ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,ICU総合型選抜(AO入試)

11月1日に2024年度ICU国際基督教大学の総合型選抜(AO入試)の合格発表が行われました。

<2024-2022年度の総合型選抜の結果>

2024年度のICU総合型選抜の受験者数は、前年から1.46倍増えて、300人でした。

また、合格者数は111人でした。総合型選抜の合格者は去年はじめて100人のラインを超えたのですが、今年も超えたため、2年連続で100人以上が合格する結果になりました。来年度以降も100人以上の合格が定着する方向になっているように思われます。ただし、受験者数の増加に比べると合格者数はあまり増えておらず、結果的に倍率は去年から上がっています。

受験者数が増えた背景には、2024年度入学から拡充された奨学金や、T館の完成によって新しい大学施設の魅力がアピールできたという点があげられると思われます。

その上で、コロナ禍が収束に向かい、大学生がキャンパスに回帰する中で、コロナ禍に制限されないキャンパスツアー等で大学の魅力が広く発信できるようになった点も受験者の増加につながったのかもしれません。

2024年1月には一般選抜の志願受付が開始されますが、一般選抜の受験者数がどうなるかも注目されます。

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,オープンキャンパス

本日ICU(国際基督教大学)の入試関連のWebサイトが更新され、11月23日にミニオープンキャンパスを開催することが告知されました。昨年度も開催されたイベントです。

定員制、事前予約制のため、事前予約が必須です。

本日から予約受付が開始されています。

内容は主として理系の受験生向けをテーマにしていて、参加教員や研究紹介等は理系に特化していますが、文系受験生が参加しても多いに参考になる内容かと思われます。

また、今年度オープンしたT館で開催されるため、最新の施設を見学するチャンスでもあります。

特に2024年2月のICU一般選抜入試を受験予定で、まだICUを見学していない受験生は、公式にICUを見学できる最後のチャンスになると考えられるため、ぜひこの機会に見学を済ませておくとよいでしょう。

昨年度実施された時も、通常のオープンキャンパスよりはこじんまりとしているものの、通常のオープンキャンパスよりは空いていて、学食もあまり混雑せずゆっくりとランチを食べることができたという意見もありました。キャンパスツアーが開催されていて学生が学内を案内してくれるので、キャンパスの雰囲気を感じるためにも、ICUのキャンパスの見学が済んでいないICU入試受験生には参加が推奨されるイベントです。

2023年11月23日開催のミニオープンキャンパスは下記URLから申し込み可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23mini.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,ICU祭(学園祭)

4年ぶりに通常開催となった2023年度のICU祭、恒例のフォトレポートをお届けします。

会場の入り口の様子。ICU祭オリジナルの校門のが登場。立派なオブジェを前に記念撮影されている方がたくさんいました。

入り口付近にはQRコードが掲示されていて、会場案内がPDF形式がダウンロードできるようになっていました。

去年より明らかに来場者が多く、盛り上がっていました。親子連れの皆様も多く来場されていました。

本館前では恒例のICU祭公式グッズが販売されていました。クリアファイルが人気とのことでした。

こちらは「野田村にICU旋風を吹き起こす会(のだせん)」の皆様のテント出展。ICU教授が復興支援等で岩手県野田村と関わりをもったことをきかっかに、ワークショップが野田村で開催され、現在は学生主体のサークル活動として野田村に赴いて活動をされているそうです。オリジナルの野田村のガイドブックを作成したり、中学生に英語を教えたり、地元の祭り参加するなど、様々な形で交流をされているようです。学生の活動を通して地域に繋がりを持てるのはいいことですね。

本館2Fの様子。アカデミック企画の教室(写真左)では受験生向けの相談会や、学生によるトークライブが行われていて、多数のICU入試受験生が集まっていたようです。

おとなりの教室(写真右)はコモン・グッド基金(CGG)の出展で、地域コミュニティ支援を行うICU周辺の非営利団体をICUの財団が助成金を支給する形で支援するというもので、その審査にはICUの学生も参加し、連携する形でプロジェクトを勧めているとのことでした。学生時代から地域のNGOの活動を知ることができるのは貴重な経験になりそうですね。取材させていただいた時は江戸小噺をテーマにした体操が行われていて、全員参加で大いに盛り上がりました。

