ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,日英バリンガル面接 英語外部試験,一般選抜,ICU総合型選抜(AO入試)

ICU国際基督教大学から、2027年度および2028年度以降の教養学部入学者選抜に関する変更内容が公表されました。ICUで行われた春のオープンキャンパスの入試説明会でも解説がありましたので以下でご紹介します。

一般選抜ではほぼ変更はありません。今回の変更で受験生への影響が大きいのは総合型選抜<4月入学専願>(旧AO入試)です。2027年度は二次面接の対面化、2028年度以降は「探究学習利用」への再編がポイントになります。自分の受験年度に合わせて確認してください。

2027,2028年度の入試制度変更の公表を知らせる用紙。ICUオープンキャンパスで配布された。

変更点まとめ

項目変更内容対象
一般選抜(外部英語試験利用)TOEFL iBTのスコア方式変更に伴う出願基準の変更2027年度以降
総合型選抜第二次選考がオンライン面接から対面面接に変更2027年度
総合型選抜「英語外部試験利用」と「理数探究利用」が「探究学習利用」に統合2028年度以降

一般選抜はほぼ変更なし

一般選抜についてはあまり変更はありませんが、一般選抜外部英語試験利用に関して、TOEFL iBTの出願基準が「4.5以上」に変更されました。これは、2026年1月21日から、TOEFL iBTのスコアスケールが、これまでの 0-120 点から、 1-6 点へ変更されたことによるものです。

一般選抜外部英語試験利用の対象2027年度以降の出願要件
IELTS6.5以上(変更なし)
TOEFL iBT(2026年1月20日以前に受験)79以上
TOEFL iBT(2026年1月21日以降に受験)4.5以上
Cambridge English Qualifications175以上(変更なし)
GTEC CBT1300以上(変更なし)

なお、上記の内、ベネッセの主催していたGTEC CBTは2025年11月に試験実施が終了しています。これから受験できるのはIELTS, TOEFL, ケンブリッジ英検です。


総合型選抜(旧AO入試)の変更(2027年度)

2027年度から、総合型選抜<4月入学専願>の第二次選考が、オンライン面接から対面面接に変更されます。よって二次選考の受験者は、面接日に東京三鷹のICUのキャンパスまで来場する必要があります。

2026年度まで2027年度2028年度以降
第二次選考個人面接(オンライン)個人面接(対面)10分間のプレゼンを含む個人面接(対面)

2027年度総合型選抜<4月入学専願>の一次選考の合格発表は2026年10月9日(金)、二次選考の面接日は2026年10月17日(土)です。

なお、二次面接の内容は従来通りで、例えば外部英語試験利用の場合、プレゼン等はありません。


総合型選抜(旧AO入試)の変更(2028年度以降)

2027年度2028年度以降
選抜区分英語外部試験利用・理数探究利用・IBDP利用探究学習利用・IBDP利用
主な提出書類外部英語試験利用の場合:英語試験スコア、小論文、自己活動歴など英語試験スコア、自己活動歴、探究学習または自主研究の研究成果の要約など
推薦状2通:1通は高校の担任または教員2通:1通は高校の担任または教員(1通は探究学習の担当教員が望ましい)
第二次選考個人面接(対面)10分間のプレゼンを含む個人面接(対面)

2028年度からは、総合型選抜<4月入学専願>の選抜区分が大きく整理されます。「英語外部試験利用」と「理数探究利用」が、「探究学習利用」へ統合されます(IBDP利用は従来通り)。

現在、英語外部試験のスコアとして有効なのはIELTS、TOEFL iBT、英検、ケンブリッジ英語検定、GTEC(4技能版)のいずれかです。

ただし、GTEC CBTは2025年11月に試験実施が終了しているため、これから新たに受験するならIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英検、英検の4つが現実的な選択肢となります。なかでもIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英検の3つは、高スコアを取得すれば総合型選抜だけでなく、一般選抜の外部試験利用入試にも活用できるため汎用性が高いのが特徴です。

