ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,オープンキャンパス

今年度のICU祭は2023年10月8日(日)、9日(月)に開催されます。

昨年度とは違って、事前予約制ではなく、入場制限なく参加できます。

ICU祭公式アカウントではICU入試受験生向けの企画が紹介されていますので以下にご紹介します。

1. ICUキャンパスツアー

開催日時 : 10/9(月) 11:00~12:00、15:30~16:30

集合場所: 大学食堂前

ICU生が校内を案内してくれるキャンパスツアー。

2コース用意されていて、本館やT館(新館)、図書館などを巡る「学び編」と
学食や寮、体育館などを巡る「生活編」に分かれています。

それぞれ1時間のコースです。

事前予約制になっているので、早めに予約しておくとよいでしょう。

ICU祭公式Twitterアカウントのリンクに予約フォームが貼られています。

https://twitter.com/ICU_festival/status/1705033730400858489

2. ICU受験生相談会

開催日時 : 

10/8(日) 13:00~13:15、13:15~13:30、13:30~13:45、13:45~14:00

10/9(月) 13:30~13:45、13:45~14:0014:00~14:15、14:15~14:30

場所: 本館262

ICU生に直接ICU入試に関して質問のできるセッションです。去年までの例だとICU生一人につき何人かの受験生がディスカッションのような形で受験体験を語りながら質問に応えてくれるような形になると思います。

<3. ICU生による講演会(I Confess my University life)>

開催日時:10/8(日)11:00~12:00 10/9(月)11:00~12:00

場所: 本館262

複数の登壇者がICUの魅力を語る講演会、トークライブです。ICU祭に限ったことではありませんが、トークライブの名前が付いている企画は、学生の雑談になってしまっている年度もあって、必ずしもICU受験生に役立つ内容とは言えない場合もあるため、他の企画よりは優先度は高くないかもしれません。

以上、ICU祭の受験生向けの企画をご紹介しました。特にICUの見学が初めての方にはキャンパスツアーがオススメです。キャンパスツアーに外れなし。キャンパスツアーは予約が推奨されているので、確実に参加できるように予約しておきましょう。

ICU祭公式サイト

https://icu-fes.com/

ICU祭公式Twitterアカウント

https://twitter.com/ICU_festival

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今回は2023年度夏のICU国際基督教大学オープンキャンパスでもらえるICUの大学案内やグッズをご紹介したいと思います。

こちらがICUのロゴ入りバッグに入った大学案内や各種お知らせ。オープンキャンパスに来場エントリーして、オープンキャンパスの受付(体育館エントランス)で予約ページを提示するともらえます。

2024年度からのICU奨学金制度の拡充や、2025年度以降のICU入試制度の変更に関しては重要事項であるためか個別の案内が入っていました。これらを見ると大学として何を強調して告知しておきたいかというのも見えてきますね。

これらに関しては当サイトの記事でもご紹介しているので参考にして下さい。

留学案内はデザインの新しい専用冊子が入っていました。

Learn globally, broaden your perspective, and build bridge with others.

グローバルに学び、視野を広げ、架け橋となれ

ICUは世界100大学の留学に対応しているのはすごいですね。基本的にこれらは交換留学なので、日本国内で英語でも授業に対応し、学内寮も備えるICUは交換留学の協定が結びやすいというアドバンテージがありますね。留学のしやすさはICUに入る大きなメリットの一つと言えるでしょう。

ICUグッズとしてシャープペンシルの芯が入っていました。以前はICUのペンをいただいた年度もあったのですが、芯はペンケースに入れておけるのでいいですね。

ちなみに来場者向けアンケートにもらえるとICUロゴ入りエコバックももらえます。

また、オープンキャンパスでは今年度オープンしたICUのT館のカフェも営業していて、そちらでもICUグッズの販売を行っています。

ICUオープンキャンパスは8月18、19日にも開催されます。詳細や申し込みは下記のページから。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

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2023年7月22日に行われたICU国際基督教大学のオープンキャンパス、今年度は8月18日、19日にも引き続き開催されるので、これから来場される方へのお役立ち情報も含めてお伝えしたいと思います。

会場入り口の様子。来場時はテントがある場所から左に曲がって、体育館で受け付けをします。ちなみに会場入り口のテントは退場時のアンケート回収に使われていて、会場を出る際にオープンキャンパスに関するWebアンケートに答えるとICUグッズがもらえます。

看板の指示に従って、入り口の通りを左に曲がって受付のある体育館に向かいます。

こちらから体育館に入り、スマホでオープンキャンパスの予約画面を提示します。

去年までは検温が行われていましたが今回は画面の提示のみでした。

受付が済むと、ICUの大学案内やなどが入ったバッグと、オープンキャンパスのプログラムがもらえます。

ICUのオープンキャンパスに行く人受験生はWebでのエントリーが必須で、下記URLで前日12:00までオンラインで登録できます。モデル講義は受講できる人数が限られるため、早めに登録を済ませておくとよいでしょう。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

本館へのアプローチ(通称花道)の様子。この日の天候は曇りで、緑の多いICU学内は暑すぎず快適でした。ただし8月の開催日では気温が上がることも想定されるので、水分補給など暑さ対策は必須ですね。

