2の点数も必要になるので気を付けましょう。
ちなみに私はTOEFL-630、SAT1-1330点(数学790、英語540)でした。(合格基準は不明。)
SAT2は3科目必要で、私はWriting540、Physics630、Math1C770点ぐらいでした。あとは普通の願書とほぼ同じですが教師からの推薦状2枚、海外在留証明書などが必要になります。

上の点数を見てお分かりかと思いますが私のSATの英語の点数は平均ぐらいで決して良くありません。
多分TOEFL等と総合的に判断するのでしょう。とりあえず書類選考なのでこれらのテストの点数を上げることと日頃の成績を良くする、というのがミソだと思われます。センターや入試と違い、SATやTOEFLは何度も受け直せるより高い点数を目指しましょう。日本の大学だからといって国語や日本史を勉強することなく受験できるのである意味非常に楽です。

あとこれは余談ですが私は土壇場で受験を決めました。必要な書類をかき集め速達で送ったもののどうしても締め切りには間に合わなさそうでした。締切日に入試課に問い合わせたら案の定届いていないと! 私は願書が届くまでお詫びと締切を待ってくれとの懇願の電話をかけ続けました。寛大な入試課の方々は聞き入れてくださったようです。しかし外国から願書を送る場合は余裕を持ってしましょう。

8. 最後に一言

地道な努力は報われる。

ICU入試合格体験記1999

1.名前

さくら

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身校:甲南女子高校、通っていた塾:駿台・神戸校、河合・大阪校
趣味:演劇鑑賞、スポーツすること
サークル:には入ってないけど、茶道部員
特技:どんな条件のもとでも爆睡(電車の中、飛行機の中、普通の人なら寝にくいらしいベッド、センター試験の前、一般入試の前、etc)

3.合格学科、年度

合格:SS
第1志望:IS 第二志望:SS(第二になって良かった、と思う)

4.ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか?など)

私はずっと関西に住んでいたため、はっきりいって東京の大学に行こうなどとは合格するまで思ってもいませんでした(地理的に遠いという問題から)。だから、試験の日まで大学を直接訪れたこともなく、自分の第一志望である関西の大学以外については、テスト勉強などというものはしていなくて、過去問すらどんな感じなのかな?、と、一部だけさっと目を通したぐらいでした。

でも、実際にICUに願書を提出し、試験も受けにきました。東京にあるからはじめは受ける予定もなかったのが、前からICUという大学の存在は知っていたので二年の夏にパンフレットをゲットして読んで、「この大学こそ内容的に魅力のある学校なのかも」と感じたからです。よく「一般的な大学生」みたいなのから想像されるような、平凡な大学生活を絶対におくりたくなかった私にはICUは魅力的だった。(もちろんゲットした当時は、「でも、この大学は東京だし受けるはずない」と思ってた。)

受験の願書をだしたのは、あとで「もしかしたら入れたかもしれないのにー」と後悔しないため。ICUのテストは変わってるにもかかわらず、そのための勉強だってしてなかったから当然入れるはずないと思ってた。関西の大学は内容的にはぜんぜん魅力がなく、ただ地理的な観点から受験の候補にしただけだった。だからはっきりいって、落ちたらちゃんと諦められる、と思って受験を決定。 

5. ICUの良いところ

規模が小さいからアットホーム。
人口密度は低いからごみごみしてないし、緑もいっぱいあるから学内にいるだけでなんか平和な気分。
なにかにまじめに取り組みたいときは思いっきりできる。

