ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2018(20) いっちゃんさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

いっちゃん

<プロフィール>

地方のプロテスタント中高一貫校。
高1の時に数学を、高2の冬から3年まで英語(主に文法)を習いに個別指導塾に通っていました。
趣味はプレゼン作り
部活動は平和学習部
特技はタイピング

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUを知ったのは担任の先生経由で。
当初推薦を使って青山学院大学の経営、経済、マーケティング系or上智の英語系に進みたいと考えていましたが、将来の夢が決まっておらずなかなか決断ができずにいました。
2年の夏にオープンキャンパスに参加し興味がわいたものの、青学などへの希望も捨てることができず悩み続けました。
海外進学を考えたり、いっそそのまま同校の大学に進学しようかとも考えましたが、最後は担任の先生の強い押しと部活動を通して国際機関で働きたいと思うようになり、ICUを推薦で受験することを決意しました。

6.ICUに期待するところ

英語力の向上ですかね。
英語で自分の意見を伝え相手を理解する力を、ELPを通して養っていきたいと思います。
メジャーでは法学や国際関係学、平和研究などを選択して将来の夢の実現に繋がっていければなと。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

願書課題は「(1)志望理由&ICUで何を学びたいか」「(2)自分の人生を変えた出来事について」を日本語で、(2)の要約を英語で書くというものでした。

このネットの既存願書内容と似ていますが、推薦試験願書は少し違ったところも・・・

(1) 多種多様なカリキュラムの中から、自分が本当に学びたいものを選択できることに興味をひかれたから。
キリスト教が基盤にある中で教育を受けてきたので、大学でもしっかりと道を踏み外すことなく信仰心をもって、心の豊かさがある中で勉強に励みたいと思ったから。

(2)(個人特定されそうですが・・・汗)
人生を変えたのはお引っ越し。
そして部活動での経験とキリスト教の学びを深めていく中で、聖書の言葉に導かれるようにして人生を歩んできた、という流れにしました。
(私は幼稚園からキリスト教の学校に通っており、高校生活は毎週日曜日に教会に通っていましたがクリスチャンではありません。家の宗派は思いっきり仏教です)

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

国際関係学と平和研究の二つをメジャーでとって、将来国際機関で働き平和の実現のために貢献したい。
国際機関で働きたいという夢は、高校時代所属していた平和学習部での経験があったから。
高校1年、2年、3年と毎年多くの国際会議に代表として参加させていただき、その中で行ったプレゼンターやパネリスト、スピーチなどの経験を通して世界平和(特に核・ジェンダー・人権)についての価値観と視野を広げることができ、その学びを日本最高基準のICUで深めていきたいと思ったから。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

推薦試験の願書では2と3の題が一緒に書かれていましたが、私はきっちり分けて書きませんでした。
どちらかというと、2の内容を8割書いたという感じです。

・校内選考

とにかく定期考査でよい点数(できればすべて90点台)を取ること。
授業中何があっても絶対寝ない。
先生の話を聞いて、相槌を打つ。
校内はもちろん、校外のボランティア活動にも積極的に活動する。
あと同盟校推薦の場合、牧師先生からの推薦も必要となってくるので定期的に教会の礼拝に参加する。
高2後半や3年から通い始めると、推薦目的などと結構怪しまれるので、高1から出席することをお勧めします。(過去の先輩がそうでした)

・評定平均

全体平均4.9
5教科平均5.0
英語平均5.0

体育が3でした

推薦受験の方はTOEICと英検を校内推薦でも重視されるかと思います。
語学検定は積極的に挑戦するとよいでしょう。

ちなみに英検は準1級、TOEIC840、50(?)を取得しています。
留学経験はありません。

・小論文

当日のテーマ:「夏目漱石の教育論、日本人のTOEICスコアからみる日本のグローバル化」

まとめるとこういったところでしょうか?
過去問は理系や社会学が多かったのですが、今年は教育が来ました。

対策:過去のICU推薦受験で出題された小論文を2回ずつ解く。
あとはニュース(視点論点&クローズアップ現代を参考にしていました。過去ログも遡れるしおすすめです!)や池上彰さんの憲法や日本政治についての本を読みこむ。

AI・IT・少子高齢化・トランプ政治・難民・自然破壊・18歳選挙権etc…
様々なテーマについて興味を持ち、自分の意見を持てるようにする練習を繰り返しました。

受験時期は、日馬富士の報道(役に立ちませんでした)が1番の話題でした(笑)

・面接

私は受験番号がかなり早かったので、小論文後すぐに面接にうつりました。
受験生3人、面接官2人(お二方とも日本人)
面接練習で絶対やる入室の仕方(ノックとか)は引率の在校生がしてくださるので必要ありません。

聞かれたこと
受験番号と出身校、名前
志望理由(用意していたものの予定していた3分の1を言い終わった段階で止められました)
何を学びたいか(上記の通りです。大体1分くらいでざっと)
カトリックとプロテスタントの違いについて(偶像礼拝か、心の中の見えない神様に祈るかと答えました)
平和学習部について(どんな活動か)

などなど・・・突拍子もない質問は来ませんでした。

2017年がルターの宗教改革から500年記念ということもあり、面接練習でキリスト教系の質問は比較的沢山対策していただきました。

面接で一緒だった二人は留学経験者(共に1年くらい)でした。

・面接のポイント

1番驚いたのは、小論文が終わってすぐ隣の席に座っていた受験生に話しかけられたこと。
受験生全員バチバチ!とか蹴落とす!という感じは一切なく、むしろ「緊張するよね?!私も!!!」など、かなりかなりフレンドリーでした(笑)
ちなみに受験した部屋は、長机に普通の椅子でした。

・推薦入試のポイント

とにかく学校の定期テストと校内・校外活動を頑張ることに尽きます。

8. 最後に一言

今年は推薦受験者全員が合格しているようです。
校内推薦を頂くまでたくさん苦労や悩みがあると思いますが、その分在学中に必死に勉強することができ、机に向かう癖ができます。
受験合格へのすべてのステップが自分の糧に繋がりました。

推薦受験はずるい・・・と一般やAOで受ける方から思われがちですが、高校時代に一生懸命努力した証が推薦受験という形だと思います。
自信をもって頑張ってください!