ICU 総合型選抜(AO入試)合格者インタビュー3 二次選考 個人面接

(ICU総合型選抜(AO)の二次面接に関して伺います。今年度は会場でのグループディスカッションではなく、オンライン個人面談で二次選考が実施されました。オンライン面接の何日か前に通信環境のチェックがありましたね?)

はい、ICUの担当者の方とZoomで接続をして、問題ないかを確認してもらえます。試験本番で使う機材を事前にチェックしてもらう感じです。

(どのようなカメラ、マイクでWeb面接を受けましたか?)

カメラはノートPC付属のもの、マイクはヘッドセットタイプのものを使いました。

(Web面接の機材などで気をつけるべきことはありますか?)

逆光にならない場所で面接を受けるようにして、机の上には資料を含めて何も置いてはいけないという点には気をつけました。

しかし、実際の試験では面接官の先生のカメラが逆光気味でした(笑)

また、通信や機材の不調があったようで、面接は予定時間より遅れて始まりました。

いずれにしても事前にチェックしてもらえますし、受験生は機材などに必要以上に気にしなくてもよいのではないかと思いました。

(入試の面接をする先生はヘッドセットやイヤホンマイクを使っていましたか?)

いえ、2人とも何も付けておられなかったので、ノートPCもしくはWebカメラのマイクを使っておられたと思います。

(オンライン面接の2人の先生はどのような組み合わせでしたか?)

男性と女性の先生がそれぞれ1人ずつの組み合わせでした。

男性の先生が音楽を中心に願書に関連した質問、
女性の先生がICUの志望理由など一般的な質問をしていたので、
もしかすると役割分担があるのかなという印象を受けました。

(ICU AO入試の面接官の先生方は、応募書類を読んできていて、事前に質問を考えているようでしたか?)

はい、私が書いた内容はちゃんと読んでもらえているという印象を受けました。

また、音楽に関連した質問が出ていたので、専用の質問が用意されていると思いました。

(音楽に詳しい先生が出てこられた感じですか?)

男性の先生は音楽に造詣が深いと思いました。

(いずれにしても小論文や活動歴で書く内容を中心に面接で問われたという事ですね)

はい、一般論のような、例えば社会一般をどう思うかというような、ぼやっとした質問はなくて、提出した資料に関する具体的な質問が中心でした。

そのような意味でも、提出する資料には自分の専攻の希望などを含めてはっきり書いた方が、二次面接で担当する先生が具体的な質問を返してくださると思います。自分の中で指針を明確にして提出書類を書くことが大切だと思いました。

(印象に残っている質問はありますか?)

2つの主張に対してそれぞれ賛成か反対かとうい質問がありました。

一つ目は「音楽に国境はないが国籍はある」、

二つ目は「リベラルアーツは交響曲(シンフォニー)より協奏曲(コンチェルト)に近いものである」

というものでした。

(それぞれどのように答えましたか?)

はい、緊張していて何と答えたのかは曖昧な部分があるのですが、
概ね以下のような感じで答えました。

「音楽に国境はないが国籍はある」という質問に対しては賛成で、

音楽は言語を伴わないので、国境を超えて楽しむことはできる
その一方で、その土地にそれぞれに根ざした音楽もある
また、音楽家の活動や音楽の配信という視点からみると国籍というものはたしかにある
音楽には視点によって多面的に捉えることができるものであるという事を答えたと思います。

「リベラルアーツは交響曲(シンフォニー)より協奏曲(コンチェルト)に近いものである」
という質問にも賛成の立場で答えました。

リベラルアーツをICUでの学びと結びつけて考えると、
ICUではみんなで同じものを作り上げるというよりは、
それぞれが個性や自分の専攻をいかした上で、それらが結びつくのがリベラルアーツではないかと。
みんなで同じものを作り上げるシンフォニーよりは、個人へのフォーカスもあるコンチェルトであるから、その主張には賛成である、という風に答えたと思います。

(緊張する面接でそれだけの回答ができたのはすごいですね。)

総合選抜二次試験で、サブマリンさんがオンライン個人面談で使用したヘッドフォンのイメージ。USBでPCに接続するタイプのもの。

(次回に続きます)