ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2023(21) さかなちゃんさん

2月 23, 2023

1.お名前、プロフィール

<お名前>

さかなちゃん

<プロフィール>

都立高校出身。某私立大に1年間通っていました。

2.受験形態

転編入本科

3.予想得点

人文・社会科学:9割
総合教養(ATLAS):8割
英語リスニング:6~7割
英語リーディング:5割

(共通テスト得点 参考)

2023年度は共通テストを受けませんでしたが、2022年度は英語と世界史が8割で国語が7割でした。

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 姉がICU卒で中学生、高校生の時にICU祭に訪れてからずっと憧れがありました。興味のあることや学びたいことが多い私に、ICUのリベラルアーツのカリキュラムがぴったりだと思いICUに行きたいと思いました。

6.ICUに期待するところ

前の学校では学べなかった西洋美術史や世界史などを学んでみたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

(志望動機)
 大まかに以下の四つを書きました。
・緑に囲まれた校舎で活躍する学生を見てICUらしさに憧れた
・理系と文系の垣根を超えたカリキュラムに惹かれた
・英語教育のレベルが高い
・キリスト教の精神を学びたい
(学びたいこと)

美術・文化研究と情報科学の二つを専攻し、伝統美術とデータサイエンスをあわせて学びたい、と書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

 絵を描くことが得意だということから、以前の学校での取り組みや時々美術館を訪れること、ICUでやりたいことなどを書きました。

a. 人文・社会科学

私は人文社会科学を受けました。ほぼオンレクを活用しました。
<過去問を解くとき>
 効果的な問題の解き方として、問題を最初に読んだ方が良いと感じました。問題を最初に読むと、どのような単語が重要となってくるのか、問題が問題文の順序通りか否かがわかります。さらに問題を最初に読む際に「ではないもの」に先に×印をつけておくことで後に間違えて「正しいもの」を選ぶことがなくなりおすすめです。
<過去問を復習するとき>
 一度過去問を解いてから、過去問解説を参照して、解いた問題用紙にボールペンで気になったところの解説(さらに深く知りたいときはインターネットで調べたものを)を書き込み、それをまたノートに書いていました。また、ICUの過去問には何度も出題される人名や用語があるため、そのような単語については詳しく調べたり、毎年時事問題が出るので今年はロシア史を徹底的に調べたりしてノートにまとめました。他には世界史の参考書を一読しました。(ロシア史はあまり出題されませんでしたが)

b. 総合教養(ATLAS)

 オンレクを通して勉強しました。
PART1が講義を聞いて解く問題で正答率が高いため、ここは絶対に落としたくない問題でした。記憶だけに頼るのではなく、聞こえたことは全てメモを取ることがとても重要だったと思います。
PART2、3はそれぞれ人文科学と社会科学の問題ですが、ここはPART1のヒントが隠されていたり、互いに関係していたりするので注意して解くと良いと思います。
PART4は自然科学の問題ですが、知識よりも考える力が必要になってくる問題が多かったと思いました。
時間配分は講義15分、PART1が10分、2、3、4がそれぞれ15分(苦手分野は+5分)、見直しが5分と見積もっていました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

 オンレクと通っていた大学の授業、参考書などを使い学習しました。
 入試当日の英語の試験の直前に過去のリスニングテストのPART1を聞くことでリスニングへの導入ができ、最初から焦らずに済んだと思います。
 転編入特有なのが、実際に大学で英語の本格的な授業を受けられるので、休まず出席して積極的に授業を受けました。
 参考書はTOEFLの英熟語やVINTAGEのイディオムの箇所を使いました。他には高校生の時からラジオ英会話を続けています。

<リーディング>

 オンレクと参考書を使用し勉強しました。オンレクの解説をしっかり読み、わからない英単語はメモして自分だけの英単語帳を作っておくと良いと思います。他には在学している大学の英語の授業を大切にしていました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験中は残り時間が分かりにくいので回転ベゼルがついている時計を有効活用するといいなと思いました。全般的な勉強方法としてはオンレクを有効活用して自分の過去問と対策ノートを作っておくと、自信もつきますし役に立つので、良いと思いました。

8. 最後に一言

私は正直なところ受かる自信はありませんでしたが、受かりたいという気持ちのお陰で1年間やってこられたと思います。これから受験する方々は想いを大切に頑張ってください!

<追加の質問>

(・英語リーディングの解いた順番と時間配分を教えてください)

英語リーディングはpart II、partIの1、2、3の順で解きました。私の場合はこの順番にすることで、時間が足りなくなってpart IIの文法問題ができないまま終わることがなくなってよかったです。時間配分はpart1がそれぞれ15分(苦手なところは+5分)、part IIが10分を意識して問題を解いていました。


(・大学の授業と編入試験への勉強を両立する上でアドバイスがあったらお願いします)


家に帰ると勉強時間がなかなか作り出せなかったので、大学の図書館に残って勉強したり、早めに行って勉強したりしました。モチベーションを維持することがとても大切だと思っていて、大学の授業や課題、テスト勉強で忙しい時もありましたが、入学試験への勉強を途切れさせないように意識していました。補足ですが、もし今年受験して来年も受験をする予定の方は(私がそうであったのですが)、得点開示をして自分が合格基準点に何点足りなかったのかを把握しておくと、自分の勉強の仕方を考えることができると思います。