ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2003(21) - モンゴル相撲ファンの彼氏(一般理系)
1. お名前
モンゴル相撲ファンの彼氏
2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)
県立高校出身
四谷学院
3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科
年度:2003年一般入試
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:社会科学科
4.併願校
東京大学理II学部
金沢大学理学部生物学科
早稲田大学第一文学部
早稲田大学教育学部理学科生物学専修
明治大学農学部生命科学科
立命館大学生物工学部
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
中学三年生のときICU高校を受けて合格したが、好きな子が地元の高校に通うというので地元の高校の推薦を受けてしまった。受かった場合、入学しないと角が立つらしく入学。500メートルほど離れて建つ男子高と女子高だったが、その子は自分のともだちと付き合ってしまった。がび〜ん。というわけで、ICUにはその頃から行きたいなとは思っていたが、東大にも惹かれ始め、受けようと思ったのが、去年の九月。努力不足&生来のだらしない性格のお陰で見事不合格(東大)。金沢と比べて幅広く自由に学べると思いICUに入学した次第。MY人生・・・妥協、諦め、後悔。
6.ICUに入学してからの印象
良いところ
生徒が一般的に学習意欲盛ん
ELPのセクションが週に数コマ同じメンバーで授業を受けるので親しくなれる
派手に遊んでいる子が多くない
悪いところ
図書館のコンピュータの使用終了時刻が早い
駅から遠い
今年度の時間割では昼休みが短すぎる(通常50分。ロング4といって午後の授業が早く始まる日は10分!!)。もっとも来年四月からは変更されるのですが(70分)。
7.受験対策
a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)
生命の神秘を探求したい(理学科としての生物の授業は冬学期からです) 国際的な視野を持てるようになりたい
b. 一般能力考査
パターンは過去問とあまり変わらず。もちろんすべてが出来るわけは無いのですぐに見てわかるもの、時間をかければ解けるもの(数学や図形の回転など)、勘の働くものの順に優先順位をつけ、見当のつかないものはすべて1をマーク。気をつけたことはすべての問題に答えること。すべて1だってマークしないよりいいじゃないか☆ 過去問か模試やってみましょう。形式に慣れておくだけでも余裕が違います。
c. 人文科学考査
ちょっと長い現代文。過去問やって慣れておくと驚かない。現役時代は過去問を真剣に解くということをしなかったので、本番で長さにびびった!!!過去問では問題の順番と本文中のヒントが同じ順に並んでいたが、今年はランダムでちょっと焦った。
d. 自然科学考査
自然科学は生物・化学。生物は基礎的な知識と思考力があれば十分。化学は代ゼミの亀田先生の講義を受けているとあら不思議、どんな問題も解けちゃいます。東大の試験でも化学だけは亀田先生パワー炸裂。大学生のあなたも彼の講義を受けることをお勧めします。理学科の基礎科目の基礎化学�Tで秋学期に講義しているようなことを予備校で更にわかりやすく教えてくれます。こんな受験生いやでしょ?SP3混成軌道とか理解してるんですよ〜。
e. 英語学習能力考査
リスニングは始めのほうはわかり易いのですが、後半は圧倒的にリスニングの経験不足で聞き取れない、集中できない、眠くなる。こんなの聞き取れる受験生がいるの?と現実を直視できなかった僕がいた。
f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
過去問、ICU模試などを有効に使ってください。長時間の集中力も身につくので受験勉強全体にいい影響があると思います。文章がつまらないと苦痛ですが。自然科学に関しては基礎が完全ならほとんど解けるのではないでしょうか。基礎が大事です。周期表の典型元素は全部言えるから始まります。本気でやれば一日で覚えられます。覚えられない人は化学は諦めましょう。
8. 最後に一言
ICUは入ってしまうと、実感する機会がそれほど多くはないのだが、他の大学とはやはり違います。母校を好いている人が多いです。それだけ充実した学校生活を送れている学生が多いのではないでしょうか。課題は多いかもしれませんが、享受できる星のかけらのような貴重な体験も多いのです。