こちらは本館3Fの"ICU Compost"の出展。寮から回収した生ゴミを、微生物の働きを用いて、コンポスト(堆肥)として再利用する活動をしている団体で、活動は今年で3年目とのことでした。7,8人くらいのメンバーで概ね週1回活動中。従来は捨てるだけであった生ゴミから、栄養たっぷりの堆肥を作る過程はとてもやりがいを感じるとメンバーの方がおっしゃっていました。堆肥はICU学内にある畑で活用されています。もともとは寮生が個人で始めた活動だったそうですが、徐々に活動の輪が広がっていったとか。現在のICUの寮は自炊している学生が多く、このような活動を継続されているのはとても意義深いことだと思いました。

以上2023年のICU祭の様子をレポートさせていただきました。

ちなみに今年度はICU祭の開催1日目と英検の試験日程が重複していて、ICU高校が英検の試験会場に利用されていたこともあり、当日はバスが混雑していました。

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,オープンキャンパス

今年度のICU祭は2023年10月8日(日)、9日(月)に開催されます。

昨年度とは違って、事前予約制ではなく、入場制限なく参加できます。

ICU祭公式アカウントではICU入試受験生向けの企画が紹介されていますので以下にご紹介します。

1. ICUキャンパスツアー

開催日時 : 10/9(月) 11:00~12:00、15:30~16:30

集合場所: 大学食堂前

ICU生が校内を案内してくれるキャンパスツアー。

2コース用意されていて、本館やT館(新館)、図書館などを巡る「学び編」と
学食や寮、体育館などを巡る「生活編」に分かれています。

それぞれ1時間のコースです。

事前予約制になっているので、早めに予約しておくとよいでしょう。

ICU祭公式Twitterアカウントのリンクに予約フォームが貼られています。

https://twitter.com/ICU_festival/status/1705033730400858489

2. ICU受験生相談会

開催日時 : 

10/8(日) 13:00~13:15、13:15~13:30、13:30~13:45、13:45~14:00

10/9(月) 13:30~13:45、13:45~14:0014:00~14:15、14:15~14:30

場所: 本館262

ICU生に直接ICU入試に関して質問のできるセッションです。去年までの例だとICU生一人につき何人かの受験生がディスカッションのような形で受験体験を語りながら質問に応えてくれるような形になると思います。

<3. ICU生による講演会(I Confess my University life)>

開催日時:10/8(日)11:00~12:00 10/9(月)11:00~12:00

場所: 本館262

複数の登壇者がICUの魅力を語る講演会、トークライブです。ICU祭に限ったことではありませんが、トークライブの名前が付いている企画は、学生の雑談になってしまっている年度もあって、必ずしもICU受験生に役立つ内容とは言えない場合もあるため、他の企画よりは優先度は高くないかもしれません。

以上、ICU祭の受験生向けの企画をご紹介しました。特にICUの見学が初めての方にはキャンパスツアーがオススメです。キャンパスツアーに外れなし。キャンパスツアーは予約が推奨されているので、確実に参加できるように予約しておきましょう。

ICU祭公式サイト

https://icu-fes.com/

ICU祭公式Twitterアカウント

https://twitter.com/ICU_festival

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,オープンキャンパス

今回は2023年度夏のICU国際基督教大学オープンキャンパスでもらえるICUの大学案内やグッズをご紹介したいと思います。

こちらがICUのロゴ入りバッグに入った大学案内や各種お知らせ。オープンキャンパスに来場エントリーして、オープンキャンパスの受付(体育館エントランス)で予約ページを提示するともらえます。

2024年度からのICU奨学金制度の拡充や、2025年度以降のICU入試制度の変更に関しては重要事項であるためか個別の案内が入っていました。これらを見ると大学として何を強調して告知しておきたいかというのも見えてきますね。

これらに関しては当サイトの記事でもご紹介しているので参考にして下さい。

留学案内はデザインの新しい専用冊子が入っていました。

Learn globally, broaden your perspective, and build bridge with others.

