ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2014 〜ガッデム乳山さんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ガッデム乳山

<プロフィール>

都内某工業高校
ネットサーフィン
帰宅部
スポーツのコツをすぐに掴むこと

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

リベラル 5〜6割
人文科学 8〜9割
社会科学 5〜6割
英語リスニング 8〜9割
英語リーディング 9.5割

(センター参考)

英 リーディング186点 リスニング48点
国 105点
日本史 60点
センターさんざんでした

4.併願校

早稲田大学国際教養学部国際教養学科 ×
慶応義塾大学総合政策学部 ×
明治大学国際日本学部国際日本学科 ×
中央大学総合政策学部政策科学プロフェッショナル学科 ○
法政大学国際文化学部国際文化学科 ○
明治学院大学国際学部国際キャリア学科 ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高2の終わり頃に高校で文理の選択があり、重ねて塾で志望大学の大まかな選択があった。高校の流れでこのまま理系の学部に進むのも違う気がすると思っていたところ、塾の先生に国際基督教大学を教えてもらい、入学後に専攻を選べるスタイルに一目惚れし、ICUで学ぶことを志した。

6.ICUに期待するところ

・授業内でのディスカッションを通して自分の考えをアウトプット出来るようになること
・英語を道具として使えるようになること

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
後から専攻を選べるのはICUくらいだし、ICUで幅広い分野を学びたい という旨を書いた。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

物と物の関連性をみつける。例えば元素表での各原子の関係と社会における人間の関係に類似点をみつけてみるなど。

c. 人文科学

他の私大対策で現代文・古文をやっていた。基本的に現代文の読み方で対応できる。ICUに向けては模試を2回と過去問を6年分やった。ICUの問題では文中で登場する人物とその著作や遺物に関して問われるが、あまりにも文章が長大なので、問題でそれについて聞かれてもそれがどこででてきて誰と関係があるものかパッとは思い出せないことが多かった。そこで私は人物名と著作は全て四角く囲むようにした。こうすることで四角の部分だけを追えば比較的早く言及された部分に飛ぶことが出来た。本番でも時間短縮につながった。
しかし人文科学・社会科学で最も重要な事はそんな小手先のテクニックでは無くていかに文章に没頭できるか、のめり込めるかということだと思う。テクニックを使う作業に終始すると文章に置いて行かれるので気をつけよう。

d. 社会科学

人文科学と同じ。
ただ社会科目全般の知識を持っておくといいと思う。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

3年生になって1ヶ月が過ぎた5月からひたすらにDUOのCDを聞き音読(シャドーイング)をしていた。(ネット上では応用の方のCDを進める人が多いが、私には基本の方のCDの方が向いていた。これは個人差あり。)1例文最低50回を目安に2日で1Sectionずつ進めていった。こうして耳を慣らした後は適当なリスニングの参考書をやった。そこで感じたことは発音したことのない英語は聞き取れないということである。そういうわけで1月からはリーディングの問題を解くごとにその長文を音読するようにした。これはリスニングの力が上がるだけでなくリーディングで読む速度の上昇にもつながった。早めから行うことを推奨する。あとはPodcastでNHKの英語のニュースとCNNの英語のニュースを聞いていた。あまり聞き取れないけどあの速さに慣れることが重要である。そうしたら本番の試験の放送は間違いなくオッソオソに感じる。
テクニック面でのアドバイスだが、ICUのリスニングは一回しか放送されないので、どこを聞き取るべきか見極めることが大変重要である。
まずは問題文に書いてあるWhy,Who,Where,When,Howをみて何を問われているのか確認する。そして問題文の主語を確認してその主体は「誰」なのかを確認する。したらあとはその主体の発言に耳を凝らせばいい。

<リーディング>

文構造自体は極めてシンプルなものが多いので単語力がものをいう。といってもそこまでむずかしい単語が出るわけでもないから、しっかりと1〜2冊単語帳を仕上げることだ。あとは長文問題を解きまくる。文章の流れというかそんな感じのものをつかめるようになればいいのではないだろうか。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

受験に必要なことは早めに調べあげておいて早くから対策を始めることが肝心である。私はICUが第一志望で併願校の対策をおろそかにしていたためちょっとボロボロな結果になってしまった。小論文や英作文などが併願校の試験科目にある場合、対策は早めに始めよう。最悪でも2ヶ月位前から。
あとICUに入りたいからといって国公立型の勉強から私大型の勉強へシフトするのはあまりおすすめしない。ICUでは幅広い教養を問うてくるからである。国公立型の勉強は遠回りに思えても確実に自分のためになる。
時間足りないと思うかもしれないが何とかなる。

8. 最後に一言

ICUを受かってよかった!大学超楽しみ!未来のICU生、頑張って!

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