ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

通りすがり koyamayohei [at] hotmail.com

<プロフィール>

東京都私立 攻玉社高校 2003年3月卒
(塾は河合塾と早稲田塾、ずれも医系、センター中心)
防衛医科大学校 2004年11月中退

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

3.予想得点

一般能力:8割
人文科学:8割
自然科学:7割強
英語読解:7割
英語聴解:8.5割

4.併願校

早稲田大学 商学部(センター利用)
早稲田大学 国際教養学部(一般+センター利用)
慶応大学  経済学部(一般A方式)
慶応大学  商学部 (一般A方式)
慶応大学  法学部政治学科(センターA方式)
東京大学  前期及び後期文科II類 

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役のときは何が何でも医学部、医者になりたいと常に思い続けていました。結果防衛医大以外全て全滅。仕方なく防衛医大に行くことにしました。

入って1年半くらい、防衛医大の現実と自らの適性を考えて医者を断念。結局11月にやめました。ICUの存在を知ったのはこのころ(名前くらいは漠然と知っていましたがどういう大学なのかはまったく知りませんでした)。母親にICUの存在を知らされ調べていくうちに(パンフレットなど)学科間の垣根が低いなど、の理由より受験を決意。

6.ICUに期待するところ

大学は勉強をするところという認識を持った人が多そうなところ。後、月並みですがELPに期待しています。読み書きだけでなくプレゼン、ディスカッションより得られる「他人に自らの意思を伝える」という力を身に付けたい。

7.受験対策

a.願書

よく覚えていないのですが、確か欧米の大学に似ているカリキュラムが魅力とか書いたような。

とにかくラインを埋めることで精一杯でした。ただ、書いていることが一貫するように草稿は2時間くらいで仕上げました。

b. 一般能力考査

この試験は他大学と比べて相当独特な試験だとは思うがオンラインレクチャーで問題をこなしていれば問題はないと思います。普通の人は赤本の参考問題しか解いていないのですから。

ただ、どうしても文系の人は数学・算数の問題、理系の人は歴史系の問題が苦手となっていることが多いと思います。数字系はとにかくIQテストのような問題化、もしくは数列ですのでそこら辺をやっておけば、ほとんど解けると思います。文系の問題は、本を読んでいると結構有利になるような気がします。後、センター試験の勉強をしていると結構解けます。

c. 人文科学考査

とにかく、過去問を解いて慣れたくらいです。オンレクでいつもあまり点数の良くなかった科目です。

d. 自然科学考査

自然科学のほうがお得だと思います。 ICU高校で受けられるので机が広く使える。これは相当に有利だと思います。後、はっきり行って、ICUの自然科学考査はセンター試験かそれ以下の問題が多数出ていると思います。お勧めは化学と生物です。生物は何を知らなくても問題文を読めば解ける問題が4〜5問はありますし、化学は4択なの逆から(答えから)考えていくことも可能です。

私自身は、化学はセンター試験以降無勉、生物は未だかつてやったことがありませんでしたが(医学部医学科にいたとはいえ高校範囲の生物などやりませんでしたからね、何だよ有性生殖って感じでした。)、結構取れたと思います。

また、社会・人文と読み物が2連続で続くよりも、自然・人文と頭の切り替えができるほうがいいかなと思っていました。

e. 英語学習能力考査

どちらも、TOFEL対策用の問題集を解いた。後、リスニングはディクテーションをすると聞ける単語が増えたように感じた。ただ、穴埋めの問題だけはTOFELにはないので慶応の文系の問題や、過去問を数解くことでなれた。

読解は、そこまで難しくないとは思う。むしろ、偏差値で考えれば簡単な部類に入ると思う。難しい単語があっても、絶対に類推可能もしくは、飛ばして意味が通じるかのどちらかなのでそこまで気にしなくて大丈夫だと思う。結構、現代社会系の問題が多いのでそういう方面に目を向けておくと知っている内容の問題が出たりするかも。

ただ、本番は結構疲れているので、普段どおりの実力が出せないかもしれないが周りの人も同じだと思ってがんばるしかない。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUの試験は結構長いので試験休み中にリフレッシュすることが大事。周りの人たちは結構参考書やノートを開いていたが、もうここまで着たら変わらないと思って自分は小説とかを読んでいた。後、ブドウ糖、なければチョコレートなどを摂取すると疲労がたまりが遅くなるので良いと思う。ただし、コーヒーは利尿作用があるので大量摂取はしないほうが良いと思います。

後、休み時間にずっと座っている人が何人かいたけど、絶対に立ち上がって血流を良くしたほうがいい。座り続けて集中力が持つのは普通30分くらいです。

来年からはセンター利用もあるそうなのでそちらから狙ってみるのも良いかも・・・

8. 最後に一言

勉強と、遊びにメリハリを付けるのが最も効率がいいでしょう。後寝ること。レミニッセンス効果で暗記物は寝ると覚えるということが実証されています。ただ、一般能力ばかりやりすぎると共倒れになりますよ。

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ぐり

<プロフィール>

都内の私立高卒業後、浪人して都内の私立大学に1年間通いました。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試(転入本科(ICU編入))
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:教育学科

3.予想得点

一般能力:7割?
人文科学:8割?
自然科学:6割?
英語読解:6割?
英語聴解:7割?