グローバルに学び、視野を広げ、架け橋となれ

ICUは世界100大学の留学に対応しているのはすごいですね。基本的にこれらは交換留学なので、日本国内で英語でも授業に対応し、学内寮も備えるICUは交換留学の協定が結びやすいというアドバンテージがありますね。留学のしやすさはICUに入る大きなメリットの一つと言えるでしょう。

ICUグッズとしてシャープペンシルの芯が入っていました。以前はICUのペンをいただいた年度もあったのですが、芯はペンケースに入れておけるのでいいですね。

ちなみに来場者向けアンケートにもらえるとICUロゴ入りエコバックももらえます。

また、オープンキャンパスでは今年度オープンしたICUのT館のカフェも営業していて、そちらでもICUグッズの販売を行っています。

ICUオープンキャンパスは8月18、19日にも開催されます。詳細や申し込みは下記のページから。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,オープンキャンパス

2023年7月22日に行われたICU国際基督教大学のオープンキャンパス、今年度は8月18日、19日にも引き続き開催されるので、これから来場される方へのお役立ち情報も含めてお伝えしたいと思います。

会場入り口の様子。来場時はテントがある場所から左に曲がって、体育館で受け付けをします。ちなみに会場入り口のテントは退場時のアンケート回収に使われていて、会場を出る際にオープンキャンパスに関するWebアンケートに答えるとICUグッズがもらえます。

看板の指示に従って、入り口の通りを左に曲がって受付のある体育館に向かいます。

こちらから体育館に入り、スマホでオープンキャンパスの予約画面を提示します。

去年までは検温が行われていましたが今回は画面の提示のみでした。

受付が済むと、ICUの大学案内やなどが入ったバッグと、オープンキャンパスのプログラムがもらえます。

ICUのオープンキャンパスに行く人受験生はWebでのエントリーが必須で、下記URLで前日12:00までオンラインで登録できます。モデル講義は受講できる人数が限られるため、早めに登録を済ませておくとよいでしょう。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

本館へのアプローチ(通称花道)の様子。この日の天候は曇りで、緑の多いICU学内は暑すぎず快適でした。ただし8月の開催日では気温が上がることも想定されるので、水分補給など暑さ対策は必須ですね。

ちなみに今回のオープンキャンパスでは学内各所にマイボトル用の給水器が設置されている事がポスターやサイト上で示されていましたが、これらは元から学内に設置されているもので、オープンキャンパス用に設置されている訳では無いです。例えば本館のマイボトル給水器は、初見ではやや分かりにくい場所に置いてあるので、あまりこれらのボトル用給水器は当てにしない方がよいかもしれません。

飲み物の自販機は本館2階、3階の中央付近などにたくさんあるので、水分補給が必要な場合は自販機を利用できます。

本館で行われたICU入試説明会と、総合教養(ATLAS)体験。2025年度以降の入試制度の変更に関して更に情報が追加されていたので、後日詳しく紹介します。また、ATLAS体験では担当教授による解説もあったので、その内容はオンラインレクチャーの解答解説の中に反映させていただきます。

2023年度入試の問題冊子

ICUの学食の入り口。オープンキャンパス中の学食の営業時間は11時から15時までと短めです。例年ICUのオープンキャンパスでは昼休みの時間は指定されていなかったのですが、今年は12:45~13:15がモデル講義等の無い時間に指定されていたため、昼時は混雑していました。なるべく混雑時を避けて利用したいところです。モデル授業やインベントに効率よく参加したいという場合は、あらかじめ食事を済ませてから来場した方がよいかもしれません。

今年度オープンしたばかりのT館も早速活用されていました。こちらの1階がキャンパスツアーの出発点になっていて、多数の来場者が参加していました。キャンパスツアーは随時行われているので、他のイベントの合間など、任意の時間に行けばOKです。ちなみに外側のひさしの通路を通っていくとT館のホールに到着します。

本館から見たT館の様子。中央に見える木製の外装が特徴的な建物がT館のホール(大教室)で、ICUでは珍しい階段型の教室です。こちらではELAのモデル講義などが行われます。例年ELAのモデル講義はICUのオープンキャンパスで最も人気のあるイベントの一つで、事前予約が必須です。