6.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

ELPみたいな英語の授業がほぼ1年間しかないから、1年過ぎると日本語づけにもなれるから、もったいない感じ。

7.科目別受験対策法

a.一般能力考査

当日でた問題にかけるのみ。

b.人文科学考査

c.社会科学考査

b・cともについて共通にいえるのが、すごく長い文章を読むことも苦ではなかったので、とりわけ何もせず。どこが大事な部分なのか把握したりするのは、普通の受験対策(私の場合、国立が第1希望だったのでそこのテストのための勉強)をしていれば十分。ただ文章がふつうのより長くなっただけ、と考えればいいだけ。でも、途中で集中力がきれたら、致命的。

d.英語学習能力考査

私がICUを受けようかなと思ってICUのための対策として唯一したといえるものは、ヒアリング。ヒアリングは普通は受験科目にないから何もしてないで当日初めて聞くとかなりつらいかも(問題自体のレベルというよりは、なれていないものを体験する精神的つらさみたいなもの)。といっても、テスト前の1週間に英語のニュースを10分づつぐらい聞いただけ。果たしてそれが役にたったのかどうなのかはかなり不明。ヒアリングの時間は予想してたより長いし、1回位しか読んでくれないから集中力が欠けるとおわり。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUに入るために特別な対策をしている人は傾向などがわかっているはずだから確かに有利かもしれないけど、第1希望とかじゃなくてほとんど対策というものをしていない人にとっては とにかく朝から晩までテストがつづくから、はっきりいって、集中力が持続するかどうか、が問題でしょう。

8. 最後に一言

大学生になってから、めちゃくちゃはじけて遊びたい人はぜったい受けないべき。膨大な量のことを求められる4年間は地獄になります。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

ローグレ子
メールアドレス: i031548 [at] yamata.icu.ac.jp

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身高校:県立千葉女子高等学校 結局私の合格体験記は載ったんだろうか。
予備校:市進予備校。現役主義がウリ。お世話になりました….。
現在WGに所属。
城彰二を愛して六年目。

3. 合格学科、年度

99年度 国際関係学科(IS)合格(第二志望は社会科学)

4.ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか?など)

三年になってからずーっとサッカーで有名な某国立大学を目指していたが、数学のあまりのデキの悪さに12月ごろついに断念。しばらくショックで悶々としていたときに目にとまったのが部屋の片隅に放り投げてあったICUのパンフだったそれまでICUは女多いから眼中ナシ(女子校暮らしで女嫌いになっていた)とか思っていたけど案内を読んでみるとなんだか自分に向いてそう。早速親に言うと猛反対される。ますます社会に適応できなくなるとかいろいろ言われるが、現役のときのみ受験、ということでなんとか許してもらう。このときすでに一月でした….。

5. ICUの良いところ

自分がまともだと思えるほど変な人が多い。今までいろんな人から「変わってるー」と言われたのがウソのよう。

敷地が広いからのんびりできる。

6.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

授業(特にELP)がキツすぎてたまに発狂しそうになる。
外国人と仲良くなる機会がない。
本館クーラーいれようよ。

7.科目別受験対策法

a.一般能力考査

カン。(断言)

b.人文科学考査

受験勉強に疲れたときに赤本を見た。
本好きには息抜きにちょうど良かった。

c.社会科学考査

上とおなじく。

d.英語学習能力考査

リスニング以外はとくにICU向けの英語の勉強はやらなかった。
ひたすら多大の赤本解いてた。
リスニングは一応CNNとABCを見ていた。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

おすすめ参考書:Z会の速読英単語はいい。

私はICUを志望校に入れる時期が非常に遅かったので対策なんて何もやらなかったけどICUしか受からなかった。だから結局ICU向けの勉強なんてする必要はあまりないと思う。(リスニング以外は。)だから他大学の勉強もちゃんとしましょう。

8. 最後に一言

最後まであきらめないこと。
WGでは入試前日に入試特別号を販売します。買ってね。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

さとし

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身: 山梨県立都留高校
しゅみ: げーむ
サークル: WG
特技: 一気飲み 飲み過ぎて記憶がぶっ飛ぶこと

3. 合格学科、年度

SS, 99 第1志望: SS 第2志望: IS

4. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

もともと国立狙いだったけど、前期の本命が落ちたので、後期の合格を蹴ってICUにきました。
ICUは高3の夏にたまたまICUの過去問を解いていて、あのヘンテコな入試が気に入って、一念発起して受けてみることにしました。あと、大学案内に感動して私大第一希望にしました。

5. ICUの良いところ

少人数制のおかげで、割と疎外感が少ないところ。
英語教育。
留学する機会がすごく多いこと。

6. ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

設備の悪さ。
専門学科が、妙???に広くて浅いって感じがするのですが。
専門を深めたいって人には向かないんじゃないですか?

