ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2016 aaaaaさんの場合〜
1. お名前、プロフィール
<お名前>
aaaaa
<プロフィール>
広島の高校です。
塾は英語と国語と世界史に通っていました。
ICU対策はオンラインレクチャーで行いました。
2. 受験形態
一般入試
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = 7-8割
総合教養得点 = 6割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 7-8割
センター得点(参考)
国語172点
英語筆記200点
リスニング48点
世界史84点
倫理、政経89点
4.併願校
センターとICUのみ受験しました。
他に、立命館の国際関係学部、早稲田の国際教養学部にも出願しましたが、主にICUのための勉強のみで、どちらも受験しませんでした。
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
高1の秋に、学校の進路指導が本格化し、国際的な仕事に就きたいと考えていたときにICUをインターネットで見つけました。
まだ目標が具体的に決まっているわけではなく、様々な分野も勉強したいと思っていたので、ICUの教育制度に一目惚れし、第一志望にすることを決めました。
6.ICUに期待するところ
受験勉強をしていくうちに、NGOの活動など、社会貢献事業に興味を持つようになりました。なので、今は特に開発研究の勉強がしたいと思っています。サービスラーニングなどにも参加したいです。
また、英語は好きなので、ELAを通して磨きをもっとかけたいと思っています!
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
様々な分野が学べること、英語の授業が充実していること、サービスラーニングなどの活動も活発であることなどを書きました。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
特に限定はせず、様々な分野を学びたいと書きました。また、ICUでの勉強が自分にとって必要である理由なども述べました。どうしても入りたい、という気持ちをぶつけました!笑
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
小さいころから音楽を続けていること、中高の部活(オーケストラ部でした)で最高学年ではパートリーダーを務めた経験があること、それを通して学んだことなどを書きました。
また、小さい頃イギリスに住んでいたので、その経験についてと、英語が好きだということを書きました。
a. 人文・社会科学
塾で現代文の授業を受け、国立大学の過去問などを通して、文章を読む上で大事なポイントをおさえるための勉強をしました。ICUの人文社会より文章はずっと短いし、国立大学の問題は記述式ですが、筆者の言いたいことを読みとるというのは必須の力だと思うので、基礎的な現代文の勉強は必要だと思いました。センター国語の対策も役に立ったと思います。
ICUが第一志望で、他の大学のことはあんまり考えてなかったんですが、古文漢文も真面目に早めに(夏までには一通りおさえるくらい)勉強しました笑
オンレクで人文科学と社会科学の過去問をスケジュールに合わせて解き、冬休みに入ってからは3rdタームの問題を解きながら、既に解いた問題をもう一度解きなおしました。冬休みは、センターの日などどうしても無理な日以外は、試験時間に合わせて人文科学、社会科学、リーディング、リスニングの1セットを毎日解きました。(あ、社会科学は総合教養の時間に解いてました。70分で笑)
私が過去問をたくさん解いていく中でポイントだと思ったことは、全体的なことが問われているのか部分的なことなのか考える、引用箇所はその段落をしっかり読む、難しく考えすぎない、主題を頭に入れながら読む、作者の意見に注意する(私は~だと思う。など)、原因と結果を混同しない、などです笑
きっと過去問を解けば解くほど、自分の間違えるくせや、ICU特有の問題のくせ?などいろいろ分かってくると思います笑
また、私は文章を読むのがそこまで得意ではなかったので、章ごとに(章に分かれてないときは話に区切りがついたとこまで)読み、そこに該当する問題を解きました。文章の内容を忘れにくく、この方法だと時間が間に合うようになったので私はそうしていましたが、自分に向いているかいないかだと思うので、早めに過去問を解いて自分合った方法を見つけたらいいと思います!
過去問の人文科学と社会科学で時間が余るようになれば、制度が変わったあとの80分は余裕だと思います!笑
b. 総合教養(ATLAS)
これに関しては、去年始まった制度で明確な対策方法はなく、過去問でも公開されている問題が少ないのですごくこわかったです笑
過去問、公式問題、オンラインレクチャーの練習問題を全て解きました。
基本は読解、というか読解で絶対に落とさないことが必須になってくると思うので、人文社会科学で読解力を磨くことが総合教養の対策に繋がると思います!
