1. 名前(メールアドレス、ホームページアドレスなど)
名前: northbear
メルアド: the_northbear [at] hotmail.com
2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)
出身校: 国立東京学芸大学教育学部附属高等学校大泉校舎(ながい^^;…)
予備校: 代々木ゼミナール
趣味: クラリネット、音楽・映画関係のこと、バドミントン
3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科
年度:2001年4月
合格:教育学科
第1志望:教育学科 第2志望:社会科学科
4.併願校
上智大学(文学部教育学科):帰国枠
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
・兄が高校、大学とICUだったため、小さい頃からなじみはあった。
・帰国生として、あの「外国的環境」には、小さいころから憧れていた。(ある意味、外国の補習校みたいな感じで、日本も外国も味わえる「異国の中の日本人コミュニティー」っていう感じが好き)
・高校で、尊敬する先生がICU(大学&大学院)の卒業生で、その影響も大きいとおもう。
・高校3年の夏に、キャンパスツアーでICUを案内してもらった時に、学生さんがみんなすごいICUのことが好きで、その誰からもICU生だけが持つ妙な自信(?)みたいなのが感じられて、「学生たち自身が、それだけ好きになれる大学なんだなぁ」って関心した。
・「大学は勉強するとこ」っていう気迫が感じられたから
・海外への門が広いから
・桜が見られるから(笑)
6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)
教育に関することならなんでも。
7.受験対策(帰国生入試)
a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)
願書は、自己経歴etcのほかに、「自分の希望学科と関連した志望理由」と「自分の人生観を影響した経験」について問われた。両方とも、7行くらいのスペースしかなく、志望理由はある程度はっきりしていたのであまり問題なかったが、人生観についての質問にはとても困った。でも、いかにもICUらしい問題提起だと思ったので、これは結構、真剣に取り組んだ。2問ともとにかく具体的に書くことが大事だと思う。最終的には高校の先生にチェックしてもらって、提出した。
b. 一般能力考査
帰国生の人は、いわゆる「日本の一般常識」を知らない人が多いと思うが、私もその一人で、この考査には最後まで苦しめられた。(ある意味、ICUの帰国生入試の中で、一番の難関かもしれない。)これの対策としては、「就職用の一般常識書」というのを一冊購入して、それを覚えたり、中学生用の便覧を抜粋して覚えたりした。(四字熟語、いろは、化学の周期律表、慣用句・故事成語、難読熟語、基礎的な理科の知識、歴史(日本・世界)上の人物や事件、2進法、公倍数、公約数、旧暦等)難易度としては中学程度なのだが、とにかく範囲がとても広いので「広く浅く」を心がけた。暗記に飽きたときは、このhpの擬似問題をやったりもした。(とても役に立ちましたよっ!)
実際の試験では、まず最初に全100問に目を通し、瞬時にわかるものからやっていった。その後、考えてもわからない問題(文系の問題 eg日本史上の人物など)を勘で答えて、確実にわかる問題(算数・図形問題など)に時間をかけた。(理数系が苦手な人(私もそうである)でも、この考査のレベルはそんなに難しくないので、苦手意識だけで理数系の問題を飛ばすのはよくないと思う。反対に、文系の問題については、知ってるか知らないかなので、知らない場合は適当に答えて、算数等の問題に時間を割いた方がいいと思う。)それでも全問確実に答えることができなかったので、最後の5分で「残りはB」と決め、ひたすら「B」の欄をぬった。じっくり考えていくのも大事だが、試験時間は確実になくなると思うので、最終的には「正確さ」よりも「全問答えること」を優先した方がいいと思う。(私の場合は、この「Bで解く」という方式で答えを決めた問題が12〜13問位ありました(^^;))
c. 小論文