7. 科目別受験対策法

a. 一般能力考査

知識を問われるところで上手く点数を稼いどく。
たとえば例として、去年は「魔の山」とはどんな内容か?ってのも出た。

b. 人文科学考査

過去問をこなす。 もっと良い方法は、いろんな記述式の問題を解いてそれを、学校の先生に本文から問いにいたるまで包括的に解説してもらうこと!!!!! そうすることで、文章の料理の仕方が身につきます。

c. 社会科学考査

上に同じです。

d. 英語学習能力考査

とにかく、リスニングの特訓を毎日やりましょう。
ちなみに、東大のリスニング過去問がおすすめです。レベル的にもちょうど良いですし。
(余談ながら、一橋のはチョットひねくれててダメです。アメリカのチーズが不味くて判事が死んだって話は受験生馬鹿にしすぎ)

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけるこ と、全般的な勉強法など)

リスニング対策を勉強に飽きてきた頃にやりましょう。
夜9?10時頃がいいかな?
赤本は人文・社会学考査だけはきっちりやっときましょう!!!!

おすすめ
Z会のA?zestの英語で書いてある記事などを勉強にあきた頃に読みましょう!!そのときは、電子辞書など使ってすいすい読むのも手です。飽きて漫画読んでるよりは 建設的でしょう?

8. 最後に一言

勉強に飽きた時間をどう上手く使うかというのが合格する秘訣だとおもいます。惰性でやるってのが 一番良くないです。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

夏至
メールアドレス:YQK05737 [at] nifty.ne.jp

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

福岡県立明善高校 → 河合塾福岡校(一浪) → ICU

趣味:
読書(芥川・太宰・三島・カフカ)
音楽 (David Bowie , TheYellow Monkey , 椎名林檎)
その他

サークル:WG、畑同好会

3. 合格学科、年度

社会科学科 99年度第一志望 社会科学科
第二志望 国際関係学科(定員が多かったから。とにかくICUに入りたかった)

4. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

とにかく特徴をもった大学に行きたかったから。就職するために政経学部、法学部に 行こうとは思わなかったので、受験雑誌で反社会的なICUを見つけここに行こうと 決めた。

現役のときはICUが第一志望で、他大学には目もくれず、ひたすら四字熟語、こと わざ、三段論法などを勉強したが、そのおかげで他大学対策がまったく出来なかっ た。受験前日に買ったWGでICU入試には特に対策など要らず、他大学の勉強をし ておけばよかったことを悟るがすでに遅く、他に受験した早慶上智も落ちてしまっ た。浪人し河合塾に入ってからは友達とともに早稲田一文を目指して勉強した。IC U対策といえば、課外講座のTOEFL対策講座を受講したぐらいだった(地方の予 備校にはICU対策講座がないので)。ただ早稲田一文は国、英、小論文のみで内容 的には結構ICU入試と似た部分があり、早稲田の国英の問題は非常に解答の根拠が 論理的なので(歴史はマニアックな悪問が多いけれど)、ICU入試の読解力養成の 訓練になったと思う。また第一志望には必要なかったけれど受講した世界史が本番の 入試で役に立った。イースター蜂起の名称の由来など、授業中のこぼれ話でチラッと 聞いていたことがそのまま出たので、緊張がほぐれ、本番では落ち着いて問題に取り 組めた。まんべんなく勉強したほうがいいというのは本当のよう。英語はTOEFL 対策本についているCDを直前まで聞いていたのでリスニングも落ち着いて解けた。 そしてなんとかICUに合格できた。

