2027年度ICU一般選抜入試要項の主な変更点まとめ

2027年度のICU(国際基督教大学)一般選抜の入試要項が10月末に公開され、いくつかの重要な変更点が明らかになりました。今年度は、出願書類の作成における生成AI使用禁止の明記や、スマートグラスなどの電子機器に関する注意事項の追加、英語外部試験のスコア提出方法の変更などが主な変更点です。

募集人員や試験科目、配点に変更はありませんが、出願締切や提出方法、試験当日の注意事項には確認しておきたい変更があります。まずは全受験生に共通する事項から、順に紹介します。

※以下のページ番号は、2027年度入試要項の紙面に記載されているページ番号です。

2027年度一般選抜入試要項は2026年10月下旬に公開された

1. Web出願の締切が3日前倒しに(P2)

Web出願の開始日は昨年度と同じ1月6日ですが、締切は前年度の1月22日から1月19日へ、3日早くなっています。また、出願書類の提出・アップロード期限も1月23日から1月20日へと変更されました。

項目2026年度2027年度
Web出願期間1月6日~1月22日1月6日~1月19日
出願書類提出/アップロード期限1月23日1月20日

2027年度のWeb出願は、1月6日(水)10:00から1月19日(火)23:59までです。出願書類の提出・アップロード期限は、翌日の1月20日(水)となります。

出願期間が短縮されているため、各種証明書の準備は余裕をもって進めておきましょう。

2. 一般選抜は2月6日(土)実施、試験科目・時間割は変更なし(P2、P21)

2027年度の一般選抜は、2月6日(土)に実施されます。

項目2027年度の日程
試験日(第一次選考)2月6日(土)
人文・社会科学選択/数理・自然科学選択の合格発表2月12日(金)11:00
日英バイリンガル面接利用/英語外部試験利用の第一次選考結果通知2月12日(金)11:00
第二次選考(オンライン面接 日英バイリンガル面接利用/英語外部試験利用のみ実施)2月20日(土)
第二次選考の最終合格発表2月26日(金)11:00

第二次選考のオンライン面接は、日英バイリンガル面接利用・英語外部試験利用の第一次選考合格者が対象です。

募集人員、試験科目、筆記試験の配点(各科目80点)、試験当日の時間割には変更ありません。「数理・自然科学」は、引き続き数学・物理・化学・生物の4分野から2分野を選択して解答します。

3. 出願書類の作成における生成AI使用禁止を明記(P8)

昨年度は、生成AIに関する大学の考え方を別途Webサイトで確認するよう案内されていました。今年度は、要項内に次の一文が追加され、使用禁止が明記されています。

2027 年度入学試験要項一般選抜P8より(マーカーは当サイトでつけたもの)

一般選抜では、出願時に以下の2つの文章を入力する必要があります。設問と字数は昨年度から変更ありません。

項目設問
志望動機・学びたいこと
(400字以内)
ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。
得意なこと・好んで行っていること
(200字以内)
学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。

今年度は、AIに関して、大学の方針への参照案内にとどまらず、出願書類の作成について生成AIの利用が直接禁止が記載された点が大きな違いです。志望理由などの文章は、自分自身で考え、自分の言葉で作成してください。

ICUの生成AI利用に関する方針は下記URLから閲覧できます。
学部 教育方針→「学生の生成AIの使用に関する本学の考え方」をクリック

https://www.icu.ac.jp/academics/undergraduate/policy/

4. スマートグラスの持込禁止を明記、本人確認の注意事項も追加(P21–22)

試験当日の持ち込み禁止機器の例に、新たに「スマートグラス」が明記されました。また、多機能付き時計の禁止例も「計算機能・辞書機能等」から「計算機能・通信機能等」へ変更されています。

あわせて、本人確認のため、写真照合時や試験時間中に「マスクや眼鏡等を一時的に外すよう指示する」場合があることも追記されました。昨年度はマスクについての記載のみだったことから、今回の眼鏡に関する追記は、スマートグラスなどへの対策も意識したものと考えられます。

項目2026年度2027年度
持込禁止のウェアラブル端末の例スマートウォッチなどスマートウォッチ、スマートグラスなど
多機能付き時計の禁止例計算機能・辞書機能等計算機能・通信機能等
本人確認に関する説明写真照合時にマスクを一時的に外す写真照合時や試験時間中に、顔を上げることや、マスク・眼鏡等を一時的に外すことを指示する場合がある

また、試験時間中にスマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末、多機能付き時計等を使用した場合は、不正行為とみなされます。

試験当日は、持ち込める時計や電子機器の扱いを確認するとともに、本人確認に関する監督者の指示にも対応できるようにしておきましょう。

5. 受験票の再発行に写真付き身分証が必要に(P20–21)

試験会場に受験票を忘れた場合の注意事項に、次の一文が追加されました。

受験票の再発行には顔写真付きの身分証明書が必要です。

2027年度の受験票は、1月30日(土)からWeb出願システムで印刷可能となる予定です。事前に印刷し、当日の持ち物とあわせて忘れずに確認しておきましょう。また、念のため学生証など写真付き身分証も持参しましょう。

6. 英語外部試験の要件変更とスコア直送の義務化(P4、P7–8)

英語外部試験利用では、スコアの提出方法や出願要件に変更があります。有効なスコアは、2025年2月1日以降に受験したものです。

IELTS・TOEFLの公式スコア電子直送が必須に

英語外部試験利用のIELTS・TOEFLは、昨年度まではスコアのPDFアップロードのみで、大学へのスコア直送は不要でしたが、今年度は、スコア直送が必須になりました。

提出・手配するものIELTSTOEFL
スコアのPDFをアップロードTest Report FormTest Taker Score Report
直送手配の証明をPDFでアップロード依頼完了日が確認できる画面やメール等依頼完了日が確認できる画面やメール等
試験実施団体からICUへ電子直送Test Report FormOfficial Score Report

IELTS・TOEFLの公式スコアは、出願書類提出期限までに大学へ到着している必要があります。PDFのアップロードだけでは提出完了になりません。IELTS・TOEFLのスコア直送は出願期間開始前でも可能ですので、早めに手配しましょう。

TOEFLの新スコア対応とGTEC検定版の追加

TOEFLの出願要件は、2026年1月20日以前の受験では「79以上」、同年1月21日以降では「4.5以上」です。

GTECはCBTに加えて検定版も利用可能になりました。出願要件は1300以上で、検定版は成績連携による成績番号の入手が必要です。アセスメント版は引き続き利用できません。

まとめ

2027年度のICU一般選抜では、募集人員や試験科目などの基本的な枠組みは維持されています。一方で、出願締切が前倒しされ、出願書類の作成における生成AIの使用禁止や、スマートグラスの持ち込み禁止などが明記されています。また、英語外部試験利用では、IELTS・TOEFLの公式スコア直送が必須となっています。

ICU一般選抜受験生の皆さんは、ICU公式サイト「一般選抜」から、2027年度の入学試験要項(PDF)を確認してください。