4.併願校

なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

理転、浪人、編入と色々なことを経験しました。

6.ICUに期待するところ

英語を思う存分頑張りたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

専門分野に偏ることなく幅広く学びたいから、というようなことを書きました。

b. 一般能力考査

対策は赤本の例題を解いたぐらいです。本番はもっと難しく感じました。

c. 人文科学考査

内容はとても読みやすかったです。しかし、設問が本文に出てくる順とは例年以上にバラバラで、一段落読むごとに設問に目を通すという私のやり方は非効率的だったと思います。やり方は人それぞれなので、過去問で色々試してみてください。

d. 自然科学考査

物理と化学で受験しました。化学は標準レベルの問題が解ければ大丈夫だと思います。物理も同様ですが、ただ公式に当てはめるようなやり方ではなく、現象を深く理解することがICUの問題には大事だと思います。と言っても本番は物理が全然できず、絶対に落ちたと思いました。

e. 英語学習能力考査

リスニングはTOEICの対策書を使いました。また、CNNやディスカバリーチャンネルを見ていたのも耳が慣れて良かったと思います。

リーディングはZ会の速読速聴英単語を使いました。これはリスニング対策にもなりおすすめです。あと、ロアルドダールという児童文学の作家が好きなので、その作家の原著をペーパーバックで通学のときなどに読んでいました。英文に抵抗がなくなるのでおすすめです。アマゾンで買うとお得ですよ。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

とにかく、体調には気をつけてください。私は数日前から体調が悪く、休み時間ごとに帰ろうか迷うような状態で辛かったです。試験以外のことに惑わされることのないようにしてください。

8. 最後に一言

努力は必ず報われます!

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

三流ギタリスト

<プロフィール>

東京学芸大学附属→河合塾池袋校

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

3.予想得点

一般能力:5割
人文科学:7割
社会科学:7割
英語読解:9割
英語聴解:8割

4.併願校

上智 地球環境法 ×
外国語ロシア語 ×
早稲田 国際教養 ×
明治 農 農業経済(センター)○
東京外国語 外国語 カンボジア語 ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

同級生にICU高校行っていた人がいて、「ICUってなんだ?」と思って調べたのがきっかけ。最初は東京医科歯科大学の略だと思っていた。(Ika C-ka University)

6.ICUに期待するところ

ELPがどれほどかということ。また、高校時代現代文で読んだ村上教授の授業とかに興味があります。期待はかなり大きいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・自分の好きな勉強ができる
・熱意に応えてくれそうだ

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

(現役時)ジャーナリストになるぞー!
(浪人時)特になし、世界を飛び回れればそれでよい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

(覚えてません)

b. 一般能力考査

■傾向
理数科目からの出題が多かった気がします(現役時受けた問題もその傾向が) あと、「去年の問題と同じじゃーん!」という問題もありました。(熟語の問題だったかな)

■対策
しようと思ったけどできなかった、というのが正直な話。強いて言えば「オレには教養があるんだ!」と勝手に思いこむことでしょうか。

c. 人文科学考査

■対策
ICUの英語という本。それ以外…何かあるかな。

d. 社会科学考査

■対策
浪人時代ほっとんど読書しませんでした。
『転換期の国際政治』『国際政治とは何か』『国際関係がわかる本』『エビと日本人』『バナナと日本人』『太平洋の非核化構想』『緒方貞子-難民支援の現場から』が、今までの人生で読んだほぼ全ての社会科学の本です(少)

e. 英語学習能力考査

先述の『ICUの英語』、さらに『上智の英語』。上智も併願校だったため。リスニングは国立対策も兼ね『パーフェクトリスニング』をやってました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

「参考書のない入試」だと思います。参考書に頼らなくても、他からも情報収集は十分に可能なのだということを示唆しているんだと思います。

…と、ぶっちゃけると最後は「熱意」なんだと思います。浪人して「熱意だけじゃどーにもなんねぇよ」と冷ややかになっていましたが。

一つ感動したのが、試験終了後試験監督が「今日はICUを受けに来てくれてありがとう。今梅の花が咲いていますから、帰りに是非見て、リフレッシュして帰ってくださいね」と言ってくれたこと。受験行って感謝されたのはICUが初めてです(笑)

あと、とにかく先生方が試験中に我々を励まそうとしてくれてるのが本当に嬉しかったです。だから、先生が「ストレッチしましょー」と言ったら素直にストレッチをするべきです(笑)

8. 最後に一言

浪人…自分の弱さ、愚かさ、など負の一面が大変よ〜くわかりました。

最初は現役時落ちたこともあり、ICU受けることを嫌がっていましたが、チューターに説得され受験することに。それが12月のことでした(遅)おまけに12月はセンター対策のみと心に決めていたので実質ICU対策は2週間ほどです。

こんないい加減な自分が受かっていいのか?と自問しました。でも大学は「おい、そこのいい加減な男よ、大学入って頑張るんだろうな?」というメッセージを発してくれたのだと勝手に思いこんでいます。

ちなみに予備校の授業は一切切らず全て出席しました。それ、かなりポイントかも。

ICU対策予備校オンラインレクチャー

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

しげお

<プロフィール>

出身高校:滋賀県立石山高校出身
予備校:
(現役)行かず。
(浪人)代ゼミサテライン予備校
…地元で代々木校の授業が見れることと、同じ授業を何度でも見れることからここにしました。
(浪人の夏期のみ)トフルゼミナール
…ICU対策講座に2週間行ったものの、過去問演習ばっかりだったのでBUCHO-NETのオンレクとあまり変わらず。一般能力対策の内容もオンレクで知っていることばかりだった。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:国際関係学科
第1志望:国際関係学科 第2志望:社会科学科

3.予想得点

一般能力:8割
人文科学:8割
社会科学:8割
英語読解:6割
英語聴解:6割

4.併願校

上智(外)
上智(国際関係法)
東京外大(ロシア語)
国際教養(ICUのパクり!?)
立命館(国際関係)(センター利用のみ)
立命館アジア太平洋(センター利用のみ)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

〜それは高3の3月のことだった〜

「知り合いの先輩が東京の英語がスゴい大学に入った」という噂を聞き、僕はとっさに「さては上智やな」とか思っていた。「コクサイキリストキョウダイガク」とかいう訳の分からん大学で、「ホンマにスゴいんかいな」とか思っていた。