5. ICUの良いところ

・授業選択の幅が広い
・勉強できる雰囲気がある
・勉強しようと思えばいくらでも勉強できる
・いろんなタイプの人がいる
・ディスカッションが盛り上がる
・勉強家が多い
・留学のチャンスが多い など

6. ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

・リベラルアーツを唱える割には結構制約が多いこと。
・ELPのおかげで取りたい授業が取れないこと。
・キャンパスの美しさを自慢しているが一橋大にはかなわないこと。
・International = American であること。
・四月入学生と外国人の学生との交流が少ないこと。
・自己矛盾が多いこと など

7. 科目別受験対策法

a. 一般能力考査

よく言われるように、公務員試験対策の問題集や、安い国語の四字熟語集などを数冊 こなすのがいいと思います。ただ赤本に載っている一般能力考査は本番よりもやさし いと思います。(また全般的にICUの赤本の答えは当てにならないので外れても気 にしないほうが良いです)。傾向としては二年とも漢字の問題(同じ部分が含まれて いないものを選ぶ)が多かったような気がします。 あと三段論法は d上のいずれ でもない が答えであることが多いです。(ただし一応答えを疑ってみてくださ い)。 

b. 人文科学考査

評論などの論理的な文章に慣れておくのがいいと思います。Z会の現代文のトレーニ ングはとても役に立ちます。
読解とともに部分ごとの簡単な要約をつけていくと意外に役に立ちます。

c. 社会科学又は自然科学考査

社会科学考査

文章読解力に加えて世界史・日本史 や政経などの知識が必要だと思います。ただ新 聞や知恵蔵などをじっくり読むひまはないと思うので、ご飯を食べながらテレビの ニュースを聞くなどするといいと思います。英語で聞けばリスニングの対策にもなり ます。あと山川の用語集は役に立ちます。単発の知識問題を先にかたずけて後でじっ くり読解に取り組むといいと思います。

d. 英語学習能力考査

TOEFL対策の問題集(500点以上とれることを目的としているもの、リスニン グCD付き)を一冊買ってこなすのがいいと思います。最後の試験でみんな疲れてい るので、ここが差の付け所だと思います。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけるこ と、全般的な勉強法など)

・リスニング試験

一問ごとにいちいちマークシートを塗りつぶさない。問題を聞いて答えがわかったら 問題用紙の選択肢にさっと丸をつけ、すぐに次の問題に備える。そして長く無駄な ディレクションが流れている間に前のパートの答えをマークシートに記入する。一番 前でこれをやって受かったのでたぶんいいと思います。

・全般

わからなくてもとりあえず答えを塗りつぶす。 早めに起きて頭を働かせる。普通起きてから頭が働くまで1?3時間かかるそうで す。 頭がぼーっとしたときは水分を採ると頭がすっきりします。あと糖分を採るのもいい そうです。

・役立つ参考書

ICUの英語
現代文のトレーニング(Z会)
岩波新書   など

8. 最後に一言

頑張ってください。あと下見に来てWG入試特別号を買ってください。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

爺つーしん
メールアドレス: yamk1551 [at] mxh.mesh.ne.jp

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身校:聖学院高校(中学も)

大学ではバレーボール部&ういじゃん

特技、身近な人のモノマネ(BUCHOもできるよん)

3. 合格学科、年度

理学科(以下NS)、96年(だよねぇ。遠い昔で忘れた)
でも今は転科して語学科にいます。

4. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUを知ったきっかけ。

母校はミッションスクールでICUへの推薦枠もあったので名前は知ってました。

だけどNSがあるのを知ったのは、高2の秋頃だったと思います。受験ガイドをたま たま見てて意識したのと、高校にNS出身の先生が赴任したことがきっかけでした。 当時の僕は、バリバリの理系であるにも拘らず、英語と国語が得意で生物が大の苦手 というヘンな奴でした。将来農学者の夢があった僕は、「大学で英語をしっかり勉強 してから院にいこう」と青写真を描いていたものです。