ちなみに今回のオープンキャンパスでは学内各所にマイボトル用の給水器が設置されている事がポスターやサイト上で示されていましたが、これらは元から学内に設置されているもので、オープンキャンパス用に設置されている訳では無いです。例えば本館のマイボトル給水器は、初見ではやや分かりにくい場所に置いてあるので、あまりこれらのボトル用給水器は当てにしない方がよいかもしれません。

飲み物の自販機は本館2階、3階の中央付近などにたくさんあるので、水分補給が必要な場合は自販機を利用できます。

本館で行われたICU入試説明会と、総合教養(ATLAS)体験。2025年度以降の入試制度の変更に関して更に情報が追加されていたので、後日詳しく紹介します。また、ATLAS体験では担当教授による解説もあったので、その内容はオンラインレクチャーの解答解説の中に反映させていただきます。

2023年度入試の問題冊子

ICUの学食の入り口。オープンキャンパス中の学食の営業時間は11時から15時までと短めです。例年ICUのオープンキャンパスでは昼休みの時間は指定されていなかったのですが、今年は12:45~13:15がモデル講義等の無い時間に指定されていたため、昼時は混雑していました。なるべく混雑時を避けて利用したいところです。モデル授業やインベントに効率よく参加したいという場合は、あらかじめ食事を済ませてから来場した方がよいかもしれません。

今年度オープンしたばかりのT館も早速活用されていました。こちらの1階がキャンパスツアーの出発点になっていて、多数の来場者が参加していました。キャンパスツアーは随時行われているので、他のイベントの合間など、任意の時間に行けばOKです。ちなみに外側のひさしの通路を通っていくとT館のホールに到着します。

本館から見たT館の様子。中央に見える木製の外装が特徴的な建物がT館のホール(大教室)で、ICUでは珍しい階段型の教室です。こちらではELAのモデル講義などが行われます。例年ELAのモデル講義はICUのオープンキャンパスで最も人気のあるイベントの一つで、事前予約が必須です。

こちらはICU学内にある博物館、湯浅八郎記念館です。オープンキャンパスでは館内ツアーが開催されていて、ICUの歴史や民芸品のコレクションなどを詳しく解説してもらえました。

館内では学生による学芸員課程の紹介も行われていました。学芸員課程は博物館の専門職員になるため学芸員の資格を得ることができるコースで、ICUでは毎年20名くらいの学生が履修しているとのことでした。学芸員課程には実習が必修として含まれているそうですが、学内に博物館を持つICUでは、実習も学内で行うことが可能で、実際に運営をしている博物館の中で実践的なノウハウを学べるのはとても魅力的な事だと思いました。普段から展示などの勉強をしているだけあって、学生の皆様のプレゼンがとても上手でしたね。

湯浅八郎記念館のWebサイトはこちら
https://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/index.html

以上、今年のオープンキャンパスの様子をお伝えしましたが、最後に8月にオープンキャンパスに参加する皆様向けの注意事項をまとめておきたいと思います。


・来場は事前Webエントリーが必須。

・モデル授業に参加するにはWebでの事前予約が必要なので早めにやっておく。予約が定員に達したものは締め切られる。ただし当日空席があるモデル授業は、予約なしでも教室に入れる場合がある。

・予約は下記URLのリンクから行う
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

・今年からモデル授業は基本的に受験生専用になったので、保護者と行く場合は、保護者はその時間は別のイベントに参加する。

・学内は広く、それなりに歩くので、暑さ対策は必須。本館には休憩用の教室が各所に用意されており、飲料の自販機もたくさんある。学食でも休める。

・昼の学食は混んでいるので、可能なら時間をずらして行った方がよい。

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他大学在籍中に塾講師のアルバイトをしながら、ICUに編入で合格した湘南太郎さんインタビュー4/4最終回

入学後の手続き

(ICU合格後、転入生向けの編入の手続き方法に関してICUから案内や説明などはある?)

編入生向けの案内や注意事項などが書かれたファイルはメールで送ってもらえました。
そのファイルには入学後の手続きの注意点や日程なども書かれていました。

(ICU合格後、編入に際して提出する書類と締め切りは?)

退学証明書と成績証明書を先に出す感じで、
それは4月の早い時期に出す感じだったと思います。

それから単位編入に関するが4月の後半に出しました。

(いずれにしてもICUに入学前ではなく、入学後に提出すればよいということですね。)

その通りです!

単位編入、他の編入生との交流など

(ICUへの単位編入の様子を教えて下さい、手続きと流れはどのような感じですか?)

ICU入学後にまず前の大学の成績証明書を出します。

それから、4月後半の期限までに「単位編入申請書」というのを出します。
これはどの授業を編入したいかを書くものです。
その際に、編入を希望する単位の授業のシラバスなども出します。
どういう編入を希望する単位はどのような内容であるかという前の大学の授業のシラバスですね。

それとは別に、前の大学の成績の評価基準を示す資料も提出します。
ICUに編入できるのはICU内の評価でC以上に相当するものなので、それを示すためのものですね。

(単位編入に関する書類の提出が終わった後、面接などはありますか?)

ありませんでした。書類の不備がないかはチェックしてもらえますが、面接はありませんでした。

(何単位編入できたかはいつ分かるのですか?)