なお、ICUの総合型選抜(旧AO入試)においては、出願資格としてこれらのスコア提出が求められますが、最低点などの基準は設けられていません。

また、推薦状2通のうち1通は、探究学習に関わる科目を担当した教員であることが望ましいと明記されています。

さらに、2028年度以降の二次選考では10分間のプレゼンテーションがすべての受験生に課されます。現在でも理数探究利用とIBDP利用にはプレゼンが採用されていますが、2028年度以降の二次試験ではすべての受験生がプレゼンを行うことになります。


総合型選抜を検討している受験生へのアドバイス

高3生(2027年度受験)

総合型選抜の二次面接が対面になり、ICU三鷹キャンパスへの来場が必須となります。地方在住の受験生は、一次合格発表後すぐに動けるよう、移動・宿泊の候補を事前に確認しておきましょう。2027年度の場合、一次合格発表から二次試験日までは中7日しかないので、場合によっては飛行機やホテルを予約しておいた方がいいかもしれません。

高2生以下(2028年度受験以降)

評定や英語資格の準備に加えて、探究学習や自主研究にしっかり取り組むことが欠かせません。

  • 高1・高2の段階から、自分の興味のあるテーマを深掘りしておく
  • 可能であれば、論文応募や研究発表など対外的(学校外)に研究成果を評価してもらう機会を得る
  • 部活や課外活動に取り組んで実績のある人は、その活動の成果を探究学習のテーマとしてまとめるなどの工夫をする
  • 推薦状が2通必要で、担任に加えて、1通は探求型の担当教員の推薦状が望ましいと書かれているので教員としっかりコミュニケーションを取る
  • プレゼンテーションに慣れておく

公式サイト

公式サイトでもこの変更内容は公表されています。下記URLを参照してください。

【公表】2027年度・2028年度以降の入学者選抜の変更点について
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/202603261130.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,オープンキャンパス,入試説明会

2026年3月20日に行われたICU国際基督教大学の春のオープンキャンパスの様子です。

ICUのオープンキャンパスはオンライン事前エントリー制です。体育館が受付となっていて、スマホで入場証を提示すると、ICU見学セットがもらえます。

新D館のコンビニで飲み物を調達します。ICU学内のファミリーマートは、通常よりコンパクトな店舗ながら食品の品ぞろえが充実しており、生活用品もひと通り揃っていて、必要なものはだいたい見つかる印象でした。今回はコンビニ前の1Fラウンジも普通に使えました。このラウンジは例年、夏のオープンキャンパスではICU生との相談会のスペースになっています。

こちらはICUでは一番新しいT館です。今回は入り口の教室「モノづくりラボ」が公開されていました。T館ができた数年前は木工に特化したラボかと思われましたが、現在では刺繍や手芸関連の機器も充実しているようでした。T館では主にモデル授業に使われます。T館の各所に座れる場所があるのは最近の建築という印象を受けます。

学食の様子です。モバイルオーダーが導入されていました。スマホからオーダーをして席で番号を待つシステムで、食券機に並ばなくても注文できるようになったのでとても便利になりました。支払いはPayPayやau Payなので、PayPayを準備しておくと安心です。

本館ではモデル授業に加えて各種説明会も実施されました。今回も本館入り口には公式マスコットのはちろうが登場して写真撮影に応じてくれました!入試制度説明・一般選抜説明では入試制度の変更点などの公表されたので、次回のエントリーで詳しく紹介します。

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2027年度ICU入試対策オンラインレクチャーの募集を開始いたしております。4月に開講いたします。

2027年度ICU入試対策、オンラインレクチャーの詳しいご案内は下記URLをご参照くださいませ。

https://icu.bucho.net/icu_onlinelecture/

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,日英バリンガル面接 英語外部試験,一般選抜,ICU入試統計倍率偏差値

