ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2003(10) - OGI(一般理系)

1. お名前

OGI

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

ICUのご近所の高校に通っていました。そして1浪して代ゼミで本科生やってました。趣味は映画を見ること。高校ではいろんな文化系の部に顔を出して遊んでいました。特技はデザインとか、アートっぽい系。

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:教育学科

4.併願校

東京農工大・工

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 ICU行のバスが通り過ぎるところに高校があったのが、接点かと。駅前から出るICU行のバスを見て「何教えるんだろね、キリストなだけに洗脳とか!?」などと、友達と笑っていました(ごめんなさい…(^^;)。というか、中学1年の頃は「基督教」を読めなくて困っていました(ほんとに、ごめんなさい…(^^;)。

 決定づけたのは、ICUの大学説明会。政治学を教えているという教授が、大学説明会のはずなのにいきなり授業開始(!)。「爺さんが出てきてぼそぼそとパンフレットを棒読みする説明会」に慣れていたために、かなりカルチャーショックを受けました。日本の大学についての語りにビビッとくるものがあって(洗脳されました…笑)ICUを受けようと即決しました。それに、ICU系で回ってくる話はどれも面白かった。広報も秀逸だったし。人生どこでどうなるか分からないもんです♪

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

   いろいろ学べるということなので、楽しみです。基本は生物と化学。美術などの講義を取ってみたい。英語もある程度使えるように頑張りたい。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 <願書に書いた内容>
共感覚といい、複数の感覚が混ざる能力を持つ人たちがいます。音を聞くとそれに反応して目で色が見えたりするのです。こういったまだ謎の多い知覚の仕組みを科学的に解明し、社会に還元していきたい。

 とかなんとか(^^; 願書は複数買っておきましょう。失敗したとき焦ります。あと鉛筆で書いて消しゴムで消すと緑色の背景の色が薄くなるのにはちょっとびびった。

b. 一般能力考査

 ICU対策レクチャーで、ぱっぱとやってみるのも手だと思います。模試でもいいですが、レクチャーだとそのあとすぐに間違いが分かるし、効率的にやり方を教わることができるので自信がつくという相乗効果が。ついでに友達に問題出してみるのもいいのでは。楽しむことが大事だと思うので。

 じゃんじゃん飛ばして、というのもアリですが、飛ばし過ぎると悲しくなります。数学の問題などは、ちょっと考えれば解けるものも多いので、10秒くらいは考えてみるのがコツかもしれません。僕の場合は飛ばした問題に戻ってマークを塗った時点で終了でした。

c. 人文科学考査

 最初に問題に目を通しました。全部ではなく、最初の10問くらいずつ。自信がない人は特に。ただ、資料を短時間で正確に読み取れないときついです。

 何を言いたいんだ?と考えられるのが大事かと。岩波新書を読めとは、ICUの大学説明会での教授のアドバイスでしたが、そのときに「何故?何?と考える能力が必要だ」とおっしゃってました。事実、そうだと思います。

d.自然科学考査

 化学と物理で受けました。理科が得意なら、こういう組み合わせも良いのでは。聞かれている事自体は難しくない印象です。確実に解きましょう。 いろいろな現象を口で説明できると良いかと。子どもの質問にきちんと答えられる、という感じですか。それを目指すと良いと思います。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
 あまり得意でないんで、なんとも言えないんですが。。2か月くらい前から、ネットストリーミングでやっているLAのラジオ中継を流しっぱなしにしていました。ただ、あせってしまって結局半分近くしか聞き取れませんでした。かなりへこみました。
<リーディング>
 リーディングの方ですが、そんなに癖のある問題じゃないと思います。Part2が大変な印象がありますが。穴埋めだらけなので、慣れておいた方がいい気がします

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

 ん〜、広いので、慣れてない人は下見に行った方が良いと思います。ついでにWG入試直前号を買ってみるとか。気分転換にはかなり効きました。体力と気力勝負なので、前日はさっさと寝ましょう。寝れないのが心配なら、睡眠薬を少し飲むとか。

 試験は楽しめると吉。普通の入試会場と雰囲気がまた違って楽しいです。昼休みにお茶を配る心配りがすごいです。ブドウ糖とか、栄養ドリンクがあると安心です。とくに前者は、即効性があるので。昼は少しでも良いから、とにかく食べましょう。

 受験という捉え方で勉強をしない、というのは言えると思います。切り捨て(あれは出ない、これはいらない)で勉強をしていると、途切れてしまって続かない。興味のあるものはとことん調べてみると、面白いですし。

8. 最後に一言

 試してみることに失敗はない。なんとかなるなる!