ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2007(9)-JICHO-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

JICHO

<プロフィール>

都立高校→H大学→ICU

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:ICU編入(トランスファー)
年度:2007年度
合格:社会科学科br> 第1志望:社会科学科
第2志望:人文科学科
センター方式:受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 5割
人文科学得点 = 6割
社会科学得点 = 8.5割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 8割

4.併願校

N/A

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

一緒にバンドをやっていた先輩がここの大学にICU編入(トランスファー)で入っていて、その人から『ウチの大学の方が相性いいんじゃない』と言われ、実際に行ってみて納得。ICU編入(トランスファー)を決意。

6.ICUに期待するところ

とりあえず英語運用能力の養成にはかなりの期待を置いています。 前の大学では、学部が社会系だったこともあるけれど、ほとんど留学生も帰国もいなかったので、英語の力がびっくりするほど落ちました。ですので、入ってから英語のリハビリします。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

N/A

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

アメリカのユニラテラリズムの要因とその方向性を日本の対外政策と関連させて学びたい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

音楽鑑賞、美術鑑賞、読書、旅。

b. 一般能力考査

夏季に予備校のICU対策講座をとって、その時にもらった教材で知識の習得。
あと、SPIをちょっとかじりました。
試験本番は、2001年ICU編入(トランスファー)合格のたかさんの方法(2001年度合格体験記参照)を使わせていただきました。
先人の知恵に感謝 m(__)m。
実際につめこんだ情報が役に立つことはほとんどないので、頻出問題以外は直前に情報を入れればいいと思います。

c. 人文科学考査

こちらでも、たかさんのを使わせていただきました。いつもお世話になっています。 ですが、今回の場合自分の処理能力があまりにも遅いため、残した30分で全部回答しきれませんでした。だから、このせいで終わったなと思ったけれど、それまでの自分の正答率の高さに根拠の無い確信があったので、すぐアタマを英語に切り替えました。 ちなみに、人文と英語はお昼の後なので、極度に眠くなるため、コーヒーとか飲むといいかも。僕はRed Bullを持っていき、翼を生やして挑みました。

d. 社会科学考査

社会学系の本は読みなれていたので、今年の論文はすぐ理解でき、回答に時間を多く回せました。おそらく、どれだけ速く論文を咀嚼して、問題の審議にどれだけ時間をかけられたかが、 今年の合否の分かれ目だったと思います。 だから、まず試験では論文を見て、どれぐらいの難易度で、回答数と比してどれくらい読むのに時間を割けるかを頭の中に置いておいたら僕の人文のような結果は避けられると思います。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
基本、TOEFLの本で対策しました。 TOEFLではICUよりもずっと長い長文が読まれる問があるので、その対策をしていて良かったです。傾向が変わったおかげで、だいぶここでアドバンテージを取れました。もし例年どおりだ ったら受かってなかったと思います。 あ、リスニング練習にはできたら音響が悪いヘッドホンを使った方がいいかもしれません。 僕はいつもBOSEのQuietComfortというビジネスクラスが使うくらいの音響環境でいつも リスニングをしていたため、ICUのスピーカーから流れる音が始め、声と認識できませんでした(笑)

<リーディング>
こちらもTOEFLを。時間内の問題処理は大学入試よりTOEFLの方がシビアなので、だいぶしごかれたおかげで読解力も速くなりました。 でも、ICU以外の入試ではTOEFLの本はお勧めできないので、ICUの入試前にななにか模試的なものとしてやった方がいいかと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

人にアドバイスできるほど自分がやってきたことに自身をもてないので、とりあえず入試までにつかった教材を列記するので、興味がある人は見てみてください。
・そうだったのか現代史
・TOEFLテスト190点リーディング/リスニング
・畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義
・新書(最上敏樹教授や村上教授を中心に)
・VOA、週間ST(リスニングサイト)

8. 最後に一言

よくICUは特殊な大学だと言われますが、どの辺りが特殊なのか自分なりに考えてみました。
それで、以前在籍していた大学と比べてわかったのことは、ICUは要領がいいだけでは入れないということです。中にはそういう人もいるとは思いますが、それはごく一部だけ。
自分が知らない、感じたことが無いことに好奇心を抱き、それを知ろうとし、最大の配慮が出来る。
そんな人たちが集まる大学、それがICUだと僕は考えています。
「自分の知らない世界を知りたい」それを求めた先にICUがあって頑張れるならきっと、結果も付いてくると思います。