〜そして大学選びが本格化した7月〜

国際関係を学びたかった僕は、国際関係学が学べる大学の一覧を入手。そこにちゃっかりICUの名前があったので、とりあえずパンフレットを請求&学校から案内ビデオをパクる(←こらっ)。パンフレットや案内ビデオを見て「なかなかいいじゃん」って思った。それからは、ICUしか見えなくなっていきました。

6.ICUに期待するところ

文理問わずいろいろな授業が取れるところ。国際関係学は、なんだかんだ言って文系科目だけで収まる学問じゃないような気がするんで。環境学などの理系科目も取れるのに期待。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

リベラルアーツ最高!!的なこと。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

国際公務員かNGOスタッフになりたいと書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

部活動と、あとボーイスカウト活動に力を入れていたこと。

b. 一般能力考査

僕はこの教科はかなり得意でしたが、はっきり言って対策はやっても意味なし。本当に数学が苦手な人は数学IAくらいは復習するべきなのかもしれませんが、あの試験はこれまでどんなことに興味を持ってきたか、みたいなことを聞かれてる気がします。僕は興味範囲が広く浅くって感じ(つまり熱しやすく冷めやすいのね)だったので、良かった気がします。

c. 人文科学考査

これは結構文章のテーマにもよりけりです。過去問を解いていて、「芸術論」とか「音楽論」になれば、ぼろぼろでしたから。今年は「宗教論」が来たのでよかったです(たぶん人文科学で一番得意な分野)。

d. 社会科学考査

社学もそこそこ得意科目だったんで難なくクリア。センター現社を極めてたのが良かったですかね。

e. 英語学習能力考査

現役のとき、英語以外は結構完璧に近いものでした。ただ、この英語でチンプンカンプン頭パァ〜ウヘヘヘヘ…てな状況に追い込まれ、見事不合格を頂戴しました。やっぱり差がつくのはこの科目です。特にICU受験者はみんな、ある程度高得点取ってきますから。

リスニングはやってなければほぼ全滅、極めればほぼ満点とかなり差がつくので、早めの対策をお勧めします。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

現役時、英語の試験時間が眠くて眠くてしょうがありませんでした。ですので、浪人の時は、人文が終わったあと、コーヒーとミントガムで「うぉーー」と目を覚まさせました。結果、眠くならずに無事合格。ICUの試験は長時間ですので、眠気に注意。

8. 最後に一言

ICUに受かったとき、「浪人してよかった」と本気で思いました。本当に行きたいのなら何度でも挑戦するべきです。受かればすべて報われるように思います。

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

スモーキーブラウン

<プロフィール>

高校卒業後アメリカのcommunity collegeに2年在籍し、帰国後1年以上フリーターをしてから出願した。予備校は一切通いませんでした。ICU外でバスケのサークルのようなものに参加しています。入学後は何かしらのサークルに参加したいと考えています。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試(転入本科(ICU編入))
合格:教育学科
第1志望:教育学科 第2志望:人文科学科

3.予想得点

一般能力:6割
人文科学:5割
社会科学:7割
英語読解:8割
英語聴解:9割

4.併願校

ICUの9月入学のための出願準備を同時進行していました。準備が整う前に合格がわかったので、出願はしていません。他の大学はなし。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

海外の大学で2年度までの単位を修めて、休学し、帰国。帰国直後は、必要な学費を用意してから海外の4年制大学へICU編入(トランスファー)しようと考えていたが、国内の大学も視野に入れてリサーチしていたときにICUを知った。

ICUを選んだ理由は、奨学金制度に頼れそうなことと、海外の大学の単位が移行できそうだったことと、リベラルアーツ教育であるから。

6.ICUに期待するところ

図書館の快適さ。あとは、日々の驚きや発見。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

学科の壁を超えた科目選択に魅力を感じたと書きました。あとはICU祭に参加したときの感動を具体的に書き、刺激の多い大学生活で学びたいと書きました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

望学科で何を学びたいかを素直に書き、それを通して将来の志望に自分の専攻分野からどのような働きかけができるのかをICUで見極めていきたいと書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

あるコレクションをしていることを打ち明けた。それをいつか何かに使えるんじゃないかともくろんでいることも打ち明けた。

b. 一般能力考査

本番では、とにかく時間がないのを知っていたので、全くわからない問題(知識問題含む)と、とても時間がかかりそうな問題(特に数学の計算)は全てバツ印をつけて飛ばしました。後でまた見ようと思っていたのですが、結局90問目くらいまで見て時間がきたので、おそらく20問以上は空欄のままで終わってしまいました。

出題傾向はほとんどおぼえてないのですが、化学の元素記号の問題が全然なかったような気がします。あと、類似の問題で、あの公害病にはあの人が活躍しましたが、この公害病では誰が活躍しましたか、みたいな問題がでていました。図形の回転の問題が面白かったです(宇宙船みたいなやつ)。

出来があまりよくなかったであろう私の対策ではあまり参考にならなさそうで申し訳ないのですが、いろはうたと化学の元素記号を憶えたことと、赤本の一般能力考査を8回解いたことと、センター試験の数I・Aの勉強をほんの少しだけしました。

c. 人文科学考査

どんな問題文だったか既に忘れてしまいました。設問の順番が大変ランダムでした。対策としてやっていたことは、過去問をいくつかBUCHOさんのページでプリントアウトさせていただき(感謝!)、解いたことくらいです。

その結果、私は問題文のひとつの章を読むごとに設問に解答するとやりやすかったです。一番苦手でどうしようもない受験科目だったので、本番の手際だけで勝負しようと思っていました。本番では、開始したらまず問題文の各章の最初の文章だけを読み、次に人物名と作品名を全てサークルで囲いました。そうしたら設問に目を通し、作品名や人物名を見つけてサークルで囲い、大体の問われている位置とどんな問題があるのかを把握しました。それを2分以内で済まし、あとは各章を読むごとに設問を見て、バラバラにバブルを埋めていきました。

d. 社会科学考査

社会科学で受験しました。今年は家庭での分業(ケアを誰がするのか)について書かれていました。家族の形態の遷移を論じ、女性の雇用問題を論じ、外国でのケアの実態を取り上げ、何が望ましいだろうか考えさせるような問題でした。私の敬愛する上野千鶴子さん(らしき人)が文章内で引用されていて嬉しかったです。設問は、最初の10問が2つの文の正誤を掛け合わせて4つの選択肢をつくり(両方合っている・片方合っている・両方間違っている)、問題文から判断させるという形でした。11問目からは比較的素直な順番で並んでいたような気がします。