こちらはICU学内にある博物館、湯浅八郎記念館です。オープンキャンパスでは館内ツアーが開催されていて、ICUの歴史や民芸品のコレクションなどを詳しく解説してもらえました。

館内では学生による学芸員課程の紹介も行われていました。学芸員課程は博物館の専門職員になるため学芸員の資格を得ることができるコースで、ICUでは毎年20名くらいの学生が履修しているとのことでした。学芸員課程には実習が必修として含まれているそうですが、学内に博物館を持つICUでは、実習も学内で行うことが可能で、実際に運営をしている博物館の中で実践的なノウハウを学べるのはとても魅力的な事だと思いました。普段から展示などの勉強をしているだけあって、学生の皆様のプレゼンがとても上手でしたね。

湯浅八郎記念館のWebサイトはこちら
https://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/index.html

以上、今年のオープンキャンパスの様子をお伝えしましたが、最後に8月にオープンキャンパスに参加する皆様向けの注意事項をまとめておきたいと思います。


・来場は事前Webエントリーが必須。

・モデル授業に参加するにはWebでの事前予約が必要なので早めにやっておく。予約が定員に達したものは締め切られる。ただし当日空席があるモデル授業は、予約なしでも教室に入れる場合がある。

・予約は下記URLのリンクから行う
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

・今年からモデル授業は基本的に受験生専用になったので、保護者と行く場合は、保護者はその時間は別のイベントに参加する。

・学内は広く、それなりに歩くので、暑さ対策は必須。本館には休憩用の教室が各所に用意されており、飲料の自販機もたくさんある。学食でも休める。

・昼の学食は混んでいるので、可能なら時間をずらして行った方がよい。

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,仮面浪人,編入・転入本科

他大学在籍中に塾講師のアルバイトをしながら、ICUに編入で合格した湘南太郎さんインタビュー4/4最終回

入学後の手続き

(ICU合格後、転入生向けの編入の手続き方法に関してICUから案内や説明などはある?)

編入生向けの案内や注意事項などが書かれたファイルはメールで送ってもらえました。
そのファイルには入学後の手続きの注意点や日程なども書かれていました。

(ICU合格後、編入に際して提出する書類と締め切りは?)

退学証明書と成績証明書を先に出す感じで、
それは4月の早い時期に出す感じだったと思います。

それから単位編入に関するが4月の後半に出しました。

(いずれにしてもICUに入学前ではなく、入学後に提出すればよいということですね。)

その通りです!

単位編入、他の編入生との交流など

(ICUへの単位編入の様子を教えて下さい、手続きと流れはどのような感じですか?)

ICU入学後にまず前の大学の成績証明書を出します。

それから、4月後半の期限までに「単位編入申請書」というのを出します。
これはどの授業を編入したいかを書くものです。
その際に、編入を希望する単位の授業のシラバスなども出します。
どういう編入を希望する単位はどのような内容であるかという前の大学の授業のシラバスですね。

それとは別に、前の大学の成績の評価基準を示す資料も提出します。
ICUに編入できるのはICU内の評価でC以上に相当するものなので、それを示すためのものですね。

(単位編入に関する書類の提出が終わった後、面接などはありますか?)

ありませんでした。書類の不備がないかはチェックしてもらえますが、面接はありませんでした。

(何単位編入できたかはいつ分かるのですか?)

秋学期の前の8月までには分かるという事でしたが、
実際には6月末に単位編入の連絡がきました。

4月の申請からはかなり間が空く感じですね。

(どの単位が編入できるという事は事前に分かったりはしないですか?)

先ほどの編入生向けのメール添付の資料に単位編入の目安のような事は書いてありました。
このような単位は認められて、これは認められない、というような事はその資料を見ると大体分かります。

(認められないのはどのような単位ですか?)

英語の単位は基本的に認められないみたいです。
同じようにアカデミックスキルを得るための授業なども編入はできないとされていたかと思います。

これらはICU入学後に必修のELAと内容が重複するものですね。

また、授業の内容が高校レベルのものなどは認められないと書かれていたと思います。

(逆にどんな授業が認められるというのは書かれていましたか?)