それで高3になり、トフルゼミナールに通っていた友達から「ICU模試があるよ」 ということを聞き、11月末に受けてみました。感想は「これなら勉強しないでもう かりそう」って感じでした。てなわけでICU受験を決意しました。

受験したのは農学系統を中心に5校、とある国立大が第一志望で、「そこかICUに 受かんなかったら浪人してもいいかな」と思い、本番に臨みました。結果は、予想通 り某国立大には相手にもされませんでしたが、ICUには無事合格しました。高校の 先生からは「浪人して某国立大めざせば」ともいわれたのですが、自分の実力を考え た場合1年がんばったところで無理だろう、それに浪人して今よりも太るのはヤダ (当時は90キロ以上あるデブだったのです)、てなわけで、すんなりとICU入学 を決めました。「英語のしゃべれる世界的な研究者」目指して…。

そして現在、何の因果かNSを飛び出し語学科で日本語を専攻している次第です。  

5. ICUの良いところ

英語ができると企業が勝手に思ってくれる。

6. ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

1年の夏休みにELPの宿題が出る。
ELPのせいで英語が嫌いになった。
でも基本的には良い大学です。

7. 科目別受験対策法

a. 一般能力考査

とにかく、時間内に解くよう心がけました。あと、楽しみながら解きました。

b. 人文科学考査

わざわざこのためだけに新書を読もうなんてことは、間違ってもしてはいけません。 そんな時間があるなら他大の対策でもしてください。

ICU模試を受けてみて「答えはすべて本文に書いてある」ということがわかったの で、解き方だけを注意しました。
それは、

1)設問に目を通し大体の質問の内容を把握すること。なんとなくでいいから頭の隅 にとどめておく。

2)それから本文を読む。段落を読み終わるごとに、その段落に何が書いてあったか を、余白に書きこむ。メモ程度でじゅうぶん。こうすれば、あとで設問と本文を照ら し合わせる時便利で手間が省ける。

ということです。人文は高得点の狙える科目です。長文を読むのが苦手な人も、100 分程度の辛抱なので、気合で乗りきってください。

c. 社会科学又は自然科学考査

自然科学考査

人文考査と同じです。ただし、人文とは違い、知識がすこし必要。とはいっても、 ちょっとめんどくさい計算ぐらいだし、それができなくても大丈夫。この試験で差が つくことはないと思います。6割ぐらいをめどに。

d. 英語学習能力考査

英語の勉強法について僕があれこれアドバイスする資格はありません。ただ、リスニ ングは注意してください。時間が長いですから。僕はたまたまICUの試験日の前 日、前々日に、駿台の「T大2次試験リスニング対策」を受講し、1日3時間くらい ぶっ通しで英語を聞いていたので、耳が馴れていたようです。それほど苦しみません でした。あと英語は最後の科目なので眠くならないように注意してください。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけるこ と、全般的な勉強法など)

マークシートなんで時間がなかったら2か3に適当に丸をつけてでも、全部うめま しょう。

覚えてる範囲で役に立った参考書は
速読英単語必修編(テープを買って聞きながら何度も音読してました。上級編はIC Uには不要。)
現代文SOS(ICU向けではないけれど、センターで僕に奇跡をもたらした本で す。)
和田秀樹が出してる「受験勉強がんばってやろうぜ系」の本、多数。(精神的ゆとり を持つのにいいかも)
ぐらいです。僕は、参考書マニアだったので百冊近く受験関連の本を買ってました。 でも、実際に役に立ったのは10冊もありません。これだと思った参考書を何度も繰り 返すのがいちばんです。

