ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2022(6) ChocoHolicさんの場合
1.お名前、プロフィール
<お名前>
ChocoHolicx
<プロフィール>
出身高校: M山学院高等学校
予備校: 河合塾(自習室利用のみ)
趣味:芸術/音楽鑑賞、Computer Scienceの勉強
部活:ー
特技:絵を描くこと、対象について自分なりの解釈を打ち立てること、道に迷うこと(笑)
2.受験形態
一般入試
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = 9-9.5
総合教養得点 = 6-7? (パート4をほぼ勘で埋めたのでわからない)
英語リスニング得点 = 7-8
英語リーディング得点 = 7.5-8.5
(共通テスト得点 参考)
国語:128
数学1a:38
数学2b:41
英語R:96
L:90
世界史:85
倫政:82
化学基礎:38
生物基礎:27
撃沈。
4.併願校
名古屋大学 情報学部
同志社大学 文化情報学部
5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
文系でもコンピュータサイエンスやその他自然科学を勉強できる大学を探している時に見つけた。最初は某K氏が通った大学だなくらいのイメージしかなかったが、詳しく調べてみると、私の目標に非常にフィットしていることがわかった。国際性の高さ、および学問や校風などの自由度の高さが気に入った。学生が勉強に対して熱心なのも良いなと思った。場所が東京であるのも好都合だった。インターンしやすいし、また就活の時や、他大学の学生と交流する時に便利であるから。
6.ICUに期待するところ
情報科学プラスα。αは環境研究や生物、金融、経営学あたりになるかなと思っているが、やってみて自分に合うか試さないとわからない。ICUで上記の学問の基礎をきっちり固めた上で、交換留学制度を利用して海外の総合大学で専門的な内容を深めたいと思う。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
貴学を志望した理由は3つある。以下、箇条書きで理由とともに記す。
1.ELA
大学卒業後数年働いた後にアメリカの大学院に進学し、現地で活躍したいと考えている私にとって、英語力および、論理的にコミュニケーションを取る能力を育める貴学のこのプログラムは魅力的であったから。
2.ダブルメジャー
情報科学を軸に他の学問も学びたい。経営学、環境科学、金融など。
3.協定校が充実していること
貴学の協定校の充実生は私の希望を満たしうると思ったから。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
情報科学を軸に+αでもう一つ学びたい。
私は、十分な利益を生み出せて、かつ人々の何らかの営みに役立つようなビジネスをグローバルレベルで展開したいと考えている。それを情報科学の技術を用いたいと思っている。理由としては、まず、現在自習しているのだが、やっていてとても楽しい。エキサイティングである。次に、AIやソフトウェアなどの分野は素晴らしい可能性を持っていると思うから。
しかしこれらはあくまで技術である。技術が素晴らしいとされるのは、何かの問題を解決するのに役立ったときだと私は考える。そしてその問題は、情報科学の外側にある。よってその対象を見つけ、貴学のダブルメジャー制度を使って学びたい。その対象ないしαが何になるかはまだわからないが、現時点では、金融や環境研究、生物などを考えている。
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
対象を自分なりに解釈して、取り入れること。その対象は、人物だったり、考え方だったりする。自分にとって異質なものを咀嚼して、自分の目指しているもの達成するのにどうしたら役立てるのか、考え、実行に移す。
また、芸術鑑賞、音楽鑑賞も好んで行なっている。19世紀末から20世紀にかけての絵画が大好きである。クリムトやウォーターハウス、ミュシャなど。音楽はクラシックからロックまで幅広く聞く。一番好きなのはチャイコフスキーのValse Sentimentale。アンガーマネジメントにも使っている。