秋学期の前の8月までには分かるという事でしたが、
実際には6月末に単位編入の連絡がきました。

4月の申請からはかなり間が空く感じですね。

(どの単位が編入できるという事は事前に分かったりはしないですか?)

先ほどの編入生向けのメール添付の資料に単位編入の目安のような事は書いてありました。
このような単位は認められて、これは認められない、というような事はその資料を見ると大体分かります。

(認められないのはどのような単位ですか?)

英語の単位は基本的に認められないみたいです。
同じようにアカデミックスキルを得るための授業なども編入はできないとされていたかと思います。

これらはICU入学後に必修のELAと内容が重複するものですね。

また、授業の内容が高校レベルのものなどは認められないと書かれていたと思います。

(逆にどんな授業が認められるというのは書かれていましたか?)

体育に関しては原則認められるという旨が書かれていたと思います。

他の体験記にも書いてあるのですが、編入生は体育の実技は前の大学でやっておいた方が絶対よいですね!

(申請したのは何単位?)

29単位を申請しました。
通りそうなものに絞って申請した形です。
絶対無理なそうなやつは避けました。

(認められたのは何単位ですか?)

28単位が認められました。
体育実技は2単位申請して1単位で認められました。

(大学2年でICUに編入しても3年間は必要?)

そうですね。編入生は最低3年間はICUに通うことになっています。

(ICUのメジャー選択はいつしますか?)

1年目の冬学期ですね。
新入生よりは1年早く選択することになります。
そのあたりの注意事項も編入生向けの資料に書いてあるのであまり心配しなくても大丈夫です!

(編入生に向けた説明会とかはないのですか?)

それは特にないでんですよ(笑)

大学から編入生に口頭で説明してもらえる訳ではないので、そのあたりのは自分から情報を取りに行かないといけないですね。

ちなみにですが、今年編入した学生のLINEグループがあって、そこで情報の共有ができているのでとても助かっています。

(編入生同士でどうやって知り合いになったのですか?)

ICUの入学式はID番号順に並んでいるのですが、編入すると他の学生より1年早いIDになるので、編入生は全員が前の方に座っています。

座席番号を見ていたらその事に気がついて、周りの人同士でLINEを交換して、自然とLINEグループができた感じです。

(さすが前の大学を経験しているだけあって、そのあたりは皆さん慣れておられますね笑)

編入生同士で情報の抜けがないか確認できるのはありがたいですね!

(来年度以降の編入生も入学式で周りと連絡先を交換するとよさそうですね! 編入生は何人ぐらいいるのですか?)

IDから数えると、今年は一般選抜やユニバーサルアドミッションズを合わせて17人だと思います。

編入生としてICU入学後の感想、ELAの様子

(引き続きICUの雰囲気などを伺いたいと思います。H大学と比較してのICUの印象は?)

大学の雰囲気は全然違います!

前の大学を悪くは言いたくないのですが、基本的に前の大学では授業はだるいという学生の雰囲気がありました。
授業参加は積極的ではなくて、座学で受動的に授業に出席して、ただそこにいるだけという感じはありました。
予習などはやっていませんでしたし、テスト前にサークルの先輩からもらった問題からいかに効率よく単位を取るかという感じでした。
自分もそうだったのですが、大学の授業に対してそこまで真剣になれる感じではなかったと思います。

ICUは割と授業楽しんで受けていて、ちゃんと予習をしてきて積極的に授業参加している人が多いのは印象的ですね。
ELAで言えば全員が予習をしてきていて、それはICUに入ってしまえば当然のことなのですが、前の大学では考えられないことです。

そのあたりは授業の形式が違うというのが大きいかもしれません。

ICUは少人数でディスカッションするのが基本になっていて、授業参加が求められます。
予習してなかったらディスカッションでしゃべれないですし、ディスカッションで自分の意見を言うから、授業の内容が定着するという感じがします。
前向きに授業に取り組む学生が多いのはICUのよいところですね。

(ELAの雰囲気はどうですか?)

ELAはスト2に入りました。
スト2はやはり帰国子女の方が多いですね。
20人ぐらいのクラスで、3から4人ぐらいはぐらいが準ジャパで、後は海外経験のある学生です。

準ジャパにしても国際生の多い高校の出身者だったりします。

スト2はとにかくペースが速くて大変さもあります。

英語をじっくりと受けたい、着実に英語力を付けたいという場合はスト3のがいいかもしれません。

スト3だとELAが週に10コマですが、スト2だと5コマしかありません。

(塾講師の仕事は続けておられるのですか?)

はい、同じ塾ですが、配属教室が変わって、引き続き中学生を教えています。

(編入後にELAをしながらバイトというのは忙しいのでは?)

そうですね、去年も受験勉強をしながらバイトをしていたので時間は無かったのですが、今はICUの課題で忙しいですね笑

ICUは課題の量がとくかく多いです。

ICUも大学生活に慣れるまではバイトはしないようにという事は言っています。

(ICU入試と単位編入を終えての感想は?)

大学編入は手続きが大変そうとか、人間関係とか心配になる所もあると思うのですが、なんとかなるというのが率直な感想です!
ICUに編入してよかったと思います!

(ありがとうございました!)

