社会人からICU国際基督教大学へ 2 社会人的秘策?

(その後見事半年の勉強で合格された訳ですが、その後英語はどう勉強されたのですか?)

そうですね。まず安定感がなかったので、これは続けるしかないと思っていました。自分ほどの点数ですと、分かるテキスト(本文)は多少分かるものの、分からないテキストは全く分からないといった具合でしたので。落差が激しく、偏差値は30?45程度を行ったり来たりしていました。初めてから数ヶ月は平均に達したことはありませんでした。

先にも申し上げたのですが、まず英単語を覚えるレベルから勉強を始めていました。そして徐々に長文読解と、単文精読を平行して学習するようになりました。

しかし実際にオンレク等でデータを見ると、なかなか結果が出ないので、いろいろ分析してみた結果、要素はある程度分かっているのに、全体が見えていないというか、英文構造を全く理解しないで読んでいることに気がつきました。そこで『横山のロジカルリーディング』等、パラグラフリーディングの教材をこなし、ブロックで論理的に文章を理解する訓練をしていきました。すると少しずつではありますが、オンレク内でも平均点を超える回が出てきました。

(リスニングに関しては社会人特有の勉強をされていたようですね)

ええ、まず以下の方法は社会人向けと申しますか、受験よりも長いスパンで英語を続けるため手法ですので、高校生の方には必ずしもオススメできません。しかし私はこれで点数が上がりました。

具体的には「音読パッケージ」と言う方法です。英語上達完全マップというサイトで紹介されています。

これをオンレクの過去問にアレンジしてやっていました。
具体的には以下の手順になります。

〇オンレクのパート?や?の英文の解答を読み、内容を理解する
〇次に、音声教材にあわせて音読。
意味の取れる適当なセンテンスで止まりながら、それを真似て5回音読する。
〇次は教材を流しっぱなしにして、それに合わせて10回ぐらい音読する
〇再び意味の取れる長さで停めながら5回音読する。このときテキストは見ない。
(できないなら見ても良い)
〇最後に音声流しっぱなしでシャドーイングを5回(同上)
最初はこの30回が1セット。2回目からは全体の数を合計20回ぐらいに減らして、最終的にひとつの文章を100回ほど読み込みました。
とても面倒くさいですが、短期間で効果が出る方法です。リスニングは点数を上げやすいのでできるだけ早くから取り掛かっておけば得点源にできるのではと思います。

(これは確かに一定期間で成果が求められる大学受験となると手間がかかりする面もありますが、継続できるなら効果は出そうですね。しかしこれはオンラインサイトの手法だったのですか。普段からネットを活用している社会人であれば、オンライン情報にも抵抗がなくなる面はあるかもしれませんね。)

そうでしたね。BUCHOさんのオンレク自体ネット検索で調べて、以前より知っておりましたので。

(次回に続きます。)