ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2018(33) Tsuさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Tsu

<プロフィール>

現役。出身高校は神奈川の中高一貫校で、年に数人東大合格者がいます。中高合わせて計6つの部活に所属していました。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 95-100%(自然科学)
総合教養得点 = 70%
英語リスニング得点 = 70%
英語リーディング得点 = 70%

(センター得点 参考)
英 17*/200
リス 4*/50
国 17*/200
数1A 9*/100
数2B 9*/100
物 7*/100
化 7*/100
倫政 8*/100

4.併願校

東大(×)、筑波大(せっかくなので受けに行く)
その他早慶上智、理科大、MARCHなど
下の方の大学はセンター利用を活用しました。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

父親のすすめで。
正直、出願の時期は東大以外行きたくないと思っていたので、東大のための勉強時間が削がれると結構反発していたのですが、併願するようにと薦められて受験をしましたました。ICUについて調べるうちに、リベラルアーツ教育で高い評価を受けていることを知り、他の私立を辞退してここにしました。

6.ICUに期待するところ

理系文系にとらわれず、広く深く学びたいと思っています。

7.受験対策

a.願書

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

情報と芸術を学びたいというようなことを書いたと思います。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

学校の文化祭のホームページを作ったこと、電気自動車を作って走らせる部活に入っていたこと、バンドでドラムを担当していたことなどを書きました。

a. 自然科学

自然科学選択でした。数物化生から2科目選択して80分。数物選択にしました。
早慶とかに比べるとかなり簡単な部類だと思うので、いかに落とさないかの勝負になると思います。

b. 総合教養(ATLAS)

理系文系共通問題で、出題範囲は文学史、天文学、政治経済など幅広いです。
はじめに日本語の講義が流れ、それをもとに出題される部分があります。しかし、聞き逃すと絶対にわからない数値や用語などは出題されず、「どういうことを言いたいのか」という観点から問題が出されていました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

1回しか流れません。僕は前情報として知っていたので気をつけられましたが、知らないと焦ると思います。読み上げ速度は速いです。

<リーディング>

文章のレベルは早慶くらいで、出題の傾向は東大にちょっと似てるかな、と思います。帰国生にアドバンテージを取られないようにきちんと勉強しましょう。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

参考書は受験において標準的とされるレベルのものを各教科1つやりこんでください。たぶん3、4冊やろうとすると破綻します。理系科目なら数研の演習向けのやつがあれば十分だと思います。
総合教養で歴史が出るからといって、その対策に時間を割く必要はないと思います。寧ろ、正しく読解すれば解ける問題を解けるようにすることが大切だと思います。

8. 最後に一言

一般の大学受験塾は傾向と対策をほとんどあきらめているフシがあるので、そっち行くならここのオンレクを受講したほうがいいのかな、と思います。
受験結果に一喜一憂せず、ご縁のあった大学で最大限がんばればいいと思います。

・追加の質問

(数学、物理、化学の勉強法を参考書等を交えて教えてください)

自分は理系科目は決して得意ではないと思いますが、勉強法をお伝えします。

・数学
高2くらいまで青チャート→高3でメジアン→高3の夏秋くらいでスタンダード
平日に問題を解き進め、土日に間違えた問題を復習するという方法をとっていました。解き進める日と復習する日を分けたほうが、わからない箇所で詰まって全然はかどらないということがないのでオススメです。

・物理
物理のエッセンス→重要問題集
数学とだいたい同じです。得意な単元を作るより、苦手な単元を減らすことを意識したほうがいいと思います。物理常識と呼ばれるものを知っておくと多少役に立つかと思います。

・化学
照井の解法カード→重要問題集
他2科目と同じように取り組みました。演習を重ねて、慣れを作ることが大事かなと思います。一般にコスパがよいといわれる科目なので、がんばってください。単に問題を解くのではなく、その背景(どうしてそのような化学製品が作られたのか、なぜその製法が現在用いられているのか)への理解をも深められるといいんじゃないでしょうか。

(実際の試験で、数学・物理を選択した理由と、時間配分を教えてください。)

選択理由は、試験開始後に10分くらいで数物化の問題を見て、数学と物理が解きやすそうだったからです。数物化3つとも高校でやっているのであれば、こういうやり方もアリだと思います。問題見る前は数学と化学でいこうと思ってました。時間配分は30分ずつで残りの20分は見直しに使いました。