英語リーディングは60分から45分へ変更されるため、一番影響が大きい科目です。こちらは15分短縮しなくてはいけないので、大問が1つ無くなるでしょう。こちらも過去の入試問題を参考にすると、2016年度まではPart 1で読解が2題、Part2の空所補充が1題で構成されており、以前は長くその形式が続いていました。その点を踏まえると2024年度の過去問からPart I text3を無くした形になるのではないかと予想します。全く違う形式になる可能性もあるかもしれません。
・"mean"はほぼ100%、"What does the woman(man)?mean?"の形で出題される。
What does the womanmean?
What does the manmean?
・"likely"はほぼ100%"most likely"で出題される。
Which of the following is most likely true?
<ICUリスニング対策4 Part IIIのパターン>
・"According to ~, “で始まる質問文は、ほとんどの場合、"According to the lecture," “According to the speaker," の形を取る。Part IIIの設問が講義に基づくことは明らかであるから、"According to ~, “の表現を見たら、カンマより前は読み飛ばし、カンマより後の箇所をまず読む。
According to the lecture, how many refugees were from Afghanistan in 2017?
According to the speaker, what design principle did Steve Jobs follow?
According to the lecture,which of the following is true?
すでに見たように、"According to ~,"は読み飛ばしてよく、"following"を含む文はほとんどの場合"which of the following"の形を取るためここも読み飛ばし、結局"is true?"の部分だけ読めばこの問題が何を聞いている問題なのかは分かるということになります。
さらに言えば、択一の英語の試験では、"Which of the following is true?"自体が超頻出の質問文のパターンで、慣れてくれば即座に正答を選ぶ問題だと判断できます。言われてみれば当たり前の事なのですが、解答時間がとても短いICU入試の英語リスニングでは知っておいて損はない事です。
Whenに関しては、"What time~", “On what date~"など、whatを使って具体的な時を問う問題も見られた。
Whoに関してはほとんど出題がない。会話パートでは話者が男女別に分かれていて、登場人物は学生、教員、大学職員(図書館の職員など)である。また、講義は一人の話者(大学講師)によって語られる。よって、話者が誰であるかは自明である。さらに、アカデミックな文脈で"Who is the speaker?"といような質問文はあまりに稚拙過ぎるので、"What is Dr.? X’s area of research?"という風に、あくまでも学術的な観点から問われる事が多い。そのような意味でもWhoの出題回数は少ないと考えられる。
ICUリスニング対策2 学術的な出題を反映した英単語が多数出題されている
lecture
55
professor
13
student
8
Dr.
6
research
6
ほとんどの問題が大学生活や大学での学術的な講義をテーマにしており、結果的にアカデミックな文脈を反映した英単語が多く出題されている。逆にビジネス英語特有の表現(customer service, business conference)などは登場しない。
ICUリスニング対策3 会話や講義のテーマは日本国内に限らない
Japan
4
Japanese
1
“Japan"という語がリスニングの質問文に登場したのは13年間で4回、"Japanese"は1回である。会話パート(Part I, II)ではICUでの大学生活、講義パート(Part III)ではICUで行われる講義をイメージして出題されるものが多いのだが、それでも、会話や講義の内容が、日本国内に限定されるものとは考えない方がよい。特に講義は国際的な文脈から出される問題が多い。逆に、たまに日本の社会問題や文化等を話題にした内容が出題される事もあるという程度に考えておいた方がよい。