ICU入試合格体験記2004

1. お名前

R Strauss

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

千葉県内某公立高校出身
今年の「上智・ICU合格者ランキング」(YomiuriWeeklyより)では全国第2位だったらしい。ホントかなぁ。
卒業後、千葉県内Y々木ゼミナールに在籍

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:人文科学科

4.併願校

東京大学理科�U類(前期)
京都大学農学部(後期)
国際基督教大学教養学部
あと滑り止め用私立をいくつか。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役時は、あまりためらいも無く、言ってみれば何となく、東大を目指してました。親類にも行ってる人がいたし、もし行ければ進振りのおかげで自分のやりたい事は間違いなくできるだろう!と勝手に考えながら勉強する日々。

結局、すんなり浪人(笑)。忙しい高校生活から離れ、もう一度自分のやりたい事、これから進む道について自分なりにじっくり時間をかけて考えてみました。しかしこれが、考えれば考えるほどわからないもの。文型科目もそれなりに好きだった事からも、ついには「自分に理系は本当に合ってるのかなぁ?」と文転についても悩むようになる始末。

そうこうする内に、夏の第一回国立大即応模試。またこれがあまりに出来が芳しくなく、返された成績表を見ながら「はぁ〜〜っ」っと思わずYゼミ校舎内で溜息をついたり。しかしその時Yゼミのロビーに山積みにされてた真っ白なパンフが視界に入り、珍しげに手にとってみるとそこには大きく「ICU」の文字が・・・(^^;)。 実はこの時までICUの事は全く知らなかった。自分には珍しい、新鮮な内容ばっかり載っていて、話のタネにでも、とそのパンフを成績表と一緒に持ち帰る事に。

家でじっくり見てみると、ICUには理学科がある事が発覚。英語はもちろん、他もいろんな事ができそう。入試は独特だけど自分でどうにかできるかな・・・とか色々考え、すぐさま受験を決意。結果、今に至ります。・・・すんません長くて。。

6.ICUに期待するところ

せっかく学科間の垣根が低いのだから、文系科目でも貪欲に色々挑戦してみたいです。 一応、本職は化学∩生物なので、そっちもおろそかにしない程度に。しかし本当に心惹かれるものが見つかったら、それに向かって転科も考えるつもり。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

何を書いたか、あんまり覚えてません(^^;)。何と言うか、自分の興味についてを、本当に正直に書いたつもり。変に体裁気にしてカッコよく書いてもなぁ、、って勝手に判断。結果オーライ。

a. 一般能力考査

12月の終わりに初めて赤本についてるサンプル問題をやってみて、確か6割いかなかったくらいだった気が。

本番は7〜8割は確実にできたはず。思ったより簡単だった。何より時間配分が命。自分の場合は『前から順に、15分で25問は手をつける!わからない問題以外はマークも完了!』と具体的に方針を立てておきました。本番はそれを全力で実行するのみ。対策自体はあんましてないです。時間配分を考えるのが十分対策な気が。

あと、試験前々日から一応「季語」とか「枕詞」とかの知識系を頭に叩き込んでみました(「いろは歌」は当然挫折)が、本番で出たのは文学史数個と枕詞の「ぬばたまの」が何を表すか、程度のもののみ(笑)。一応出たは出たので対策をした分ムリヤリ喜びましたが、時間のない人(特に理系)は無理して文系知識を蓄えるのは効率が悪そうです。

a. 人文科学考査

こればっかりは本気で対策をしときました。とは言っても結局は過去問を解きまくるくらいでしたが。

これもやっぱり時間配分。『15分で10問解く!』でいきました。問題読みながら解く方法で。これがまた時間に追われて・・・。センターの時のような姑息な術が全く通用しないので(センターは自己流でそこそこ取れた(笑))、本気で苦労させられました。でも読んでて本当に面白いんですよね、文章。

b. 自然科学考査

理学科なので自然科学で受けました。これこそほとんど対策はしてません。

理科を2つやっている人は有利です。というか言い方を変えれば、数学は相当自信のある人じゃなければ取らない方がよいかと思われます(自分は数学が本当に苦手で、一旦数学と化学の組み合わせでやってみたらとんでもない事になった(^^;))。特に生物はオススメの教科。

化学は、今年はちょっと骨があった感じ。何より化学も生物も、単発の知識問題とかで穴をなくすよう、またケアレスミスをしないよう注意。問題数が少ない為、1問当たりの配点が相当デカいように思います。

b. 英語学習能力考査

*リスニング*

理学科なのでICU高校で受けましたが、放送の音声が明瞭ですっごくよかったです。ご心配なさらずに。自分は国立でもリスニングを使うので、かなり長い間英語を耳にしてたので余り苦労はしませんでした。1回しか読まれないところに注意しつつ。でも本番の読むスピードは相当遅いです。
対策は、大多数の方々がTOEFLの教材をお勧めするようです。しかし自分はトフルゼミの「ICUの英語」に付いてるCDをMDに録音して、一ヶ月くらいウォークマンで常に聞きまくってました。英文を聞いて、「この文章はこの辺だよな〜」っていうのは楽にわかるくらい。一字一句漏らさない程聞いたおかげか力が一層ついて、本番は相当できました。国立も結構(リスニングは(笑))余裕持てました。おいしい。