2026年2月27日、ICU(国際基督教大学)一般選抜の「日英バイリンガル面接利用」および「英語外部試験利用」の合格発表が行われました。両方式を合わせた倍率は12.05倍と、前年度の9.0倍から大幅に上昇。特に英語外部試験利用は19.0倍に達し、ICU入試の中でも最も高い倍率となりました。

2026年度の結果

2026年度

方式志願者数合格者数倍率
日英バイリンガル面接利用146名15名9.73倍
英語外部試験利用95名5名19.0倍
合計241名20名12.05倍

2025年度(参考)

方式志願者数合格者数倍率
日英バイリンガル面接利用132名19名6.95倍
英語外部試験利用93名6名15.5倍
合計225名25名9.0倍

志願者数は前年と同水準を維持した一方で、合格者数は25名から20名へとさらに絞り込まれました。これが倍率上昇の直接的な原因と言えます。

ICU一般選抜 方式別・試験科目一覧

ICUの一般選抜には4つの方式がありますが、最大3方式を受験することができます。各方式の試験内容は以下の通りです。日英バイリンガル面接利用と英語外部試験利用はいずれか1つのみ受験できます。

方式1次試験(会場試験)2次オンライン面接外部英語スコア
人文・社会科学選択
(3教科型)
・総合教養(ATLAS)
・英語
人文・社会科学
なし不要
数理・自然科学選択
(3教科型)
・総合教養(ATLAS)
・英語
数理・自然科学
なし不要
日英バイリンガル面接利用
(面接型)
・総合教養(ATLAS)
・英語
あり
(日本語・英語面接)
不要
英語外部試験利用
(面接型)
・総合教養(ATLAS)のみあり
(日本語面接のみ)
必須
(IELTS6.5等)

倍率19倍は本当? 1次辞退の構造

今回発表されたのは、「日英バイリンガル面接利用」と「英語外部試験利用」(面接型の2方式)の結果です。冒頭の通り、合算倍率は12.05倍、英語外部試験利用に至っては19.0倍に達しました。

しかし、この数字がそのまま「合格の難しさ」とは限りません。なぜなら、併願者の1次辞退によって実質的な競争相手が大きく減る構造があるためです。

そもそも、この面接型2方式に出願する受験生は総じて高い英語力を持っています。ICUの入試において英語力は重要な要素であることは間違いなく、彼らの多くは主戦場である3教科型でも順当に得点を稼いでおり、3教科型で受かる確率は他の受験生より高いでしょう。

そしてICUの一般選抜では、方式によって合格発表のタイミングが異なります。

  • 2月7日: 会場試験
  • 2月13日: 3教科型の合格発表、面接型の1次合格発表
  • 2月21日: 面接型の二次試験(オンライン面接)
  • 2月27日: 面接型の最終合格発表

このように、3教科型の合格発表は面接型の二次試験よりも先に行われます。そのため、3教科型と面接型の1次に両方合格した場合、先に確定した3教科型の合格を手にそのまま入学手続きへ進み、面接型の二次試験を辞退する受験生が多数います。

さらに今年度からは、二次試験辞退に拍車をかける変更がありました。 実は昨年までは、3教科型で合格しても「High Endeavor奨学金」の内定から漏れた受験生が、奨学金のチャンスを求めて面接型を受け続けるケースが一定数ありました。

しかし、今年度からHigh Endeavor奨学金は「要件を満たす人全員」に給付される仕組みに変わりました。これにより、採用枠が極めて少ない「Peace Bell奨学金」をどうしても狙いたいというケースを除き、3教科型の合格者が面接型の二次面接をわざわざ受ける動機はなくなったと言えます。

したがって、志願者数(分母)は多く見えても、実際に2次面接を受けて、最後まで席を争うライバルは、見かけの倍率よりも少なくなります。

大学全体に及ぶ「入学定員充足率」

2026年度は、大学側が一般選抜の合格者数を抑制したとも取れる年でした。

その兆候は、一般選抜に先立って行われた推薦入試の結果にもはっきりと表れていました。

2026年度 推薦入試の内訳

区分志願者数合格者数不合格者数
国際基督教大学高等学校85名85名0名
本学が指定する高等学校94名87名7名
キリスト教学校教育同盟加盟校61名52名9名
2026年度 合計240名224名16名
2025年度 合計(参考)254名253名1名

