ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2020(21) 寝る子は育つさん

1. お名前、プロフィール

<お名前>

寝る子は育つ

<プロフィール>

都内私立大学付属高校 偏差値50
現役:K合塾 一浪;地元の小規模予備校 二浪:直前に予備校講座を二回受講
趣味 ボルダリング、運転
剣道部、囲碁部に高校で所属
ボルダリングが特技

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9割
総合教養得点 = 6割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割
(センター得点参考)
現役 560 英語読解8割、リス1問ミス
一浪 600後半 物化6割 英語6割、リス1ミス
二浪 未受験 ネット発表で当日に解いて数物8割

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

母親が海外大学卒業で、日本の大学ならICUが良いと高校在籍時に薦められて知った。現役時は下調べをせず、文系の正体不明なASIJ出身が多そうな大学ぐらいの認識しかなかった。一浪時に、ICU出身の有名な知り合いの方にICUについて教えてもらい、メジャー制度の魅力を発見し、受験の際にお試しで受けたところ不合格をもらいびっくりして増々好きになった。他大学在籍時は、その不合格にケジメがつけられず、ひたすらICUに移ることしか考えていなかった。

6.ICUに期待するところ

自分が想定もしない進路に巡り合うことを期待。
濃密な大学生活を送りたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私が本学を志望した理由は2つあります。一つ目は、リベラルアーツに重きを置き、自分が興味を持った 分野を進んで勉強できる環境が整えられている点です。日本の多くの大学では、所属する学部によって 選考内容がある程度限定される一方、本学はメジャー・マイナーと分けて選考できることから、異分野の 学問を同時並行で進めながら、獲得した知見を統合し自分だけの専攻様式をとることができます。二つ 目は、年齢、性別そして国籍により差別せずお互いを尊重しあう校風です。本学に入学したら、寮生活や 授業を通して、自身の価値観を刷新する意味でも積極的にコミュニケーションをとることを目指します。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私には、学びたい分野が2つあります。一つ目は、農業経済です。開発途上国に有効な経済政策を、マ クロ・ミクロ経済を学んだうえで農業経済の視点から研究し、それらの国に住む人々を援助をできるよう になりたいと考えるからです。二つ目は、公共政策とジェンダー論です。少子高齢化が加速する日本に おいて、出生率を回復させるためには何が必要なのか、高齢者の方が快適に暮らせる社会を形成する には何が必要なのかといった内容を考察し議論したいからです。また、特に少子化については、自身の 男性としての狭い視野で学ぶのではなく、女性やそのほかの性を理解し視野を広げたうえで学ぶことが 重要だと考えます。この理由から、ジェンダー論についても学びたいと考えます。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私が進んで行っている活動は、クライミングジムでのスタッフとしてのバイトです。ジムの立地上多くの外 国人が訪れ、その中でも英語を用いてする接客する機会が多くあります。そこで、接客に不自由のない よう自ら英語のスピーキングを練習し、これを用いての接客を進めてきました。そして、今では円滑に接 客ができるようになりました。

a. 自然科学

自然科学は数学と物理で受験しました。
数学はFocus Gold,過去問を活用しました。数学試験の特徴として、他の科目にも共通することですが、基礎知識の徹底的な理解の上で、見たことのない定義についての成立条件が問われるので、闇雲に難問に取り組むのではなく、問題集の基本レベルを確認出来たら即過去問演習に入りました。また、微積・ベクトルが頻出とはいえ確率やその他の範囲も網羅的に学習しました。それと同時に、本番で未知の内容が出た時に問題に取り組めるよう、受験数学と並行で、黄金比・ケーキ数・自然数の逆数の2乗和などあまり参考書に記載されない内容も学習しました。
物理は教科書,良問の風,過去問を活用しました。物理試験の特徴として、ある現象についての問題を、基本事項がすべて問題文で説明されたうえで、実際に解けるかが問われます。裏を返せば、物理を勉強していなくても問題文さえ読めば解けるほどに平易な問題ということです。そこで、物理も数学と同様に基礎の徹底的な理解を実行しました。これを理由に敢えて重要問題集は使わずに、基本レベルの問題で学習しました。また、苦手分野についても、センターレベルを軽くこなせるぐらいには補強していきました。特に物理の後半の分野である電磁気は直前に確認をしたら、今年の第1問にドンピシャで出題され、試験で楽しめるほどには余裕が持てました。

b. 総合教養(ATLAS)

特に対策はしませんでした。強いて言うならば、大学の教養科目の授業を積極的に受講し、ATLASに役立てました。同時に、普段から世の中の動向に目を向けて、ニュースを知らないという状況が生まれないように、香港関連についても歴史背景など徹底的に調べ学習をしました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

BBC LEARNING ENGLISH, TED を活用して隙間時間ちょこちょこ聞くように心がけました。時期としては、遅くとも9月には対策を開始しました。
また、勉強というよりは、英語を身につければ世の中が広がるぐらいに考え、趣味の一環として楽しんで学習しました。

<リーディング>

やっておきたい長文700と過去問を活用しました。ICUは試験時間がかなり厳しく、速読力が要求されるのは一浪時に受験した経験から理解していました。ただ、速読を身につけるためには英文構造を理解していなければならないと考え、読み慣れた文章を何度も読み返して徹底的に英語の成り立ちを理解するようにしました。
また、単語帳と文法書を勉強するには、時間が間に合わないと思い使用せず、文章読んでどうしてもわからない単語・表現や派生語が思い浮かばない単語だけを辞書で調べるようにしました。そのおかげで、ICUでもよく問われる未知の単語や文法についても、前後の関係から高い精度で推測出来るようになりました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUに役立つ参考書は、基礎を丁寧に解説している参考書です。教科書の内容をさらに深く掘り下げた参考書を見つけるようにするとbestです。
また、試験前と試験中はリラックスしていることが極めて重要です。そこで私は、試験前の追い込みをせずに、自分の好きな音楽に使ったり、普段通りの生活を楽しみました。試験本番も問題を楽しめるくらいに心の余裕を持てると最強です。
ICUは国立型の学習が有利と言われているように、文系理系を問わず知的好奇心のままに物事を知る楽しさを感じながら学習するとなお良いです。つまり、この情報は試験に出ないだろうから捨てていいや!ではなく、自分はこの情報を知らないから身につけたい!と能動的に学習する姿勢を身につければ、さほど入試を難しくは感じなくなるはずです。

8. 最後に一言

今年は偏差値40の大学から受験勉強を目指してきました。1浪時に現役合格したマーチすら受からずに全滅した経験から、ICUは自分に向いていないんだと一度は諦めましたが、何が何でもICUに入りたいという強い思いをもって、死ぬ気で勉強しました。
私は一浪して大学に入学後再受験してICUに入るという、かなり遠回りな道を歩みました。もし現役のころにもっとICUについて知っていればここまでつらい道を歩む必要はなかったと思います(笑)