ICU模試について
結果は信じないでください。D判定でも受かります。理由はいろいろあります。ま ず、問題が結構いい加減で、しかも本番よりも難しいこと。それと母集団のレベルが 高いこと。わざわざICU模試を受けようなんて人達ばかりですから、記念受験組は 皆無でしょう。そのうえ、せいぜい数百人程度しか受けないのですから、判定なんて 正確ではありません。ただし、この模試でA判定を取ったら、余裕を持って本番に臨 んでください。ほぼ合格は手中に収めたと言ってもいいでしょう。僕は運良くこの模 試でA判定をもらったので、「まぁ受かんだろう」と余裕ぶっこいてました。(今考 えると、かなりやな奴。)

8. 最後に一言

入試前日には、入試特別号を買いましょう。
バレー部は慢性的に人不足です。部員、マネージャー募集中。初心者もOK。

第一希望ISで第二希望ランゲとかってしようと思ってる人。
悪いことは言いません。
ランゲはやめなさい。SSにしなさい。

ICU入試合格体験記1999

1. 名前

KIMI

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

県立郡山高校@ナラ

活動:太極拳、Debating Society、STSの会、柔道、グローバル鍋、ARICU、その他。
特技:地獄締め及び三角落とし。ヒッチハイク(青葉マーク)。大根抜き。その他。

3. 合格学科、年度

98年春社会科学科合格。
第一:社会科学科、第二:教育学科
千葉真の論文を読んでSSに決めた。

4. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

担任の先生がICU出身だった。
なんだかICU面白そうなのでパンフレットを読んで見る。
プロパガンダされる。
リベラルアーツに引かれる。(ELPはどうでもよかった。)

5. ICUの良いところ

キャンパスは気に入ってます。良い先生も多し。
他の大学も機会があると潜っていますがやっぱりICUでよかったと思います。

ELPはかなり使えます。
英語でリサーチして論文が書けるのは後々強いと思います。
考えのまとめ方の訓練にもなり、英語よりもそちらの方が役に立った。

6. ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

図書館24時間営業にしてほしい。日曜日開いてないのはかなり使えない。

全体的な生徒の質をどうにかしてもらいたい。退学推進派。
もっとグレード(成績)を厳しくしても良いのでは??

学費が高い(心理的に休めないのは良いけれども)。
将来返すことを思うと夜もおちおち寝られない。

特にELPなど病気で休むことを想定していない。
学期中は気が狂うほど忙しいときがあり
友達とゆっくりとした時間が持てない。

7. 科目別受験対策法

以下はあくまで私のやった、もしくはやればよかったと思う対策なので、 あくまで参考にとどめて自分に合った対策を自分で考えてくださいよ。

a. 一般能力考査

この試験の目的:
日頃から幅広い興味を持ち、あらゆる分野で基礎的知識を持つか
また、膨大な作業を要領よくこなす情報処理能力があるか。

日頃の態度:
日頃から好き嫌いせず、いろんなことに興味をもつ。
分からない言葉や諺があればすぐ辞書で調べる癖をつける。

時間のある人:
日本史、世界史、算数、音楽、美術史、理科、国語、古典など 今まで習ったあらゆる中学・高校レベルのごく簡単な知識を総復習して使えるようにする。
その後次に進む。

時間のない人:
これまで蓄積した自分の知識を100%活用する。
試験中に一番大切なのはタイムマネジメント。
赤本や『ICUの英語』などの問題でそういった感覚をつかむ。
できなかった問題は復習し、次は最速で解けるようにしておく。

試験中:
何としても100問全部終える。
問1問、頭の切り替えが必要となる。
全体のタイムマネジメント、つまり要領のよさが鍵となる。
何が自分にできる/できない問題なのか瞬時に判断する。
できないものはどんどん飛ばして先へ進む。
諺などの知識問題は2秒以内に終わらせる。
最後まで行ったらちょっと考えればできる問題をやる。
どうしてもお手上げのものは適当にマーク。