(注)
ICUの卒業には体育の実技が1単位必要だが、ICU学内の体育の実技は、1つの授業で1/3単位しかもらえない。体育の実技の1単位もらうために、3つの実技の授業を取る必要があって、合計3学期(1年)かかる。編入生の場合、前の大学の体育の実技をやっておけば、当該単位は履修済みと認められるケースが多いようなので、体育の実技は前の大学でやっておいてよかったと語る編入経験者は多い。

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(引き続きICU入試の人文・社会科学対策に関して教えて下さい)

現国には苦手意識があって、なんとかしなくてはいけないと思っていたのですが
仮面浪人中の大学1年生の時に取り組んだスタサプの小柴先生の講座が役立ちました。

文章を筆者の主張とそうでない部分を対比させて読んでいく事が中心で、
筆者は赤、対抗となる主張は青など、文章の各所を役割に応じて色を付けていきます。

本文だけではなくて、問題の選択肢も色分けします。

このような対比を駆使して文章を整理して理解していくことで、
この選択肢は対比混乱だとか一定のパターン分けができるようになります。

汎用性がありますし、現代文の読解で悩んでいる人には試す価値があると思います。

ただし、ICU入試に受かっている人の中には現代文をやらなくていいという方も多いので、合う合わないがあると思います。

(ICU入試のATLAS(総合教養)の対策はどうでしょうか?)

ATLASはオンレクで過去問を解いていったのですが、僕の場合は時間との勝負という感じで、時間配分の工夫が必要でした。

オンレクの合格体験記を読むとATLASの時間配分を決めてやっている人は少ない印象なのですが、
僕の場合は読解に時間がかかって、時間切れになるパターンが多くかったので、
各パートの目標時間を決めて試験を受けました。

パート1-3は時間を目標時間を決めておいて、パート4は残り時間で解くというやり方でやっていました。

(具体的にはどういう時間配分ですか?)

60分を想定して目標にしていた回答時間は以下の通りです。

パート1 8分-10分
パート2 15-分18分
パート3 15分-18分
パート4 残り時間、20分を残す目標

(実際の試験ではどうでしたか?)

パート1が約8分
パート2が22分くらい
パート3が簡単で15分くらい
パート4が残りの時間で、15分くらいでした

パート4は全部は解き終わらなくて、2問ぐらいは勘で答えました。

パート4は最後に解くようにしていました。文章を読まないで溶ける問題もあるし、パズル的な要素もあります。他のパートは読解が中心なので時間をかけければ確実に解いていけます。パート3までを先に済ませて、そこまでのマークもきちんとやって、最後に残った時間でパート4をやれる範囲で解くようにしました。

(ICU入試を終えての感想は?)

オンレクで演習を繰り返しやって、実際の試験では、概ね事前の計画通りに解き進められたので、全体としては悪くないと思いました。最後の試験科目が終わった後には、これは受かったのではないかという感覚がありました。無事に合格できてほっとしました。

ICUの転編入の受験番号はTransferを表すTから始まる

(次回、編入の手続きや単位編入に続きます)

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ICU(国際基督教大学)の公式サイトが更新され、2023年夏のオープンキャンパスが7月5日(水)正午より受け付け開始であることが告知されています。

ICU公式サイトより

2023年夏のICUオープンキャンパスの日程

2023年7月22日(土)・8月18(金),19日(土)/全日10:00~16:00 入退場自由

今回は受験生は全員エントリーするように書かれています。保護者等はエントリー不要とも書いてあるので、コロナ等による入場規制がやや緩和されたように思われます。

また、オンラインのプログラムは明記されていないので、基本的には来場型のイベントに戻った形だと思われます。

オンラインのプログラムがなく、来場型に戻ったことで、モデル授業などは昨年より早めに締め切られる可能性が高いと思われます。

ICU入試対策としてICUの入試会場を見学する貴重な機会なので、7月5日以降、早めにエントリーを済ませておくとよいでしょう。

すでに公式サイトもオープンしています。

2023年夏のICUオープンキャンパスの詳細と申し込みは下記のICU公式サイトからアクセスできます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/23sm.html

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ICU(国際基督教大学)とICU同窓会による「T館完成記念オープンハウス&ホームカミング」というイベントが6月18日に開催されました。T館(トロイヤー記念アーツ・サイエンス館)の見学ツアーも実施されたので、その様子をお届けします。

T館エントランス付近の様子。T館は今年の4月にオープンしたばかりの新しい建物です。

近年のICUは寮を中心に新しい建物が続々と完成していますが、T館は2018年にできたA体育館に引き続き、隈研吾氏の設計事務所がデザインを手がけています。

ホールへのアプローチとひさし。大きくせり出した木のひさしが印象的。ひさしは7mもあるそうで、一部には採光用の窓も作られています。

1Fエントランスの通路付近。全般に細長い印象のT館ですが、各所にソファー、テーブル、椅子が用意されていて、スペースが有効活用されており、勉強や打ち合わせがはかどりそうです。

1Fにはカフェも併設されています。このカフェにはCafé Ilion(カフェイリオン)という名前がつけられていて、ギリシア神話のトロイアの別名のイリオンにちなむそうです。軽食やコーヒー、雑貨などが販売されていて、会計はすべて電子決済で行うとのことでした。

