ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2020(8) ケビンさん

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ケビン

<プロフィール>

自称進学校出身、浪人時代は河合塾に通っていました。バスケットボールを長いことやっています。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9.5割
総合教養得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 7.5割
英語リーディング得点 = 9割

(センター得点参考)
国語(現代文のみ) 92
世界史 92
英語 筆記188 リスニング50

4.併願校

ICU A方式/B方式
早稲田 国際教養(ICUに合格したので、未受験です)
青学 地球社会共生(セン利)
中央 国際経営(セン利)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役、また浪人が決まり予備校に入った時点では早稲田の国際教養を第一志望としていましたが、心境の変化や大学で勉強したいことが確立していくにつれて、もっと自分が学びたいことに適した大学、学部はないのかと考えるようになりました。自分なりに模索していた時に、ICUのオープンキャンパスが近いうちに行われることを知り、参加した際に、ここだ!と感じ、第一志望に決めました。ICUの存在自体は高校生の時から知っていたものの、その時はあまり興味を持てず、深く知ることもなく終わっていました。

6.ICUに期待するところ

自分は、ジェンダー・セクシュアリティ研究に興味があります。ICUではダブルメジャーが可能なので、異なる分野間の「繋がり」を学ぶことができるところに惹かれました。ELAも凄く楽しみにしています。一般的に言われる英語に関しては、得意だと言えると思いますが、ELAを通して、ディスカッションやクリティカルシンキングの力を伸ばし、真の国際人となる上で必要とされる英語力を身につけようと考えています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

自分は将来、企業の経営、特に職場環境の改善に貢献したいと考えています。性差・性別や国籍、民族の違いなどによる差別が、企業の業績に与える影響とその対応策について学びたいと考えている自分にとって、ICUが行っている世界基準のリベラルアーツ教育やダブルメジャーの制度はとても魅力的でした。また、ICUは、他大学の国際教養学部などと違い、言語運用能力の向上だけでなく、言語を通して、ダイバーシティの理解を深めることを強調するバイリンガル教育を基本としています。そのことから、日英両語を話す自分はICUを、将来、信頼される地球市民として活躍する上で必要とされる能力を身に付けるための最もふさわしい場所だと考えています。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

自分は、職場環境における差別が企業の業績にどのように影響するのか、そして多様性の理解を、経営の場でどう広めることができるのかついて学びたいと考えています。そう思えるようになった契機は、海外に住む友人と世界のLGBTQに関する現状について議論したことです。「日本は遅れている」。そう言われた時から、自分は、差別により、様々な場面において人々が不利を被っている、日本の現状の改善に何か貢献できることはないかと考えるようになりました。グローバル化が進み、世界中から多くのモノや情報を受け入れている今日、海外で既に浸透している理念を取り入れることも必要です。将来的に、ICUで学んだことを生かし、企業の経営の場において自分の考えを発信することで、社会に影響を与えられる人材になりたいと考えています。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

自分は幼い頃から、英会話に取り組んできました。英語力を生かし、通訳のボランティアとして、日本を訪れている外国人観光客を案内するという活動も経験しました。世界中の多様な文化を持つ人々とコミュニケーションを取ることを通して、「皆、違って当たり前」という認識を持つことができ、また、考えや世界観を自分の心の内に留めておくだけでなく、世界中に発信しようと考えるようになりました。

a. 人文・社会科学

現代文の力、読解力を伸ばすことを最後の最後まで徹底しました。ICUの受験において一番求められる力は、読解力や論理的思考力など、いわゆる現代文力であると思います。また、自分は世界史選択だったのですが、通史を勉強する際に単なる暗記に終わらせず、流れと出来事の背景を理解し、それらが頭に染み込むまで繰り返しました。一概には言えませんが、一問一答的な勉強はあまりICU向きではないと思います。池上彰さんの書籍も、ICUの人文社会や総合教養の内容に通じるものがありました。

b. 総合教養(ATLAS)

過去問が公開されてなく、オンレクの存在を知った時期も遅かったので、ICUのホームペICUは過去問やその解答をあまり公開していないことから推測できるように、受験生に求めているのは、ただひたすらその形式に慣れるということではなく、純粋な読解力や論理的思考力、実際にアウトプットができる程までに理解された知識です。実際に何点取れたのかはわかりませんが、B方式の一次試験も合格していたので、やはりICUの試験は実力が物を言う試験だなと感じます。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英検一級、TOEFL(ibt)の対策をしていたので、特別な対策は過去問数年分で演習以外には何もしていません。今年のリスニングはかなりゆっくりめになっていたと思いますが、自分は講義のパートで何問か聞き逃してしまいました。高いリスニング力があっても、しっかり演習を積むことは大切です。

<リーディング>

高い語彙力と速読力が求められます。英検1級レベルの単語が、リーディングだけでなくリスニングでも度々見られます。自分は、基本的なレベルの単語帳一冊にプラスして、英検1級パス単とTOEFL3800をレベル4までやっていたので、語彙で困ることはありませんでした。難単語を覚えることは、文章の理解度を上げるだけでなく、空欄補充の問題でも役に立ちます。また、トフルゼミナールさんが出版されている「ICUの英語」に関してですが、自分の意見としては、難易度に本番の問題とかなり差があるため、時間に余裕があるなら演習としてやる、というくらいでいいと思います。来年は形式が変わるかもしれないので一概には言えませんが、2016年度以前の過去問も、難易度や英文の量の差からして、やる必要ないと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

自分は、少しでも高い読解力や論理的思考力を本番に持ち越したいと考え、最後の最後まで、解説が詳しくて良問が揃った問題集で演習を繰り返しました。確かな実力があれば、少々捻くれた問題が出題されたとしても、冷静に対処することができると思います。受験生は、最後の最後まで実力を伸ばすことにコミットするべきではないでしょうか。

8. 最後に一言

最後に一言 = 他人と自分を比べないこと、実力をつけることに焦点を置いて勉強を続けること、謙虚さ、そして応援してくれる周りの人達への感謝を忘れないことで、志望校合格への道は確実なものになると思います。自分は、現役生の時、気持ちがあればなんでもできるとばかり考え、合格のために何が必要なのかの分析ができていなかったし、自分のことばかりで周りへの感謝の気持ちはおろか、周りが全然見えていませんでした。浪人してからは、自分自身変わらないといけないと感じ、先生に教えていただいた通りの勉強法で勉強を続けました。もちろん、辛いことも沢山あった受験生活でしたが、自分自身大きく成長できたことを嬉しく思いますし、最終的には第一志望の大学であるICUから合格を頂くことができ、本当に良かったです。

最後に、自分は「頑張らなくてもいい」と言う言葉を胸に、最後までやり抜きました。実は秋頃、心身的なストレスから、命に関わるような大きな病気にかかりかけていました。一番大事なのは、自身の体です。受験において、体調管理が一番大切なことであると思います。上手くいかない日は思い切って沢山寝る、友達と思い切り遊ぶ、何でもいいと思います。以前自分が苦しい時期にあった時に、フィリピン人の先生が、”Law of attraction”のことを教えてくれました。僕達は、考え方や感じ取り方一つ変えてみることで、大きな試練を成長のバネに、辛い時期を立ち止まって自分を見直す機会にすることができます。やがてその姿勢は次のステージに繋がる新しい光をも引き寄せてくれる、といったものです。暗い顔をしてるより、いつも笑ってた方がいいです。体がストレスを溜め込んできつい思いをするより、勉強しながらも毎日楽しくいた方がいい。本当に大切なことを見失わないように。これを読んでくれた皆さんと、来年ICUでお会いできることを祈っています。I wish you all the best :))