体育に関しては原則認められるという旨が書かれていたと思います。

他の体験記にも書いてあるのですが、編入生は体育の実技は前の大学でやっておいた方が絶対よいですね!

(申請したのは何単位?)

29単位を申請しました。
通りそうなものに絞って申請した形です。
絶対無理なそうなやつは避けました。

(認められたのは何単位ですか?)

28単位が認められました。
体育実技は2単位申請して1単位で認められました。

(大学2年でICUに編入しても3年間は必要?)

そうですね。編入生は最低3年間はICUに通うことになっています。

(ICUのメジャー選択はいつしますか?)

1年目の冬学期ですね。
新入生よりは1年早く選択することになります。
そのあたりの注意事項も編入生向けの資料に書いてあるのであまり心配しなくても大丈夫です!

(編入生に向けた説明会とかはないのですか?)

それは特にないでんですよ(笑)

大学から編入生に口頭で説明してもらえる訳ではないので、そのあたりのは自分から情報を取りに行かないといけないですね。

ちなみにですが、今年編入した学生のLINEグループがあって、そこで情報の共有ができているのでとても助かっています。

(編入生同士でどうやって知り合いになったのですか?)

ICUの入学式はID番号順に並んでいるのですが、編入すると他の学生より1年早いIDになるので、編入生は全員が前の方に座っています。

座席番号を見ていたらその事に気がついて、周りの人同士でLINEを交換して、自然とLINEグループができた感じです。

(さすが前の大学を経験しているだけあって、そのあたりは皆さん慣れておられますね笑)

編入生同士で情報の抜けがないか確認できるのはありがたいですね!

(来年度以降の編入生も入学式で周りと連絡先を交換するとよさそうですね! 編入生は何人ぐらいいるのですか?)

IDから数えると、今年は一般選抜やユニバーサルアドミッションズを合わせて17人だと思います。

編入生としてICU入学後の感想、ELAの様子

(引き続きICUの雰囲気などを伺いたいと思います。H大学と比較してのICUの印象は?)

大学の雰囲気は全然違います!

前の大学を悪くは言いたくないのですが、基本的に前の大学では授業はだるいという学生の雰囲気がありました。
授業参加は積極的ではなくて、座学で受動的に授業に出席して、ただそこにいるだけという感じはありました。
予習などはやっていませんでしたし、テスト前にサークルの先輩からもらった問題からいかに効率よく単位を取るかという感じでした。
自分もそうだったのですが、大学の授業に対してそこまで真剣になれる感じではなかったと思います。

ICUは割と授業楽しんで受けていて、ちゃんと予習をしてきて積極的に授業参加している人が多いのは印象的ですね。
ELAで言えば全員が予習をしてきていて、それはICUに入ってしまえば当然のことなのですが、前の大学では考えられないことです。

そのあたりは授業の形式が違うというのが大きいかもしれません。

ICUは少人数でディスカッションするのが基本になっていて、授業参加が求められます。
予習してなかったらディスカッションでしゃべれないですし、ディスカッションで自分の意見を言うから、授業の内容が定着するという感じがします。
前向きに授業に取り組む学生が多いのはICUのよいところですね。

(ELAの雰囲気はどうですか?)

ELAはスト2に入りました。
スト2はやはり帰国子女の方が多いですね。
20人ぐらいのクラスで、3から4人ぐらいはぐらいが準ジャパで、後は海外経験のある学生です。

準ジャパにしても国際生の多い高校の出身者だったりします。

スト2はとにかくペースが速くて大変さもあります。

英語をじっくりと受けたい、着実に英語力を付けたいという場合はスト3のがいいかもしれません。

スト3だとELAが週に10コマですが、スト2だと5コマしかありません。

(塾講師の仕事は続けておられるのですか?)

はい、同じ塾ですが、配属教室が変わって、引き続き中学生を教えています。

(編入後にELAをしながらバイトというのは忙しいのでは?)