最近はコンピュータサイエンスにお熱である。私は、私の中で長らく工学系は美しくないものの象徴であり、私は美しくないものはあまり好きではないので、嫌厭していたが、稼げるという不純な動機のもと、手を出してみるととても面白かった。自分が書いた通りにプログラムが動くのみるとワクワクした。また、cs分野の将来的な可能性の大きさも気に入った。生きているものと扱っているようである。
a. 人文・社会科学
人文社会科学受験。
簡単!って感じでした。軽く鼻歌歌いながら解ける感じ。しかし注意深く読まなければ解けない問題が多々あるので、舐めてかかってはいけないです。しっかり得点源にしたるぜ!くらいで解くといいかと。
2020,2021年度並みの難易度でした。
対策→オンレクで演習。なぜ間違えたのかの原因を分析し、それへの自分なりの対策を考えて、試験当日でもできる形で実践する。このサイクルだと思います。あとオンレクの解説をフル活用することかなと。
知識は世界史と倫理政経で事足りるかなと。思います。
b. 総合教養(ATLAS)
時間が足りなかった。
例年より文章量が多く、事前に想定していた時間配分通りに解けなかった。
パート4ほぼかんで埋めた。掲示板などでは皆さん難易度的にはあまり変化なし、と書かれていましたが、私個人的には若干難化したように思った。
対策としては、
知識→ 共通テスト/旧センター試験の、倫理政経及び世界史(特に文化史)で安定して85%程度取れる実力で事足りると思う。これ以上のレベルの知識は他の受験生もわからないはずである。好きなアルファベットを埋めるべし。
その他→演習つむ。読解問題に関しては間違えた理由をオンレクの解説を参考にしながら分析して次回以降同じミスを繰り返さないようにする。 知識qに関しては、共通テストレベルであれば復習した方が良いと思います。しかし最近読解問題の方に比重が置かれているのでそこまで優先しなくてもいいかと。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
ブリティッシュアクセントー!って感じでした。
小講義パートで、スピーカーのブリティッシュアクセントがめっちゃ強かった。ちょっと笑うくらい強かった。まあ、あれを完全に聞き取れる受験生はあんまりいないと思うので、こんなんわかる人おらんやろー!くらいでできる範囲で頑張ったらいいと思います。
対策→私はicuのリスニングは日本最高峰に難しいと高二の時には知っていたので、高二の夏くらいからリスニング対策し始めました。早めに始めると良いと思います。
具体的には、Googleのpodcast でPlanet Money by NPR, Science Vs, Scientific American(これはpodcastじゃないです)、YouTubeでBBCのニュースを聞いてました。何を言ってるか理解できるまで何回も聞き直してました。興味のある分野じゃないと続かないし、やってて辛いので、内容はなんでもいいと思います。ただし、理系免疫がない人は、理科系のものを聞いてならしておいた方がベターだとは思います。あとイギリス英語は重点的にやるべきだと思います。これはマストかなと。あとはオンレクで演習を積めばいいと思います。
試験当日の音質は少しこもり気味でしたが、普通に良かったです。しかし心配な人は聞き取りにくい環境で過去問を解くといいです。私はスピーカーを布団に突っ込んでました。いい感じです音が篭ります。
<リーディング>
時間が足りなーい!って感じです。
語彙レベル、内容共にそれほど高難易度とは思わないですが、紛らわしい選択肢がある+時間がきついことで難易度が爆上がりしてるように思います。
対策→TOEFL iBTがベストだと思います。出題形式が酷似しており、また79以上とると、B方式にも出願することができるのでかなり美味しいです。あれで80くらい取れたらICUの英語はまあ難しくはない、というレベルになると思います。ただ、国公立が本命の人にとってはかなり負担になるので、それを考えると、全員には、胸を張っておすすめ出来ません。
まあTOEFLが無理な人はオンレクの過去問で繰り返し演習するといいと思います。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
生理欲求を満たした状態で試験に臨むべし。お手洗いに事前に行く、前日はよく寝る、試験開始直前にはあまり水分を摂取しないなど。
オンレク解いて自分の間違えの癖を分析して、次回以降の演習時にそれらを克服できるように解く。これを繰り返す。
8. 最後に一言
オンレクはICU対策として最高です。情報量、値段、アクセスのしやすさの点でベストです。めっちゃおすすめします。めっちゃ感謝してます。