ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2006(14)-けびん(4月帰国)-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

けびん keiko_kko [at] hotmail.com

<プロフィール>

・神奈川県の単位制の公立高校
・1、2年次は文化祭など数々の行事運営に携わり遊びまくる。
・2年次の春期講習から城南予備校に通う。
・中学生活はフィリピンにて過ごす。(最後の数ヶ月は日本人学校、それ以外はインターナショナルスクール)

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:4月帰国
年度:2006年度
合格学科 = 国際関係学科
第1志望学科 = 国際関係学科
第2志望学科 = 社会科学科
センター方式 = 受験した
センター方式の結果 = 不合格

3.予想得点

一般能力得点 = 6.5割
英語リーディング得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 9割

4.併願校

明治学院大学国際関係学部センター利用 合格
横浜市立大学国際総合科学部 棄権
慶応大学総合政策学部 不合格
津田塾大学国際関係学部 不合格

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

2年次の夏休みくらいに、オープンスクールに行きました。滑走路と自然の多さに惚れ込み、一目惚れ。その後リベラルアーツなどを知り、自分がやりたいことはここでしか出来ない!と盲目的に思いました。

6.ICUに期待するところ

・リベラルアーツに期待しています。国際関係を政治経済的に、文化的に、歴史的に捉え、一つの視点に囚われない多角的な物の見方を養いたい。
・ばか山の上で、おにぎりを食べたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会える場であること。
・異なる立場や考え方を持つ人たちと分かり合うチャンスがあること

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

ストリートチルドレンに対する支援はどういった形がいいのか、疑問に思っている。彼らは日本人とはきっと違う価値観を持っているはずで、日本人が行う支援は強制になってしまったり、彼ら自身の意見に背きかねないような気がする。だから、私は何よりも先ず、彼らと理解しあいたいと思う。 という趣旨のことをコンパクトにまとめて書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

・文化祭実行委員長
・ワンコインコンサートスタッフ(チャリティーコンサート)
・国際理解キャンプ参加

b. 一般能力考査

・センター対策

c. 小論文(帰国生)

3ページくらいの論文を読んで3つ質問に答えました。
内容:高齢者について。高齢者っていうのは人によってその定義が揺れていて、中には70歳以上でバリバリ元気な爺さんもいるのに、”高齢者”っていうだけで社会はその人を弱者として扱う。介護の現場で問題とされているような幼い子どもに話しかけるようにお年寄りに話しかけるのもその例の一つ。お年寄りを弱者つまり−、若者を+として捉えるのではなく、物差しをなくした考え方が社会に必要である。

質問�@高齢者の定義:本文から殆ど抜粋できました。ただ、それだけだと全体の5分の3行しか埋まらなかったので、余計かと思いつつ自分の考えなどを最後の行ギリギリまで目いっぱい書きました。

質問�A文章中の例(介護現場での問題)と同じような事例を考えろ。 日本にいる外国人について書きました。日本人って日本にいる外国人を日本語使えないって思いがちだよねっていう話。これは自分の体験と結び付けて書きました。

質問�Bすいません、思い出せません。

答えは全部、最後の行まで目いっぱい書きました。 俺はこのくらいお前を愛しているんだICU!って訴えられるのは小論文の特権ですよ。 マークシートだと出来ませんからね。自分の意見をしっかり持って、それをどれだけ相手に伝えられるかが鍵だと思います。私は終わった後、「シャシャッちゃった!」って思いました。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
途中でマークミスをしてしまい、ものすごく焦りました。リーディングの説明を受けている間に、落ち着き、どうしようか対策を考えました。きちんと、マークミスは直せましたよ。それから、TOEFLよりだいぶ遅く感じました。

<リーディング>
本格的にやったのは直前1週間くらいです。一気にやりました。 単語さえ覚えればなんとかなります。

8. 最後に一言

ICUの問題って特殊。とくに帰国子女枠って情報が少ないから余計に困りますよね。というわけで上記の欄でも、帰国子女に関わることは特に細かく記入しました。もしも他に何か聞きたいことがあれば、教えられることはなんでもお答えしますよ。