ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2004(7) - powerpuff(一般)

1. お名前

powerpuff

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身高校:小樽潮陵高校
予備校:東進衛星予備校

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:人文科学科
第1志望:人文科学科 第2志望:社会科学科

4.併願校

津田塾大学国際関係学科
明治学院大学国際学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

兄が留学中にICU生と出会い、ICUの素晴らしさを聞いたのがきっかけです。一般問題を見た時は絶望しましたが、大学案内やビデオを見ているうちにICUの虜になりました。それと、キャンパスに惚れました!

6.ICUに期待するところ

ELPを頑張りたいです!人文科学の授業を取るのも楽しみ!皆さん優秀な方々だと思うので、負けずについて行きたいです。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

リベラルアーツ教育に惹かれたことや、自分はまだやりたいことが決まっていないので ICUの学科間の垣根が低いことを利用して、たくさんの学問に触れて興味関心を引き出したいと書きました。

b. 一般能力考査

数学の問題(数列、2次関数のグラフ、微積を使って図形の面積を出す等)が多かったと思います。文学に関する問題もありました。私は数学が大の苦手で、一般対策もさらっと手をつけた程度でした。本番ではわからない問題だらけで、「もう駄目だ…」と思いましたが、何とかなります!数学が苦手な方は、2次関数など簡単な問題をコツコツやることをお勧めします。数に慣れておくといいかもしれません。やはり、できる問題から解く、できないのはどんどんとばしていくのが最適です。

c. 人文科学考査

テーマは「文学における幽霊」でした。前年までとテキストの形式が少し変わっていて、文章の下のほうに補足のようなかたちで注がありました。「この人が言いたいことは何なのだろう」と論理を追っていきました。比較的読みやすく回答しやすかったと思います。固有名詞や新しい話題に印をつけると、あとで見直すとき便利です。

d. 社会科学考査

イラク戦争に乗じて、「正義」とか何かを問う内容でした。とても興味深く、もう一度読み直したいです。世界史の知識問題がたくさん出されました。私は世界史選択者ですが、中には記憶があやふやで迷う選択肢もありました。これは私の力不足かもしれませんが、世界史選択者でない人はわざわざ時間をかけて教科書を読むなどしない方がいいのかな、と私は思います。気休め程度にさらっと目を通す程度でいいでしょう。

e. 英語学習能力考査

私は英語で点を稼ごうと思っていたので、リーディングの内容が理解できず悔しい思いをしました。穴埋めは文章の内容を理解しなくても、勘で解けるのが結構ありますよね。読む英文の量をこなした方がいいと思います。リスニングはBUCHOさんのCDのお陰で、思ったより速さが遅くて安心しました。何度も何度も繰り返してTOEFLのCDやBUCHOさんのCDを聞きました。慣れてくると、選択肢を見るだけで「これだ!」とわかってきます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

私は、英単語帳を勉強するのをなめていたので単語は一生懸命やりませんでした。しかし、試験中にわからない単語があって焦ったのである程度やっておくことをお勧めします。試験監督の先生も学生さんも優しくて、話をして楽しませてくれました。トイレは混みます。私の隣の人がとても不思議な人で惑わされたので、周りの人には気を取られず集中して下さい。
私はNHK第二放送のラジオをかけっぱなしにしていたのですが、豆知識みたいで為になるかもしれませんよ!身の回りのことや世界の動きに敏感に生活することが1番のICU対策だと思います。それと、テレビの歴史に関する番組や教養番組を見るのもお勧めです!

8. 最後に一言

BUCHOさんには本当にお世話になりました。オンラインレクチャーは、勉強している という気がしなくて、楽しめました。リスニングのCDも活用できたし、校歌が収録されているなど、「センスいいなぁ」と思いました。

私は、あまり勉強については良いアドバイスができないので、精神の面でアドバイスしたいと思うのでちょっと聞いてください。

私はICUを受験すると決めてからずっと、「私は受かる」と信じ続けてきました。そして、毎日朝6時に電車に乗り、7時に学校に着き勉強しました。しかしそうした努力をしても模試の結果はD、Eのあたりを低迷しました。そんな時でも頑張れたのは互いに励ましあう友人がいたからです。最初、「受験は孤独だ、辛い」と感じましたが、決してそんなことはありません。不安は付き物です。しかし、「絶対受かるんだ」そういう信念をもって頑張りとおして欲しいです。現に、誰もこの私が受かるなどと思っていませんでした。数学はできないし、落ちるかも…と挫折しかけたこともありました。そんなときは何度も紙に自分の決意を書き示すのです。(やってみて下さい!)私が合格できたのは、「絶対受かるんだ」という気持ちが通じたのだと思います。そして今、ICU合格という目標に到達した私は、これからが本当の頑張りどきです。最後に、模試の結果なんて信じてはいけません!まず、ICUとは全く問題が違うのですから…。重要なのは、ICUの過去問を研究することだと思います。誰がなんと言おうと、私は受かる!と思って励んで下さい。

そうしたら、春はすぐそこです。