2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

シムちょむ

<プロフィール>

出身校 学習院女子高等科
予備校 SEG
趣味 音楽鑑賞
部活 テニス
特技 耳を動かせる

2.受験形態

一般選抜、人文・社会科学+英語外部試験利用(2次辞退)

3.予想得点

人文社会点 = 6割
総合教養得点 = 8割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 7割

(共通テスト得点 参考)

英語リーディング98
英語リスニング98
数1A 63
数2B 54
国語 135(現代文66)
情報 77

4.併願校

早稲田国際教養 不合格
早稲田政経 不合格
早稲田スポーツ 合格
法政GIS 合格
法政スポーツ 合格
立教スポーツ 合格
ICU英語外部試験利用1次 合格(2次辞退)

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

私は元々国立医学部を目指して、受験勉強をしていたのですが、高3の時に本当にお医者さんになりたいわけではないことに気がつき、国際系に志望を変えました。ICUを第一志望に決めたのは、高3の12月だったんですけど、将来の夢が決まっておらず、入学してから文系理系問わず専攻を色々選べるところに魅力を感じました。また伸び伸びとしたキャンパスも素敵です。

6.ICUに期待するところ

ICUでは英語が将来役立つようにしっかりと学ぶことができる事、そしてもう一つ言語を学ぶことができるので楽しみです。元々言語を学ぶことが好きなのでとても嬉しいです。またICUには洋書がたくさんある図書館があるため読書がたくさんできることが楽しみです。少人数制で内容の詰まった授業とポストヒューマンに関して学べる授業もこれからの時代において重要なことを学習できると思います。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は様々なことに興味がありますが、特に「人間にとって音楽とは何か」という問いに関
心があり、大学では「音楽で世界を良くする」というテーマに取り組みたいと考えていま
す。そのため、学問分野を超え広く学ぶ「リベラルアーツ」と、文系理系複数のプログラ
ムを組み合わせて自分らしい学びを追求できる「アカデミックプランニング」に大きな魅
力を感じました。たとえば「カラオケが認知症予防に役立つ」という発見を世界に役立て
るには、音楽を医学的、社会的、国際的に多方面から理解することが重要だと考えます
。ICUのメジャー制では「現代メディアと音楽」「人体生理学」[異文化コミュニケーショ
ン]などを広く学ぶことが可能であり、音楽を多角的に探求したいという私の希望に合致し
ます。また、視野を広げる「バイリンガリズム」を学び、世界の人々と協働できる人にな
れるよう励みたいです。以上の理由から、私はICUで学ぶことを強く志望します。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私の英語勉強法は、多くの洋書を読むことです。高校1年生で簡単な絵本から始め、2年
生の時に“CONFESS”という小説に出会いました。夢中になり8万語の本を2日で読み切っ
たことは我ながら衝撃でした。英語で読んでいることも忘れ、物語に引き込まれた感動は
一生の宝物です。それを機に、英語の文章を読むことが勉強ではなく楽しみに変わりまし
た。今では10万語の本を週に1冊のペースで読む力がつき、IETLS6.5取得につながりま
した。

a. 人文・社会科学

私は人文科学を受験しました。ICUの問題は特徴があると聞いて、オンレクを受講しました。過去問で知識問題として出題された問題は出ないと判断し、暗記はせずに解説を熟読してどのように考えれば問題を解くことができるか理解することに努めました。形式に慣れることが大切です。また数問知識の問題が出るため暗記を頑張って点数を稼ごうと思うかもしれませんが、出たとしても2、3問なので暗記は捨てても大丈夫だと思います。少なくとも自分はそうしました。他の読んで考えたらわかる問題で稼げれば十分でした。昔の過去問に遡れば遡るほど、知識の問題の割合が多くなって焦るかもしれませんが、新しい過去問ほど知識問題の割合が減っています。

b. 総合教養(ATLAS)

私はATLASではリスニング(放送される講義)の部分が得意なのですが、2025の問題はリスニングの配点が非常に多くて有利だったと思います。音声を聞く時に何もメモをしないで聞くことに集中する方が合う人もいると思うのですが、私はメモしないと細かいところまで覚えていられないので、なるべく多くのことをメモしました。ただの例みたいなあまり重要そうでないところも設問で聞かれる事があるので、集中してメモしました。単語をどんどん書き並べて、矢印などで関係を示したりするのがおすすめです。知識問題は人文と同様です。また、知識で答えないといけないように見えて、実は文章にちゃんと書いてある事があります。全部とは言い切れませんが、一般的に言われていることと、文章に書かれている事が異なることもあるので、文章をきちんと読んでから設問に答えることがおすすめです。過去問10年分ときました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

過去問を解く以外には特に特別な対策はしていません。英語の時事問題などを取り上げているものや、TEDなどを聴こうと思ったのですが、どうしても飽きてしまったので、自分の好きな小説のaudiobookをspotifyやyoutubeで聴いてました。自分の好きな事だとちゃんと聞くと事ができるのでおすすめです。他の併願校の大学の過去問も解いていました。

<リーディング>

リスニングと同様過去問を解く以外には特別な対策をしていません。たくさん好きな小説を読みました。おすすめなromance小説を書きます。
CONFESS Colleen Hoover
Verity Colleen Hoover (サスペンス入り)
Boyfriend Freida Mcfadden(サスペンス入り)
この二方の小説は大体どれでもおすすめなので是非読んでください。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

全部がそうであるとは言い切れないのですが、ICUは非常に試験時の机が小さく、HBの鉛筆しか使用することができないので、それを意識しながら過去問を解くといいかもしれません。2025年の問題が特別そうだったのかもしれませんが、学校の授業で学んだことがたくさん出ました。人文では学校の現代文で習った漱石の心の知識問題が出ました。また、英語のリーディングでは、英語の授業で学んだことが出ました。そのため、学校の授業をよく聞いておくこともどこかで役に立つかもしれません。

8. 最後に一言

オンレクの解説がとても詳しくてわかりやすいので、納得しながら勉強できました。
共通テスト前もインフルエンザで体調が悪くて、不安でしたが最後まで諦めずに頑張りました!
最後まで頑張れば大丈夫です!

(追加の質問)

(自然科学選択の併願は検討した? )

私は医学部志望だったので理系だった為、12月ごろまで自然科学選択も併願する予定だったのですが、数学と化学に自信がなかったので自然科学選択の志望はやめ、英語と国語に絞って勉強しました。共通テスト時は英語と国語を中心に対策し、立教の共通テスト利用などに必要な科目数のために数1Aの共通テストの予想問題を5年ほど解いていました。

(英語外部試験利用のスコアはIELTS? )

外部試験利用の点数はIELTSです。IELTSは6.5を取る事ができました。TOFELも受けた事があるのですが、IELTSの方が単語が難しくない為、高い点数が取りやすいと思います。私はどの外部試験がおすすめか塾の先生に聞いてみたら高いスコアを取る事ができたので、どの外部試験がいいか迷った時には先生に聞いてみるのもいいかもしれません。

(スコアを取る際に役立った参考書はある?)

IELTSでスコアを取るための参考書は買っていませんが、普段の英語の授業に真剣に取り組んでいました。私はSEGの授業で多読をしていた為、時間に関しては間に合わないという事がなくなります。精読といういわゆる普通の英語の授業の先生が非常に面白くて自分に合っていたのだと思います。自分と相性のいい授業形式と先生を見つける事が大切だと思います。また私は単語が苦手なので、単語を鍛えるために普段の授業で出てきたわからなかった単語や熟語をまとめてオリジナル単語帳を作っていました。授業の時の記憶と結びつきやすくなって普通の単語帳より少し覚えやすい気がします。IELTS取得時にはほとんど使用していなかったのですが、お勧めの単語帳はシス単です。

(外部英語試験利用の2次辞退に際しては何か手続きはあった?)