そうですね、去年も受験勉強をしながらバイトをしていたので時間は無かったのですが、今はICUの課題で忙しいですね笑

ICUは課題の量がとくかく多いです。

ICUも大学生活に慣れるまではバイトはしないようにという事は言っています。

(ICU入試と単位編入を終えての感想は?)

大学編入は手続きが大変そうとか、人間関係とか心配になる所もあると思うのですが、なんとかなるというのが率直な感想です!
ICUに編入してよかったと思います!

(ありがとうございました!)

(注)
ICUの卒業には体育の実技が1単位必要だが、ICU学内の体育の実技は、1つの授業で1/3単位しかもらえない。体育の実技の1単位もらうために、3つの実技の授業を取る必要があって、合計3学期(1年)かかる。編入生の場合、前の大学の体育の実技をやっておけば、当該単位は履修済みと認められるケースが多いようなので、体育の実技は前の大学でやっておいてよかったと語る編入経験者は多い。

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,人文・社会科学,ICU総合教養対策(ATLAS),一般選抜

(引き続きICU入試の人文・社会科学対策に関して教えて下さい)

現国には苦手意識があって、なんとかしなくてはいけないと思っていたのですが
仮面浪人中の大学1年生の時に取り組んだスタサプの小柴先生の講座が役立ちました。

文章を筆者の主張とそうでない部分を対比させて読んでいく事が中心で、
筆者は赤、対抗となる主張は青など、文章の各所を役割に応じて色を付けていきます。

本文だけではなくて、問題の選択肢も色分けします。

このような対比を駆使して文章を整理して理解していくことで、
この選択肢は対比混乱だとか一定のパターン分けができるようになります。

汎用性がありますし、現代文の読解で悩んでいる人には試す価値があると思います。

ただし、ICU入試に受かっている人の中には現代文をやらなくていいという方も多いので、合う合わないがあると思います。

(ICU入試のATLAS(総合教養)の対策はどうでしょうか?)

ATLASはオンレクで過去問を解いていったのですが、僕の場合は時間との勝負という感じで、時間配分の工夫が必要でした。

オンレクの合格体験記を読むとATLASの時間配分を決めてやっている人は少ない印象なのですが、
僕の場合は読解に時間がかかって、時間切れになるパターンが多くかったので、
各パートの目標時間を決めて試験を受けました。

パート1-3は時間を目標時間を決めておいて、パート4は残り時間で解くというやり方でやっていました。

(具体的にはどういう時間配分ですか?)

60分を想定して目標にしていた回答時間は以下の通りです。

パート1 8分-10分
パート2 15-分18分
パート3 15分-18分
パート4 残り時間、20分を残す目標

(実際の試験ではどうでしたか?)

パート1が約8分
パート2が22分くらい
パート3が簡単で15分くらい
パート4が残りの時間で、15分くらいでした

パート4は全部は解き終わらなくて、2問ぐらいは勘で答えました。

パート4は最後に解くようにしていました。文章を読まないで溶ける問題もあるし、パズル的な要素もあります。他のパートは読解が中心なので時間をかけければ確実に解いていけます。パート3までを先に済ませて、そこまでのマークもきちんとやって、最後に残った時間でパート4をやれる範囲で解くようにしました。

(ICU入試を終えての感想は?)

オンレクで演習を繰り返しやって、実際の試験では、概ね事前の計画通りに解き進められたので、全体としては悪くないと思いました。最後の試験科目が終わった後には、これは受かったのではないかという感覚がありました。無事に合格できてほっとしました。

ICUの転編入の受験番号はTransferを表すTから始まる

(次回、編入の手続きや単位編入に続きます)

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,オープンキャンパス

ICU(国際基督教大学)の公式サイトが更新され、2023年夏のオープンキャンパスが7月5日(水)正午より受け付け開始であることが告知されています。

ICU公式サイトより

2023年夏のICUオープンキャンパスの日程

2023年7月22日(土)・8月18(金),19日(土)/全日10:00~16:00 入退場自由

今回は受験生は全員エントリーするように書かれています。保護者等はエントリー不要とも書いてあるので、コロナ等による入場規制がやや緩和されたように思われます。

また、オンラインのプログラムは明記されていないので、基本的には来場型のイベントに戻った形だと思われます。

オンラインのプログラムがなく、来場型に戻ったことで、モデル授業などは昨年より早めに締め切られる可能性が高いと思われます。

ICU入試対策としてICUの入試会場を見学する貴重な機会なので、7月5日以降、早めにエントリーを済ませておくとよいでしょう。

すでに公式サイトもオープンしています。

2023年夏のICUオープンキャンパスの詳細と申し込みは下記のICU公式サイトからアクセスできます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報