2025年度は推薦系でほぼ全員が合格していましたが、2026年度は明確に16名の不合格者を出しています。推薦・一般を問わず、今年度は大学全体として合格者数を引き締めた年と言えるでしょう。今年度の面接型の2方式の合格者数が前年の25名から20名に減少したのも、このような流れの一つだったのかもしれません。

来年度に向けて、どちらの方式を選ぶべきか?

これからICUを受験する生徒は、この2方式をどう活用すべきでしょうか。
結論から言えば「どちらを選んでも3教科型の確実な保険にはなりにくい」というのが実態です。
そのうえで、自身の適性に合わせて少しでも可能性の高い方を選ぶことになります。

① 英語外部試験利用(外部英語試験のスコア+総合教養+日本語での二次面接)
外部英語試験(IELTS6.5以上相当)のスコアを提出するため、ICU独自の英語試験で失敗した際の代替になり得ます。ただし、入試説明会では「提出可能な基準を満たしていれば、それ以上のスコアはフラットに評価する」というニュアンスで説明されていました。この説明の通りなのであれば、IELTS 8.0などの超高得点を持っていれば有利になるというわけではなく、英語スコアの基準クリア後は総合教養ATLASと二次の日本語面接での勝負になります。いずれにしても全員がIELTS6.5以上の受験生の中で合格者がわずか5名(2026年度)という非常に狭き門であるため、厳しい試験です。

② 日英バイリンガル面接利用(総合教養+英語+日本語と英語での二次面接)
外部資格は不要で、会場での英語試験と、英語を含む面接で評価されます。倍率は9.73倍と低くありませんが、15名が合格しており、外部試験利用の5名枠を争うよりは数字上まだ可能性のある方式です。ICU入試の英語の過去問で安定して得点でき、面接で英語を話すことに抵抗がない受験生であれば、こちらを軸に検討するほうが現実的でしょう。

軸となるのは「3教科型」との併願か

各方式の倍率を比較すると、一般選抜の基本戦略が浮き彫りになります。

方式2025年度2026年度増減
人文・社会科学選択3.46倍3.40倍-0.06
数理・自然科学選択2.71倍2.81倍+0.10
日英バイリンガル面接利用6.95倍9.73倍+2.78
英語外部試験利用15.5倍19.0倍+3.50

面接・外部試験利用型の倍率が高まる一方、3教科型は3倍前後に安定しています。とくに「数理・自然科学選択」の2026年度倍率は2.81倍で、理系科目に対応できる受験生にとっては一貫して有利な方式です。

面接型は単独で合格を狙うには合格者数が少なすぎるので、その意味では3教科型と併願をして、合格の可能性を広げるオプションとして活用すべき方式と言えそうです。

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,オープンキャンパス

ICUの公式サイトで、2026年春のオープンキャンパス案内が公開され、来場エントリーの受付が始まっています。​オープンキャンパスは、大学公式の見学イベントで、ガイダンス・モデル授業・キャンパスツアーなどが開催されます。

開催日は2026年3月20日(金・祝)10:00〜16:00、会場はICU三鷹キャンパス入退場自由です。
受験生・中高生は事前の来場エントリーが必要で、同伴者(保護者等)は原則エントリー不要です。


春と夏のオープンキャンパス、どう違う?