二次辞退には1次合格の時のWEBサイトに2次辞退の方はこちらというリンクを押して、そこで入力しました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

おむすび

<プロフィール>

予備校 なし
趣味  読書、ルービックキューブ
部活  剣道

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUを知ったきっかけは、友人の兄が通っていて話しを聞いていたから。
lCUを選んだ理由は、さまざまな価値観や考え方に触れたいと思ったのが大きなきっかけです。
まだ、大学でとことん学べるのも理由の一つです。

6.ICUに期待するところ

色んな学生からさまざまな考え方を得られるところ

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

多様な価値観や考え方を学び、自分の視野を広げたいということ、大学で英語をしっかり学びたいということを書きました。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

中学で経験したキャンプのことを書きました。

(校内選考)

とにかく提出物はきちんと出す、テスト勉強をしっかりするなどの当たり前のことを真面目にコツコツとやることが重要

(評定平均)

4.9

・会場試験

(小論文)

1, 外国語学習の開始年齢を早めると言語の習得の成功率が上がるという説につ
いてあなたは賛成か反対か中立か、論文の内容も踏まえること。
2, 日本のように英語に触れる機会が少ない環境でどうしたら英語を学ぶことが
できるか、小学校、中学校、高校のどれか一つを選び、どのようなカリキュ
ラムでどんなことを目的として行うのか、また教員への理解、学校外での活
動について考え、自分の意見を述べなさい。

こんな感じだったと思います。

対策は、進研ゼミの小論文講座、過去問、そして学校の先生に添削などしてもらいました。

(面接)

・ICU では、入学する前と在学中で興味のあることや専門が変わってしまう生徒が
多い。こういう変化についてどう思うか
・ICU では、1 年生から 4 年生が関わる交流会があるのですが、それに来る 1 年生
が少ない。あなたなら、企画する側につくか、(何かもう一つありました)企画する側
につくとしたらどんな企画をしますか?
・AI で翻訳でき、AI で会話できる時代で英語を学ぶ意義は?
・皆でといる時間と、一人でいる時間どちらが大事だと思いますか。 これもこんな感じだった気がします。確かではないです。
面接の様子は、私は番号が後ろの方だったので、通常は面接官2人対4人のところ、面接官2人対3人でした。質問は4つ聞かれ、皆平等に1問ずつ最初に発言し、最後の質問は考えがまとまった人から発表しました。

(会場試験のポイント)

小論文から面接までの時間が長く、私は3時間ほどありました。その間に色んな人と話して友達を作っておくといいと思います。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

面接で質問されたことに、人と合わせるとかではなく、自分が思ったことや考えたことをしっかりと述べることが大切だと思います。本当に分からなければ、素直に分からないということ。

(最後に一言)

面接はどんな質問が来るのだろうととても不安でしたが実際はとても楽しい時間だったので、緊張せずに気楽に受けていいと思います。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

レオン

<プロフィール>

高等学校卒業程度認定試験で受験しました(通信制高校出身未卒業)
予備校は通いませんでした
趣味はチェスなどのマインドスポーツ、読書、自然に触れること、人と話すことです。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 6割5分
総合教養得点 = 7割5分
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 7割5分

共通テストは受験しませんでした

4.併願校

総合型選抜:関西学院大学文学部総合心理科学科(二次不合格)
一般では併願校はなかったです。

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

私はICUの受験を決めたのが12月の初めと遅かったです。元々は心理学に興味があり、心理系の学部に進むために総合型選抜で他大学の心理学科を受験しました。しかし、心理学に興味はあるものの本気で学びたいかがわからず総合型選抜も落ちた時、もう一度なにが学びたいかを考えました。その時にICUについて父から聞いたことがあったので調べてみたら、ICUでの学びが自分の学びたいことに合致していると感じました。私が心理学に興味を持ったのは「人」について知りたいと思っていたからですが、心理学を学ぶだけでは自分には物足りないかもしれないと思っていました。ICUでなら幅広い学問を複合的に学ぶことができ、メジャーもさまざまな分野に触れてから決めることができることが魅力的に感じ、ICUを受験することを決めました。

6.ICUに期待するところ

幅広い分野の学問が学べるのが楽しみです。また、ICUにはさまざまな背景を持った人が集まっているので、色んな人と出会い話したり、遊んだり、学んだりしたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は貴学でリベラルアーツを学ぶことで多様な視点を育み、私とは異なる価値観を持った人ともより深く理解し合えるようになると考えています。私は幼い頃に様々な国に住む機会がありましたが、国によって言葉のみならず、文化や慣習なども異なることに驚きつつも興味を持ちました。また同じ文化を共有していても、人が一人一人異なるのは何故なのかということにも強い関心を抱きました。こういった経験から、私は自己理解と他者に対する理解を深めたいと思うようになりました。そのためには、様々な人と関わり、様々な学問について学び探求していくことが重要だと思います。貴学では人文科学、自然科学、社会科学について幅広く学び、その先で心理学や社会学などの人間科学について深く学びたいと考えています。そうすることで人間について多角的に分析したり考えたりすることができ、人に対する理解を深めることができると考えたため、貴学を志望します。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私は物事の奥深さを探究することを好みます。中学時代に卓球をしていた際には、卓球の戦術に関する本を読んだり、コーチからのアドバイスを基に自分で戦術やプレーに工夫を加えたりしていました。現在は、チェスや将棋などのマインドスポーツやボードゲームなどに親しみ、それらを探究することを楽しんでいます。このように試行錯誤することで得られる新たな発見や成長の過程に充実感を感じています。

a. 人文・社会科学

人文・社会科学はとにかく時間に対して分量が多いです。私は読むスピードがあまり早くはないので苦労しました。読解問題が問題のほとんどを締めているのでとにかく読解に慣れ、早くなるために回数をこなすことが大事だと思います。私は人文社会科学の過去問を一番多く解きました。
また、一つの設問で悩みすぎず、全ての選択肢に目を通したら答えをとりあえず決めておいて次に進んだほうがいいと思います。私は二つの選択肢で長い時間悩んでしまい時間を無駄にしてしまうことがありました。二つの選択肢で悩んだ時は自分の直感を信じて次の設問に進み、解き終わってから解説を読めば理解も深まると思います。オンレクの解説は丁寧でわかりやすいので、解説を読めば理解が深まります。
本番では、それなりのペースで解けましたが5、6問解けない問題がありました。

b. 総合教養(ATLAS)

総合教養も時間的な余裕はないと思うので、一語一句読み、全体を理解するよりも、概要が掴めたらいいと思います。特に、2025年の新方式では講義と資料を紐づけて考える問題が多かったように感じました。そのため過去問で練習する時は、短い時間で全体が掴めるような読み方を意識してみるといいかもしれません。私は最初の頃は時間を気にせずゆっくりやっていましたが、徐々に速く解けるように意識しました。また、過去問を新方式で解いてみるのもいい対策になると思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英語に関しては帰国子女なのであまり参考にならない部分もあると思います。私は普段趣味で英語のポッドキャストを聞いていて、それがリスニングに慣れるのに役に立ったと思います。自分の興味のある内容でいいので、人文、社会、自然科学の分野についてのポッドキャストを聞いておくとアドバンテージになると思います。あとは、過去問を何回も解いてるうちに試験になれることができると思います。どの年でも問題方式は似ているので、やればやるほど点数が上がっていき、安定していきやすいと思います。

<リーディング>

リーディングはとにかく過去問を解いて慣れることで点数を伸ばせると思います。私は小学校の時にインターナショナルスクールに2年間通っていたので、最低限の英語力が備わっていれば過去問を解くだけで足りると思います。ただ、語彙力はあればあるほどいいので、単語をプラスアルファでやるのもいいと思います。実際問題を解いていて、ちょくちょく知らない単語に遭遇して時間をロスしたりしました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