一番避けたい状況:
できない問題に執着してできる問題を落とすケース。

b. 人文科学考査、c. 社会科学考査

この試験の目的:
著者の言いたいことを正確に・論理的につかめるか
その分野における基礎的な知識があるか。

あまり対策はしなかったけど、、、。
活字と出されそうなトピックに慣れておくと有利でしょうね。
岩波新書誰か薦めてたけど、私としては時間があるならICUのHPで 一般教育GEのコース調べてその中の人文科学・社会科学系のコースの シラバスを読むとか、その先生の一般向け著書を読んでみるとか 参考文献にあたるとかすると良いと思いますね。
どうせそれらの教授が試験問題を作ってるんだし。
ICUの一般教育GEは他大のパンキョーと違い専門の教授が自分の 研究テーマを生徒に紹介する場として力を入れられています。 学習能力考査は一般教育のイントロのようなものと思って良いと思います。

あとは手に入る限りの赤本をやり、復習することでしょうか。
私は赤本を終えたときにその論文全体の構成アウトラインをかき出して まとめていました。全体的な把握に役立ちました。

あ、そうそう。赤本の答えって結構頻繁に間違ってますよ。ご注意を。
間違えた問題は友達と私はこう考えてこれにしたよ、という意見交換をして おくと何で間違えたのか明確に分かって良いと思います。

d. 英語学習能力考査

目的:
使える英語の能力を持っているか調べる。
細かい意味よりも、全体の意味を把握する問題が多い。

リーディングは速読の練習をするといいのでは。トフルゼミナール原先生の速読 のコースはとてもお勧めです。英語に限らず、ちょっと短めに時間を設定しておく と良いのでは。ICUの英語はじっくりやれば誰もができるような簡単な問題です。
しかし、時間という厳しい制約があります。だから、普段の勉強も時間ということ に気をつけてやるとよいかと思います。

リスニングは普段から慣れていないと厳しいかもしれません。
決してナチュラル・スピードではないのですが 一回しか聞かれないのと、どんどんこなさなくてはならないので パニくると最悪です。時間があれば英語をしかもある程度速いもの を聴いておく癖はつけとくとよいと思います。

教材はアルクのTOEFL教材、550点を目指した初心者用で十分。
試験ははTOEFL研究を専門とする先生がTOEFLをモデルに作るので TOEFLにお砂糖を入れて飲みやすくしたようなものが試験に出ると考えてよいと思います。
あとリスニングはラジオのNPRニュースなぞ、わかりやすくていいかもしれません。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけるこ と、全般的な勉強法など)

ICUの試験は長時間に渡って行われます。
そこでは集中力、つまり気合いが物を言います。ICUに限らず、 最後まで諦めないことが、結構重要なのではないでしょうか。

全般的な勉強法は自分で見つけるしかないと思います。
テストの結果や、先生のアドバイスをもとに客観的に自分の強み・弱みを 分析して自分に今何が最も必要なのか、優先順位をつけて一つ一つ こなしていく事が結果的に一番効率の良い勉強法ではないでしょうか。
残り少ない時間をいかに有効に使えるか、 これは試験中も試験勉強にも言えることだと思います。

8. 最後に一言

ICU第一希望の人へ
大学はICUだけではないので他大に積極的に下見に行くといいと思います。
私は初めICUしか考えていなかったけれど 大学の勉強は結局自分次第だと気付き、 どこの大学へ行っても私は大丈夫、と思い直しました。

結局それぞれの大学にもよい点・悪い点があるのであって 自分がどこまで利用し尽くせるかではないでしょうか。

また、そんな人にとって大学の違いというのは些細なものにしか過ぎない。
そんな風に気楽に受験してみてはいかがでしょうか。
ICUの方もまさにそんな人材を求めているんだと思います。

ICU入っても大沢村に篭っていないでどんどん外に出て行くといいと思う。
活動基盤にするにはここは良い環境と思います。