人文科学同様の手順で臨みました。私のとった対策は、同じく過去問を解き、それをもとに、どの方面の知識を補うべきか考えました。図書館に頻繁に通い、色々な本をパラパラ読みました。また、新聞の社説を興味があるものだけ読み、「天声人語」も毎日チェックしました。世界史の教科書を第二次世界大戦以降の部分だけ熟読しておきました(正直これだけでは意味があまりなかった)。おさえておいた方がいいかもしれないと思った知識は知恵蔵や人名事典やインターネットのキーワード検索でカバーしていきました。

e. 英語学習能力考査

2年間英語圏にいたので、ある程度の下地がありました。リスニングについては何も対策をしていなかったので有効な手段がわかりません。海外ドラマ(SATC)をたまに英語で見ていました。9月入学用にTOEFLを毎月受けていました。テスト形式はTOEFLに非常に似ていると思います。

リーディングは難しかったです。私はPartII(穴埋め)から始めたのですが、時間が足りませんでした。穴埋めは文脈がわからないと答えられない箇所があるので、無理に埋めずに後でまた判断するとよいと思います。また、文の構成要素の決まりごとを熟知していると点数アップにつながるような気がしました。基礎であるのはわかっているのですが、複雑な文構造をしていると私の場合見落としがちになっていました。対策は赤本とTOEFL用の文法とリーディングの教材に手をつけていました。また、SAT Iという英語の試験も受けていたので、その対策としても英語を頻繁に読んでいました。内容は読書をしないことへの懸念についての長文しか思い出せません。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

とにかく試験での時間配分は大切だと思います。私は人文科学の過去問で、1つ、約3時間かけて解き終えたことがあります。とても焦りました。私のように文章を読むのが遅いと自覚している方は、是非是非限られた時間の上手な使い方を模索することをお勧め致します。

また、赤本を3年分解き、どの科目が弱いかを知っておくことで計画を練りやすくなるかと思います。赤本を解くことは、敵を知る作業であり、おのれを知る作業でもあると思います。当日の合間の時間は赤本を読んでいました。

当日は教室が非常に暑かったです。窓を開けていても暑かった。体温調節にはくれぐれも注意してください

8. 最後に一言

本は素晴らしい。サイードもチョムスキーもデリダも上野千鶴子もスーザン・ソンタグも。勉強の合間に何か読んでみるといいかもしれません。もちろん、興味のあるものを。

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

みぎは

<プロフィール>

やたら学科のある某道立校。
予備校行ってない。進研ゼミも。 趣味は…写真。読書、映画鑑賞、人間観察。チェコに行きたい。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:教育学科
第1志望:教育学科 第2志望:国際関係学科

3.予想得点

一般能力:はんぶん
人文科学:6割(強気)
社会科学:6割(強気)
英語読解:7割
英語聴解:8割

4.併願校

無ひ。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ずっと留学しようとしていてもう国公立の勉強はしていなくて。でもはたと「ああ、日本で日本語もちゃんとできる沢山のおもしろい人と勉強したい」と思い始めて、そっからばたばたと引っ張り出した山積みの大学資料の中にICUがあったのです。始め嫌煙してた…というか「そんなんなら受けたくないな」と思っていた特殊な入試に逆に興味が湧いてきて、どんどん気になってきて、キャンパス行ってよし行こうと思って、推薦受けたけど落ちたのをなにくそと思って頑張ったら受かりました。推薦で受かっちゃいたかったけど、たぶん推薦で受かったあたしより今のあたしの方が頭いいな。笑
※あくまであたしの場合。

6.ICUに期待するところ

心理でしごかれに行きます。やりがいありそうで楽しみ。楽しいとか言ってる余裕があるのかわかりませんけど…
英語をきつくやらされるんだったら交換留学くらいはしてやりたいです。
あと森が凄くて夏は都心より二度ほど涼しいらしいからよかったです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

自分のなりたい人間になるのをうまい具合に手伝ってくれるのがICUさんの環境でありリベラル・アーツだと思うんです。その中で懸命に学ぶ生徒の一人になりたいです。(あとサークルもバイトもしたいんです。とは書かなかったけど。)

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

心理学。大学院行きたいなって書いた。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

あたしが写真について素敵だと思うところをブワァって書きました。笑

b. 一般能力考査

傾向…わかりません。
国公立受験者ではないので一般能力考査対策用ノートを一冊作りました。倫理の、日本と中国以外の方々について名前←→主著や名言(?)やした事、政経や現社に出てくる英略語←→日本語非略正式名称などをどちら側からでも言えるように。
周期表。
公務員試験の数学。
○○進法のしくみ。
美術史。
憲法のメジャーなとこ。
アナグラム。
あとはオンレクで形式に慣れました。結局此れだったかもな。

c. 人文科学考査

時間に余裕があるうちはBUCHOさんの言うように要約してました。あとは、此れは社会科学にもあたるのですが新聞の難しいとこをわざと選んで頭の拒絶反応を抑えつつ読む練習を毎日しました。もう本を読む時期じゃなかったので。

d. 社会科学考査

社会科学です。取り敢えず流れをつかもうということで社会全部の教科書を借りる・掘り出す(部屋から)などして揃え、日本史世界史は戦争やら近代、(大体周りの助言が「ここらへん」と言うところ。『ICU その入試のすべて 』にも載ってます、あたしはお店にて携帯にメモで済ませました(違法) 政経現社は全体をざっと見ました。このときあからさまに常識だったりICUが好きそうだったり実際オンレクの過去問に何回か出てきたりする事はメモして覚えちゃいませう。