他にも言っている人もいると思いますが、過去問を解けるだけ解いて、解説を読んで理解を深めることが大事です。ICUの過去問はやっていれば、解けるようになってきますし、合格も近づくと思います。私は開始時期が少し遅かったですが、多少遅くても回数をたくさんこなせば合格は掴めます。
勉強できる時間に限界はあるので、無理をせず少しでもいいからやろうと思いながらやると私は続けやすかったです。また、集中力が切れて勉強が続けられない時は思い切って、その日の勉強を終わりにするのもいいと思います。勉強ができない状態で、勉強をしないといけないと思うと、ストレスが溜まり、疲れるだけです。それならその日はリフレッシュにあてたほうがいいと思います。
試験当日の注意点として、水分を摂りすぎないように気をつけた方がいいと思います。緊張すると、たくさん水を飲んでしまって、私は試験終盤トイレに行きたくて集中力が落ちてしまいました。

8. 最後に一言

オンレクがなければICUに合格していなかったと思います。過去問をたくさん解くことができて、解説もしっかりとしていて、オンレク内での偏差値も出るので相対的に自分のレベルも把握しやすく、たくさんお世話になりました。コラムを読むのも楽しかったです。

受験とはいえ、人生の1フェーズに変わりはないので、程々に頑張って受験もそれ以外も楽しむといいと思います。どうしても受験だけに捉われてしまう時も多いですが、受験以外にも目を向けることで視野が広がり、ストレスも和らぎます。応援しています。

(追加の質問)

・通信制高校を卒業せずに高卒認定試験を選んだ理由と、一般選抜でICU以外の大学を受けなかった理由は?

私は高校一年生の時にうつ病を患い、その間学校に通えなかったため、単位数などが不足し、高校を卒業するには通常よりも一年多くかかるはずでした。そこで、通信制高校を卒業するのではなく、高卒認定を取得して進学する道を選びました。それは、早く大学に進学し興味のある分野を学んだり、大学ならではの出会いを見つけたいと思ったからです。

一般選抜でICU以外の大学を受験しなかったのは、自分が理想とする学びができるのはICUだけだと考えたからです。私は現時点でさまざまな学問に興味があり、分野を一つに絞ることはまだしたくありませんでした。ICU以外の大学にも興味のある学部はありましたが、何か物足りなさを感じ、自分の学びたいことが全て学べないように思いました。ICUではメジャーを決めるまでに猶予があり、学問分野を横断することも可能だったのでそこに惹かれました。また、英語教育や教育理念、授業の質、学生や教授の雰囲気など、総合的に見てもICUの環境は一番魅力的だったため、この年はICUのための勉強に専念して合格の可能性を少しでも高めるためにICU一本で受験をしました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

Mimosa

<プロフィール>

数年前に高校を卒業し、海外留学や日本国内で様々な経験をしましたが、これらの経験を通して気づいた事や感じた事を学際的に追求したいと思い、今年初めて大学受験をしました。ICUが第一志望校でしたが、勉強に関してはかなり久しぶりだった為、予備校の高卒生クラスへ通いました。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 7~8割
総合教養得点 = 7~8割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 8割

(共通テスト得点 参考)
英語リスニング 93
リーディング 96
国語 149
世界史 91

4.併願校

上智 総合グローバル、総合人間
立教 異文化コミュニケーション
慶応 文
早稲田 社会科学

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

知り合いが何人かICUに通っていた事もあり、学校の存在については以前から知っていました。
ICUを志望したのは、リベラルアーツに魅力を感じた事とキャンパスの雰囲気が心地よく感じられたからです。特にオープンキャンパスでの模擬授業や講演会を通して、リベラルアーツ教育に惹かれるようになりました。

6.ICUに期待するところ

多様なバックグラウンドを持った人達と学ぶ事が楽しみです。物事を色々な視点から見て、考えられるようになりたいと思ってます。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

今までの経験から得た事柄を学際的に考え、新たに学ぶ分野と繋げていきたい。リベラルアーツ教育を通して、多角的に考える力や広い視野を持てるようになりたい。
という事を書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

幼い頃から打ち込み、留学した目的でもあるクラシックバレエについて書きました。

a. 人文・社会科学

オンレクに大変お世話になりました。
始めた頃は、文章を読む事に慣れておらず、時間内に解き終わらなかったり、全く点数が取れなかったりする事が続きました。しかし何年分か進めることで、傾向が掴めたり、時間をかけて考えるべき問題とそうではない問題を見分けられるようになり、時間内で解き終わるようにもなりました。

b. 総合教養(ATLAS)

総合教養も人文社会と同様に、繰り返し問題を解く事で慣れていきました。私の場合、高校卒業からかなり時間が経っていた事もあり、自然科学系の問題はかなり苦手意識がありました。ですが、少し考えれば解ける問題もあるので、そのような問題は確実に取れるようにしようと意識していました。また、人文社会でも総合教養でも、知識問題でわからなかった事はノートにまとめるようにしていました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

音声の全体を理解しようとするより、問題を先読みし、答えになる部分に注意して聞くようにしました。私の場合は、パート1は短い分聞き逃してしまう事が多かったので、終わってしまった問題にとらわれず、問題の先読みを優先するようにしました。

<リーディング>

英文の読み方などは予備校の授業で習ったので、習ったことを実践する場としてオンレクを利用しました。ICUの問題は難しい問題と優しい問題がかなりはっきりしているので、難しい問題は深く考えず、時間が余ったら戻るようにしていました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

オンレクに取り組み始めた頃は点数が取れずどうしたら良いものかと悩みましたが、繰り返し取り組むことで段々と点数に繋がるようになりました。繰り返すことが大切だと思います。

8. 最後に一言

ICUの入試で取り上げられている内容は興味深く、勉強も楽しかったです。特殊な入試で受験を躊躇ってしまう人もいるかもしれませんが、私は過去問を通して教養が深まったと感じます。

学業から少し離れていた私からすると、受験勉強をしたこの一年間は新しい発見が沢山あり、楽しかったです。受験勉強は大変なこともありますが、勉強に打ち込める貴重な時間でした。

(追加の質問)

・バレエ留学をしてよかった事と大変だった事は?

バレエ留学中は、バレエ界の第一線で活躍する指導者やダンサーの方々に教えて頂いたり、有名な振付家と作品を作るという、日本ではなかなかできない体験をさせて頂きました。そのような環境で、文化の違いや芸術に対する様々な考え方があることを知れた事がよかったです。
また、コロナ禍と重なってしまったので、練習や公演が例年通りできないもどかしさや焦りなどで、メンタル面では大変な事が多かったと感じます。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

よよの

<プロフィール>

吹奏楽部

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 9.5割
総合教養得点 = 9.5割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8割

(共通テスト得点 参考)
国語185
英語R97 L95
世界史82

4.併願校

立教大学経営学部国際経営学科
中央大学国際経営学部国際経営学科

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUに通う先輩の話を聞いて、ICUに興味をもちました。オープンキャンパスに行った際に、学生の雰囲気がよく緑豊かなキャンパスに惹かれて、直感的にこの大学じゃないとダメだと思い、第一志望にしました。カリキュラムも見て、自由に学びを深められることが魅力だと思いました。

6.ICUに期待するところ

何を学びたいのかまだはっきりとは決まってないのでじっくり考えたいと思います。また、いろんなバックグラウンドをもった学生が集まっていると思うので、そういった人たちと一緒に学べる環境にわくわくしています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

オープンキャンパスに行ったときのことを書きました。何を学びたいかはまだ決まっていないのでじっくり考えたいと書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

