ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2018(1) flosさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

flos

<プロフィール>

都内中高一貫女子校
運動部(週4で高3の5月まで)

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 75~80%
総合教養得点 = 50~60%
英語リスニング得点 = 70%
英語リーディング得点 = 70%

(センター得点 参考)
英語筆記 186
英語リスニング 44
国語 177
日本史97

4.併願校

慶應SFC 総合政策
早稲田 商
明治 農 食料環境政策
立命館 食マネジメント

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

親に勧められて行ったオープンキャンパスがきっかけでした。
もともと国立に行こうと思っていたので視野には入れていなかったのですが、入学前に文系、理系、芸術系のどれか一つにしぼり、さらに学部まで絞らなければいけないことに抵抗があったので、ICUのカリキュラムにとても惹かれました。

6.ICUに期待するところ

文系、理系などの枠に拘らず、様々な分野を体系的に学んでみたいと思っています。受験勉強は私文3教科の日本史選択と、とても狭い範囲でしか勉強できていなかったので、積極的に自分の視野が広がるような勉強をしたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

上記のいきさつに加え、勉強に集中できる自然豊かなキャンパスと、様々な背景を持つ人の集まる環境に惹かれた、ということを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

これも上記のICUに期待するところと概ね同じことを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

中高6年間所属していた運動部での経験を書きました。

a. 人文・社会科学

人文社会科学は、とにかく分量やアカデミックな語彙が多いので、文体や傾向を掴むためにとにかくオンレクの過去問を解きました。ICUは建学理念や教育方針が結構過去問に反映されているのでブレがなく、過去問を沢山解くことで傾向がつかめました。(私は20年分解きました。)
日本史選択だったので、世界史や政経の知識問題が不安で、本を読んだり教科書を読んだり足掻いてみましたがキリがないと思い、基本的にはオンレクで出てきて知らなかった知識をノートにまとめるだけでした。教科書等を用いて本格的に対策をしたのは以下のものです。

【世界史】
・宗教改革
・アメリカ近現代史
・パレスチナ問題
【政治経済】
・現代用語の基礎知識(時事問題用)
【倫理】
・ギリシア思想
・キリスト教、イスラム教、仏教
・近世以降の西洋の思想家

b. 総合教養(ATLAS)

これもほとんどオンレクだけです。part4は、高2までに学校の授業を受けた数学I A、II B、生物基礎、化学基礎、物理基礎の復習をしました。
直接の対策の話ではありませんが、ICUはシャーペンが使用できないので、マーク用の他に、硬めで芯の減りにくい鉛筆を持っていきました。(15分間の講義で芯が丸くなると後半メモがとりづらくなるので。)
英語リスニング = これも主にオンレクを使っていました。part3対策として、TOEFLiBTのテキスト、TEDのアプリ、鉄緑会の東大リスニングも使っていました。近年はイギリス英語も入っているみたいなので、様々な人の英語を聞いたのはいい対策になりました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

これも主にオンレクを使っていました。part3対策として、TOEFLiBTのテキスト、TEDのアプリ、鉄緑会の東大リスニングも使っていました。近年はイギリス英語も入っているみたいなので、様々な人の英語を聞いたのはいい対策になりました。

<リーディング>

れもほとんどオンレクだけです。part1は、早慶レベルの対策をしていればそんなに困ることはないかと思います。近年は少しずつ語彙レベルが上がっているように感じたので、直前にすこし単語の復習時間を設けました。part2は、過去問を解き始めの頃はできなさすぎて心が折れましたが、我慢して演習と復習を続けていると、少しずつ取れるようになりました。文法語法が弱かったので、夏にNextStageを10周ほどやり、秋からセンターにかけて英文法ファイナル問題集難関大学編を3周ほどやりました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験当日は噂通り教室が暑く机も狭かったですが、脱ぎ着しやすい服を重ね着したり、胸ポケットの中に鉛筆を入れたりすれば、それほど不便は感じませんでした。鉛筆はお尻に消しゴムがついたものを使用していました。早く出願すると長机になるという噂を聞いて、受験番号1桁台になるほど早く申し込みましたが、タブレット型でした…。タブレット型の机になることを想定して準備しておくと、余裕を持って受験できるかと思います。
また、合格発表までの間、Twitterなどでの他人の試験の評価などを検索したところ、とても不安感を煽られて後悔しました…。当たり前のことですが、そういったものは適度に活用して、あまり振り回されないメンタルでいたいものですね。

8. 最後に一言

オンレクの豊富な過去問と詳細な解説に本当に助けられました。普通の模試の判定がアテにならないので、オンレクで毎回出る順位や偏差値がとてもモチベーションになっていました。本当にありがとうございました。

ICUの入試は特殊で始めは尻込みしましたが、慣れてくるととても楽しいです。他大学入試との相性も思ったほど悪くなく、SFCの小論文は、ICUの社会科学を読んでからとても解きやすくなったと感じました。
また、圧倒的に情報の少ないICU入試対策は不安で仕方ありませんでしたが、オンレクや予備校を活用したことで気持ちに余裕が生まれました。自分に合った受験勉強スタイルを見つけて、頑張ってください!