ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2022(20) かむかむれもん。さんの場合

3月 26, 2022

1.お名前、プロフィール

<お名前>

かむかむれもん。

<プロフィール>

中高一貫の女子校出身。
高3秋からZ会進学教室の世界史のみ受講していました。
チアリーディング部に中高通して所属していました。
DIYが趣味で、部屋の壁を塗り替えました。
アメリカに7ヶ月程交換留学しました。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9割
総合教養得点 = 6割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8割?

(共通テスト得点 参考)
英語
R:100
L:96
国語
現:87
古:43
漢:15(ぎゃー)
世界史:91

4.併願校

上智 総グロ×

明治大学
<共テ利用特別> 商○
<個別>経営学部 4技能○ 3科目○

立教 
<共テ利用> 異文化コミュニケーション○ 経営×
     コミュニティ福祉○
<個別>経営○

青山学院
<共テ利用> 総合文化○ 国際政治○ 地球共生社会○

APU
<共テ利用>国際経営○ <個別>国際経営○

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

母校の進路説明会で。ICUに通っている先輩が紹介していたことをきっかけに、ICUに興味をもった。過去問に取り組んでいる時間は本当に楽しくて、解いているうちにココしかない!!と思った。

6.ICUに期待するところ

ELAは少し怖くもあり、楽しみでもあります。芝生で側転したいです。メジャーを決めるまで時間があるので、その間にできるだけ異なるジャンルの授業をとって視野を広げたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

留学中の世界史の授業で日本で学習した内容と異なる解釈の歴史が複数存在していたことから、「歴史的事実」の正当性や自分自身が持つ常識に疑問を持った。そして互いの解釈にズレが生じた場合、自分の常識や先入観を疑わない限り、すれ違いが生じ、民族間の紛争や国際問題の発展にもつながることを知った。そこで、ローカルとグローバルの視点を柔軟に行き来し、様々な事象の解釈の複数性を認めること。それが地球市民として他者や異文化を理解し、紛争や対立の平和的解決へと導く糸口になると考えるに至った。これらの学びを多様な学生達と共に深めていくことを可能とするのがICUのリベラルアーツ教育であると期待し、貴学を志望する。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

NGO団体に所属していた時の経験を基に、リベラルアーツの利点やダブルメジャーについて書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

中高通して所属していたチア部、DIYについて書きました。

a. 人文・社会科学

人文・社会科学選択でした。オンレクの2nd term, 3rd termを全て解きました。最新5年分は2回解きました。文章を何回も読み直して、ICU特有の形式、文章の流れを叩き込みました。本番は過去問に比べ、かなり簡単でした。絶対平均点高いだろうと思い、少し不安になりましたが、見直しをきちんとして、内容理解問題は落とさないよう心がけました。

b. 総合教養(ATLAS)

これもオンレクで対策しました。解説にあるスクリプトを熟読して講義の流れを掴むようにしました。どれが捨て問かどうか、オンレクで対策しているうちに判断がつくようになります。本番は焦ってしまい、part1が2問くらい分かりませんでしたが、勘に頼りました。計算問題も、複雑なものは勘で解きました。その分、内容理解問題の見直しに時間を割きました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

BBC、ted educationのポッドキャストを移動時間に聴いていました。Z会出版のtoeflリスニングの参考書を解きました。
本番はリスニングの音源よりも、自分の心臓の音の方が大きく鳴り響いて焦りまくってしまいました。オンレクで自分の得点源がリスニングだろうと思っていたので、一問も落としてはならないというプレッシャーを感じていたのだと思います。解答時間に一回深呼吸をしたことで、その後は落ち着いて取り組むことができました。

<リーディング>

時間との戦いでした。見直し時間を確保するために早く正確に解くことを心がけました。part2は何年度かの人文の内容だった気がするので、内容理解は容易にできました。


d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

焦ったら、一度深呼吸をしよう!過去問通りにいかないことや、思わぬハプニングもあるかもしれませんが、大丈夫。机が狭いので使わない鉛筆はゴムでまとめて置いていました。休憩時間中に外の空気を吸うと気分転換になります。前の教科について話している方がいましたが、不安になるかもしれないので、できるだけ耳に入れない方がいいと思います。

8.最後に一言

オンレクは時にクスッと笑ってしまうような解説で最後まで楽しみながら対策することができました。1分1秒も無駄にすることができない受験生生活の中で、オンレクは効率的に、最短でICUの合格に近づくことができると思います。
受験勉強も、試験当日も楽しんだもん勝ちだと思います!一問一問を大切にして、合格を勝ち取ってください!!

(追加の質問)

ICUの英語リーディングを時間内に終わらせるためにどのようなトレーニングや工夫をしたかを教えて下さい。

<全体>2015年より前の過去問は15分から20分程度余らせるように演習を重ねていました。過去問演習の際はタイマーではなく、本番と同じ腕時計を使うようにしていました。1textごとにかかった時間を計り、大まかな目安を決めていました。人それぞれ苦手な分野(私の場合は主に脳科学などの理系)があると思います。大問一つにかける時間をきっかり決めるよりは、自分の得意・不得意を把握し、時間をかけて良い問題かどうか判断する力を身につけるといいと思います。そのためにはやはり過去問を解くのが一番近道だと思います。また、合っているか不安な箇所は印をつけておいて、余った時間にすぐ見直しできるようにしました。

<part1(読解)>文章全体を問う問題は飛ばしつつ、一段落読み終えるごとに問題を解いていました。私はその方が早く解けました。これも、人によると思いますので過去問演習中に色々試して自分に合った解き方を見つけてください!また、筆者の意図を汲み取り、文章全体の内容理解を重点的にした方が早く正解を導きやすいと思います。

<part2(空所補充)>苦手だったのもあり、分からない箇所は考えてもしょうがないと割り切りました。その分、違うところに見直し時間を当てました。文法問題は絶対落とさないよう、前後の文章はしっかり読みました。

あまり意識しすぎないことも大事です!本番はいつもより集中できるけど、心の余裕はないと思います。一つ一つの問題に着実に向き合っていけば大丈夫です!!