純ジャパの英語勉強法 1
今回は英語・国語を中心に大学を受験し、ICUに合格されたTENZANさん(2013年度向けBUCHO.NET ICU対策オンラインレクチャー受講生)にお話を伺いました。
(英語を得意とされているということですが、海外経験は全然ないのですね?)
高校の時語学研修で約1週間カナダにいったことはあるのですが、海外住んでいた経験などはないです。
(なるほど、英語を得意にされているのはどうして?)
そうですね、元々英語が好きというところが大きいと思います。
またカナダの研修も、ある意味で刺激になっていて、とにかく知っている難しそうな言葉をただしゃべるだけでは意味がなく、全然通じなくて、難しい文法や語彙を知っているより、まずはコミュニケーション能力を高めることが大事だと痛感しました。
そこで実践的英語へのこだわりが出てきました。
そして、高校を卒業したらアメリカのコミュニティカレッジなどに進学したいと思っていて、その意味でも積極的に英語を勉強していました。
(具体的にはどのような勉強をされましたか?)
高1年生の時に英検準一級を受けまして、最初は英検の試験対策をよくやっていました。
コミュニティカレッジの進学を意識してからは、TOEFLの対策もやりました。
(英検とTOEFLはそれぞれどのようなスコアですか?)
英検は高1の時に準一級を取ったので準一級ですね。ちなみに高3で一級も受けていますが、これは3点差で不合格でした(笑)。英検は一級までいくと英検独特の語彙などが出て、専用の勉強が必要になりますね。
TOEFLはiBTで85点くらいです。
(留学経験なしでPBT560点程度というとかなりのものですね、高校は進学校ですか?)
一応進学校ではありますが、公立が優勢な地区の私立校という感じで、トップの進学校とかそういうレベルではなかったです。
(なるほど、英検やTOEFLはICU(国際基督教大学)入試など大学受験にも役立ちますかね?)
そうですね、自分の場合あまり大学受験というよりは、英語の実力なり資格なりを身につけたいという意識が先にあったのですが、結果的には役だったと思います。
(具体的にはどういうところが?)
入試だと高1で勉強しても結果が出るのは高3の受験時まで分からないし、しかも合格するか不合格かの2通りしかないという世界です。でも資格試験なら、例えばTOEFLなら毎回スコアが出るし、英検も準一級の次は一級とか、目標を持って勉強できる。そういう意味で、いきなり入試を目標にするよりは、英語の資格試験の勉強を中心にやっていくと目標を明確にできてよかったと思います。 特に高1、高2の頃は入試とかイメージしにくいですし、実際に日程も先の話ですからね。
(ICUの英語の入試対策としてはどうでしょうか?)
TOEFLはICU入試に形式も近いし、役だったと思います。
特にリスニングはICUのリスニング対策としてとても役立ちました。
ICUのリスニングは、前半は比較的取り組みやすく、会話のセクションはセンタープラスアルファで十分対応できるかと思いますが、後半の長い講義の聴取りは、それなりに訓練しておかないと高得点は取れないところです。
TOEFLにも講義の箇所があって形式も似ているので、この点は特に役立ちました。
(具体的にTOEFLや英検はどのように勉強されていましたか?)
基本的には市販の教材を活用していました。
英検やTOEFLは市販の教材がとてもたくさんあって充実している上に、同じターゲットの試験を目指していることから、内容にもある種一貫性があります。
なので自分に合うテキストを見つけながら、段々とレベルを上げていきました。
入試だとセンターレベルとか、やや曖昧なところがありますが、資格試験なら、英検準一級とか、TOEFLなら500点超とか、より具体的なレベル別にテキストがある点も、資格試験の勉強しやすいところだと思います。
(次回に続きます)