e. 英語学習能力考査

<リーディグ>

長文ね〜、やだよね…長文テキストを買って幾つかやりました。あとは
◎Z会の「英語速読クリニック」、おもしろかった。まだあんまり焦りのない時期にやっておくのはおすすめ。
◎Z会の「多読英語長文」、↑の実践をかねて。息抜きもかねて。あとTOEFLも過去問も、長文は主題のジャンルが何でもありなのでこういうの読んどくと知ってるの或いは似た雰囲気のが出た時、または「スキーマ」としてやくだちます。
◎旺文社の「TOEFLテストリーディング問題270」シーディロム要らないからもっと安くして欲しかった。
◎「ICUの英語」なんかそわそわしてきた時期になって買って一気にやりました。
上智や早稲田の英語もちょこっとやりました(Part II対策にはなった)。

<リスニング>

リスニングは、英語科的なとこに一応居たお陰か出来ました。ICUのはたまにオチが有って楽しいです。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

この体験記を読まれている時点で机の小ささについてはご存知だと思いますが、覚悟していれば全然平気だと思います。

あたしは鉛筆の上下両方をカッターでこう…マーク用(芯が飛び出てる感じ。削り器より頑丈且つ長持ち★)に削ったのを何本か用意して、試験の間はサブ鉛筆とけしごむ(ペン型)をおっきな髪留めで服に留めてたんで机の上は問題用紙をばったばたしても平気でした。参考迄に。

あとは試験の合間に辛めの目薬を差す、ひえピタを装着し始める(笑)、BUCHOさんの○○教授の鼻毛話を思い出して探してみるなど自分なりのリフレッシュ法を音楽やチョコレートにまじえてすると、一般ゆえのがっかり感なんか消えます。多分…

8. 最後に一言

絶対オンレクやってなかったら落ちてた。偶然見つけてよかった、ほんとに。オープンキャンパス行った時に学生の方に「オンレクやってれば受かるよ」と断言されました(実話)。ただし、当たり前だけどちゃんとこなしてかなきゃならなくて、併願の方は大変かもと思ふ。

赤本の数百倍わかりやすかったしやってて楽しかったです。やばい点数だと思ったらみんな低かったりと偏差値制に慣れることもできます。あたしは毎回かなりやばかったのですが…でも印刷物がどんどん増えていくのには心強いものがありました。

専願だと落ちる落ちる(或いは落ちたらどうするんだ)と言われていたけれど覆しました。でもたしかに、国公立の勉強をしていたら一般とかは楽だっただろうなあと思いました。理科の対策はなんもしてなかったので。

行動範囲やら世界やらを広げたくてゆくわけだけど、まあ其れも自分次第であることは確かだけれど、「ICU色に染まる」だとか「ICU界に限定された人間になる」的なことはよく耳にするので、気を付けたいと思っています。

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

NU

<プロフィール>

都立西高校出身
お茶の水ゼミナール(英語α、国語α、数学β)に通ってました

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

3.予想得点

一般能力:7割
人文科学:8割
社会科学:8割
英語読解:5割いってるかどうか・・・
英語聴解:6割

4.併願校

早稲田大国際教養(合格)
成蹊大文学部(センター利用・合格)
上智大文学部社会学科(不合格)
立教大社会学部(センター利用・不合格)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学の時に高校を受けて、その時に見たキャンパスにずっと憧れていた。そして、リベラルアーツ教育としていろいろ勉強できる事を知り、第一志望になった。

6.ICUに期待するところ

やっぱりいろいろな勉強ができるところ!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

リベラルアーツ教育とか・・いろいろ学べて、そしてずっと憧れだった、みたいなことだったような・・・

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

NGOや国際協力機関に入りたい、みたいなこと。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

百人一首と、ヴィオラを弾く、長距離走などなど。

b. 一般能力考査

数学の問題が全部計算途中でめちゃくちゃになってほぼ勘で選びました・・。とりあえず、できる問題はばーっとやって、できなかったところに戻ってやり直す、といった形式でやりました。

とにかく、全部問題に目を通して、空欄を残さないようにする事を心がけました。とりあえず、高校で物理や化学もやっていたので、理科の問題とかは特にできないのは無かったと思います。とにかく、受験に関係なくても、1年生や2年生のときから授業をちゃんと真面目にやってくればできるようになると思います。結構基本っぽい問題なので。

あ、あと今年は和歌っぽい問題はなかったんですが、百人一首をやっていたおかげで、和歌はさり気自信あったんで、何かそんな感じの特技があると結構便利ですよ!

c. 人文科学考査

今年は聖書系の問題でした、確か。そしてちょっと難しくなったように思います。でもちゃんと読んでいけば答えが書いてある箇所が分かるので、時間が無くて本番で焦りかけたけど、とにかく平常心で頑張ろうとしました。もともと国語は得意な方だったし、過去問も一回しか解いてません。でももっと過去問やるべきでした。。

一章ごとに読んで、問題を解いていきましたが、問題の順番がたまにちょっと章と合わないこともあったので、その章にないと思ったら、問題はどんどん先をやった方がいいと思います。

d. 社会科学考査

今年はジェンダーでした。いつもより知識問題が少なかったので、ちょっと焦りました。だいたい人文と同じやり方で解きました。世界史が有利だとか思ってましたけど、今回は特にそういうのは無かったと思います。どの人にも有利不利はない、見たいな感じで。でも一応地理をかじっとくと分かりやすかったかもしれないです、地域にかかわる設問もあったので。

e. 英語学習能力考査

とにかく英語はやばかった!