T館2Fの大教室の様子。こちらは最大で180名が入れる広いスペースがあり、可動式の机でイベントの開催にも対応しています。ガラス張りで中の様子がよく見えて、写真映えもよさそうなデザインですね。この日は親子向けの実験教室が開かれていました。

2Fには階段の反対側にも大教室が設置されています。

2F吹き抜け付近の様子。T館内部の各所に椅子や机があり、電源も取れるようになっていて、レポートの作成などがはかどりそうです。上層階には教員のオフィス、大学院の施設などが入っています。

こちらは3,4Fの吹き抜けに展示されている地層の断面標本です。T館建築に先立って行われた、埋蔵文化財発掘調査の際に出てきた地層の剥ぎ取り標本で、上の方は現代、下の方は旧石器時代の地層までみられるそうです。

T館の実験室の様子。T館は本館から見て裏側に多数のラボが配置されていて、生物や物理など多種多様なラボが並んでいます。ラボはセキュリティで管理されていて、許可された人しか立ち入ることはできませんが、一部のラボはガラス張りになっていて通路から見学できるようになっています。

文系の学生であってもT館に立ち寄った際にラボの様子を見ることができて、多分野への興味関心を広げることができそうですね。

こちらはT館の裏側です。ひさしのある表側とは違って研究所や工場を連想させるような外観で、実際にダクトがある箇所の多くには実験室が設置されています。外から見るとT館のラボの規模の大きさわかります。

逆に、木のひさしがある本館側は教員のオフィスなどが並んでおり、機能的にも区分されています。

T館のオープン後、N館の改装工事が始まっています。今年度はN館の改装を行い、教室などを改装した上で、来年度には本館の改装工事が行われる予定です。今後はしばらく工事が続きますが、完成すればより充実した教育と研究の環境が整う事になるので、ICU入試受験生にとってはうれしいニュースですね。

今後の改装の予想スケジュール

2023年度 本館、T館で授業 N館を改修

2024年度 T館、N館で授業 本館を改修

2025年度 本館の改修が完了

ICU入試への影響は?

本館改装の正確なスケジュールは不明ですが、2024年の4月頃から工事に入るものと考えると、2024年2月のICU入試は従来通り本館が使われそうです。

また、仮に工事が2024年の4月から2025年の3月ぐらいまでかかるとすると、2025年2月のICU入試では本館が使えないので、N館やT館、ICU高校の教室などがICU入試の試験会場として使われることになりそうです。

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他大学在籍中に塾講師のアルバイトをしながら、ICUに編入で合格した湘南太郎さんインタビュー2

今回はICU入試対策として、大学生としてどのような英語学習をしていたかを伺いました。

ICU入試リスニング対策

(英語に関して教えてください。英語講師に応募されるとういことは、英語には自信を持っていたのですか?)

元々英語は好きだったのですが、大学1年生の時は仮面浪人で集中的に英語の勉強したので、英語力はその段階でかなり高まったと思います。

(海外経験はあるのですか?)

旅行で台湾に行ったことはあるのですが、英語圏には1度も行ったことはありません。いわゆる準ジャパですね。

(リスニング対策としてはどのような勉強をしましたか?)

ICU対策としては基本的にオンレクをやっていました。

その他にTOEFLや英検も受験したので、資格試験に向けた勉強は結果的に役立ちました。

リスニングでは英文を書き取るディクテーションも効果的だと思います。

ディクテーションはCNN English Expressという雑誌を使って2年生の12月ぐらいまでやっていました。

(CNN EEは大学の書店などでよくみかけるCNNの放送を題材とした月刊の英語学習誌ですね)

はい、CNN EEはリスニング用にはとてもよい内容で、大学生にはとてもおすすめの教材ですね。
ディクテーションをするならディクテーション用の教材を使った方がよいです。

なぜかというと例えばリスニングの試験用の英文の全部を、放送を聞きながら書き取るというのは大変ですし、時間がかかりすぎます。

CNN EEはディクテーション用にあらかじめディクテーション用の音声と記入欄も用意されているので、効率的に練習ができます。

(CNN EEは大学生向けというところもありますかね?)

ニュースの英語が中心なので、時事的な英語も多く含まれていて、高校生向けというよりは、大学生や社会人向けではありますね。就活などにも役立ちそうですね。

CNN English Expressは月刊の英語学習誌。CNNのニュースを題材にしているが、中身は全面的に英語学習に特化したコンテンツである。

(リスニングというとPart IIIの講義パートが難しいという受験生が少なくないですが、講義パートの対策はどうしましたか?)

まずはオンレクで過去問の形式と内容に慣れておくことが大事ですね。
実際の試験ではどのタイミングでページをめくるかなど指示もあるので、
その場での対応が求められるリスニングは慣れている方が有利です。

また、前の大学で受けていた講義が結構役立ちましたね。

ICUのリスニングのPart IIIは大学の講義を再現しているので、

大学で講義を受けていた経験から講義の内容を類推できたり、展開を予想できる場面もありました。

学部は経済学部で講義は日本語だったのですが、それでもICU入試の英語の講義を理解する上で役立ちましたね。

ICU入試リーディング対策

(引き続きリーディングに関して教えて下さい)

基本的にはリスニングの勉強と同じようにやっていました。

リーディングも音読を重視してやりました。

リーディングの場合、リスニングとは違って音源はない場合もあります。

1つの英文を10回は読むつもりで思ってやっていました。

10回音読するやり方としては、英文は書き込みする用と読む用に問題を分けて使っていて、

最初は書き込みをしながら読みます。構文や難しい語彙などもこのときにチェックします。

2回目以降は何も書いていない方の英文でさらに5回音読します。

それでも意味が入ってこない単語があったら最初の資料に書き込んだ構文や語彙の内容を確認します。

(なぜ書き込んだ英文と何も書いていない英文を分ける必要があるのですか?)

