社会人から一般入試でICU国際基督教大学へ 1

今回は社会人でありながら、一般入試でICUに入学されたという、uさんにインタビューさせていただきました。

(社会人経験をお持ちですが、一般入試を受験されたのはどうしてでしょうか?)

自分の場合あまり社会人らしい社会人経験がなかったというのと、大学受験をきっちりして大学に入学したいという思いがありましたので、一般入試を受験しました。また英語が苦手だったので、一般入試なら苦手な英語をカバーできるという思いもありました。社会科学や人文科学、リベラルアーツ学習適性の試験も自分には合っているのではないかと感じました。

(ICUに入学されるまでのいきさつを教えていただけますか?)

長い上に重くなるのですがよろしいでしょうか?

まず高3の夏にノイローゼ気味になってしまいまして、精神的に落ち込んでいました。これが2001年ですね。その後2年間引きこもってしまったのです。

それからなんとか回復して、2004年2月には国公立を目指して勉強をしていました。関西の予備校に通うため、独り暮らしをしていたのですが、対人関係のトラブルなどがあり、2005年8月には独り暮らしを止め、また翌年3月まで引きこもっておりました。

それからまた立ち直って、2006年4月にはコンビニなどでアルバイトを始めました。1年間お金を貯め、その後学校に通いたいと思ったのですが、どうにも気持ちが乗りませんでした。
そして2007年からは親類の製造関連業で働き始めました。同時に放送大学での受講も始めました。
その後大学入学を決意し、受験勉強を始めようと思ったのですが、自分の特性や、学問の方向性などから、ICUや早稲田の商学部などが主な志望校になりました。

(ICUが志望校になったきっかけはどのようなものでしょう)

まず学問の方向性が合っていたこと、また自分はしばらく受験勉強からは離れていましたが、古典や漢文を含め、国語は非常に得意としていたこと、論文系の試験であることなどが理由でした。実際にICU入試を見たときに、これは暗記力勝負の試験ではなく、いけるのではないかと直感的に思いました。

(それからICU国際基督教大学対策のオンラインレクチャー(オンレク)を始められたのですね?)

そうでうね。実際にはICUを受けようと2008年の5月に受験を決めてから、8月くらいまではずっと仕事をしていました。オンレクを受講し始めたのはもっと後になります。

(それ以前に働きながら勉強などはなさっていたのですか?)

週に1回塾に通って、TOEICの勉強などをしていました。英語が課題だと分かっていたので、まず英単語の暗記から入ったほどです。

(オンレクでも英語にはだいぶ苦労されていましたね)

本当にそうでしたね。初めて受けたオンレクで、英語の偏差値が28と表示され、初めて偏差値30未満が存在することを知りました(笑)。正直オンレクを始めた時点で、特に英語で他の受験生との差が見えてしまいましたので、この時点では2009年2月の試験に合格できるとは全く思っておらず、2010年の2月に合格できれよいなと思っていました。時間をかけてここまできたわけですし、2年計画だったのです。

<次回に続きます>