ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2008(9)-shunさんの場合-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

shun

<プロフィール>

中学2年生の始まりに父の転勤でアメリカに移住。
高校はアメリカで、半年早く卒業するために頑張って単位取って3年半で卒業し、その後すぐ日本に帰ってきてICU受験という形になりました。
毎週土曜日に日本人学校に通って小論文等を勉強したりしていました。

2. 受験形態

4月帰国

3.予想得点

一般能力得点 = 5割-6割
英語リスニング得点 = 7割-8割
英語リーディング得点 = 8割

4.併願校

ICU一本です!

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

日本人学校の先輩が9月入学でICUに受かったという知らせを聞きICUを知りました。調べてみると、今年度からメジャー制になるということが書いてあり、自分がしたい事等がまだはっきりと決まっていないのでこの制度は自分にふさわしい!と思いICUを受験しました。 後運がよく、ちょうど卒業した後に受験という形になっていたので(大体帰国子女の入学試験は夏場なので)丁度良かったのもあります。

6.ICUに期待するところ

クラスが英語ということなので、自分の英語力をさらに強めたいと思っています。 今のところ国際関係学のことを一番学んでみたいですね。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

国際環境学を学びたいと思っている、将来、難民保護関連(UNHCR,FAO等)の国際福祉関係の仕事に就きたいから、国際コミュニケーションや国際関係論等の科目がある貴校にとても魅力を感じた。
国際環境学科を専攻する上で、世界の情勢、世界経済などを総合的に学び、その上でどのように世界の難民を救うことができるかその方法を導き出し、社会貢献が出来るように努力したい って書きました。

<2.ICUで何を学びたいか、また将来の志望を述べてください。>

なんか帰国子女のやつはあなたの将来の考え方に大きな影響を及ぼしたのはなんですかみたいな質問だったのでこう書きました。(タイプしたのが残っていたのでそのまま引用) 私の将来の考え方に大きな影響を及ぼしたことは、父親の赴任に伴い渡米し現地の学校で五年間過ごしたことです。自分を含め様々な国から来ている生徒に一様に英語を学ぶ機会を作り、暖かく迎えたアメリカの教育システムさらに英語のわからない私を歓迎してくれた友人たち、アメリカから日本を見られたことなど、今まで気づかなかったことに目が向くようになり、将来の生き方の指針になりました。 その結果、様々な国の良いところを尊重する考え方に触れ視野が広がり、国際福祉を将来の仕事と考えるようになりました。貴校では知識を増やし自分のもてる力を広げ、今後の取り組みを深めていく場所と考えています。

b. 一般能力考査

アメリカにいる間はほとんど対策してなかったですというかできなかったです。赤本の存在も知らなかったし、ICUのHPから過去問をダウンロードしてやるくらい。答えのってないから合ってるかもわからなくてほとんどやらなかったですね。 受験日の1週間前に日本に帰ってきたので、本屋さんに行ったら赤本を見つけ感動。 買ったその日から一般能力考査の過去問をすべてやりました。 ことわざや四字熟語は日本人学校で少し習うくらいで、1週間で何も変わらないと思いあきらめました。 数列、三段論法はBUCHOさんのWEB EXAMを利用して傾向を掴みました。(数列のやり方試験日4日前まで知りませんでした汗。)

本番では、1問50秒ペースで解き、わかる!っていう問題には2−3分費やして、ことわざや四字熟語、アナグラムは適当に「これなんか聞いたことあるなあ?」っていう答えをマークし、大体20−30秒で解きました。この試験は時間配分が大きな鍵を握ってると私は思います。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>

これはアメリカにいるとき、TOEFLの勉強をしてたのと、4年間のアメリカ生活で培ったヒアリング能力のお陰でほとんど理解できました。

<リーディング>

これもTOEFLのお陰ですね。じっくり読んで1問1問解いていきました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

赤本のお陰で受かったと思います笑
試験中に気をつけることは、時間配分だと思います!後試験場に腕時計を持っていったほうがいいですね。帰国子女の試験場は時計が後ろにしかなく、毎回毎回振り向いて時間を見ないといけなくなります。
ちなみに自分は最後列だったのでカンニングの疑いもなくしょっちゅう後ろ振り返って時計みてました。

8. 最後に一言

ICUの帰国子女の試験は対策というより、日々何をしてきて何を培ったかで決まると思います。