変更点と注意点、ICU一般選抜2022年度入試要項公開

ICU国際基督教大学の入試関連の公式サイトが更新され、2022年度一般選抜(一般入試)の入試要項が公開されています。昨年度の入試要項と比較をしながら、今年度のICU入試受験の際の注意点をまとめてみたいと思います。

ICU入試一般選抜2022年度要項の変更点と注意点

書類提出日期限が昨年度より短い

今年度の一般選抜の試験日は2022年2月5日(土)です。

Web出願システムでの出願期限が2022年1月6日から1月20日(23:59)までです。

昨年度は1月6日から1月24日までであっため、4日間短く、また期限が早くなっています。

基本的に現役受験生に必要なのは「高校調査書」と「証明写真」でいずれも出願時点より3ヶ月以内のものが有効であるため、現時点で準備しても問題ありません。特に証明写真は写真店等で早めに撮影しておくとよいでしょう。高校調査書に関しては現役生の方は学校の方から受験期に案内があります(通常は12月-1月に請求し発行される)

その他出願に関してのポイントとして、ICU入試では一般選抜でも出願時に志望理由をWeb出願システムのフォームに記入します。以下のように合計で850文字の記入欄があるため、出願間際になって焦って書くよりは、今から志望理由を書き始めておくとよいと思います。

• ICU を志望した動機または理由を述べてください。(300 字以内)
• ICU で何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含めて述べてください。(350 字以内)
• 学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200 字以内)

試験時間や試験科目、配点等に変更なし

2022年度ICU一般選抜の試験時間や試験科目、配点等は例年通りです。

2022年度ICU一般選抜の入試要項内の変更点として、英語外部試験利用型のB方式の二次面接がオンラインであることが明記されていますが、当該試験の面接は去年もオンラインで実施されたため、主たる項目に変更はないと考えて差し支えはないと思います。

なおA方式は1次試験のみであり、二次面接が実施されるのはB方式のみです。

(試験科目等は例年通り ICU入試要項2022より)

コロナ関連、追試の試験形式が明記される

コロナ関連として、昨年度同様にマスクの着用は必須です。また、試験会場入退出時にはその都度手指の消毒が必要です。窓を開けての換気が実施されるため、暖かい服装で来場することが推奨されています。

更に要項ではコロナ感染等で本試験を受験できない受験生への追試が明記されていますが、今年度から具体的な追試科目が明記されています。


注:上記は本試験ではなくコロナ感染等の際の追試の内容(ICU入試要項2022より)

本試験はマーク方式の試験ですが、コロナ関連の追試は小論文と口頭試問を取り入れた形式で、全く別の試験であることが示唆されていますね。ICUの入試問題は他大学と比較してもかなり時間をかけて作られており、資料等のほとんどを入試のためだけに書き下ろしているため、該当者がいるか不明な追試を本試験と同じ内容で実施するのは無理があります。比較的簡易に実施できる試験形式が追試には取り入れられているのでしょう。なお、コロナ関連の追試の受験が認められるには、医師の診断書等を提出する必要があるため、選択的に受験できるという訳ではありません。ちなみにICUに取材した際に、昨年度も実際に追試が行われた事が確認されています。

転編入本科の選抜方法は本科受験者と区別なく行われることが明記されている

これは去年の要項にも書いてあったので変更点ではありませんが、他大学等からの転編入生が受験する転編入生本科生(トランスファー)の入試は、本科学生受験生(高3、高卒生向け)と区別なく行われることが注意点の1行目に書かれています。おそらく質問が多い箇所であるのか、転編入も一般選抜であって、両者は合否判定を含め、区別なく行われることが昨年度より強調される形で書かれています。


(ICUの2022年度入試要項に記載された転編入受験者向けの注意点の一部)

<2022年度入試要項のまとめ>

最後にまとめです。

Point

2022年度の試験内容は例年通り
出願時間が昨年度より短いので早めに出願準備をすることが大切
入試に向けて早めに要項に目を通しておく

2022年度ICU入試要項は下記URLから閲覧可能です。 
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/
(上記ページ内の「入試要項」のリンクをクリック)