ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2016 Nzoさんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Nzo

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 75%
総合教養得点 = 65%
英語リスニング得点 = 100%
英語リーディング得点 = 95%

(センター得点参考)
英語(リスニング)246/250
国語180/200
世界史75/100

4.併願校

慶應義塾
上智
法政
埼玉
東京外国語

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUに進学していた先輩に「ICUはお前の肌に合いそうだからよかったら受けてほしい」と言われ公式サイトを見て考え方に惹かれたため受験した。英語を実用レベルにすること、他言語も学べること、学生たちが遊び半分で通うような大学とは空気が違うことから私立では第一志望にした。

6.ICUに期待するところ

まずは英語をどこまで磨けるかということ、ロシア語がどこまで習得できるかということ。
国際関係学や経済学を専攻したい。
国際的な環境が整っているので、自分の振る舞い一つをとっても今までの当たり前が崩れ去ると思っている。その際に自分を見つめ直して自己認識を深めていきたい。
偏差値では測れない力を持った人たちがいるのではないかと期待している。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ピースベルに申し込んだ時に書いた内容と重複した。リベラルアーツやダイアローグによる学びが自分にどうして必要かを自身の経験に照らし合わせて記述した。
県の代表チームとしてアメリカを訪れた際の話が志望理由に大きく影響していたので、そのあたりを重点を置いてかいた。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

国際関係学と経済学、ロシア語の3つについて書いた。自身の夢に今必要だと思うこと、まだ見ぬ領域に触れたいことなどをそこそこ具体的に書いた。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弓道を流派に所属してやっていたため、それを引き合いに出した。
弓の技術を極めようとすると、道具の歴史や科学的性質、人体の構造など様々な分野に話が広がっていくことに言及し、一見すると無関係に思える未知の分野に対峙した時こそ燃えるので、ICUでも新しいことに果敢に挑戦すると言ったことをアピールした。

a. 人文・社会科学

過去問に取組んだが、初めてでも80%程度はできたので特別なことはしなかった。強いて言うなら慶應小論文で触れた問題や得意だった倫理の知識は役に立った。高校入学以来1,2週間で書籍1冊を読み英語で簡潔にまとめる習慣があったので読書量は比較的多いほうかもしれない。全体として新書7割、小説3割ぐらいの感じで読んでいた。

b. 総合教養(ATLAS)

公式サイトで公開されたものを見た。
倫理はセンター受験してはいないが平均95%ぐらいはとれる程得意だった。ここでの知識は役に立った。理数科目に関しては苦手意識が強かったのでKhan Academyや受験サプリで基礎的なところはざっと学習した。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

ICUのためには何もしていない。日頃からBBCやVOAを聞いていたため簡単だった。帰国子女でなくても努力次第では満点もみえてくるので捨てるのは絶対に駄目だと思う。入試後に思ったが、Zkai出版のTOEFL iBTリスニングの教材はICU対策にトライするといいと思う。問題構成はTOEFLそっくりなので過去問の類似問題として使える。

<リーディング>

ICUのためには何もしていない。私は一浪したが、その際に英検1級を習得していたので対策はいらないと考えていた。特別難しい文章では無いので落ち着いて読めばわかると思う。語彙のレベルも高くはないので、システム英単語やDuoあたりを完璧にして、そのあと英検Pass単順1級あたりを8割覚えれば確実に語彙で困ることはない。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

単語はすべて文で覚えた。Duoやアルクの「究極の英単語」シリーズなど。
リスニングは面白いと思った放送のスクリプトを暗記した。
英文法はロイヤル英文法を出来るだけ完璧に近付けた。単なる暗記に意味はないので歴史的経緯やもっと詳しい内容を図書館のバカでかい専門書などで確認した。
予備校は嫌いなので通わなかった。学校や図書館で友達と切磋琢磨するほうが好き。
自分はこれでいいと思えるやり方を見つけられるように勉強のスタイルを工夫していった。自分なりのスタイルが定まるころには合格はほどんど見えていると思うので、是非いろいろ試してほしい。

8. 最後に一言

ICUは独特で、そこに惹かれた人たちが受験すると思います。倍率はMARCH等のように高くはありませんが、記念受験があまりいないという点では倍率は重みがあります。まあ倍率気にしても仕方ない感じはするので、その辺は何も考えなくも差し支えありません。要はテストできれば受かるのでどんだけ点数を稼ぐかに集中して下さい。ICUの願書からテストまで一貫して言えるのは、自分が如何にICUに行く価値のある存在かアピールし続ける必要があるということです。そのことを忘れないだけでも合格は大幅に近づいてきます。頑張って下さい。

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