*リーディング*

こっちは結構やられました。というかもう、この辺の時間帯になると体力と精神力勝負になってくる気がします。自分は情けない事に腰が痛くなってきて(笑)本当にキツかった。対策としては、最後の文法問題は慣れとかないと大変です。過去問及び「ICUの英語」で補強、くらい。読解は、よく世間では「ICUの問題は英文が素直だ」なんて評されますが、自分には何故か合わなかった。むしろ趣味で解いてた慶應SFCの問題の方が結構できました。。自分の言えるアドバイスは少なそうです・・・。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

壱、一般の私大では「解答用マークシート」にマークをしますが、ICUでは「解答用カード」にマークをします。すなわち、解答用紙がカード型で物凄く小さいのです。だから一旦マークミスなんてしちゃうと、ちっちゃいせいでどこで間違ったかがわかり辛く、特に本番だとパニックになります。常に注意、点検を心がけるとよいと思われます。(「ICUの英語」に、似たような解答用カードがついてるので、不安な人はそれをコピーして使ってみるのがよいかと。自分もやりました。)

弐、色鉛筆の問題。どうやら試験監督によって許可は分かれるようなので、色鉛筆が使えなくとも当然全力は出せるようにしときましょう。自分のところでも試験開始直前に使用が禁止されて、見るからに動揺している人がいて見ててちょっとおもしろかった。

参、ICUの理学科は、理系学科のくせに女の子が結構多いです(笑)。直前に受けた理○大では「ここは男子校か?」という錯覚にすら陥りましたが、次のICUの試験会場での女性比率を見て、また驚きでした。男性の方々は自分のように、変に調子を狂わせないよう(–;)。。

8. 最後に一言

このBUCHOさんのHPは、隅から隅まで見る事をお勧めします。本当に、どの参考書や演習書よりもICU対策のオイシイ部分が詰まっていると思います。自分もこのHPがなかったらしっかりと対策も立てられず露頭に迷い、結局受けなかったのかも。そして自分が必要と思えば、オンラインレクチャーに参加するのもとっても有効な手段です。
自分は浪人してからの方が、散々進路に悩みました。しかし悩んだからこそ、夏まで全く知らなかったICUという大学を見つけられたと思ってます。これから受験する方々も色々迷って、自分の納得した道に進まれる事を祈っております♪

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

ねこ

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

福岡県立福岡高校(2003卒)
河合塾福岡校(QT:トップレベル国立大文系)

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:語学科
第1志望:国際関係学科 第2志望:語学科

4.併願校

東京外国語大学  欧米第一課程 英語学科(出願のみ)
神戸市外国語大学 外国語学部  英米学科(出願のみ)
慶応義塾大学   法学部    政治学科(合格)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

(1)神戸市外大、華麗に不合格。
(2)ある日、英会話専門学校の勧誘のお兄さんに半ば強引に呼び止められる。
(3)自分が東京外語大志望である旨を伝える。その途端、お兄さんは自分の仕事も忘れICUへの勧誘を始める。「君ぃ、英語の勉強したいなら絶対ICUだって!!」(ちなみにお兄さんはICUとは無関係の人)
(4)早速ICUのパンフを取り寄せる。
(5)『critical』にパンフを読む。
(6)惚れる。

6.ICUに期待するところ

『大学は勉強をする場所だ』という『当然の認識』を当たり前に持った人間が多く集まるという点が、ICUの魅力だと思います。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

『既成概念に囚われない自由な発想が出来るよう、ICUの4年間でcritical thinkingの姿勢を完全に自分のものにしたい』というのが中心です。
「ICUはあくまでも通過点である」という事を肝に銘じておくべきです。 ちなみに僕は草稿を作るのに4日ほどかかりました。(かかりすぎか?)

b. 一般能力考査

今年は「いろはうた・元素記号」が少なかった、もしくは全く無かった気がします。 来年はその反動で、90問近くは出ると予想。
・・・というのは、大して面白くも無い冗談で、BUCHOさんのオンラインレクチャーでしっかりと練習を積んでいれば、恐れることはない気がします。「慣れ」がとても大事です。

c. 人文科学考査・d. 社会科学考査

苦手科目なので、まともなアドバイスが思いつきません。

e. 英語学習能力考査

(1)語彙・・・「システム英単語」を一冊完璧に覚え、あとは授業中に出現した未知単語をノートにちまちまストックし、「自分単語帳」なるものを作りました。あれこれと単語帳に手を出すのはお勧めしません。

(2)速読・・・「速読の練習」をしようとすると、かえって逆効果な気がします。ひたすら英文を読みまくり、気が付いたら速くなっていた、というのが理想です。センター英語を60分以内で解いて、最低でも9割切らないというのを大体の基準にしていました。

(3)要約・・・�@と�Aで挙げた対策を完璧に終えた人にとって、これはかなりお勧めです 要約というものは筆者の言わんとすることを確実につかまえないことには点数になりませんから、繰り返し練習することで読解力が急激にレベルアップします。この段階を終えれば、ICUの英語が如何に素直な問題であるかが分かるはずです。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

ICUを目指す人は、センター試験の勉強を薦めます。特に、世界史と現社の組み合わせは、かなり熱いです。ICU対策は「急がば回れ」の精神が必要な気がします。

8. 最後に一言

「現時点で何をすべきか」ということを常に念頭において、かしこくICUに合格しましょう!もしも質問や悩みなどがあればメールしてください。出来る限り返事します!!