ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2023(08) popcornさん

1月 6, 2023

1.お名前、プロフィール

<お名前>

popcorn

<プロフィール>

英語が好きで、大学では英語・国際系の学部に進学したいと考えていた。
また、多岐にわたる分野に興味があり、教養学部に魅力を感じていたためICUを選んだ。

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

英語が好きで、大学では英語・国際系の学部に進学したいと考えていた。
また、多岐にわたる分野に興味があり、教養学部に魅力を感じていたためICUを選んだ。

6.ICUに期待するところ

自分の興味のある様々な分野を履修し、学びを突き詰めていきたい。
また、充実した英語教育を通して実践的な英語力を身に着けたい。

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

多岐に渡る分野に関心があったため。入学後に自分が本当に学びたいことを見極め、突き詰められる教養学部という環境に魅力を感じ、志望した。また、ICUの実践的な英語教育を通し、自分の英語力を高めたいと考えたため。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

学生、中学生の時に海外を訪れた経験。海外を訪れたことで英語を使ったコミュニケーションの大切さに気付き、自主的に英語を学習するようになった。そして、努力によって英語力を向上させることができた。この経験により、難しいことに対しても諦めずに努力することの重要さを知った。高校では苦手な教科も諦めずに学び、苦手な教科がなくなった。全ての教科が好きになったことで、大学でも様々な分野の学習がしたいと考えるようになった。これらの経験は私の人生観に大きな影響を与えたと考える。

願書-3<英文抄訳>

3は、2の内容を英文抄訳するという内容でした。かなり短く削る必要があったため、例や繰り返しの部分等を削って要旨だけをまとめたり、短く表せる英語表現を探したりしました。何度も書き直して先生に添削していただきました。


(校内選考に関して)

情報を集めている人が多かったですが、志望校を言ったり他の人に聞いたりせず、第一志望に出願することが大事だと思います。それで志望校を変えた結果後悔している人もいました…私はICUが第一志望だったので、情報を集めたりせずに迷わず出願しました。

(評定平均)

4.7(4.3以上が出願の条件でした)

・会場試験

(小論文)

資料読み取り系の問題で、4つの問題に回答するという内容でした。昨年のテーマが社会問題(犯罪について)だったので積極的にニュースを見て知識を入れました。また、小論文の形式に慣れるため、過去問の他に他大の資料読み取り系の問題や課題文型の問題などを調べ、全部で11題ほど解きました。全て学校の先生に添削していただき、書き直しもしたので文章の構成力が身につきました。本番では緊張もあり時間がぎりぎりだったので、練習の段階では少し短めに時間設定をして解くと良いかもしれません。

(面接)

1ICUに入ったら何をしたいか、勉強以外で答えてください。
2グローバルなコミュニケーション能力を発揮した経験について教えてください。
3アルテミス計画についてあなたの意見を述べてください。
4ジャーナリストの方が犠牲になる事件もありますが、あなたはジャーナリストとして現地の情報を伝えたいと考えますか。

用意していた質問は1つも出ず、抽象的な回答をするとさらに詳しく質問がされました。4人ずつのグループ面接でしたが、私のグループは厳しめな雰囲気でした。答えるのが難しく、詰まって焦ったりもしましたが、何とか答えきる事が大切だと思います。あまり相槌を打っていただけなかったため不安になりましたが、自分の言葉で意見を伝えられました。

(会場試験のポイント)

小論文に関しては、文章の構成力をつけることが重要だと思います。毎年出る内容、難易度は異なるのでどんな問題にも対応できるよう、分かりやすい文章を書く力が大切です。

面接に関しては、ニュースを見て得られた知識と、対話力が役に立ちました。覚えた回答を使うことはあまりないので、その場で聞かれた質問に対し自分の言葉で答えられるよう、学校の先生などと面接練習をすると良いと思います。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

ICUに行きたいという強い思いが最後まで大事だと思います!一般と比べて孤独な戦いにはなりますが、周りの先生などにも頼ってがんばってください!

(最後に一言)

指定校推薦はほぼ100%受かりますが、入試であることには変わりないので、気を抜かずに努力をすることが大切だと思います。

<追加の質問>

(追加の質問1:校内選考で「情報を集めている人が多かったですが、志望校を言ったり他の人に聞いたりせず、第一志望に出願することが大事だと思います  」と書いておられますが、これは校内選考に際して他の人の志望校を聞いたり、自分の志望校を言ったりしても、選考が不安になるだけでよいことがない、という事でしょうか?)

回答1:

そうですね、他の人の志望校や評定を聞くと必要以上に不安になってしまう事があると思います。(学校の先生からも、志望校の情報は他の人に聞いたり言ったりしないようにと言われていました。)

「自分の第一志望校の枠に、より評定が高い人が出願するという情報を聞いて、出願を諦めた。しかし実際には受かった人よりも自分の方が評定が高く、出せばよかったと後悔した」という話を聞いたので…

指定校の枠を取るためには、情報を集めて確実に受かりそうな枠を狙うという作戦も良いと思います。ただ、自分の第一志望の枠があるのであれば、迷わず出願する方が後悔しなくて良いのではないかと個人的には思いました。

(追加の質問2:面接の質問3,4に関してはその場で答えるのはなかなか難しかったと思うのですが、どのように回答されましたか?他の受験生の方はどのように答えておられましたか?
3アルテミス計画についてあなたの意見を述べてください。
4ジャーナリストの方が犠牲になる事件もありますが、あなたはジャーナリストとして現地の情報を伝えたいと考えますか。)

回答2:

3、4に関しては他の受験生も戸惑っている感じでした。終わった後の帰り道で喋ったのですが、皆難しくて困ったと言っていました。

3はまずアルテミス計画について、誰も知らなかったため先生から説明がされました。その後、現在での計画の実行に賛成か反対か、という問いがされました。私は宇宙開発については知識がなかったので、「今は、貧困など社会の他の問題に時間や資金をかけるべきなので反対である」と答えました。少し視点をずらしてみると回答しやすいかもしれません。他の受験生も大体同じような回答でした。

4は倫理的な問題もありかなり回答が難しかったです。私は結局反対派として回答しました。「情報を伝える役割は重要だが多くの人が犠牲になっていることも事実である。代わりに技術を使って人々が現地に行かなくても情報を得られるようなシステムができれば良い。」と何とか回答したのですが…これは自分でも、抽象的で分かりにくかったと反省しています。

他の受験は賛成派、反対派2人ずつでした。この場合は賛成派の方が答えやすかったと思います。

また、4に関しては前日のジャーナリストの方が亡くなった事件を踏まえて出題されたと思われます。ニュースをチェックし、自分の意見を考える習慣は大事だと思いました。

想定外の質問がされても、沈黙せず自分の言葉で答えようとする姿勢が大事だと思います。話しているうちに詳しい説明が思いつくこともあります。また、質問と回答の論点がずれないようにするという点は意識しておいた方が良いと感じました。長く答えているうちに、話が逸れてしまう可能性があるためです。