6年間続けた吹奏楽のことについて書きました。

a. 人文・社会科学

人文社会選択だったのですが、たくさんの文章に触れることが重要だと思います。たとえば評論文を読んでいるときに問題を解くために読むのではなく自分とは違う考えだな、と考えたりすることでいろんなテーマに触れ長い文章を読むことにも抵抗がなくなりました。あと、役だったかはわかりませんが新聞は毎日読んでいました。

b. 総合教養(ATLAS)

日頃の授業かは板書をするだけでなく、先生が口頭で言っていることを書きとることが総合教養でメモを取ることにも役立ったと思います。今年のテーマは鏡でしたが、私は高校の授業で鏡で遊ぶ授業があったので、そのときのことを思い出して理系よりの問題も解くことができました。そのときは何の意味があるんだろうと思っていたけどまさか人生をかけた入試本番で役に立つとは思いませんでした笑
ICUの入試は特になにがどこで役に立つかわからないものだなと改めて感じました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

多分リスニングの音声の人が頻繁には変わらないだろうと思って、直近の過去問3年分を何回も聴いて、その人の声やアクセントに慣れるようにしました。メモは極力取らず、問題文を先に読んで音声を聞いて選択肢をみると言う順番で解きました。講義パートは特に最初に5つの問題文をすべて読んで講義の中から必要な情報だけを聞くようにしていました。練習のときからページを勝手にめくらないように気をつけました。

<リーディング>

長文をそれぞれ15分以内に終わらせて、穴埋めを10分以内に終わらせて見直しをするという時間配分でやっていました。長文は難しい単語とか出てくるけど必ずそのあと言い換え、説明がくるからそれに気をつけて読むといいと思います。単語の意味を聞かれる問題でもその前後から言い換えを探せば解けます!基本的にパラグラフリーディングで対応できるのでパラグラフごとに問題を解くようにしていました。

8. 最後に一言

やれることは全てやって、後悔のないように頑張ってください!

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

Mashrinp926

<プロフィール>

広島県の中高一貫の進学校に通っていました。
高校二年生の9月から高校三年生の10月までカナダに交換留学していました。予備校は帰国後に河合塾に自習室利用のために通い、オンレクと予備校のオンライン授業を受けていました。合唱を小さいころからやっていて、歌うことが好きです。

2.受験形態

一般選抜(人文・社会選択・自然科学選択)

3.予想得点

人文社会得点 = 人文7.5割 
自然科学得点 = 6割
総合教養得点 = 9割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 10割

(共通テスト参考)
国語 164
地理 67
政経 62
数学1A 69
数学2BC 54
理科基礎 53
英語リーディング 100
英語リスニング 92
情報 83

4.併願校

上智大学 総合人間科学部 教育学科
早稲田大学 国際教養学部
広島大学 教育学部 (未受験)

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校一年生の授業で注目されている大学の一つとして紹介され、ICUの存在自体は知っていましたが、その時はまさか自分が入学を志望するとは思ってもいませんでした。自分はどちらかといえば理系科目の方が得意だったので、理系選択者でしたが、カナダに交換留学し、帰国後は、高校二年生の大事な一年間をすっ飛ばしたので、さっぱりわからなくなっていました。文転して、得意な英語を中心に受験できる大学を調べてみると、ICUの名前が出てきました。パンフレットやウェブサイトを見るうちに、まだ将来にしたいことが明確でない自分にとって適した、Later specializationなどの柔軟なカリキュラムが整っていることや、国際性豊かで寛容な人達が集まる点に魅了されました。実際にオープンキャンパスに足を運んでみると、自然豊かで広大なキャンパスや独創的な建物などが気に入り、ここで大学生活4年間を過ごしたいと思うようになり、受験を考え始めました。

6.ICUに期待するところ

ICUの魅力の一つに寮生活があります。入寮申し込みをしましたが、毎年競争率が高いと聞いているので、まだ入寮できるかはわかりませんが、寮のイベントや寮生との生活などはとても楽しみです。また、本館の前に広がる広大な芝生で寝転んだり、桜やいろんな植物を見たりと、自然豊かなICUのキャンパスを堪能したいです。さらに、学生や教員関係なくたくさんの人たちとの新しい出会いが楽しみです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は一つの考え方に捉われず他者を尊重する寛容な人間になりたいと考えている。十年間所属していた合唱団で、一人一人の異なる個性を理解しながら、仲間と心を通わせる楽しさを覚えた。一方でカナダへの長期留学で、背景の異なる人々の考えに驚くとともに、自分の無知、すれちがう意見を擦り合わせていくことの難しさを実感した。その中で大学では分野にとらわれない幅広い知識を身につけ他者に寛容な人間に成長したいと思うようになり、リベラルアーツ教育を取り入れ、世界中から背景の異なる人が集まるICUに興味を持った。また、学生と教員の垣根を超えた対話が行われるようあらゆる工夫がされている自然豊かなキャンパスに強く惹かれ、ここでなら共に学ぶ中で意見をぶつけあいお互いを高め合える仲間に出会えると確信した。近年重視される相互理解の姿勢を身につけ、異文化や多様な価値観を尊重する寛容な人間に成長するため、貴学への入学を強く志望する。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私は小さい頃から歌が得意で、高校三年生まで約十年間合唱団に所属していた。声が重なり合い、一体となった瞬間の喜びは、一人では決して味わえない合唱ならではの魅力で、日々の練習が楽しみだった。また、一つの曲に込められた思いをくみ取り、どのように聴き手に伝えるかを仲間と意見を出し合いながら工夫することも合唱の醍醐味だと思う。こうした仲間と共に過ごした経験は、人生の大きな財産であり、大学でも続けたい活動だ。

a1. 人文・社会科学

人文社会科学の対策としては、オンレクの過去問をとりあえず10年分解いて、推奨度の高い年度の問題を解いていました。他塾でオンライン授業を受けていましたが、自分で積極的に過去問を解くことが一番有効だと思います。試験時間が70分と資料の文量に対しては短めなので、試験時間を意識して本番通りに解くことが大切だと思います。近年の問題は知識問題が少なく、簡単な資料の読み取り問題がおおいので、できるだけ早くかつ丁寧に文章を読み、分からない問題は勇気をもって飛ばしてみること、オンレクで教わったこの姿勢がとても役に立ちました。また、オンレクの解説を読むのはもちろん、出てきた単語でわからないものは辞書で調べたり、気になったことはウィキペディアや教科書などを読んだりと、好奇心を持って過去問に取り組むことが大切だと思います。

a2. 自然科学

自然科学は昨年の問題を一年解いただけで、特に対策はしてません。共通テストの対策で数学はどうにかなるし、理科科目はマーク式で有利な生物を選択して、一か八かを狙うような感じでした。理系の人や国立志望の人は特に対策さずに何とかなると思いますが、文系で科目を絞っている人でも挑戦してみる価値はあると思います。

b. 総合教養(ATLAS)

個人的に一番好きだった試験科目が総合教養です。時間が短く、速読が求められ苦手な科目でしたが、学べることや教授の伝えたいことなどにとても共感や感心する場面がたくさんあって解くのはとても楽しかったです。これも人文社会科学と同様に過去問演習を進めていけばいいと思います。ここでもわからないことはすぐに調べるといった姿勢が大切になってくると思います。今年の2025年度の入試から試験内容が少し変わるとあり少し不安でしたが、直前の一週間で過去問を新しい試験方式の順番で解き慣れていたので、本番もいつも通り望むことができました。設問で扱われた内容もほとんどが講義の理解度を問うもので、細かい語句もメモをとり、かつ内容を理解する練習が有効だと思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