<リーディング>

今年は長文が難しくなったように感じました。特に2問目。でも3問目の空所は今年は文意が読み取りやすかったので比較的過去問より楽にできたと思います。

リーディングはとりあえず普通の大学と同じ事をしておけば大丈夫だと思います。いっぱい長文よんだり・・。塾で長文マラソンっていうのがあって、だんだん難易度が上がってったりするやつなんですけど、それでSFCの問題が入ってて、ちょっとやったってのは良かったと思います。

<リスニング>

リスニングに自信はあったのですが、本番は焦りました。やっぱり一回じゃきついです。とりあえず、設問は早めに見ておいた方が断然いいです、基本的なことだけど。リスニングに関してやったことは、ヒアリングマラソンっていう教材を秋ごろから朝ごはん食べながら聴いてました。とりあえず流し聞きとかでもいいと思うんですけど、ちゃんと毎日聴いたほうがいいと思います。。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

やっぱり机が小さいのはきつい!結構大変だったけど、でも鉛筆とかモノを落とす事は絶対にしたくなかったので、問題用紙を半分にもって左手でずっと持ちながら、机の上に解答用紙だけをのせて解く、という風にしてました。あんまりおすすめできないですが。あと、試験が長いので、休み時間の時にはちょっといすから立って歩いたり、って事をした方がいいと思います。体を動かした方が頭も働く気がしたので、昼休みには階段を往復したり、ちょっと怪しげな行動をとりました(笑)

自分の場合、英語がやばくて勘でうめたとことかもあったんですけど、受かってたのでとりあえず良かったと安心してます。でも英語はやるに越した事無いです。ちゃんと英語ができた方が安心できるし。。

とりあえず、一般能力のおかげでギリギリ受かったような気がしてます。 新聞を毎日読んだり、授業をちゃんと聞いたり、そういう基本的なとこで結構積み重ねができてためになるってことも多いので、やっとくといいかもです。

8. 最後に一言

試験はホントにきつくて、頭の中から使える知識を総動員したって感じで、ホント頭痛くなりました。しかも英語ができなくて、ICUが第一志望だったんでホントに泣きそうになったのを覚えてます。合格発表までホントに毎日祈ってばかりでした(笑)

とにかく英語がそんなにできなくても受かったので、最後に試験官の教授に言われたのですが、あきらめないで希望をもっていてください!!!

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

satohiro

<プロフィール>

長野県立上田高等学校(2005卒予定)
弦楽をやっていました。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:理学科
第1志望:国際関係学科 第2志望:理学科

3.予想得点

一般能力:7割
人文科学:8割
自然科学:5割
英語読解:7割
英語聴解:8割

4.併願校

早稲田国際教養センター利用 合格
慶応SFC 不合格
秋田国際教養大学 合格
横浜市立大学 受験せず
東京大学 記念受験予定

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

はじめは親から紹介された。キリスト教という響きに抵抗があったが、オープンキャンパスで田舎者に(長野県人)優しい豊かな自然と、したいだけ、したいことをよい環境で勉強できそうな様子に感動し受験を決意。

6.ICUに期待するところ

期待する点、英語。
期待したい点、サークル活動。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

豊かな自然環境、英語教育、リベラルアーツを体験したいという内容を引き伸ばして書いた。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

ロースクールへ進学したい。高い英語力、教養を身につけた裁判官を目指したい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弦楽器の演奏。

b. 一般能力考査

1.25点以上取る、すなわちすべてマークすること。
2.一周目は知識問題、三段論法や容易な理数系の問題、二周目以降で時間を必要とする問題をやる。
という自分なりのパターンを守ること。(一周目は知識問題のみにとどめるのもよいと思います。)
3.時間を必要とする問題であると判断したら即、次に移る。
以上の三点を意識しました。

c. 人文科学考査

まずは全体を段落ごとに簡単な要約を書いたり、人名をマークしながらよんだ。問題はあとから戻るとわかる場合が多いのでわからないものはばしばし飛ばした。人文科学は過去問で高地トレーニングができる。

d. 自然科学考査

数学・生物を選択しましたが、社会科学を選択したら第一志望学科に合格できた気がします。アドバイスができません。

e. 英語学習能力考査

リスニングはやればできるようになるのだから、差をつけられる分野だと思う。リスニングの分のマークは5分無駄にしてでもリーディングの時間にやるのがよい。リーディングはとにかく毎日何かしら読み続けるのがよいとおもう。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

過去問が最高の参考書。偏差値を気にしている時期があったが、偏差値を合格ラインの届かせることより、本番で最低合格点を上回ることのほうが大切であると気づいた。具体的に自分なりの差をつける分野、最低合格点前後でよしとする分野など、的を絞って対策するのがよい。オンレクのおかげでICUのみならず、マーク式問題全般(特に国語、英語)が強くなった。オンレク以外は特に塾も通信教育もうけていませんでした。

8. 最後に一言

受験は終わってからいろいろわかってくるような気がします。

ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

名瀬葉なる nagi-a [at] za.cyberhome.ne.jp

<プロフィール>

千葉県北西部の某私立の超低偏差値女子校出身
進研ゼミの世界史のみ受講
趣味は読書と睡眠と執筆と議論

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:国際関係学科 第2志望:社会科学科

3.予想得点

一般能力:六割くらい
人文科学:七割五分……?
社会科学:八割は堅いかと。
英語読解:七割五分……?
英語聴解:九割五分は堅い

4.併願校

早稲田大学・国際教養学部 合格
国際教養大学(秋田の公立) 合格
早稲田大学・第一文学部 結果待ち (たぶん不合格)
首都大学東京 人文・社会系 未受験 (たぶん気が抜けて不合格)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学入学式で大学受験合格者一覧の本をもらい、そこでICUの名前を初めて知る。中学時代はただひたすらダベりと読書、初期の剣道部を経て帰宅部所属のだらけた生活。中学二年でICUのユニークさを知り、惚れる。リベラルアーツ最高。

