ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2017 ヒカルさんの場合〜
1. お名前、プロフィール
<お名前>
ヒカル
<プロフィール>
神奈川県内 私立高校 10か月AFSで留学しました。アメリカの大学に出願、合格するも直前に辞退してICUを受験(結果として一年浪人)
2. 受験形態
一般入試
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = 八割(?)
総合教養得点 = 八割前後
英語リスニング得点 = 九割
英語リーディング得点 = 八割前後
4.併願校
上智大学 国際教養学部
慶應大学 総合政策学部(出願のみ)
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
最初は国際的な大学に行きたいという漠然としたものがあって、でも英語だけで授業をする某。。大学や。。大学の国際教養学部は嫌だと感じていました。また僕はICUの入試に結構惚れました。もちろん、とっかかりにくいし最後まで不安になるような入試ですが、僕がICUの入試に向けてオンレクを解いたり、様々な本を読んだり、Youtubeで講義を聞きたことは財産になったと思ってます。
6.ICUに期待するところ
僕は政治に興味があるので政治や法律、経済などを中心に学びたいです。文系理系関係なく学べるICUを選んで良かったと思います。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
上に書いたようなことを率直に書きました。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
これもまた上に書いたように、まず政治に興味があるってことを伝えてだから文系理系関係なく学びたいんだってことを書きました。あと授業外の活動にも積極的に参加していきたいと書いたと思います。
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
以下は僕が実際に書いた文です。
高校時代に一年間留学していたこともあって、英語力には自信があります。また、私は教えることが大好きです。日本に来ていたドイツの留学生に日本語を英語で教えていたことがあったのですが、自分が伝えることで相手が理解してくれる喜びは言葉で表せないほど大きいです。知識というものは、もちろん自らが習得することにも大変意義がありますが、それを他人に伝えられた時、二倍の効果と喜びがあることを実感しました。
a. 人文・社会科学
オンレクの問題はほとんど解きました。受験勉強する前の自分の知識と読解力と読む遅さを考えると、問題演習から得るところは大きかったと思います。
最初はほとんどオンレク内の平均点下回ってました。諦めずに問題を定期的に解き続けて、一つ一つの論文に興味を持って、気になることはすぐ調べるようにしていました。また、世界史と政治経済と倫理は簡単にでいいから復習するとよいでしょう。
b. 総合教養(ATLAS)
これもオンレクにお世話になりました。時間配分は気をつけてください。だんだん慣れてくるとこの問題は時間が結構きついのか余裕を持って解いていいのかわかるようになってきます。またこの問題は捨てるのかなどもわかってきます。メモに関してはあまり細かくは取らず、聞くことに集中していました。自分にあった方法を練習を重ねながら構築していくと良いです。あとはほとんど人文社会科学の対策をかぶると思います。
補足: 僕は理系知識が皆無だったのでNHK高校講座の理系科目をよく観ました。番組の構成は幼稚であまり好きじゃないですが内容はためになったと思います。結果今回の入試ではそこで学んだことはあまりPart 4で出なかったと記憶していますが、教養としてやってよかったと思ってます。
c. 英語(リスニングを含む)
留学していたこともあってリスニングは得意でした。一つ言いたいのは自分で発音できない単語は聞いても分からないということです。つまり、単語を覚える時その発音を必ず確認した方がよいでしょう。これは 絶 対 に大切だと思います。めんどくさいけどそれだけは怠らないように。あと僕は英語ってリスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、全部繋がってると思います。英語は言語なのですから。だからどんどん話せる人見つけて喋ってください。Youtubeで英語聞いてください(面白いのだったらSmosh とか Niga Higaがオススメです。)英語でレポート自己満足で書いてみてください。本当に英語を学ぶたいんだったらそういうことです。これは受験勉強で忙しい受験生には難しいのかもしれませんが是非とも実践してもらいたい勉強です。
特にICUはそういった勉強がとても評価される入試だと思います。リスニングも実践的なものが多いです。TOEFLのようにスピーキングとライティングはありませんけど、本当の英語力を身につけるのだったら以上のことが大切だと思います。
僕が実践した勉強法をまとめると、長文は時間をかけて復習して分からない単語は必ず調べる。その際発音は必ず活用する。Youtubeを頻繁に活用する。(TED edなどは英語の字幕、つまりトランスクリプトがあって何を言っているのか確認できます。そして内容もICUのリスニングに出てきそうなものばかりです)英語を話せる機会があったらどんどん参加。英語のレポートに挑戦してみるなどです。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
教養や一般常識を知るために池上彰さんの本をたくさん読みました。僕の友達は池上彰さんが嫌いらしくいつも僕が池上彰さんの本を読んでるとバカにしてくるのですが、読んでよかったと思ってます。本を読むのが苦手な僕ですが、池上さんの本は読みやすく、分かりやすいです。そして現代史や経済の知識、すごくつきます。
余談になりますが、世界地図を部屋の壁に貼るといいかもしれません。どの国がどこにあるのかっていうのを知ることももちろん大切なんですけど、なんていうか世界地図を毎日見るだけで世界感覚が少しでもつくというか、世界は広いんだなってことを確認できます。
8. 最後に一言
勉強法はそれぞれのスタイルを貫けばよいと思います。ここに僕が書いたことが少しでも参考になったら幸いです。