2013年度オンレク受講生、ICU一般入試合格者、ピースベル奨学生のhairiさんインタビュー第2回
(引き続きピースベル奨学金の選考方法などに関して伺って参ります。応募用紙に書いた内容は?)
いくつか質問項目がありまして、それに答えていく形ですね。
(それぞれ簡単に教えていただけますか?)
<・奨学金の応募理由を記入してください(家庭の経済状況を含めて記入)>
自分の家は普通の家庭で、めちゃくちゃ貧乏じゃないのだが
学生支援機構の奨学金を借りて、あなたが行きたいなら大学にいきなさいという感じでした。
親の収入がこれくらいで、弟の教育費も将来これくらいかかってとか、具体的に書きました。
<・入学後、ICU 生としてどのような学校生活を送りたいと考えていますか>
これは少々変なことを書いたのですが、
古武術研究家の甲野善紀さんという方がいて、
その方は若い頃にいろいろ悩んだ上で試行錯誤するうちに、武術というテーマに出会ったそうです。
それからずっと武術の研究をして、今ではNHKに出たり、その分野では知られる存在になった。
大学は社会に出る前に時間があり、人に出会える貴重な機会なので、自分も一生懸命勉学等に励んで、自分のテーマのようなものを見つけていきたい。
そんなようなことを書きました。
<・本学の創立の経緯は他の大学とは大きく異なります。このことについて、感想や意見を書いてください>
ここも少し変なことを書いてしまったのですが
ICUは特色のある大学で、ある意味で辺境にいる。メインストリームではないということが大事だと思う。
動物の群れとかでも全員が全員同じ方向に行くと何かあったときに全滅してしまう。
なので一人ぐらい全然違う方向にいたり、そういう生体をもつものもいる。
ICUは大学教育においてそういう役割を担っている部分もある。
そんな内容で書きました。
思い出すと恥ずかしい内容なのですが(笑)。
<・あなたの卒業後、ICU で学んだことをどのように活かしたいと思っていますか>
ここはすみません、詳細は忘れてしまいました。
あまり損得にとらわれず、多様なことを勉強していきたいという内容を書いたかもしれません。
はじめの項目と内容が重複して困った記憶があります。
<形式にとらわれず、自由に自己PRを書いてください>
ここには自分の尊敬する人のことを書きました。
自分もそういう人達のように能動的にいきたい。
自己PRだからといって、特技を書いたとかではないです。
また、前に偉大な人がいても、無関心でいては反応できないし、
自分が尊敬出来る人に出会えたこと、
そのような出会いに対して、アンテナを立てていて、反応できた。
それが自分の良いところと書いた記憶があります。
(分量はどれくらいですか?)
A4で3枚くらいですね。
ICUのホームページから印刷して、自分で書いて願書と一緒に送る形ですね。
(願書に同封ですか?)
そうです。出願の時にピースベル用の封筒を、一般入試とセンターの封筒にぞれぞれ同封する形です。
(どれくらい時間をかけて執筆されましたか?)
構想は1週間くらいで、いろいろメモや下書きなどをしました。
本文は2日ぐらい書けてじっくり書きました。
(結構時間をかけたのですね。入試の出願の時だと試験対策で大変ですね)
はい、これは時間的に結構大変で、ファミレスでうんうんいいながら書いた記憶があります(笑)。
直前に書くのは大変なので、ピースベルに応募したい受験生は、早めにICUの募集要項などを確認して、応募に備えておいた方がよいですね。
(推薦状の執筆はどなたに依頼されましたか?)
担任の先生にお願いしました。
快く書いて下さいました。
(ちなみに奨学金が決まった後、先生に何かお礼とかを持っていったりしましたか?)
いえ、まだ持って行っていません。
いずれご挨拶にいこうと思っております。
(ご両親は喜んでおられましたか?)
それはもう大変に(笑)なにせ国立より学費が安くなってしまったので。
兄弟もおりますし、その点本当にありがたいです。
(奨学金が決まったという通知はどのように来るのですか?)
合格通知に同封されていました。
(やはりものすごく分厚い封筒になったりするのですかね?)
いえ、A4一枚のものすごくシンプルな用紙でした(笑)。
自分はセンター方式でも合格していたのですが、通知は一般入試の方に同梱されていて、合格時に送られてくる封筒の外見は見た目センターと変わらなかったですね。
説明の紙と、誓約書が1枚あるだけでした。
(センター方式にも合格していたというのも選考に関係していると思いますか?)
そこは正直分からないです。もちろんICUの方は把握していると思いますが、それがどう選考に及ぶかまではちょっと分からないですね。
(選考の決め手はなんだっと思いますか?)
そこも難しいところなのですが、オンレクの効果もあって、恐らく入試の成績がよかったというところと、あとは応募用紙の内容が評価してもらえたのではないかと思います。
応募用紙に書く内容は、各先生も読んでおられるようで、ピースベルの授賞式でも、副学長の森本あんり先生に「君の書いた内容は読んだよ」とお声をかけていただきました。
(ICUの先生方もちゃんと読んでおられるんですね)
はい、ただ、先生は「読んだよ」とおっしゃっただけで、内容がおもしろかったとはまではおっしゃっらなかったです(笑)。
(次回に続きます)