ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2026(19) nanoさん
1.お名前、プロフィール
<お名前>
nano
<プロフィール>
全日制高校から高3夏に通信制高校に転校
高2秋〜高3夏に留学プログラムの派遣生としてオーストラリアに留学
予備校/塾は通っていませんでした
2.受験形態
一般選抜 人文・社会科学選択 (外部英語試験利用1次合格)
3.得点率
人文・社会科学:8割
総合教養:7~8割
英語リスニング:9.5割
英語リーディング:9割
4.合格年度
2026年度
5.併願校
なし
6.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
ICUは高校1年生の頃から知っていましたが、私立ということで視野に入れていませんでした。今年度から奨学金の要件が緩和されたことをうけ、詳しく調べてみると、メジャー制や英語力を活かせるところ、少人数で高水準な教育を提供していることなどに魅力を感じ、ICUのみ受験することにしました。
7.ICUに期待するところ
まずはELAで、今まで伸ばしてきた英語力をさらに磨き、大学生としての学び方をしっかり身に付けたいです。また、興味のある教育学を中心に、学問としての学びも楽しみにしています。
8.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>
私自身が思い描く創りたい世界→今の社会の現状とそれに対し表面的ではなく本質的なアプローチがしたいということ→その後、そういったアプローチの1つとして教育がある
+
ICUは深く本質的に探究することを大切にしている→これまでそういったことに1人で向き合ってきた経験が多いが、ICUではそれを越えてさらに、共により深い未来を創造することができると考え志望する
<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。>
得意かつ好きなこととして内省をあげました。思考の整理として普段から自分を見つめることを大切にしていて、それが自分自身の軸になっていると述べました。
b.人文・社会科学
受験対策としてはオンレクで過去問を解くことしかしていません。
小さい頃から読書が好きで本をよく読むなどしていたので、それが役に立ったなとは感じますが、受験勉強の期間は過去問を解くことだけに集中していました。
(ちなみにの情報として学校で受けた速読解力検定は1級を所持しています)
過去問で出てくる知識問題については、見直しの際、読むぐらいで覚えるまではしていませんでした。実際、今年度の人文・社会科学ではほぼ完全な知識問題はありませんでした。知識を入れることに時間を使わなくて本当によかったなと思っています。
c.総合教養
これも過去問を解いたことが一番効果がありました。
メモはとにかく取る派です。聞き流してしまうことがないように、全ての情報を書き起こすぐらいのつもりでメモを取っていました。
また、数学などの理系の問題と社会系の知識問題は、留学していたり通信制に転校したこともあって全く歯が立たないレベルですが、それでも最初から諦めないことを大切にしていました。実際、本番に出てきた計算問題も、やり方がばっちり講義で解説されていたので、それをちゃんと聞けていれば私でも解けました。こんな感じで、意外と難しくない、常識で答えられるものも多いので、最初から無理だと決めつけないことは大事だと思います。これは受験対策としてもそうですが、大学生になるにあたっての学びの心構えとしても大切なのではないかと思います。
全ての学びに対してアンテナを高く持っておくというのが大切だと思います。情報のビット数についての話題が出てきたのですが、ちょうど通信制高校のスクーリングの情報で触れた内容でした。まさか受験で使うことになるとは思っていませんでしたが、その授業も真面目に聞いていたのでよかったかなと思います。
d.英語リスニング
英語のリスニングは、8ヶ月のオーストラリア留学を通して伸びた部分が多いので、あまり参考にならないかもしれません。
受験対策としては、過去問を解くことしかしていません。安定して9割とれていました。
本番前の昼休みには、英語ネイティブが話すPodcastを1.3倍速で聞いていました。倍速では上手く聞き取れないという人も、これを直前にしておくだけで、本番のリスニング音声のスピードがゆっくりに感じられると思います。(合う合わないあると思うので、試してみてください)
e.英語リーディング
これも、中学生の時に公文式の教材を全て終わらせるなどして英語読解力を身に付けたので、受験対策としては過去問を解いただけです。
穴埋めをする長文は、最初点数が安定しませんでしたが、何十年分と解くうちに感覚がつかめました。
ルーティーンとしては、最初の長文→穴埋め→2つ目の長文という順番で解いていました。
かなり長文読解は得意な方ですが、それでも5分しか余りませんでした。