ICU受験を視野に入れ高校二年で豪への交換留学に参加。飯のまずさに半狂乱になりつつ無事留学期間終了。

ICUのAO入試に挑戦。見事落選。ぐれる。でもICUがいいと併願校の勉強をしつつもやっぱり読書。 本を読むことで合格すれば儲け物、とICU受験を最終的に決める。絶対落ちると思ってた。

6.ICUに期待するところ

自分の興味のある分野(国際関係学・生物学・言語学・比較文化学・人類学・アジア史・西洋哲学・日本文学)を幅広く勉強したい。在日朝鮮人の問題・日本の近隣諸国との領土問題・捕鯨問題について、外交官になることも目指して学びたい。

変人ウォッチングをしたい(超私的希望)。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

●一つ学べば関連した分野を知りたくなる本当の『学問』をするには、個人の好奇心を妨げる垣根のないICUのリベラル・アーツという教育理念が最適だと思ったから。 なんてことをさらりと。昨年の合格者の書かかれたことを自分なりに再構成。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

●留学したことで生まれた疑問を国際関係学科の比較社会・文化論で解き明かしたいと思っている。将来的に捕鯨問題に携わりたい私には、日本文化と世界の文化についての理解が必要だと思われるからだ。 なんてことを熱く。……国際関係学科には入れなかったのは悲しい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

●読書(特に、夏目漱石、井上ひさし、西尾維新、ポール・ボネ、ヨースタイン・ゴルデルなど)、映画・絵画鑑賞、またその感想を友人と話し合うこと。 てなことをズラズラと。

b. 一般能力考査

オンレクを受けた方がよい。図形の変化を見てその規則を見つけ出す問題が多かったと思う。踊る棒人間とか楽しんで出来るやつが多かった。理科系の問題はおそらく二、三題のみ。正誤表が配られたのでよく覚えてるのは、コイルと磁界の問題。知識の問題は、時事問題が関わってた。年金の種類とか。常識問題としての、手紙の書き出しの言葉とかもあった。このサイトと赤本で対策。

c. 人文科学考査

宗教への寛容さとは何かの歴史的変遷の研究結果と、平和のために無宗教者はどう宗教者に接するべきかの文章。倫理と世界史をかなり熱を入れて勉強してたので、分かりやすかった。ただ、普通にニュースを見てれば思うようなことだったので、ちょっと拍子抜けな感はあった。比較的、時事問題を見てれば予想可能な内容だったかも。

d. 社会科学考査

世界での女性就労者と日本の女性就労者の比較を、ジェンダーの観点から批判した文章。「ICUはジェンダーの問題が好きだったはず」とアタリをつけていたら、案の定ジェンダー。これもちょっと拍子抜け。もっと奇抜かと思ってた。基本的に対策は、テレビ番組や新聞で情報収集して問題意識を育てるくらい。

e. 英語学習能力考査

高校留学の経験でほとんど補えた。 他には英検準一級の単語集でちょろっと勉強したくらい。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

やっぱり読書が一番だと思う。そうじゃなきゃ自分が受かるもんか……!文系で「自然科学は受けるつもりなし」って人も、普段から理系の文章を読むといい。社会科学のテストは、普通なら資料で出される所を文章で出されたから、読書は役に立った。人文も社会も勉強する範囲は西洋と日本近現代で十分。ただしこの範囲の世界史・政経・倫理は完璧にするべき。

ICUのために勉強するのもいいけど、他の大学も見据えてすると面白い様に偏差値も上がるので、そっちの方がオススメ。

8. 最後に一言

試験は最後まで分からない、というのはきっと本当。自分は一般能力考査の十五問は鉛筆転がし・残り十五問は空欄という悲惨な状況だったものの、社会科学・人文科学・英語で燃え尽きるまで本気を出して、どうにか受かった。意地のある人が受かるはず。自分は最後、絶対落ちると半泣きでICUから去り難く机にへばりついてたけれども、それくらいICUが好きな人には、どっかの神様がご褒美をくれるんだと思う。

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ICU入試合格体験記2005

1. お名前、プロフィール

<お名前>

すず

<プロフィール>

Y学院(神奈川県)
トフルゼミナールで英語&ICU対策をとってました

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2005年一般入試
合格:教育学科
第1志望:教育学科 第2志望:理学科

3.予想得点

一般能力:けっこうできたと思う。7割5分…くらい
人文科学:かなりやりやすかった!8割いったかも?!
自然科学:自然科学。全体で6割くらい。ちょっと失敗。
英語読解:う〜ん、8割はいってると思う。
英語聴解:これは得意なので、9割は。

4.併願校

早稲田国際教養(一般&センター利用) 合格

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

もともと漠然と小学校の時の恩師のような先生になりたいな、とは考えてたところ、高校で色々な先生に出会い(いい意味でも悪い意味でも)先生の一言で生徒の人生がかわっちゃうくらい「先生」という職業は責任重大だと気付き、ちょっと怖じ気づいた(^o^;;けれど、その分「では、教育とはどうあるべきか?先生とは?」と色々な疑問がわいてきてた。もちろん答えなんてないけれど、色々な「教育」を学びたいと強く想い「教育学」に興味をもった。それと同時に英語も極めたかった。でも、理系から受けれる「教育学」系の学部って少ないんですよね。しかも英語が強いとこ。理系の教員免許とる学部や学科はもちろんあるけれど。私は教員免許ってより、あくまで「教育学」を学びたいので。そこでICUを発見!ここしかない!英語も学べて教育学科を自然科学で受けれる!…それが肌寒い高2の秋でした。

6.ICUに期待するところ

やっぱりELPと教育系の授業。他にも時間に余裕があればちょこっと物理の授業もとってみたいな。とにかく、充実した大学生活をICUで送りたいっ!!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ICUの広大なキャンパスで様々な人と多岐の分野にわたってたくさん議論して、幅広い視点を養いたい!!こんなことを熱く自分の言葉で書きました。ただ、自分の想いに熱中し過ぎて、言い切りの文でかいてしまったことを後でかなり後悔しました(苦笑)やっぱりこうゆう時は「ですます口調」のが無難かと…。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

