ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2009(31)-u-.-u11colonさんの場合-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

u-.-u11colon

<プロフィール>

関西の公立卒業
25歳
色々あって大学受験にトラウマ
4年ほど前から今年の7月まで、通信制大学に通いつつ親戚の会社の事務員してました。

予備校は地元のドロップアウター専門で有名なところ
4月から週1〜2ぐらいの割合で通っていました

2. 受験形態

一般入試(センターなし)

3.予想得点

リベラル得点 = 6〜7割
人文科学得点 = 7割ぐらい
社会科学得点 = 3割〜4割?(判定不能)
英語リスニング得点 = 3〜5割
英語リーディング得点 = 6〜7割

(センター得点 参考)
英語144(こけた…)
国語182
世界史65

4.併願校

センター利用で関学、明治を受けるも失敗。
一般入試はすべてICU発表後だったのでキャンセルしました

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

まじめに勉強できる環境で、英語ができて、留学に強くて、経済や政治学以外に理系や情報科学も学びたい……でもそんな都合のいい大学あるわけないよね。
そんな風に考えながら大学情報を漁っている時に見つけました。
運命的でした。

6.ICUに期待するところ

ELPで英語の情報を読み取る力を身にいつけたい。
また、政治学、経済学に加えて、幅広い分野の知識を身につけられたら…と思っています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

要約すると

コミュニケーションツールの変化に伴う社会的価値観等の変化について勉強したいと思った。そのためには文理の枠組みにとらわれない幅広い知識が必要であり、その条件を満たす大学としてICUに惹かれた。

的なことを書きました

<2.ICUで何を学びたいか、また将来の志望を述べてください。>

メディアコミュニケーションを機軸に、経済学、政治学、社会学、情報科学などを学びたい。また、学習のためのツールとして、英語力は必須である。そのための読み書きの力を身につけたい…みたいな感じで書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

インターネット、書籍問わず活字中毒気味なのでそのことを書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

オンレクメインでした。

一見異なる問題でも答えを導くプロセスは共通なことが多いので、解答を見ながら同じ問題を解きなおし、そのプロセスを身に着けるように心がけました。

ただ本番の問題は、オンレクオリジナルの問題より時間がかかるように思います。
オンレクでも、*マークのついた問題は、ついていない問題よりも時間がかかったり、ひねりが聞いているように感じました。また、本番では問題数が減ったにもかかわらず、いつもよりも時間不足になり、いくつか適当にマークする羽目になりました。

いつも以上に早めに解く事、分からない問題は飛ばす事を心がけて本試験に挑んだほうがいいと思います。

c. 人文科学

基本的に、論文の趣旨をつかめるか、細かな部分の読み取りが正確にできているかを求められているのだと思います。現文と同じです。
最初の3分程でさっくり読んで文の構成、概要を押さえ、次に問題を解きながら文章を章ごと、まとまりごとに何度も読み返し理解を深めていくという感じでした。

最初にさっと目を通して頭の中で文の構成をつかむクセをつけておくと、答えの根拠が本文中のどこにあるのか押さえられるし、数箇所を参照して答える問題、全体の内容を答える問題にも対応できるのでおすすめです。

自分は時間がなくてできなかったのですが、ギリシア哲学やキリスト教に関する話題が多いので、その分野関する基礎知識を身につけておいたほうが良いだろうと思います。

d. 社会科学

人文と大して変わらないのですが、社学は知識問題と文章中の問題の区別をつけるために、一回目から比較的丁寧に読んでいました。

ただ、今年度の問題は知識問題のオンパレード。
読解力勝負だと思っていたので、正直、テスト中に乾いた笑いがこみ上げました。
放送大学では経済と社会専攻だったから他の人より有利なはず!
そう自分に言い聞かせて、文章中から何とか根拠を探しつつ挑みました。

気持ちの切り替えが大事です。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

受験する前の年にTOEICの勉強をしていたのですが、勉強を始めた当初は300点台、酷いときは200点台を取っていたと思います。もちろん筆記も含めた総合点です。
最終的に600点台まであがったのですが、そのときに導入して効果があった勉強法が、闘耳による発音練習の徹底と

http://homepage3.nifty.com/mutuno/
こちらのサイトの、音読パッケージというやりかたでした。

○まず、オンレクの解答を見ながら文章を理解する
○次に、音声教材を流す。意味の取れる適当な長さで停止しては、それを真似て音読5回
○さらに、教材をながしっぱなしにして、それに合わせて10回ぐらい音読
○再び意味の取れる長さで停止しながらテキストを見ないで音読5回(できないなら見ても良い)
○最後に音声流しっぱでテキスト見ずにシャドーイング5回(同上)

の30回一セットで、2回目からは全体を20回ぐらいに減らして、最終的合計100回に名あるようにしてやっていました。

ただ、これは効果はあるんですが、時間とられるし、やるのが面倒くさい。
結局ICUのリスニング対策に導入したのは12月ぐらいだったと思います。
耳がなまりまくってて、あと一ヶ月早くはじめてればー!と、試験直前までぼやいてました。継続が大事ですね…

本番では、
大問を解き終わる→次の大問の説明→ページをめくる指示→少しの時間→問題を解く
という感じなので、問題を聞きながらマークシートに印をつけて、日本語の説明の時に塗りつぶすようにすればリスニングに集中できます。

また、問題の先読みができるのとできないのとではぜんぜん違ってくるので、自分みたいにリスニングが苦手な人は、問題を読むのにも注力したほうがいいかと思います。

<リーディング>

高校でて長い間英語に碌に触れてなかったので、自分の英語力というのはそれはそれはひどいものでした。
上に書いたとおり、おととしの10月のTOEICは200点台。
その後、努力のかいあってある程度点数は伸びたのですが、主にリスニングで稼いでいたため、リーディングは苦手。

予備校の授業もこなしたし、少しは力がついただろうとやった一回目のオンレクが12点。
それ以降も見事な低空飛行。過去問を解いては読み返し、分からない単語を覚え…という感じやりましたが、がんばってもがんばっても平均いかない。点取れたと思ったら、みんなもっとできてる。偏差値30台はおろか20台も叩き出しました。
センターでも時間配分ミスで英語コケたりと、果たして本当に英語の力はついてるんだろうかという気分。

ただ、横山のロジカルリーディングという参考書を終えたあたりから、英文全体の構造や、段落のつながりを意識して読むようになりだしました。点数は安定しないものの、少しずつ英語の問題をどう解けばいいのかというのが分かり、ごくたまに平均取れるようにもなりました。

本番は一番手ごたえありました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

勉強法は概ね書きましたが、それ以外で効果があったのはストップウォッチを使って何時間勉強したかを測ることでした。
また、手帳を利用して、勉強の計画を立てたりもしていました。
うまくいかないのはしょっちゅうでしたが、とにかく継続すること、目的のために何をすればいいかをできるだけ考えて勉強しました。
オンレクでは、偏差値が出て自分の弱点がつかみやすかったので非常に役立ちました。

精神的なことを言うと、最後まであきらめないのが本当に大事だと思います。

8. 最後に一言

合格できたのは、オンレクの力も大きいと思います。
オンレクで自分がどの位置にいるのか分かったこととリスニング対策、リベラルアーツ学習適正の問題は非常に役立ちました。
自分で言うのもあれですが、よく受かったなと思います。
正直言って、どの大学にいくにしろもう一年かかるだろうと踏んでいました。
実力で受かったというよりも、周囲の方の力添えあっての合格だと思っています。