ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2007(18)-M.Saki-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

M.Saki

<プロフィール>

北関東にある県立男子校に1年半在籍。
ニュージーランドのオークランドにある公立中高一貫校に10ヶ月在籍。
アメリカ合衆国のカリフォルニア州にある私立小中高一貫校(保育園幼稚園付属)に8ヶ月在籍。
同州コミュニティカレッジに2年間在籍。

予備校など、受験のための対策はほとんど何もしませんでしたが、敢えて言うなら SAT の代わりに ACT を受けることにしたことが挙げられます。 ICU は SAT II の Subject Test を要求しており、文系の僕はアメリカ史か世界史を受けなければなりませんでした。世界史はニュージーランド、アメリカ史はアメリカの高校でそれぞれ学びましたが、自信がなかったので ACT を選びました。

趣味は楽器演奏、カラオケ、読書、ブログ、携帯メール、映画鑑賞。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:9月生
年度:2007年度
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科
第2志望:人文科学科
センター方式:受験していない

4.併願校

なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

アメリカでの編入先をどこにしようか迷っていたのですが、いくつかの理由で ICU を受けることにしました。

(1)アメリカの住民登録を持っていないので、アメリカの大学では ICU の学費を大きく上回る留学生用の学費を払い続けなければならず、日本に帰ればアルバイトも合法で出来るし金銭面で楽だろうと思った。
(2)最大の関心分野であるジェンダー・セクシュアリティ関係の研究センターが ICU にはある。
(3) ICU では僕の使用言語である英語と日本語の両方に触れ続けることが出来る。
(4)知り合いが何人か ICU に通っていたり卒業生だったりするので、なにかと親近感があった。
(5)説明会、メールでの質問など、出願前&出願中の ICU の対応が素晴らしかった。

6.ICUに期待するところ

社会学/人類学専攻ですが、特に他の大学よりも学ぶ機会があるであろう宗教と社会の関係について、人類学的視点で学びたいと思っています。また、福祉と人間の身体にも興味があり、「オムツ」の歴史について卒業論文を書けたらいいなと思っています。

7.受験対策
<エッセイ>

エッセイを2ページ分書きました。人種/セクシュアリティ/障害/性同一性/ジェンダーなどによって人間の身体がマーク付けされていて、それによって差別されたりそこからすらこぼれ落ちたりする人々がいるということ、そして時にはそれは僕であり、僕の家族であり、友人や近所の人だったりする。そういった搾取されている人々が権利とプライドと尊厳を取り戻すことに貢献したいという将来の夢をまず書き、そのあと箇条書きのような形で出願理由を「ジェンダー・セクシュアリティ関係の研究センターがある」、「日米両言語を使える」、「今までの何年か慣れ親しんできた多文化環境に居続けることが出来る」と3つ書き、最後にこの世界で自分がいかに恵まれているのかについて、母との人間関係の話を少し交えて語り、そしてその恵まれた環境にいる自分が今後その特権を利用することによってまさにその特権を崩したいのだと思っていること、そのためには教育を受けることが必要で、今僕が望むものはただ1つ、 ICU に受かり、学者/活動家としてのキャリアを ICU で開始することができるほどに自分がラッキーであることだ、と結論にしました。

8. 最後に一言

9月入学でも編入は「もし1年生入学者に空きがあれば」と学校案内に書いてありました。実際にどのくらいの合格率なのかは分かりませんが、9月入学の編入の成功例としてご参考にしていただけたら嬉しいと思います。

*9月生入試に関する追加質問

1.推薦状はどのような方に執筆を依頼されましたか?

3通要求されていましたが、6人の先生方にお願いし、結果的に5通を送ることになりました。

フォームに則る形の推薦状を(1)僕の専攻である社会学が入っている社会科学部の学部長であり僕が「権力、金、政治」というクラスを取ったときの先生、(2)社会学のクラスを「概論」→「社会調査法」→「社会問題」と連続で3学期取らせてもらった先生、そして(3)僕の専門のジェンダーを教えている社会学/経済学の先生に書いてもらいました。

残りのフォーマットのない推薦状2枚は、(1)学術論文の書き方および短編文学のクラスを教わった先生、および(2)「女性心理学」のクラスを取らせてもらった心理学の先生に書いてもらいました。全員個人的に親しくしていただいており、今でも連絡を取っています。推薦状を書いてもらう段になっていきなり書いてくれる先生を探し始めたような友人はなかなか書いてくれる人が見つからずに困っていたので、日頃からの先生との人間関係が重要だと思います。

2.SAT(他),TOEFLの成績は?

SAT の代わりに ACT with Writing を取りました。結果は 27 です。覚えることが大の
苦手なので、記憶力が全く必要のない ACT を選びました。 TOEFL は iBT で 107 、
オフィシャルな換算では CBT 263 、また PBT では 625 になります。

3.提出した高校の成績(GPAなど)は?

短大からの編入ですので、短大の成績証明書を提出しました。 3.8 だったと思います。

4.願書に記載の”Extracurricular Activities”および”Work Experience (Description and length of time)”に書いた内容は?

Extracurricular Activities
音楽会に演奏者として複数回参加、ホームレスのためのサンドイッチ作りやハリケーン・カトリーナ被害者のためのファンド・レイジングなどのコミュニティー・サービス、ドメスティックバイオレンス/性産業/性差別/セクシュアリティ/インターセックス関連のサークルを設立&運営。