単純に本番ではまっさらな英文を読むから、書き込んだものを見た後は、何も書いていない英文に戻ることにしていました。

最終的にはまっさらな英文をスムーズに読むことが目的ですので。

また、書き込み用も別にあることで、精読にもなっているとも考えていました。

(英語対策で音読を重視していたのはなぜですか?)

リスニング対策の参考書をやっている時に、音読をするとリスニング力が上がるというアドバイスが書いてあって、それに従ったら効果が感じられたというのが一つのきっかけだったと思います。

実際に音読をしてリスニング力が付いてきたと思いますし、スムーズに英文を読めると言うことはリーディングでも有利です。語学学習として音読は理にかなっていると思います。

(編入を考えている大学生に勧めるテキストなどはありますか?)

英語に関して言えば大学生ならTOEFLの参考書をやるのは有効だと思います!
なんと行ってもICUの英語はTOEFLに形式や内容、語彙なんかも似ていますし、
大学生が大学受験向けのテキストを大学の図書館でやるのは周りの目もあって抵抗があると思うのですが、TOEFLの勉強なら普通にやっている人もいますからね。
自分も語彙のテキストはTOEFLのものを愛用していました。

湘南太郎さんの使っていた 『TOEFLテスト英単語3800』(旺文社)

(英検も受験されたそうですが、ICU対策として英検の内容はどうですか?)

英検は形式面、語彙面でICU入試の内容からは遠いのですね。
やるならTOEFLの方がよいです。
英検の良いところは関連の参考書が充実しているところでしょうか。
単語帳だけでも何種類もありますし、自分にあったテキストは選びやすいと思います。

逆にTOEFLは試験の内容はいいのですが、参考書があまり出ていなくて、語彙のテキストなどは選択肢が少ないです。

リーディング時間配分

(リーディングの時間配分を教えて下さい)

オンレクで過去問をやって、以下のようなイメージで試験に臨みました。

Part IIが8分-10分、Part I はテキスト1つあたり15分から17分

実際の試験では

part 2 10分, part1-1 17分,1-2 15分 1-3 15分 見直しが4-5分という感じでした。

Part2は文法問題などをミスなく解きたいと思っていたので、集中力が切れないうちに解こうと思って先に解いていました。

英語は他の教科よりは時間は少なめなので、予定の時間がきたら潔く次ぎの問題に行くことが大事だと思います。悩んだ問題はたいてい間違えていたりするので、長考してもしょうがない場合が多いです。

また、Part 1はtextごとに読みやすさ違っていて、Text 1が難しい年が多いので、今年もそうだったので
最初の問題が難しくても焦らないことが大事ですね。

塾講師の経験を踏まえた感想

(講師として生徒さんに高校受験の英語を教えながら、ご自身は大学受験の英語の勉強もされた形ですが、高校受験と大学受験の英語の違いはどのような所ですか?)

高校受験の英語は基本的には文法が中心で、文法が固まっていれば高得点が期待できるという内容でした。長文読解はそこまで問われていなくて、速読が求められているということもないです。

大学受験の英語の場合は、長文読解が中心で、速読力が問われていると思います。
その反面、大学受験は高校受験ほど文法ばかりという感じではないですね。
ICUでもPart IIで文法は一部でますが、高校のような「文法のための問題」はほとんど出されていないですね。

また、僕の教えていた塾は公立高校対策をやっていたので、英語はあくまでも5教科の内の一つという位置づけで、各教科をバランスよく勉強するのが大切だと塾でも言っていました。それと比較すると私立大学の入試では英語のウェイトがとにかく大きいですね!

(英語学習の秘訣はありますか?)

秘訣というほどの事は無いのですが、元々英語が好きでしたし、語学としての英語の能力を高めたいという方向で勉強をしていました。特に音読をやったことで実力が付いたと感じていて、語学だから音読をやるのは当然だという感覚で続けていたのはよかったと思います。

(次回に続きます)

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,ICU総合型選抜(AO入試)

ICU国際基督教大学の入試関連の公式Webサイトにおいて、2024年度総合型選抜(AO)入試の入試要項が公表され、2024年度総合型選抜の詳細が判明しました。

日程や内容は概ね前年度の入試と概ね同じですが、外部英語試験利用型の小論文の課題が変更されています。以下の記事においてはICU総合型選抜入試対策として小論文のトピックの変更内容を中心にお伝えします。

