社会人からICU国際基督教大学へ 3 ICU入試の実際

<実際の入試>

(それでは実際の入試に関して伺いたいと思います。入試の出来映えを教科別に教えて下さい)

まずリベラルアーツ学習適性ですが、これは結果的に一番無難な出来映えでした。元々この種の問題は得意でしたし、概ねオンレクの傾向通りで、感覚的には平均点以上は取っているだろうなという感じがしました。ただしオンレクの過去問では登場しなかった新しい問題でやや解答に時間を要するものや、とても手の込んだ問題も見受けられました。よって全問を解くことはできず、全く適当にマークした問題がいくつかありました。他の試験科目にも言えることですが、実際の試験は試験会場独特の緊張感もありますし、普段から制限時間を短くして解くことも大切だなと後から思いました。

2限目は社会科学で、これは本来最も自信を持って取り組んでいた科目でした。人文科学は哲学や文学など、自分のあまり触れたことのない分野からの出題が多く、難しい面もあったのですが、社会科学は社会人経験というか、他の高校生よりは長く、リアルタイムに様々なニュースに接していますので有利さは感じていました。また元々社会科系統に興味があったことから、得意にしていました。

しかし今年の入試は他の皆さんも言っているかと思いますが、本当に知識問題のオンパレードで、全くできませんでした。出来映えはそうですね、3,4割でしょうか。とにかく論文の核となるものがなく、いわゆる「筆者の主張」が最後までない文章で、ほぼ全部の問題が論文に関係のない知識問題だと思いました。

社会科学が終わった時点でかなり絶望的な気持ちになりかけました。しかしオンレクで社会科学の偏差値や順位がよかったこと、そして他の受験生よりリアルタイムで社会のニュースに接していることなどから、「これは他の受験生もできていないはずだ」と自分に言い聞かせました。そう思えたのは過去問に多く当たり、自分のポジションを把握していたアドバンテージの一つと言えるかも知れません。

いずれにしても稼ぐつもりでいた社会科学で全く手応えがなかったのは精神的にきつかったです。しかしここで諦めては本当に終わりだと思い、2限の後の昼食休みでは気持ちを切り替えること、午前中の結果を考えないこと、午後の試験から集中することを心がけました。
(次回試験後半に続きます)