ICUのオープンキャンパスは春と夏で雰囲気がかなり違います。​

春(3月)夏(7, 8月)
開催日数1日のみ3日
気候過ごしやすい暑い(体力勝負になりやすい)
モデル授業少なめ多数開催、より多分野に触れられる
混雑比較的ゆったり人数が多く混みやすい(学食は特に時間がかかりがち)
部屋見学は基本なし寮の部屋を見られる年がある


今の時点でICUを志望校にしている人は、春のOCにぜひ行くべき

高2の冬である今の時点でICUを志望している受験生は、春のオープンキャンパスにぜひ参加した方がいいです。3月の段階は夏に比べて全体に落ち着いた雰囲気で、モデル授業やガイダンスや相談、学食などキャンパスの空気感をゆったりと感じられます。何より気候が夏よりいいので、キャンパスツアーなど外を歩き回る企画は春に参加した方がよいです。

もちろん、可能なら春+夏の両方がベストです。夏は暑いですが、非常に多くのモデル授業が開催されていて、入試情報なども更新されています。​


モデル授業(事前予約必須)

「モデル授業」に参加したい受験生は、来場エントリーに加えてプログラムの事前予約が必要です。
事前予約が必要なプログラムは先着・定員制です。​ELAなどは人気があって満席になる傾向があります。
また、モデル授業は同伴者(保護者等)は参加不可なので要注意です。


エントリー方法・アクセス

来場には事前エントリーが必須です。下記URLから「来場エントリー(OCANsへ)」をクリックして登録しましょう。OC当日は会場の入り口でエントリーしているかのチェックがあります(スマホの予約画面を提示する)。

公式:2026 Spring OPEN CAMPUS(春OC)
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/26sp.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,ICU入試統計倍率偏差値,志願者数・受験者数

本日、2026年2月13日(金)に2026年度のICU国際基督教大学の一般選抜(3教科型)の合格発表が行われました。今年の入試結果は倍率や合格者数において「総じて昨年度並み」と言える結果となりました。

2025年度と2026年度の志願者数・合格者数の比較

以下の表は、今年度と昨年度の一般選抜のデータを比較したものです。(※2026年度より「自然科学選択」は「数理・自然科学選択」に名称変更されています)

年度選択科目志願者数(編入)合格者数(編入)倍率
2026年度人文・社会科学選択907人(40人)267人(9人)約3.40倍
数理・自然科学選択239人(9人)85人(2人)約2.81倍
合計1,146人(49人)352人(11人)約3.26倍
2025年度人文・社会科学選択885人(52人)256人(6人)約3.46倍
自然科学選択198人(7人)73人(0人)約2.71倍
合計1,083人(59人)329人(6人)約3.29倍

2026年度の志願者数は1,146人と前年から約5.8%増加しました。一方で、合格者数も352人と前年の329人から約7.0%増加しています。全体の倍率は約3.26倍と、前年度の3.29倍とほぼ同水準の結果となりました。

選択科目別の倍率を見ると、人文・社会科学選択が約3.40倍(前年度3.46倍)、数理・自然科学選択が約2.81倍(前年度2.71倍)となりました。

定員充足率の影響と一般選抜の位置づけ

今年度の入試を読み解く上で重要な背景として、昨年度の入学者数増があります。昨年度(2025年度)は740名が入学し、前年度の632名から108名の大幅増となりました。この結果、ICUの収容定員充足率は111.8%から114.3%へ2.5ポイント上昇していました。​こうした定員充足率の上昇を受けてか、秋に実施された総合型選抜や推薦入試では合格者を抑制するような動きが見られました。

一方で、一般選抜(3教科型)の合格者数は352人と前年の329人から約7.0%増加しています。年内入試で人数調整を行いつつも、会場での学力試験である一般選抜を中心に学力のある学生を確保するという、ICU入試の基本構造が維持された結果と言えるでしょう。

理系志願者の増加と、文理の倍率ギャップ

科目別に見ると、「数理・自然科学選択」の志願者が前年の198人から239人へと約20%の増加を見せました。ICUが近年力を入れている理系志望者へのアピール(理系特化型ミニオープンキャンパスの実施など)や、昨年度導入された併願制度の浸透、さらには奨学金の拡充で相対的にリーズナブルに理系進学が可能な制度などが、順調に志願者増に結びついていると言えそうです。