発展途上国などで「教育」が根付いていない地域での先生育成や学校の方針等を現地の人々と共に考えて、その地域の子供たちために役立ちたい。など。もちろんこっちも言い切り文でかいちゃった…

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

とりあえず自分を自慢した(笑)この2行で自分をアピールしなきゃっ!と、思って。しかもこっちは箇条書きでかいちゃった。すでに文でなかった…。特技:○○、英語:TOEIC☆点、▲▲参加。こんな感じ。これは本当に後悔しました…。なんとか文でかけなかったのかと…

b. 一般能力考査

これはトフルゼミのICU対策で。先生がおもしろかった。ICU対策をやってるトフルってあまりないので、遠くまで通っててしんどかったです。このホムペを知ったのは高3の夏で、もうトフルにも通ってたからくやしかった。トフルはあまり過去の問題を生徒たちから集めてないから本番とはちょっと違う気がした。BUCHOさんのオンレクのが本番に近いと思う。問題集めてるし。ただ、トフルでは5人程度の授業でみんなICUへ行きたい人たちばかりなので仲良くなれたのはよかったかな。

c. 人文科学考査

これもトフルのICU対策してました。とにかくいろんな話を読んで、少しでも宗教や芸術に親しみ(?)をもてたからよかった。ついつい数学や物理の勉強をしてしまう私にとっては、毎週一回きっちり読む時間があってよかったです。

本番はとにかく面白かった!!私はまず最初の5分で問いを無心で全部さらっと見て、重要そうな単語は丸つけて、それから本文を読みはじめて、自分が理解できそうな話は全部いったん読んでから問題をパッパッと解いて、わかりにくそうな話だったら切れ目ごと問題を解くって作戦をたててました。本番は読みはじめてすぐに宗教の話とわかり、どっちの作戦でいくか迷ったけど、自分を信じて前者で。みごと大成功!わかりやすい話でした♪問題もしぼりやすい選択肢でよかったです。

ただ、最後まで「蠅」を「虻」と勘違いしてて、帰ってから気付いて一人で笑った(笑)

d. 社会科学考査

これは、とにかく自分で対策しました。対策といっても、センターで数学、物理が満点近くとれるレベルまであればいいかな、と思って、基礎からしっかり参考書を読んで、問題といて、繰り返して…。特に数学は学校で配られた問題集(STEP)を3回繰り返して、力をつけたと思います。けっこう学校の参考書も侮れませんよ!!センター後はICUの過去問をコピーしてきて7年分くらい解きました。それに私は読むのも好きなので、図書館でわかりやすくかいてある物理の本とかを借りてそれも読みました。この科目ばっかりはずっと不安でした。自然科学だとやっぱり理学科第一志望が多いだろうし、そうゆう人たちはセンターレベルなんておちゃのこさいさいだろうし。それに化学はやってなかったので数学、物理以外の選択肢はなく、ずっと緊張してました。

本番では、過去問ほどできなかった…。過去問は古い方からやってここ3年分は8割とれてたのに、今年のは手応えがあんまなかったです。特に物理。数学はいつもと同じかなと思ったんですけど。物理は最後の方の問題はちゃんと理解できず、一生懸命自分の物理的勘をフル活動させました(苦笑) それにしても自然科学では一番手が震えた!!そして周りに察されないように必死で手を押さえてました(-_-;;;;;

e. 英語学習能力考査

読解では文法よりもちろん長文重視。ただ、穴埋め用に文法もある程度は必要なので、トフルでTOEFL用のライティングの授業をとってました。一応、大学入ってからもライティングは役たつだろうし、ちょっとは文法の勉強にもなりそうだったので。それに先生がネイティブだったから同時にリスニングにも(^^)v!!!あとTOEFL用のリーディングの授業もうけました。話の上辺だけでなく、ICUのようなしっかり内容を理解して初めて解ける問題の練習にもなりよかったです。

聴解は時間がある時、NHKのラジオ聞きました。それに学校で来年からのセンターでのリスニング対策のためにたまたま私たちの学年から試しに選択授業でリスニングが始まり、その授業をとって、その時間を有効に使いました。これも人数が4人と少なかったので、みんなで気楽に授業をして、楽しかったです。先生もいい先生にあたって一生懸命私のために色々やってくれました(*^v^*)

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

やっぱりICUは学校で受験に必要のない科目の授業もしっかり受けたり、いろんな分野に手を出して見るのがいいのかなって思う。(とか、偉そうに言っときながら私も疲れた時はたまぁに学校で寝ちゃってました(笑))私はせっかく数学と物理を勉強するからICUだけでなく他にも活かしたいな、っと思ってたら早稲田の国際教養でラッキーにもセンター利用の受験が今年から始まったので、そこにも出願しようと決めました。ただ、5教科6科目だったから他にも古文、漢文、それに政経などICUには関係ない勉強もして大変だったし、ICU受験のどこに役立ったかはわからないけど、なんとなく無駄じゃなかったなって今は思ってます。

ちなみにセンターでは失敗して、8割しかとれず、リサーチでは国際教養「E」でした!(ボーダーが86%)担任にも出願するだけお金の無駄だから一般にかけろと言われちゃいました。なのにせっかく色々勉強したし、他にセンターで受けないし、ってことで気休めに出願したら、2次の英語がかなり出来たので、なんとセンター利用でも一般でも合格しました!ICUとは関係ないけど、やっぱり受験って最後までわからないし、リサーチや模試ってホントに当てにならない!最後まで自分を信じて自分の素直な気持ちで挑むのがいいのかも♪

8. 最後に一言

ICU受かったぁぁーーーーー!!!!!!!!!!!!

中・高と受験して、ずっと第2志望人生だったのが3度目についについに…(T▽T)
胴上げ…うれしかったなぁ…