ICU(国際基督教大学)とICU同窓会による「T館完成記念オープンハウス&ホームカミング」というイベントが6月18日に開催されました。T館(トロイヤー記念アーツ・サイエンス館)の見学ツアーも実施されたので、その様子をお届けします。

T館エントランス付近の様子。T館は今年の4月にオープンしたばかりの新しい建物です。

近年のICUは寮を中心に新しい建物が続々と完成していますが、T館は2018年にできたA体育館に引き続き、隈研吾氏の設計事務所がデザインを手がけています。

ホールへのアプローチとひさし。大きくせり出した木のひさしが印象的。ひさしは7mもあるそうで、一部には採光用の窓も作られています。

1Fエントランスの通路付近。全般に細長い印象のT館ですが、各所にソファー、テーブル、椅子が用意されていて、スペースが有効活用されており、勉強や打ち合わせがはかどりそうです。

1Fにはカフェも併設されています。このカフェにはCafé Ilion(カフェイリオン)という名前がつけられていて、ギリシア神話のトロイアの別名のイリオンにちなむそうです。軽食やコーヒー、雑貨などが販売されていて、会計はすべて電子決済で行うとのことでした。

T館2Fの大教室の様子。こちらは最大で180名が入れる広いスペースがあり、可動式の机でイベントの開催にも対応しています。ガラス張りで中の様子がよく見えて、写真映えもよさそうなデザインですね。この日は親子向けの実験教室が開かれていました。

2Fには階段の反対側にも大教室が設置されています。

2F吹き抜け付近の様子。T館内部の各所に椅子や机があり、電源も取れるようになっていて、レポートの作成などがはかどりそうです。上層階には教員のオフィス、大学院の施設などが入っています。

こちらは3,4Fの吹き抜けに展示されている地層の断面標本です。T館建築に先立って行われた、埋蔵文化財発掘調査の際に出てきた地層の剥ぎ取り標本で、上の方は現代、下の方は旧石器時代の地層までみられるそうです。

T館の実験室の様子。T館は本館から見て裏側に多数のラボが配置されていて、生物や物理など多種多様なラボが並んでいます。ラボはセキュリティで管理されていて、許可された人しか立ち入ることはできませんが、一部のラボはガラス張りになっていて通路から見学できるようになっています。

文系の学生であってもT館に立ち寄った際にラボの様子を見ることができて、多分野への興味関心を広げることができそうですね。

こちらはT館の裏側です。ひさしのある表側とは違って研究所や工場を連想させるような外観で、実際にダクトがある箇所の多くには実験室が設置されています。外から見るとT館のラボの規模の大きさわかります。

逆に、木のひさしがある本館側は教員のオフィスなどが並んでおり、機能的にも区分されています。

T館のオープン後、N館の改装工事が始まっています。今年度はN館の改装を行い、教室などを改装した上で、来年度には本館の改装工事が行われる予定です。今後はしばらく工事が続きますが、完成すればより充実した教育と研究の環境が整う事になるので、ICU入試受験生にとってはうれしいニュースですね。

今後の改装の予想スケジュール

2023年度 本館、T館で授業 N館を改修

2024年度 T館、N館で授業 本館を改修

2025年度 本館の改修が完了

ICU入試への影響は?

本館改装の正確なスケジュールは不明ですが、2024年の4月頃から工事に入るものと考えると、2024年2月のICU入試は従来通り本館が使われそうです。

また、仮に工事が2024年の4月から2025年の3月ぐらいまでかかるとすると、2025年2月のICU入試では本館が使えないので、N館やT館、ICU高校の教室などがICU入試の試験会場として使われることになりそうです。