ただし、合格者も増えたため、倍率は「人文・社会科学選択」が約3.40倍、「数理・自然科学選択」が約2.81倍となりました。依然として理系選択のほうが倍率が低く、昨年公式データとして可視化された理系有利の傾向は今年も継続しています。

編入合格者も増加

今年度の結果で特筆すべき点の一つは、編入試験の合格者が増加したことです。昨年度(2025年度)は6名でしたが、今年度(2026年度)は11名とほぼ倍増しています。

編入志望者は受験生個人のバックグラウンドや能力の差が大きく、年度によって合格者数にばらつきが出やすい性質がありますが、編入を志す受験生にとってポジティブなニュースと言えるでしょう。

面接型入試の動向にも注目

今回の一般選抜(3教科型)の発表が終わりましたが引き続き、面接を課す以下の2つの入試方式が進行中です。

  • 日英バイリンガル面接利用
  • 外部英語試験利用

本日、2月13日(金)にこれらの面接型入試の第一次選考結果が発表され、二次面接は2月21日(土)、最終的な合格発表は2月27日(金)に予定されています。受験生の皆さんは、最後まで体調に気をつけて頑張ってください!

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合格者の皆様はぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。

投稿者にはICU入学に役立つWeb小冊子「BUCHOのICU入学対策」やAmazonギフトカードなどをお送りいたしております。

体験記の投稿は下記URLからお送りいただけます。

https://icu.bucho.net/mail/exp01.html

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ICU国際基督教大学の2026年度一般選抜の志願者数が1月31日に確定しました。全方式で前年を上回り、合計は1,387人(前年比+79人、+6.0%)となりました。括弧内は編入の受験者数です。

区分2025年度2026年度増減増加率
人文・社会科学選択885(52)907(40)+22+2.5%
自然科学選択198(7)239(6)+41+20.7%
日英バイリンガル面接利用132(14)146(11)+14+10.6%
英語外部試験利用93(3)95(10)+2+2.2%
合計1,308(76)1,387(67)+79+6.0%

全方式で増加した点が特徴的で、特に自然科学選択が+41人(+20.7%)と最も高い伸びを示しました。編入の受験者数は合計で76人から67人へ減少しており、増加分は主に新入学志願者によるものです。

High Endeavor奨学金の拡充が影響か

今回の志願者増で最も大きな要因と考えられるのが、2026年度入学者から適用されるHigh Endeavor奨学金の拡充。一般入試合格者は収入要件などを満たせば全員が入学金・授業料1/3免除を受けられるという内容で、私立大学進学における学費負担が大きな関心事となる中、この制度は受験生と保護者にとって重要な判断材料になったと見られます。

特に国公立との併願を考える受験生にとって、合格後の学費見通しが立つことは安心材料となり、ICUを併願先に加える動きを後押しした可能性があります。

数理・自然科学選択の大幅増は昨年度倍率も影響か

自然科学選択の+20.7%という伸びは、昨年度の倍率差が影響している可能性があります。以下は2025年度入試の結果です。括弧内は編入の人数です。

2025年度区分志願者数合格者数倍率
人文・社会科学選択885(52)256(6)約3.46倍
自然科学選択198(7)73(0)約2.71倍
日英バイリンガル面接利用132(14)19(1)約6.95倍
英語外部試験利用93(3)6(0)約15.5倍

人文・社会科学選択が約3.46倍だったのに対し、自然科学選択は約2.71倍でした。ICU一般選抜は最大3方式まで併願できるため、前年の倍率データを見て「数理・自然科学選択が有利」と判断し、併願として追加した受験生が少なからずいたものと考えられます。特に国公立志望者には重要な判断材料になった可能性があります。

日英バイリンガル面接も増加

日英バイリンガル面接利用の+10.6%増も、同様に前年倍率が影響した可能性があります。この方式と英語外部試験利用は、どちらも面接がある試験で両方には出願できません。志願倍率は、2025年度はバイリンガル面接が約6.95倍、英語外部試験利用が約15.5倍で、2倍以上の差がありました。このような差を見て、今年はバイリンガル面接を選ぶ受験生が増えた可能性が考えられます。