ICU総合型選抜の小論文の課題トピックが刷新される

2024年度の小論文(外部英語試験利用)では、以下のように課題のトピックが刷新されています。

<2024年度> 
以下からトピックを1 つ選び、1,500 字以内の小論文を書いてください。
小論文の冒頭にはタイトルを付け、自分自身の見解と具体的な事例を含めてください。
(1)社会的または国際的に関心が高まっている時事問題
(2)あなたが感銘を受けた芸術作品(絵画、文学、音楽など)、歴史的エピソード、科学的業績など
(3)あなたがこれまでに直面し、克服した困難な課題

<2023年度まで(参考)>
以下の課題について1,500 字以内で書いてください。
課題:初対面の人(複数)に、自分の特長を深く、かつ正確に知ってもらおうとする時、あなたは自分の経験を、どのように伝えますか。以下からテーマを一つ選んで書いてください。選んだテーマにチェック
をしてください。
(1)あなたに深い感動を与えた人物との出会い
(2)あなたの人生の転機となった経験
(3)あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験
「経験」は、体験、人との対話、芸術との出会い、その他広く考えて構いません。

(2024年度 小論文の課題)
(2023年度 小論文の課題)

エッセイから小論文へ

2023年度までの1500文字以内の小論文は「応募者自身の経験」をどのように第三者に伝えるかという課題でした。

2024年度以降の課題では1500文字以内という分量は変わっていませんが、「(1)時事問題」や「(2)感銘を受けた芸術作品、歴史的エピソード、科学的業績」というトピックが加わっているのが特徴です。応募者自身ではなく、諸問題や作品等をテーマにして、自分の見解を書く、新しい課題内容が加えられたと言えます。

その一方で、「(3)あなたがこれまでに直面し、克服した困難な課題」は引き続き「応募者自身の経験」に関連した、従来の内容に近いトピックと言えます。

従来は応募者自身の経験を語る「エッセイ」の要素が強かったのですが、2024年度からはより「小論文」のような書き方も可能になったと言えるでしょう。

本人の経験に限定されないトピックが用意された事で、自分自身の経験をテーマとした文章を書くことが難しいと感じていた一部の受験生にとっては、小論文を書くハードルが下がったと言えます。ICUは2025年度からは総合型選抜の募集人員を増やすことを公表していますので、従来より小論文のトピックの幅を広げることで、より多くの受験生に応募してほしいという狙いもあるのかもしれません。

ただし、後述するように、総合型選抜ではもう1つの提出書類である「自己活動歴と自己分析」を800字以内で書くことが引き続き求められていますので、実績として書くに値する活動を全くしていない学生をICUの総合型選抜が歓迎しているのかというと、必ずしもそうではでしょう。

加えて、従来のトピックでは「小論文」と「自己活動歴と自己分析」はどちらも本人の経験を書くものであったことから、内容が重複している部分がありました。「小論文」と「自己活動歴と自己分析」の内容の重複を解消して、それぞれを別の提出課題として評価したいという狙いがあるのかもしれません。

小論文のタイトルも付けさせる

今回の変更で応募者は小論文のタイトルも自分で付けることになります。従来の小論文は「応募者自身の経験」という内容で決まっていたのですが、2024年度以降は小論文の自由度が高くなり、内容を明確にするためにタイトルも各自で考えるように変更したものと考えられます。

自由度が高まった分、従来と比較すると小論文の方向性まで自分で決めないと行けないので、受験生には早めの対策と準備が求められるでしょう。

「自己活動歴と自己分析」は引き続き同じ内容

ICUの総合型選抜(外部英語試験利用)では1500文字の小論文に加えて、800文字の「自己活動歴と自己分析」を提出しますが、こちらの内容は昨年度とほぼ同じです。

<学校内外における自己活動歴と自己分析>
高等学校在学中に、学校の内外で比較的長期(少なくとも 2、3 週間以上)にわたり参加した教科外の諸活動を通して、自主性、リーダーシップ、または創造性をどのように発揮したかを、的確に分析し 800 字以内で述べてください。
-「教科外の諸活動」は、クラブ活動、生徒会、ボランティア活動、自主研究、学外団体や各種コンテストへの参加など、広く捉えて構いません。

厳密には去年まで「指導力」と書かれていたものが「リーダーシップ」に変わっていますが、意味は同じであるため、実質的には変更はないと考えてよいでしょう。

従来よりICUの総合型選抜は「成績」だけではなく「活動」も踏まえて評価してきました。「小論文」の課題が刷新される中で「自己活動歴と自己分析」が変化していないということは、ICUは引き続き「活動」も評価するとうい方向性が示唆されていると言えるかもしれません。

入学願書に記入する志望動機等の質問項目は変更なし

ICUの入試では願書に志望動機を記入することが求められており、総合型選抜では以下の質問項目に回答する形で記入します。この内容は例年通りで変わっていません。

1.ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。
2.あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。
3.あなたはICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。

これらの願書での志望動機等の記入は一般選抜などを含め、全てのICU出願者に求められているものです。入試要項の中でもこれらは「入学願書」の一部として扱われており、いわばICU独自の伝統として全員に提出を義務づけているものです。入試制度は問わず、ICUで学ぶ意義や目標を各自で明確にした上でICUに出願してもらいたい。ICU願書の志望動機の記入は、選抜のためのだけの項目と言うよりは、そのようなメッセージが込められているICUの伝統とも言えるので、やはり総合型選抜として重要なのは一般選抜など他の入試では求められない独自の提出課題である1500文字の小論文と800文字の活動歴です。

