ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2014 〜TNHSさんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

TNHS

<プロフィール>

出身校:東京タワーのふもとの仏教系中高一貫男子校

趣味:料理、ゲーム、プラモデル、散歩

部活:帰宅部

特技:早口言葉

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

リベラル得点 = 6割
人文科学得点 = 8割5分
社会科学OR自然科学得点 = 8割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 8割

4.併願校

ICU専願です。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

もともと高校のクラスは理系で生物を選択していたのですが、言語学を学びたくなり文転を考えていた頃Wikipediaの記事をみて知りました。
詳しく調べると好きだった生物も捨てることなく勉強を続けられそうだったことと、幅広い分野を学べることなどが気に入り、受験を決意しました。

6.ICUに期待するところ

語学や、様々な分野を学べること、また自然に囲まれたキャンパスなどもとても楽しみにしています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

幅広い分野を学べることを中心に書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

仏教校だったのでキリスト教的価値観に触れることと、語学、専門的に学ぶ分野について書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

学外の活動について書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

基本的にオンラインレクチャーだけで練習しました。
間違えた問題は解説にマーカーなどでチェックし、いつでも見られるようにしておき、試験当日は何度も間違えた問題を中心に確認してからテストに臨みました。

ものすごく得意なテストではあったのですが本番は思ったより時間が足りなくて、後回しにした計算問題が駆け足になってしまいました。

c. 人文科学

人文科学もほぼオンラインレクチャーのみですが、取り上げられるテーマが多岐にわたるので、普段からアンテナをはって生活するように心がけました。
また、受験勉強に割く時間が増えても、本や新聞を読むことをやめなかったのも意味があったと思います。
時事的な知識が身につくので、NHKのクローズアップ現代などを見るのもいいかもしれません。

オンラインレクチャーに関しては過去問を解いた後、知らなかった言葉の意味調べを欠かさずやりました。
オンラインレクチャー以外では、理系クラスだったためほとんど触れてこなかった世界史を少し勉強しました。

読み物としても非常に面白くて人文科学は一番楽しく勉強できたと思います。

d. 自然科学

自然科学を選択しました。

当初は数学と生物を解くつもりだったのですが、数学がとても苦手でなかなか点数が上がらなかったので、以前合格していた友人にアドバイスをもらい、1月に化学に変えました。
それが良い方向に転び高得点につながりました。

化学は教科書程度のことしかできませんでした。化学�T�Uともに勉強していたので比較的解きやすかったです。

生物は教科書をやったうえで、難関大学の考察問題などを中心に演習したり、大学の教科書に手を付けてみたりして理解を深めました。
それらをを知識として貯めていったおかげか解答スピードが上がり、15〜20分程度まで短縮できたので、その分じっくり丁寧に化学に取り組めました。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングはとにかく続けることが大事だと感じました。
夏ごろにたるんでしまい、冬に本格的に再開したのですが、その時思いの外聴けなくなってしまっていて焦りました。

具体的にはオンラインレクチャーと別にCNNのテキストを1年かけて1冊、暗唱できるくらいまでシャドーングしました。
(またN○Kの宣伝になってしまうのですが笑)TEDを取り上げている「スーパープレゼンテーション」という番組は毎週録画して公式サイトで公開してるスクリプトと共に、何度も繰り返し視聴しました。
リスニング(特に最後の講義文)の練習になるだけでなく様々な知識や考え方に触れられるのでほかのテストの為にもなったと思っています。

<リーディング>

英語は本当に苦手でした。
春に過去問を解いたとき、ほぼ期待値通りという壊滅的な点数をたたき出してしまったので、まずは基礎だと思い秋までは過去問を解かず、持ってる参考書で勉強しました。

それがある程度形になってきたところで過去問を再開し、出遅れた分とにかく沢山の英文を読みました。
数読んだのが良かったのか、読解のみならず穴埋めの点数も少しずつ上がってきて、不思議なことにテスト本番に(簡単になったのもあるのかもしれませんが、それを抜きにしても)急に楽に読めるようになりました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

参考書で使ってよかったなと思ったのは、
英語:ビジュアル英文解釈(駿台文庫)、英語長文レベル別問題集(東進ブックス)
生物:大森徹の最強講義117講生物�T�U(文英堂)
です。

そして、試験を受けに行く途中のことなのですが、なるべく普段通り(普段電車で英語を聴いていないなら無理して当日だけ聴いたりしない等)にしていると変に緊張したりせず、地に足を付けてテストを受けられるのではないでしょうか。
僕が受験した年は大雪だったので、雪道を楽しみながら会場に向かいました笑

最後に、全般的な勉強法としては、なかなか難しいとは思うのですが自分で勉強の枠を決めつけず幅広い視野で勉強するといいのかもしれません。

8. 最後に一言

たまたまインターネット上でオンラインレクチャーを見かけたご縁で始めて、おかげさまで1年間楽しく勉強することができ、無事合格もいただけました。
本当にありがとうございました。
まとまりない文章になってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。

これから受験を考えているみなさん、未来の自分を具体的に思い描いて、強く前向きな気持ちで取り組んでください。

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