方式間の倍率差は縮小に向かうか

最大のボリュームゾーンである人文・社会科学選択は前年比+2.5%と増加は小さく、入試全体としては概ね昨年度並になるのではないかと予想されます。自然科学選択や日英バイリンガル面接利用は伸びが目立ちますが、昨年度に倍率が相対的に低かった方式へ志願が寄った結果だと解釈することもでき、結果的に方式ごとの倍率差は縮小する可能性が高いと考えれます。

High Endeavor奨学金の拡充を伝えるICUのチラシ。
オープンキャンパス等でも配布され注目を集めた。

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2026年度のICU(国際基督教大学)一般選抜の入試要項が公開され、2025年度からいくつかの変更点が明らかになりました。今年度の主な変更点や特徴を詳しくまとめます。

「去年受験していない自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、入試要項の変更点を確認することで、大学が受験生に何を求めているのか、どのような方向性を目指しているのかを読み取ることができます。

1. 科目名称の変更:「自然科学」→「数理・自然科学」(P2他)

これまで「自然科学選択」と呼ばれていた選択区分が、「数理・自然科学選択」へと名称変更されました。
試験内容自体は従来と同じで、数学、物理、化学、生物の4分野から2分野を選択して解答する形式に変更はありません。

2. AI利用に関する大学の方針(P7)

2026年度の入試要項では、提出物に関する注意書きの中で、生成系AIの利用について本学の考え方が別途Webサイトで公開されていることが追記されました。

ICUでは主要大学の中では珍しく、一般選抜でも全員が以下の志望動機を書くことが求められています(出願時にWebフォームから記入)。

・ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。(400字以内)
・学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200字以内)

ICUでは、学生が自ら考え、自分の言葉で表現することを重視しており、志望理由の作成などにあたっても、生成AIに全面的に依存しないことが望ましいと理解しておくとよいでしょう。

学部 教育方針 > 学生の生成系AIの使用に関する本学の考え方(ページ一番下のリンク)
https://www.icu.ac.jp/academics/undergraduate/policy/

3. 入試日程:2月7日(土)実施(P2)


2026年度の一般選抜は2月7日(土)に実施されます。ICUは伝統的に2月の第1土曜日を試験日としており、今年は第1土曜日が7日にあたるため、2025年度(2月1日実施)より6日間遅い日程となりました。
合格発表は**2月13日(金)**で、試験から1週間後という点は昨年度と同じタイミングです。

4. 時間割の微調整(P18)


試験時間自体は変更ありませんが、最後に実施される「数理・自然科学」の開始時間が5分遅くなりました。
わずかな変更ではありますが、昨年度入試のフィードバックを踏まえての変更だと思われます。

5. 英語外部試験スコアの有効期限明記(P10)


2025年度までは「出願期間開始日から遡って2年以内に受験したもの」という表記でしたが、2026年度からは**「2024年2月1日以降に受験したスコア」**が有効と、具体的な日付で明記されました。
提出可能な英語外部試験(IELTS, TOEFL, Cambridge, GTEC)とスコア要件に変更はありません。

6. 試験会場に本館が復活(P32)


2025年度は本館の改修工事のため使用できませんでしたが、2026年度は本館が試験会場として復活します。
例年通りであれば、「数理・自然科学選択」および「人文・社会科学と数理・自然科学の併願」受験者はICU高校、それ以外の受験生は主として本館を試験会場として使用することになるものと考えられます。

2026年度入試会場となるICU構内案内図(抜粋)。「A」は教室割りの掲示場所

7. High Endeavor奨学金の給付が拡大、条件を満たす全員に給付(P28)


2026年度入試から、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金が大幅に拡充されました。
これまでは入試成績が特に優秀な受験生のみが対象でしたが、2026年度からは一般選抜で合格し、収入要件などの条件を満たす応募者全員に給付されることが入試要項にも明記されました。入学金全額と学費の3分の1が免除され、例えば2026年度入学の場合、4年間で免除されるのは総額約237万8千円となります。