「人文…」と「社会…」の代わりに帰国生に課せられる試験に、この小論文がある。この帰国枠は、99年度から実施したばかりであることから、まだ「ICU帰国枠の小論文は○○系が多い…」なんていう傾向はまだ読み取れないので、対策としては、とにかく「日頃から書くことに慣れておくこと」と、「考える力を養うこと」しかないと思う。塾などに「ICU帰国枠用の小論文講座」というのがなかった為、私は、大手予備校の小論文講座(一般的なもの)を取ったりもしたが、ICUの小論文はいわゆる他大学の小論文考査とかなり違っている為、「書くことに慣れる」という点以外ではあまり役に立たなかったと思う。唯一傾向らしきことを書くとすれば、ICUの小論文では、「自分の意見を述べよ」というもの以外に、総合的な国語力を問う問題も含まれているため、きちんと資料を読める能力も必要である。過去問をやってみることが一番の対策かもしれない。
d. 英語学習能力考査
この英語学習能力考査は、一般枠と同じものであり、(英語ができる)帰国生にとってはそんなに難しくはないと思う。TOEFLと類似点が多い(形式や難易度など)ので、英語に自信のない帰国生は、TOEFL対策をすれば十分だと思う。
しかし、脅かすわけではないが、だからといってあまり安心はしないで欲しい。なぜならば、第一に、帰国生である以上、英語ができるのは半ば当たり前であり、この枠で受験する者は、みんなそれ相当の英語力を持ち合わせているため、その分ミスが許されないところがあるからである。第二に、ICUの入試は時間が長く、どれも大変頭を使う試験なので、一番最後に実施されるこの試験をやる時には、相当疲れているからである。おまけにリスニングは一回しか流れず、かなりのひっかけ問題も含まれている為、ミスもしやすいと思う。よって「英語だから大丈夫だぁ〜」と思わず、ある程度の緊張感を持って受けることをすすめる。
e. その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつるこ と、全般的な勉強法など)
・試験について
ICUの入試はへんちくりんな椅子と机(?)で実施することで有名であるが、帰国枠の生徒は小論文があるため、きちんとした机と椅子が割り当てられていたので、試験自体は、一般生と比べてかなりやりやすかったと思う。
・対策について
ICUの入試は他大学と全然違っているため、その対策については悩む受験生が多いと思うが、4月帰国枠での受験を考えている人用に、(役に立つがどうかはわからないが)ここに2点だけ「私のやった対策」を紹介したい。
1)入試対策の他に、帰国枠と一般枠が同一試験日であるため、どちらで受験するべきか迷うと思うが、その答えを見つけるためにも、「ICU模試」の受験を薦めたい。私は、トーフルゼミナールで11月位に実施された「ICU模試」を受けたのだが、わけがわからないICU入試を本番さながらに体験できるこの模試は、大変役に立った。この模試は、一般枠受験生の為のものなので、この模試の出来具合をみて、どっちの枠で受験するか決めるのがいいと思う。(しかし帰国枠受験の方が有利かと思われるが) 私の場合は、特に一般能力考査について何をどういう風に勉強したらよいのかわからなかった為、ここの模試で出題された問題から傾向を読み取ることもできたし、時間配分についてやその後の勉強法についてのアドバイスもあり、学ぶところが多かった。(模試と全く同じ問題も本試験に出たよっ!)「ICU入試対策」用の塾の講座もあるが、それらは全て一般生向けのものなので、帰国枠受験者の「一般能力考査」と「英語考査」については、この模試だけでも十分だと思う。
2)ICUの入試は、帰国枠も一般枠と同様、とにかく体力勝負。日々の勉強はもちろん大切だが、それよりも何よりも試験当日のコンディションが勝負の決め手だと思う。しかし、一般枠に比べて各試験の間の休み時間が多く、また試験の数も少ない帰国枠は、まだ楽な方ではあるのだが。その代わり、緊張感を持続させるのが大変なので、当日は、気合いを入れて試験に臨むことをおすすめする。
8. 最後に一言
4月帰国生の枠については情報がすごい少ないので、試験対策等は迷うところも多いと思うが、一般枠での受験生と比べて、ある意味「お特」なところも多いと思います。(特別枠で受験することができる点(一般能力考査での時間延長や小論文で受験可能な点など)や、比較的英語には慣れている点、受験者数が少ない為、倍率も一般枠よりも低い点など)だから、本気にさえなれば、絶対に入れると思います。頑張ってください!