ICU編入合格者に聞く 塾講師をしながらICU編入入試合格#1
ICU編入合格者 湘南太郎さんインタビュー1
今回は他大学に塾の講師のアルバイトをしながら、当サイトのオンレクでICU入試対策をして、
ICUに転編入で合格した湘南太郎さんにお話を聞きました。
(他大学に在学中に英語の塾講師をされていたということですが、いきさつを教えて下さい)
はい、現役ではH大学の経済学部に合格したのですが、元々国立の一橋大学を目指していたので、
前大学入学後は仮面浪人で1年間受験勉強を続けていました。
1年生の冬に受けた入試では残念ながら結果が出ませんでした。
さらにもう1年勉強するのは体力面や精神面でちょっとガソリン切れだなと感じまして、一旦受験勉強はやめて、2年生の時に元々やりたいと思っていた英語の塾講師のアルバイトを始めました。
(どのような塾なのですか?)
採用された塾は神奈川の地域密着型の所で、1クラス20-30人で、1学年3クラスほどある中規模の進学塾でした。
週に2日、定期テストの時期は週に3日間バイトに入っていました。
夏期、冬期、春期の季節講習もありました。
(採用試験などはありましたか?)
バイトの採用に際しては高校入試レベルの問題のテストと、模擬授業、それに適性試験が課されました。
塾の教室は3つのレベルに分けられていたのですが、標準クラスと下のクラスを担当しました。
上級の進学クラスは正社員が担当します。
(担当したクラスの生徒さん達は?)
地域密着型の進学塾なので、公立高校に進学を希望する公立中学の生徒さんがほとんどですね。
ちなみに高校受験を控えた中3のクラスも担当したので責任重大だと感じていました笑
(授業時間と内容は?)
授業時間は45分です。中学生対象なので集中力が切れないよう短めの授業時間が設定されています。
内容は英文法がメインで、25分ほど使って授業をやって、残りの時間で小テストや宿題のチェックをします。
1日2コマの授業をやりました。
(出勤と退勤時間は?)
午後6時に出勤して10時半頃に退勤していました。
勤務時間には授業準備の時間も含まれています。
基本的に週に2日出ていましたが、冬期講習の時期などは毎日のように授業を担当していました。
(塾講師をやってみてよかったことは?)
生徒さんがやる気をだして成績を上げてくれるのは教えていてやりがいを感じました。
印象的だったのは、3段階中でいうと1番下のクラスの子がいたのですが、
その子はモチベーションを上げて、上のクラスいまでいって神奈川の進学校に進学してくれました。
そういう報告をもらうと本当にうれしいですね。
(大変だと思ったところは?)
ほとんどの生徒さんは授業を聞いてくれるのですが、下のクラスだと勉強が苦手だったり、宿題をやってこない人もいました。
親に言われて塾には来ているが、本人はさほどやる気がないというパターンもありました。
そのような意味では、英語の授業をするだけじゃなくて、いかに勉強に前向きになってもらえるかというのは大変だったと思います。
(今の中学生を見て、自分の時代と違うなと感じる所はありましたか?)
あまり違いは感じませんでした笑
むしろ僕は大学生で生徒さんに年齢が近かったので、生徒さん達の感覚に近いと感じるところもあり
その点は他の先生とは違った視点から教えられたかなと思っています。
(塾で英語の授業をしている内に、そのようなキャリアもありだなと思ったのですね?)
はい、それまでは経済の勉強をしようと考えていたのですが、
英語を教えるのは楽しいし、仕事も続けられたので自分なりに適正があるなと感じました。
H大の経済学部では英語教授法など専攻できませんし、
将来のキャリアの選択肢を増やす意味でもICUに編入したいと考えるようになりました。
(その後オンレクでICUの編入試験対策の勉強をされた訳ですが、大学の授業と塾のバイトとICU入試対策の掛け持ちはかなり大変だったのでは?)
とにかく時間がなかったですね。
特に年末は受験勉強で大事な時期なのですが、それは自分も生徒さんも同じで、
冬期講習のあった12月は月末まで毎日のように仕事をしていました。
仮面浪人の経験もあったので、時間効率を考えて勉強するようにしました。
(前の大学では授業は普通に取っていていたのですか?)
2年の前期は普通に授業を取っていました。
前期の段階で3年に進級できるようにしていました。
後期からはICU編入試験対策の時間を確保するため、週2日大学に行けばよいという構成で授業を選択しました。
(次回、編入試験対策法に続きます)