知識問題については、世界史、倫理、政経には力を入れて勉強していました。私の場合は私立文系型で勉強していたので数学を含め自然科学系を高3では勉強していなかったんですが、数学は高1高2でしっかり勉強したのでなんとかなるかと思い、得に試験前に復習とかはしませんでした笑
また、この2年間で地学、化学、生物の基礎分野だけ授業を受けていました。もう自然科学分野は対策をせず挑もうかと思ったんですが、やっぱり不安になり、試験10日前ぐらいにこの理科3教科だけ復習を始めるという最後のあがきをしました笑(ちなみに本番では物理の問題?だったんかな?が何問か出たので残念ながら解けませんでした)
本番はたぶん5割ぐらいは読解だったし、知識問題っぽくても本文を理解すれば解ける問題(らしいです…大学によると笑 わたしは分からないのももちろんあったけど笑)なので、とにかく読解をがんばるべきだと思います!
まあ知識を入れておくことに越したことはないので、私のような私立文系型の人は、読解で落とさず、余裕があれば自然科学分野を軽く復習する、という感じでいいと思います。わたしみたいに最後のあがきをするべきではないです笑
この教科は国立型が有利です!
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
リスニングは、高2の冬に英検の準1級の試験勉強をした時ぐらいに本格的に勉強を始めました。
準1級の勉強でだいぶリスニング力がつき、英検の後はTOEFLの教材で勉強しました。1冊目は春から冬まででだらだらと1周しました…笑
冬休みに入って別の教材を購入し、試験までに3周しました
これはほんとに毎日の積み重ねだと思います…どんなにだるくても疲れていても、1日10分でもいいので聞くようにするべきです!
本番の試験は過去のより1.5倍ぐらい速い気がして、最初の5、6問目が連続でわからなくてほんとに心が折れそうになりました。なんとか精神力で耐えました笑
<リーディング>
リーディングは冬休みにTOEFLのリーディングの本を買って勉強したりしましたが、基本的にはICUの過去問と、塾で国立大学の英語の過去問を解く勉強をしていました。
文法は高3になるまでに基礎は固めておくべきだと思います。
part1はくせのある問題ではないので、純粋?に英語の勉強をしていれば問題ないと思いますが、part2はやっぱり慣れもあると思うので、過去問をたくさん解いて繰り返すのが良いと思います!
本番は、たぶんリスニングが思った以上に速くて聞きづらかったことを引きずっていたこともあったんだと思いますが、例年より難しく感じ、ますます焦ってしまいました。特に英語には自信があったのでなおさらでした。
ICUで具体的で明確な対策ができるのは英語だけだと思うので、英語は気を抜かずにしっかり続け、磨きをかけるべきだと思います!!
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
オンレクでも言われていると思いますが、過去問をたくさん解くことが最終的には合格に繋がったんだと思います。
私はオンレクで公開されている人文科学、社会科学、リーディング、リスニングのほぼすべての問題を1年かけて2周しました。
最初はオンレクで平均よりずっと低い点数で、嫌になることもありましたが、勉強を続けていくうちにだんだん高得点が取れたり、自分の力がついているのを実感しました。
続けることが大事だと思います!頑張ってください!
8. 最後に一言
長々と書いてしまいましたが、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです笑
合格できて本当に本当に嬉しいです!!ICUを第一志望にし、他の大学の対策はほとんどしないという賭けみたいな受験でしたが、ICUに受かりたいという強い気持ちで乗り切りました!笑
あと、私の通った高校は部活や学校行事が活発で、高3の秋までは部活や体育祭の準備など、受験生とは思えない生活をしていました笑(高3の夏はお盆以外ほとんど勉強していません…笑)
それでもなんとかすきま時間を見つけ勉強し、秋冬で本格的に力を入れ、なんとか合格することができました!
これから受験する皆さんも、好きなことも受験も諦めずに、楽しんで頑張ってください!\(^o^)/