自分はリスニングは得意でしたが、ICUの長時間の講義の問題は途中で集中力が切れて聞き逃してしまったり、語句や内容が専門性の高いものなどがあったので油断せず対策しました。具体的には、スクリプトの音読や新出単語の確認、さらに移動中にポッドキャストを聞くようにしていました。part3の講義の問題はこれは無理だという問題が何回かあるので、part1やpart2でできるだけミスを少なくすることが大切だと思います。音読に関して、発音やアクセントに注意してネイティブらしく読むことを心掛けるととても楽しくなるので、ぜひ試してほしいです。

<リーディング>

ICUのリーディングはそこまで内容や単語は難しくなく、マーク式で比較的解きやすいとは思いますが、Part2の空所補充問題は文法的な知識が問われることが多いので、学校の授業に積極的に参加することが大切だと思います。今年は長文の文章が一題減りましたが、時間的にも厳しいところがまだあるので、英語の文章に慣れて速くかつ丁寧に読む練習をしておくことが大切だと思います。そのためにも、とにかく過去問を解いて復習することが一番効果的です。単語帳はシスタンをしっかり覚えて、過去問の演習でわからない単語が出てきたら、その都度覚えるというので、十分だと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

今年から人文社会科学と自然科学の併願ができるようになり、自分は両方に挑戦して、どちらも合格をもらうことができました。文系の人や科目を絞っている人でも両方に併願することにはとてもメリットがあると感じました。一つ目は、本館や理学間の机はとても小さいと言われていますが、自然科学を受験するとICU高校で受験することができて十分に広い普通の机で受けられること。二つ目は、倍率が人文社会科学よりもやや低めだということ。三つ目は、自然科学自体ができなくても、英語や総合教養で高得点をたたき出せば合格する可能性があるということ、などなど。自分はAO入試に挑戦せずに少し後悔することがありました。どうせ無理だろうと言わずに、思い切っていろいろな方式に併願してみてほしいです。少しでも合格の可能性を上げることが大切だと思います。

8. 最後に一言

オンレクにはとてもお世話になりました。ICUの受験対策はとにかく過去問を解いて慣れること、オンレクのこの姿勢で取り組むことで合格することができたと思います。解説は面白くて、注目されている話題やICUの生活での豆知識を取り上げていて、読むのが楽しかったです。また、偏差値が算出されたり、過去の受験合格者と比較できるので、自分の位置がわかることが心強かったです。
他のICU受験対策の塾は過去問の解説や講義音声など不足しているところがほとんどで、その点でとても充実しているオンレクは、地方からでもオンラインで自分のペースで進められるのでとても自分に合っていたと思います。

ICUはとても魅力的で、良い点を挙げてみてと言われても数えきれないほどですが、東京からの進学率が高く、私は地方出身なので、周りにICUを志望する友達がいなくて、周りと自分だけ違うことをしているのに、不安やさみしさを感じることがありました。そこでやる気をそぐことなく、受験勉強を続けられたのは、studyplusやオンレクの掲示板などで同じICUを志望している仲間を見つけることができたからだと思います。志望校やそこに合格するために必要なことは人それぞれ違っているので、周りの人に惑わされず、自分と同じ目標を持つ仲間を見つけて、自分の目標に向かって突き進むことが大切だと思います。この体験記が少しでもICU受験生の力になれたらうれしいです。


(追加の質問)
・人文・社会科学と自然科学の併願に関して

(1.受験したICU高校の教室は、全員が併願受験の受験生だった?)

自分の受験した教室や隣の教室は全員が1限目の人文社会科学から4限目の自然科学の試験まで受験していました。

(2.ICU高校は自然科学選択のみの受験生も使用しているが、2限から受験生が来るのは気になった?)

全く気づきませんでした。もちろん自分の教室には併願の受験生のみで、廊下にも試験官の方々が見回りをしていたので、騒音などの被害が出にくい環境だったと思います。

(3.人文・社会科学と自然科学を併願すると1限から4限目まで試験となるが、4限目まで集中力は持った?やはり疲れた?)

自分は人文社会科学の試験に集中して対策をしていたので、3限目の英語の試験が終わったときにすでに試験が終了している人を思い浮かべていいなと羨むことなどはありましたが、2週間前の共通テストで長時間の試験日程に慣れていたおかげで、また、試験監督の方も最後だから頑張りましょうと声をかけてくださったので諦めずに最後まで集中して取り組むことができました。

*人文・社会科学は1限目、自然科学は4限目に実施されるため、人文・社会科学選択の受験生は1限から3限まで、自然科学選択は2限目から4限まで、人文・社会科学と自然科学の併願は1限から4限まで試験に参加する。

時限科目人文・社会科学選択自然科学選択人文・社会科学と自然科学の併願
1限人文・社会科学
2限総合教養 (ATLAS)
3限英語
4限自然科学

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

イワ

<プロフィール>

地方私立(国際コース)
予備校なし

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 6割
総合教養得点 = 8割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8.5割

(共通テスト参考)
国語 7割
世界史 5割
英語R 9割弱
英語L 9割強

4.併願校

法政GIS

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高三の5月頃、高校の先生が薦めてくれたのをきっかけに第一志望になりました。
色々なことを学んでみたいという意欲が強く、学ぶ範囲を絞りたくなかったので興味を持ちました。

6.ICUに期待するところ

学生同士切磋琢磨しながら学びたいと思っています。

7.受験対策

a.願書

日常生活からでもきっかけを拾って学びに繋げられるような人間になりたいという私のなりたい姿と、なぜそうなりたいと思ったか、そしてなぜICUでそれが学べると思ったのかを書きました。

a. 人文・社会科学

世界史は流れをつかむためにヨーロッパ史を中心に年代順で学び直しました。
その他は過去問をひたすら解きました。

b. 総合教養(ATLAS)

今年から形式が変わると知っていましたが、ひたすら今までの過去問を解きました。メモの取り方が上達して、読むスピードもあがりました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

受験直前までリスニング音源を聞きました。リスニングからリーディングまで続けられる集中力を養うために、過去問を解く時も続けて行った方が絶対にいいです。

<リーディング>

なるべく分厚い単語帳を買って、単語を重点的にしました。長文対策は特に参考書は買わず、過去問だけで対策しました。英語が1番点数が伸びることに気づいて、受験間近のときは英語に力を入れました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

自分に合わせた勉強法を見つけるべきです。私の場合、単語帳から付箋が消えていく快感がたまらなかったので分からない単語には全て付箋を貼り、覚えたら剥がすというのをしました。そうすると勉強のやる気がなくても、付箋無くしたいから単語しよう!!!!となります!また、オンレクはその年度の過去問における自分の順位が見れるので燃えます!!!!負けず嫌いな私はすごくがんばれました!
試験中はいつもの自分を出せばいいだけです頑張りすぎないで!!!!!


8. 最後に一言

総合型2次で不合格になってしまいましたが、一般選抜で合格をいただきました。
オンレクのおかげで合格出来たと言っても過言ではありません。
過去問を解いて、形式に慣れて、焦らず解けたことが合格のカギだったと思います。

(追加の質問)

・使っていた単語帳をおしえてください。

使っていた単語帳は鉄壁です!

