ICU編入入試国際基督教大学編入入試合格体験記2009(32)-とらんすふぁーさんの場合-
1. お名前、プロフィール
<お名前>
とらんすふぁー
<プロフィール>
地方の私立大学よりICU編入(トランスファー)
2. 受験形態
転入本科(ICU編入)
3.予想得点
リベラル得点 = 6−7割
人文科学得点 = 8−8割5分
社会科学得点 = 8割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8割
4.併願校
N/A
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
他大学に進学後、興味関心が変わりICU編入受験を決意。
6.ICUに期待するところ
横断的に学問の垣根なしに励めるところ。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
今まで他大学に在籍しながら活動してきたところ、自分の学問に対する方向性の
変化も含め言及。
上に同じく。
<2.ICUで何を学びたいか、また将来の志望を述べてください。>
哲学を支柱にしながら学際的に。
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
読書。
b. リベラルアーツ学習適性
特別な対策はしていないが、以前お世話になった予備校(ICU対策もしている)
の資料を参考に勉強。(試験一週間前につめこむ。)
c. 人文科学
とくに対策はしていない。
出題傾向として、今年は正統派のしっかり読ませる問題が出たかなと思って
います。プラトンの『国家』から洞窟の比喩のところを言及しながら書かれ
た論文でした。(プラトンのこの著作の章は受験前にちょうど読んであった
ところなので安心して試験に挑めました。)
d. 社会科学
とくに対策はしていない。
出題傾向として、知識問題が多々問われましたが、いい意味でも悪い意味でも
受験者の「力量」が問われていたと思います。新聞など、よんでいたら解ける
問題も多く、政経という分野にのみ限られていない問題だと思います。
私はあまり時間がなかったの集中的に対策はできませんでしたが、
一般能力検査の対策としても日本国憲法の主要な部分とそのおもな言及事項や
ギリシアの神々の名前、戦後の主要な国際関係の流れを把握しとくとよいかと
思います。
e. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
BUCHOさんのオンレクで、耳をならした。
<リーディング>
とくにやっていない。
ただ、例年と比べ英語の問題は易化の傾向があると感じた。
(穴埋め含め、センターレベルぐらいのものかと。)
f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
私は転入本科(ICU編入)生として入ったので転入本科(ICU編入)生としてICUを目指す人に向けて以下の
ことを記述します。
第一に在学中の大学の授業をおろそかにしないこと、そして英語の勉強をコンスタン
トに継続することは重要だと思います。
大学の授業がICU入試で役にたつ、たたない以前の問題として他大学で在籍してい
る分のコストパフォーマンスが得られない限り、編入試験のみの勉強をするのは(特
にICUのみ編入試験を受ける人。)時間の無駄だとまではいかないけれど、かなり
時間とお金を損しているかなと思います。
私は結果的に転入本科(ICU編入)生として入学することになりましたが、私の場合実質試験を受
けようと決意したのが一月初頭、編入試験対策はそこからでした。
英語に関してはコンスタントにICUの試験があるなしにかかわらず夏は一日4、5
時間はTOEFLの対策をかねてやっていたのでそれがあとあと効いてきたのかな、
と思いました。大学の授業も、厳しいものもかなりとっていたので、(ひとつの授業
でダンボールいっぱいになるほどの文献を読み、毎回レポート(8000字以上)を課すも
のや大量に本を読ませるもの(13冊から15冊))その分社会科学や人文科学などが要求
される「読解」の下地のようなものは自然と身についたと思います。
(リベラル以外の教科はほぼ20分時間があまり、見直しに使った。)
8. 最後に一言
上記にも書きましたが、転入本科(ICU編入)生として準備する人は在籍している大学の授業と
ICU対策に使う時間とそれ以外の時間をいかに有効的に使うかが重要だと思います。
大学生になりたての1年から2年という貴重な時間をはじめから最後まですべてICU
に費やすのは非常にもったいないと思います。
いろんな見識を広めた上でどうしてもICU!ということなら良い選択肢のうちの
ひとつになるのではないかな、と思います。
がんばってください!
合格体験記筆者が受講したICU編入対策のオンレク(ICU編入オンラインレクチャー)