8. 寮の申し込みに際してのエッセイ提出の事前明記(P30)


ICUの各学生寮への入寮希望を申し込む際に簡単なエッセイを書く必要があることが、入試要項でも明記されています(寮申し込みのエッセイ自体は以前から必要でした)。
合格発表から申し込み締め切りまでの期間が短いため、あらかじめWebフォームを確認してエッセイを書く準備をしておくとよいと示されています。

ただし、2026年度4月入寮募集要項(PDF)やWebフォームは11月現在は閲覧できず、12月下旬にICUハウジングオフィスのWebサイトで確認できる予定です。例年通りなら年末にPDFが公開され、PDFの中に申し込みフォームへリンクが貼られています。

まとめ


2026年度のICU一般選抜は、科目名称の変更、AI利用方針の明記、試験会場本館の復活、奨学金制度の大幅拡充などの変更がありました。
特にHigh Endeavor奨学金の給付拡大は、経済的理由で進学を諦めることがないようにするという大学の強い意志の表れといえるでしょう。ICU一般選抜を受験予定の方は、2026年度のICU公式の一般選抜入試要項をよく確認し、最新の情報に基づいて準備を進めてください。

一般選抜>入学試験要項(PDF)のリンクから確認
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,ICU祭(学園祭)

今回は2025年10月12・13日に開催されたICU祭(国際基督教大学学園祭)の様子をお伝えします。

2025年度ICU祭、入り口付近の様子です。今年のテーマは「煌(きらめき)」。ロータリー付近にはテーマを象徴する門柱やオブジェが登場し、多くの来場者が記念撮影を楽しんでいました。

入り口すぐの公式グッズ販売。今回はICU公式マスコット「ハチロウ」のぬいぐるみが登場(価格は4,900円)。ICUグッズは文具からアパレルまで幅広く展開されており、ノート(100円)など高校生でも買いやすい価格帯のグッズもありました。ICU入試受験生はここでICUグッズを手に入れて、モチベーションを高めるのもおすすめです。​​

教会前の広場では「YouはどこからICUへ?」という参加型展示を実施。来場者がそれぞれの出身地を地図に書き込んでおり、世界中からICUに学生が集まっている様子が一目で分かりました(写真右)。

D館、バカ山周辺のテント出展。写真右は「ICU HONEY PROJECT」です。環境系メジャーの授業にルーツを持ち、学内で養蜂を実践。実際にICUで採れたはちみつを販売しています。環境への取り組みを座学で終わらせず、養蜂→採取→販売まで一貫しているのが素晴らしいですね。

写真左はバカ山周辺で実施された子ども企画。クラフト教室や野外テントでの絵本読みスペースなどに加え、今回はアヒルなどと触れ合えるミニ動物園も登場していました。時間帯によってはICU公式マスコット「ハチロウ」も登場していたようです(残念ながら出会えず!)。子ども向け企画が充実しているため親子連れの姿も多く、牧歌的な雰囲気がICU祭の魅力ですね。

写真右は本館前の様子。テント出店が立ち並び、あほ山ステージ周辺にはたくさんの人が集まっていました。

今年はリニューアルした本館も大いに活用されていました。写真は本館3階のラウンジ。ここではICUのメジャー紹介展示が行われ、休憩スペースを兼ねながら、卓上に置かれた各メジャーの資料を自由に閲覧できるスタイルになっていました。その他、3階の教室ではELA(英語プログラム)の授業体験も実施されていました。​​

ICU祭は屋外が混雑する時間帯もありますが、本館内は比較的空いていて落ち着いた雰囲気です。ELA体験など一部の企画は予約が必要な場合があるため、来年以降に参加する受験生は、事前にICU祭の公式ウェブサイトなどで情報を確認してから訪れることをおすすめします。