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

ちゃむ

<プロフィール>

出身高校 都内の通信制高校
予備校あり
趣味 百人一首
部活 書道

総合型も受験しましたが、落ちたので一般も受けました。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 = 8割
総合教養得点 = 8割
英語リスニング得点 = 10割
英語リーディング得点 = 9割

(共通テスト得点参考)
英語リーディング 100/100
英語リスニング 100/100
世界史探求 100/100
国語 142/200

4.併願校

早稲田大学国際教養学部
立教大学異文化コミュニケーション学部共通テスト利用
明治学院大学国際学部共通テスト利用

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校2年生の終わりまで大学に行くつもりは全くなかったのですが、母の提案でICUなら学びたいことあるかもよと勧めてくれて、キャンパスツアーに申し込みました。そこで案内してくださった方が同じ通信制出身の方で、様々な挫折を経験していた私にとってはすごく希望の光にその人が見えました!!
その人にたくさん質問できて、その後もICUのことを調べていくうちにここなら大学行きたいかも!と思うようになり、ICUを目指しました。

6.ICUに期待するところ

ELAで英語の能力をしごいてもらえそうなところに期待してます。一年間英語喋ってないので、そこは心配ですが、なんとかなることを願っています。また、運動部にはいりたいです!
メジャーがたくさんあるし、自由がきくので、様々な勉強に挑戦したいです!!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

中学校時の闘病体験と高校で通信制に入って感じたこと、学んだことを書いて、弱者に手を差し伸べる存在になるためにICUで様々なことを学びたいと書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

百人一首と書道について書きました。

a. 人文・社会科学

予備校で一年間授業をとっていましたが、結局あまり効果は感じてませんでした笑
1番効果があったのは、過去問をとにかくときまくること!!
30個くらいは解いたと思います。
一月初めからスランプに陥り、人文が全然取れず不安になりましたが、そういうときは今までやったものを見直して根拠を持って選択肢をきるようにしたらなんとか持ち直せました。
現代文の対策は大いに助けとなると思います。

当日は精読を心がけて資料を40分で読んで、30分で問題を解きました。
時間がなくて焦りましたが、精読したおかげで選択肢をきるのは簡単にできたので、なんとか間に合いました。
わからない問題があったら諦めて飛ばすことが大事だと思います!
実際私も数問飛ばしました!

b. 総合教養(ATLAS)

ATLASの過去問を5周しました。
メモを取る練習は大事だと思います。聞こえたことほぼ全部かけるようにしてました。
今年から形式が変わりましたが、メモ重視なところがあったのでメモ取る練習はおすすめです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

帰国子女なので参考になるかわかりませんが、一応書いておきます🙇‍
過去問を聞きまくってました。過去問以外はやってません。
イヤホンでは行わずに、スマホで鳴らして遠くに置くという方法でやってました。また、会場が結構音が響くと言う噂を聞いたので、最後の1週間はお風呂で反響させてやってました笑
お風呂でやってたからなのか、当日はまったく響いてる感じはしませんでした!

スピード早いし、メモとるとわけわかんなくなるのでメモは取らない主義でした。

<リーディング>

最初といた時は時間がなさすぎてパニックになりましたが、時間配分を決めてとく練習をしたら段々時間内に解くことができるようになりました。
穴埋め問題は結構文法出たりするのに、文法ボロボロだったので、文法を1からやり直しました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

共通テスト後
共通テスト終わった後は全力でICU一本に絞りました。
併願する方は、ICU以外は基本共通テスト利用で出し、共通テストまでの1ヶ月は共通テスト対策に全力を出し、その後2週間ICUってやるのもいいかと思います。私はこれでなんとかなりました。

総合型の話
総合型選抜も出しましたが、落ちました。
総合型で合格する覚悟で書類作ってたのでショックでしたが、1日で切り替えて、本気で勉強しました。
総合型の結果がでるまではあまり一般の勉強に本気出していなかったので、10月からの数ヶ月は人よりも追い詰めてやらなくてはならなかったので、総合型の人でも一般の勉強をしっかりしておくのがおすすめです。
でも、あまり本気を出していなかったとしても10月からでも私みたいに全力出せばなんとかなるので、諦めないでください!

試験日
試験日は会場に着くとみんな天才に見えてビビりましたが、事前に作っておいた時間配分の紙を眺めながら音楽を聞いて精神統一してました。事前に試験休み時間何するか決めておいた方がいいです。あと、お手洗いは行ってください。

高校2年生終わりまで大学受験するつもりゼロだったのと、通信制高校なのもあって、得意な英語以外の科目はゼロに近い状態ではじめました。おまけに中学生3年間入院してたので、中学の基礎もなっていなかったです笑
そんな私でもなんとかなったので、同じような人もあきらめないでICUを目指して欲しいです。
予備校に通いましたが、予備校のお金を稼ぐためにバイトしながら通ったので、時間は人より少なかったかと思います。
時間が少なくても隙間時間にやったり、時間がある時は集中して勉強することができたら、遅れることはないので、時間がない人も諦めないでください。

8. 最後に一言

最後まで諦めないでがんばることが1番大事だと思います。
あと試験を楽しめるようになると強いと思います。実際、私は試験会場到着したばかりはビビりまくりましたが、試験開始のときには楽しむ精神でこの紙解けばICUにいけると思ってるんるんで解きました。

(追加の質問)

・事前に予定していた時間配分と実際の試験の時間配分は?

<人文・社会科学>

事前予定していた時間配分:
資料読解:35分
問題解答:30分
見直し:5分

※2025年度から試験時間が70分に短縮されたため、80分時代の過去問も70分で解く練習をした。

実際の試験での時間配分:
資料読解:40分(予定より5分オーバー)
問題解答:30分

本番では慎重になりすぎた結果、資料読解に時間をかけすぎてしまった。設問16問に16分かかり、残り15分で半数以上の問題が未着手という状況になってしまった。そこからは「わからない問題は捨てる」と割り切って、なんとか最後の問題までたどり着いた。2分余裕ができたため、最後にわからなかった問題を適当にマークした。

<英語リーディング>

事前予定していた時間配分:

Part2:11分
Part1-1, 1-2:各15分
見直し:4分

実際の試験での時間配分:
Part2:11分
Part1-1:13分
Part1-2:16分
見直し:5分

知識要素が多いPart2を先に解くことで得点率が向上。わからない問題は「他の人もできない」と割り切り、早く解く練習を徹底した。実際の試験は予定通り進行。見直し時間も確保できた。

<総合教養>

事前の時間配分:
今年度は形式の変更があったため臨機応変に。5分見直し時間を取る。

実際の試験での状況:

資料読解:
最初の二つが文学的内容だったため戸惑うも、共通テスト小説問題で学んだ読み方を応用して要点を掴むことを意識。最後の理科系文章はほぼ未読。

問題解答:
知能テスト的な形式で楽しく感じたものの、問題数が多く後半で焦る展開に。試験終了と同時に解答を終えた。10問ごとにマーク確認を行った。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

icu’29

<プロフィール>

都内の女子校に中高6年間通っていました。
校内予備校の特別選抜入試で英語、数学、総合型の授業を受けていました。
趣味は韓国ドラマ、中国ドラマを観ること、K-popも大好きです!
旅行も好きなので大学4年間で世界を旅したいです!
オーストラリアとイギリスに短期留学をしました。

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

元々は医療系に進もうと理系のクラスに進学しましたが、高1で行ったオーストラリアへの短期留学をきっかけに国際系の大学への進学も視野に入れ始めました。高2の夏にイギリスのプログラムへ参加したあと、医療系の大学だけではなく国際系の大学のオープンキャンパスにも行ってみようと思い、ICUのオープンキャンパスに参加しました。オープンキャンパスに訪れる前はICUについて全く知りませんでしたが、学長の講演や在学生との交流、緑豊かなキャンパスに魅了され、ICUに一目惚れをしました。その後高校の先輩のお話を聞き

6.ICUに期待するところ

多様な分野を横断的に学べるのが何といってもICUの良いところ。4年間じっくり勉強して自分の興味ある分野を深めたいです。
またどんなにおもしろい人と出会えるか、ICU愛が強い人と出会えるか、ばか山あほ山でピクニックするのも楽しみです!