時間が足りないという人は、長文読解の問題数をとにかくこなすのが大事かなと思います。私もこれまで公文や英検/TOEFL対策としてたくさん問題を解いてきました。それが役に立ったのだと思います。
f.その他受験に関するアドバイス
受験当日の待ち時間には教養に関する本(世界でいちばんやさしい 教養の教科書)を軽く読んでいましたが、特にそこから出題されるとかはなかったです。ただ、イラストも多く軽く読める教養の本を読むのは、時間の使い方としてありなのではないかと思います。
奨学金は、Cherry Blossomに応募し、採択いただきました。Peace Bellは、たくさんやることがあってとても大変なので、本当に必要な人以外は、Cherry Blossomを選んでもいいのではないかと思います。こちらでも2/3免除になりますが、応募にかかる労力はほとんどありませんでした。
ICUはとにかく過去問を解くことが大切だと思います。そのためにもオンレクは本当に役に立ちました。
9. 最後に一言
ICUの過去問は年度によって難易度の差が激しい中で、オンレクでは偏差値や難易度/推奨度の星によって、一喜一憂することなく淡々と過去問をこなすことができました。
私は長期留学し、その後通信制高校に転校するなど、レールから外れた人生を歩んできましたが、そんな人にもICUは選択肢として非常に良いのではないかと思っています。(全日制時代の調査書の欠席/遅刻/早退日数もすごいことになってしまっていましたが、奨学金も含め合格することができました。)受験も共通テストなどと大幅に違い、知識ではなく、読解力/思考力で勝負できるので、自分にとって最適な入試でした。受験勉強を本気でしたのはたったの2,3ヶ月ほどでしたが、その期間も、過去問を通してICUからのメッセージを受け取ることを楽しみながら、ストレスを抱え込みすぎることなく過ごすことができました!
(追加の質問)
・転校を経験されていますが、調査書は全日制と通信制両方のものを提出されましたか?
→調査書は、全日制の調査書が含まれた通信制高校の調査書を発行してもらいました。ですので、合わせて3年分ですが、発行元は通信制高校です。また、レアケースだとは思いますが、留学中の成績を全日制高校で単位認定してもらっているため、留学先での成績表は原本がある全日制高校から発行してもらいました。
・オーストラリア留学について、よかった点と大変だった点は何ですか?高3の夏に帰国するタイミングは、受験への切り替えなどやはり忙しいものでしたか?
→よかった点は、やはり英語力が格段に伸びたことと、人として成長できたことです。英語力は、もともと中学3年生で英検準1級を取得するなど、自分で勉強を頑張っていましたが、リスニングやスピーキングに自信がありませんでした。今では、英検1級も合格し、通訳のお手伝いをするなど、英語全般に自信が持てるようになりました。人として成長できたというのは、やはり慣れた環境と全く違う場所に身を置くことで得られたものです。留学中も、内省を大切にして、毎日欠かさず振り返りをするなど、学びのアンテナを高く持つよう心がけました。こういった習慣によって、常に「自分がどうあるか」を意識する大切さなどに、実体験を持って気づくことができました。
大変だった点は、ご飯とどう流されずに自分を保つかでした。ご飯は、朝ごはんも学校に持っていく昼ごはんも食パンだったのが結構きつかったです。それまで日本にいた頃朝はパン派だったのですが、嫌になってしまい朝はご飯派になりました。あとはとにかくなんでも揚げる+量が多いので、少食な私はレストランに行っても食べきれず、いつもお子様ランチ的なものを頼んでいました。流されずに自分を保つことに関しては、通っていた公立高校が日本人の私から見ると荒れていて、みんな授業中も当たり前に関係ないことでふざけまくるなど、とにかく真面目に生きてきた私としてはかなりの衝撃でした。そんな中で、自分は学ぶためにここにいるのだという意識を持ったり、いい関係を持てる友達や先生との時間を大切にすることは、難しかったです。
受験への切り替えについては、私がそもそも大学を今年受験しようと決めたのが帰国から1ヶ月ほど経ってからだったので、留学中や帰国時は受験に対するプレッシャーは感じていませんでした(ギャップイヤーのような形でフラフラしてみようかと思っていました)。しかし、急にICUという行きたい大学が見つかってからは、勉強モードに切り替えるのが難しかったです。最初の頃はなかなか過去問を解く頻度が少なく、気が向いたらするぐらいのとても受験生とは思えない生活をしていました。ですが、1月頃から一気にやる気が出て、頑張ってみると、ICUの入試問題を解く楽しさに気づき始めて、そこからは上手く勉強に取り組めるようになりました。忙しさという意味では、通信制に転校したおかげで、そこまでではなかったです。これに加え、ICUのみ受験だったことで、必要のない共通テストの勉強にとらわれることがなかったのも、良かったと思います