ただし、総合型選抜では二次面接があるため、特に志望動機として書いた願書の内容は面接での質問として使われるケースがあります。よって、他の書類にも通じるところですが、ICUで学びたいことを自分自身でよく考えた上で、他人の意見ではなく自分の考えを率直に述べることが面接での評価につながると思います。

総合型選抜の募集要項をチェック

小論文の課題が変わっている点などを含めて、ICUの総合型選抜入試への出願を考えている受験生は、公式サイトで内容を早めにチェックしておくとよいでしょう。入学試験要項は下記URLの「詳細は入学試験要項で必ずご確認ください」というリンクから確認できます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/special/

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,編入・転入本科,ICU合格者インタビュー

ICU編入合格者 湘南太郎さんインタビュー1

今回は他大学に塾の講師のアルバイトをしながら、当サイトのオンレクでICU入試対策をして、
ICUに転編入で合格した湘南太郎さんにお話を聞きました。

(他大学に在学中に英語の塾講師をされていたということですが、いきさつを教えて下さい)

はい、現役ではH大学の経済学部に合格したのですが、元々国立の一橋大学を目指していたので、
前大学入学後は仮面浪人で1年間受験勉強を続けていました。

1年生の冬に受けた入試では残念ながら結果が出ませんでした。

さらにもう1年勉強するのは体力面や精神面でちょっとガソリン切れだなと感じまして、一旦受験勉強はやめて、2年生の時に元々やりたいと思っていた英語の塾講師のアルバイトを始めました。

(どのような塾なのですか?)

採用された塾は神奈川の地域密着型の所で、1クラス20-30人で、1学年3クラスほどある中規模の進学塾でした。

週に2日、定期テストの時期は週に3日間バイトに入っていました。
夏期、冬期、春期の季節講習もありました。

(採用試験などはありましたか?)

バイトの採用に際しては高校入試レベルの問題のテストと、模擬授業、それに適性試験が課されました。

塾の教室は3つのレベルに分けられていたのですが、標準クラスと下のクラスを担当しました。
上級の進学クラスは正社員が担当します。

(担当したクラスの生徒さん達は?)

地域密着型の進学塾なので、公立高校に進学を希望する公立中学の生徒さんがほとんどですね。

ちなみに高校受験を控えた中3のクラスも担当したので責任重大だと感じていました笑

(授業時間と内容は?)

授業時間は45分です。中学生対象なので集中力が切れないよう短めの授業時間が設定されています。

内容は英文法がメインで、25分ほど使って授業をやって、残りの時間で小テストや宿題のチェックをします。

1日2コマの授業をやりました。

(出勤と退勤時間は?)

午後6時に出勤して10時半頃に退勤していました。

勤務時間には授業準備の時間も含まれています。

基本的に週に2日出ていましたが、冬期講習の時期などは毎日のように授業を担当していました。

授業で用いる講師用のテキストとマーカー(湘南太郎さんご提供)

(塾講師をやってみてよかったことは?)

生徒さんがやる気をだして成績を上げてくれるのは教えていてやりがいを感じました。

印象的だったのは、3段階中でいうと1番下のクラスの子がいたのですが、
その子はモチベーションを上げて、上のクラスいまでいって神奈川の進学校に進学してくれました。

そういう報告をもらうと本当にうれしいですね。

(大変だと思ったところは?)

ほとんどの生徒さんは授業を聞いてくれるのですが、下のクラスだと勉強が苦手だったり、宿題をやってこない人もいました。

親に言われて塾には来ているが、本人はさほどやる気がないというパターンもありました。

そのような意味では、英語の授業をするだけじゃなくて、いかに勉強に前向きになってもらえるかというのは大変だったと思います。

(今の中学生を見て、自分の時代と違うなと感じる所はありましたか?)

あまり違いは感じませんでした笑

むしろ僕は大学生で生徒さんに年齢が近かったので、生徒さん達の感覚に近いと感じるところもあり
その点は他の先生とは違った視点から教えられたかなと思っています。

(塾で英語の授業をしている内に、そのようなキャリアもありだなと思ったのですね?)

はい、それまでは経済の勉強をしようと考えていたのですが、
英語を教えるのは楽しいし、仕事も続けられたので自分なりに適正があるなと感じました。

H大の経済学部では英語教授法など専攻できませんし、
将来のキャリアの選択肢を増やす意味でもICUに編入したいと考えるようになりました。

(その後オンレクでICUの編入試験対策の勉強をされた訳ですが、大学の授業と塾のバイトとICU入試対策の掛け持ちはかなり大変だったのでは?)

とにかく時間がなかったですね。

特に年末は受験勉強で大事な時期なのですが、それは自分も生徒さんも同じで、
冬期講習のあった12月は月末まで毎日のように仕事をしていました。

仮面浪人の経験もあったので、時間効率を考えて勉強するようにしました。

(前の大学では授業は普通に取っていていたのですか?)

2年の前期は普通に授業を取っていました。

前期の段階で3年に進級できるようにしていました。

後期からはICU編入試験対策の時間を確保するため、週2日大学に行けばよいという構成で授業を選択しました。

(次回、編入試験対策法に続きます)