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

ケニアとオンラインで交流するプロジェクトに参加した経験から途上国の開発に興味を持ったので、ICUでは開発研究や教育学を学びたいということを書きました。また自分が感じたICUの魅力やサービスラーニング、留学などについても触れました。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

オーストラリアに短期留学をした際に出会ったインドネシア人の友人との話について書きました。イスラーム教徒であった彼女が断食の期間に日本で給食を食べずにいたところ友人にからかわれたという話を聞き、そこで気づいた日本の現状や感じたことを述べました。

願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

2度の留学を通して身につけた世界に対する視野の広さと異文化に対する寛容な姿勢は多様なバックグラウンドを持つ学生との対話において新たな視点を生み出せる。また途上国における問題は感染症の蔓延や環境汚染など世界を脅かす問題になりうるものであり、結果的に私が途上国の開発に関わるということはICUが目指す人類平和にも貢献できるというようなことを書きました。

b.小論文

トピック1(社会的または国際的に関心が高まっている時事問題)を選択し、「女性理系進学率の向上がジェンダー平等に与える影響」というタイトルで書きました。ジェンダーギャップ指数について興味を持ったのでこれについて書きたいと思っていましたがどの方向から調べるのか相当悩みました。調べていくうちに経済分野の技術職や専門職における男女比が世界的に見ても低いことを知り、自身が女子校の理数科で勉強していることもあったのでこのテーマを選びました。問題提起→背景と現状→原因分析→改善策→結論の構成で書き、問題点だけではなく現在の取り組みを述べたうえで改善策を挙げるように意識しました。
改善策については留学先の現地校で行われていたSTEM教育やオーストラリアの取り組みも書きました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

ケニアのプロジェクトに参加し、参加者同士の意見交換の場を作ったということについて書きました。この経験を通して、実際に自分の目で見て、交流を通して現状を知ることや協同的なアプローチをすることが課題解決を図るうえで重要であり、ICUに入学後もこの姿勢を大切にしていきたいということも書きました。

d. 推薦状2通

担任の先生と中学の時の担任の先生にお願いしました。

e. 成績書類

英検準一級(2400)
評定平均 = 5.0

f.一次試験(書類審査)のポイント

私は自分の考えや疑問、アイデアを全て紙に書いて残していました。関係ないなと思うような小さなことでもメモをし、添削する前の文章も全て保存していました。書類だけでなく面接でも活用できることがあるので、メモに残したりGoogle documentに保存しておくことをおすすめします!自己分析と書類2では人生の転機やこれまでの経験を、その時の感情とともにまとめました。(例えば留学であれば行く前、留学中、帰国後どのような気持ちだったかを書き出す)
書類全体に関しては内容に一貫性を持たせるようにし、ICUでなければいけない理由と関連させて書くことを意識しました。またホームページやパンフレットを読んでICUが大切にしていること(キーワード)を書き出しました。(人類平和、リベラルアーツ、批判的思考力、柔軟な思考、異なる価値観、対話、多角的な視点、主体性、キリスト教、世界人権宣言、多様性)

g.面接 (二次試験)

個人的にはこれまでの面接のなかでもディスカッション要素が強かった印象です。
時間は20分で
・なぜICUでないといけないのか
・理数科で学んだことをICUでどのように活かせるか
・ケニアのプロジェクトに参加した経緯
・ケニアの貧困状況について
・ケニア以外に興味がある国
・特にどのようなことを学びたいか
・将来どのような形で開発支援に携わりたいか
・戦争が起きる最も大きな要因は宗教か 理由
・(いいえと答えたので)宗教以外が原因で起きた戦争の例
・↑の質問に派生して 人と対立した経験はあるか 理由
・日本の国際援助についてどう思うか
・外国人労働者に対してどう思うか
このようなことを聞かれました。インターネットで調べて出てくるような基本的な質問というよりも書類について深く聞かれ、自分の答えに対して派生して質問されるといった形でした。難しい質問であっても教授が例を挙げてくださるので、落ち着いて自分の考えをゆっくり話すことがポイントです!

二次試験ポイント

私は9月に出願を終えてから面接まで一般選抜の勉強はあまりせず、全ての時間を面接練習に使っていました。(あまりおすすめできませんが、私は一般選抜ではICUを受験しようとは考えていなかったので後悔しないように全てをICUのために使っていました。)
面接練習に関しては本番と同様、Zoomを使って学校の先生、校内予備校の先生、ICUの先輩2人と計8回ほど練習をしました。毎度画面収録をして終わったあとは先生方にフィードバックをしていただき、反省点などをまとめ、うまく答えられなかった質問は次の面接練習までに答えられるようにするという形で行いました。私は面接になると過度に緊張してしまうため面接練習にはかなりの時間をかけ、対策しました。一次の書類から質問されそうなことを全て取り上げ、言葉の定義や意味を調べたり、また時事問題やこのサイトにある過去の受験者の質問などにも答えられるように練習しました。私はいくつかの面接対策本を読んだり面接動画を観たりしましたが、ICUの面接はディスカッション要素が強く、オンライン形式で行われるため、テンプレートに沿った回答では自分の考えが十分に伝わらないと思います。そのため友人と互いに質問しあうなどの方が良い練習になると思います。書類と時事問題、難民、紛争、戦争などについて自分の考えを話せるようにすれば大丈夫です!
他にも
・BBCニュースを読む
・履修したい授業をスクショして学期ごとにまとめる
・アドミッションポリシーを毎日読む
・一般選抜の英語の文章を読んでみる
・気になったニュースの深堀り
・キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、神道について調べる(書類2で宗教について書いたので)
・丸暗記している感を出さないために絶対に伝えたいキーワードをおさえておく
というようなことをやりました。

面接練習で答えるのが難しかった質問
・キリスト教を学ぶ意義とは
・変化が目まぐるしい時代のなかでリベラルアーツの意味とはどのように考えていますか
・教養を身に付けたとはどのような人ですか
・教養を身に付けたとどう判断しますか
・大学であなたがほかの生徒に提供できる価値観や貢献はありますか
・オールジェンダートイレ以外にLGBTQ関連で必要な施設はあると思うか

また本もたくさん読み、印象に残った部分はメモに残しました。以下読んだ本です。

・対話の技法
・自由になるための技術リベラルアーツ
・教養としてのギリシャ・ローマ 名門コロンビア大学で学んだリベラルアーツの真髄
・新時代を生き抜く24の思考・行動様式 ニュータイプの時代
・教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会
・世界から格差がなくならない本当の理由
・キリスト教新講
・異文化理解
・武器になる哲学

8.最後に一言

先の質問でICU一筋だと書きましたが、ずっと医療系に進学をしようと思っていた私がICUを受験することは本当に大きな決断でした。クラスにも国際系の大学へ進む人は少ない、ICUに進学をしても将来何をするのか、自分は勉強についていけるのかすごく悩みました。しかしICUの受験を決めた大きなきっかけはやはり医療系という一つの勉強よりも幅広く勉強したかったこと、多様な考え方、生き方を持つ仲間に出会い、自分の視野を広げたかったからだと思います。そこで大学を決めるうえでやっておいて良かったことをお伝えします。

1.いろいろな大学を見てみること
理系の人でも文系の大学に行ってみたり、同じ学部であってもいくつかの大学のオープンキャンパスに参加することが大切です。(実は国際系のオープンキャンパスに行こうと思った時、私はICUに行こうとは考えていませんでした。本当は早慶やGMARCHに行ってみたかったんですが予約がいっぱいでたまたまICUしか空いていなかったんです。今思えばそこからICUとご縁があったのかなと思います笑)

2.成績
万が一他の大学の指定校や公募を受験するとなっても使えますし、他の受験生とのアドバンテージにもなるため、良い成績をとっておいて損はないと思います。

3.挑戦すること
私は新しい環境に飛び込むことが苦手でしたが、留学をきっかけに挑戦すること、何でも失敗を恐れず経験をすることが大切だということを学びました。自分がこれはやりたくないな、失敗が怖いと思った時ほど成長のチャンスです!いろいろなことを経験してみると自分が好きなこと学びたいことを見つけるのに役立つのかなと思います。普段は読まない本を読んでみるのも良いと思います。

4.ポジティブなマインド
受験期間は不安になったり、自信をなくしたりすることも多いと思います。しかしそのような時ほどパンフレットを読んで大学に通っている自分を想像したり、私が受験に落ちたら誰が受かるのか、私なら絶対合格できる!というような強いマインドを持って乗り越えていました。案外何とかなるものです笑

総合型選抜はある意味賭けになってしまいますし、一般選抜の勉強の両立は難しいですが、私は総合型を受験して将来のこと、世界のニュース、時事問題など普通の勉強では得られない学びを得ることができました。ICUへの愛をしっかりと書類でも面接でも伝えられれば大丈夫だと思います。

(追加の質問)

・「校内予備校」はどのようなシステムで、どれくらいの人が参加している?

週に2、3回予備校の先生が学校にいらっしゃって放課後に授業を受けるというシステムです。学校で校内予備校のお知らせがあり、希望者のみが受講をします。特別選抜入試では対面、オンラインで対策をしました。私の学年は7、8人ほど受講していました。通学時間がなく行事などの日程にも影響が出ないため、個人的にはとても良かったです。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

mochigome-11

<プロフィール>

出身高校:地方の公立進学校
11月まで予備校
部活:陸上
趣味:バスケと新選組

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 9割
総合教養得点 = 8.5割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 8.5割

(共通テスト得点 参考)
国語:193
英語R:100
  L:99
政経:91

4.併願校

上智総グロ、国際関係法(共テ利用)
学習院国際社会科(未受験)
法政グローバル教養(未受験)

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学の時から存在は知っていて、いい学校だということは周りの大人から聞いていました。高1の課題で志望理由書を書くときにICUのことを調べてみたらとても自分に合っていて、やりたい勉強ができると思ったため志望しました。高2の後半で総合型選抜対策の予備校にはいり、総合型選抜を受験しましたが不合格で、一般を受験しました。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は将来、紛争の予防や平和的解決を目指すことに携わりたいと考えています。それには幅広い視野と知識だけでなく、それらを統合し新しいものを生み出していく力が必要です。そのため、学際メジャーである平和研究を学んでみたいと考えています。私は理系分野にも興味があるため、紛争の予防、解決のための学びを文理どちらからも自由に選択できるリベラルアーツはとても魅力的です。また、貴学は学部学科が1つであるため、多様な興味関心を持つ学生と議論ができます。様々な立場に触れて意見を交わしながら自分の考えを見つめなおし、批判的思考力を養うこと、また相手に自分の意見を論理的に伝えるために試行錯誤することで発信力をつけることは目標の実現のために必要不可欠です。上記の理由から、貴学の教育環境やプログラムは私にとって最適であると確信しています。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

自分の好きな新選組を学ぶことについて、なぜ好きなのか、何が面白いのかを書きました。

a. 人文・社会科学

もともと国語が得意で、初めて解いた過去問の出来も良かったのであまり対策はしませんでした。

b. 総合教養(ATLAS)

人文社会と同じで、特に問題はなかったのであまり対策はせず、オンレクのおすすめのみときました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングはもとからそこまで苦手ではありませんでしたがICUのレベルには全く届いていなかったので、日常的にTEDやポッドキャスト、英語のYouTubeなどを聞いていました。
受験終盤はリスニング力が上がってきたので、過去問をずっと解いていました。最終的に24年分解きました。
Part 3はメモすると聞き取れなくなるので一瞬で選択肢が数字のところと単語のところをチェックし、可能なら読んでからその部分を意識して聞いていました。

<リーディング>

英語のリーディングは本当に鬼門でした。総合型選抜に出願するために高3の夏はすべての時間を英語に費やしましたが結局9月の総合型出願の時点でTOEFLは67で、英語力が本当に足りていませんでした。そこから不合格になり一般の過去問演習に切り替えましたが、平均もわからずただ過去問を解くことに不安を感じオンレクを受講しました。オンレクは解説が本当にわかりやすく、どこを復習すればいいのかが明確なため、勉強しやすかったです。最終的に1月に受けたTOEFLでは点数が25点上がり、英語外部試験利用の一次でも合格をいただけました。

解くときはパラグラフリーディングをしていました。一日でも長文を読まない日があると次の日の出来が良くないことがわかったので、毎日一年分解いていました。
解くときは、
(1)時間制限付きで解く
(2)答えを確認せず、時間制限なしで解く。その時、(1)と答えが違う場合は消さずに上に書いておく。
(3)わからない単語を調べつつ解く。(2)と答えが違う場合、消さずに下に書いておく。
(4)答えを見る
という順番でやっていました。(1)で間違えたものが、(2)であってるなら、問題は時間、(3)であってるなら単語、どちらでも正解できていないなら文法や読解に問題があるかもしれないということがわかるため、その先の勉強計画が立てやすくお勧めです。

過去問を始めて慣れたころ、一度点数が下がってしまいました。その時は、慣れたことで解くことが流れ作業になってしまっていると気付いたため2日ほど解くのをやめ、緊張感を取り戻しました。また、試験一週間前くらいにいきなり点数が取れなくなりました。この時はとても焦りましたが、今までできていたことがいきなりできなくなるわけはないと思い、同じように勉強し続けたところ、点数が戻ったので直前期には焦って新しい勉強をしたりしないほうがいいと思います。
私はなぜか英語に関しては本当にメンタルに左右されやすかったので、点数が取れないな、と思ったときは解いたときの自分の状態についても分析してみるといいかなと思います。私はChat GPTに点数や偏差値を入れて、分析を手伝ってもらっていました笑
解いた日付順に並び変えてもらうと推移がわかるので助かってました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

私は二年分、本番と同じ時間割で解きました。朝起きる時間も本番を想定して合わせることでより実戦形式になれることができると思います。その際机が狭いと聞いていたため、机にA4用紙を敷いてそのうえで解き、胸ポケットに予備の鉛筆を入れてました。実際はもうちょっと広かったです。
また、音質が悪いと聞いていたのでスピーカーをいろいろなところにおいて練習しました。紙をかぶせたりお風呂場で聞いたりもしましたが、本番はそこまで音質は悪くありませんでした。ただ、イヤホンよりは悪いはずなのでスピーカーで練習するのがいいと思います。個人的には若干音が小さいような気もしましたが特に支障はなかったです。

8. 最後に一言

試験全体を通して、理系についても文系についても興味を持って文章を読めるか、楽しいと思えるかにかかっている気がしました。過去問を始める前の基礎の段階では大変だと思うことが多かったですが、過去問を始めてからは受験勉強が本当に楽しかったです。本番は英語も人文社会も総合教養も全部本当に楽しく、家に帰ってからもずっと試験の話をしていました。
総合型落ちてもきちんと勉強すれば一般でも絶対大丈夫です。落ち込みすぎず切り替えて頑張ってください!ユニークな入試をぜひ楽しんでください!!

(追加の質問)

・英語リーディング対策で行った「パラグラフリーディング」の具体的な方法やコツについて教えてください。

-パラグラフリーディングについて
各段落の最初の文を読み、段落同士の内容の相互関係を大まかに矢印や記号でメモしました。ここで時間をかけすぎると時間がなくなってしまうので、うまく掴めないところはすぐに飛ばしていました。そのあとは、一つの段落が読み終わったところで解けるところまで問題を解く、というように繰り返しました。