ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2018(11) 学生Sさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

学生S

<プロフィール>

地方の私立高校出身(現役)
予備校や英会話塾などには通っていません

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割から9割
総合教養得点 = 8割前後
英語リスニング得点 = ほぼ0点
英語リーディング得点 = 6割前後

(センター得点 参考)
英語 156点
英語リスニング 30点
国語 172点
日本史 70点
倫理 95点

4.併願校

早稲田大学(文・文化構想・教育)
明治大学(文・法)
立教大学(法)
学習院大学(法)
國學院(文)センター利用

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

情報系の学問と哲学のどちらにも興味があったので、どちらも学べる所を探した結果ICUに行き着きました。受験科目も自分に相性が良かったので第一志望で受験しました。

6.ICUに期待するところ

語が圧倒的に苦手なのでELAで鍛えて、時間と費用がどうにかなれば留学したいと思っています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私が貴学を志望する理由は主に二つあります。一つは、リベラル・アーツ教育によって様々な知識を身につける事が出来ることに魅力を感じたからです。
私はもともと興味のあった哲学に加えて、法学や情報工学などを勉強し、テク
ノロジーが人間の生き方や価値観に与える影響やそのあり方について考え、様々な分野を便強した他の学生と交流することで考えを深めたいと思っています。また、1・2年次での英語の授業では、洋書を難なく読めるような英語力を身に着け、情報収集能力やコミュニケーション能力を高めたいと思っています。私はこれらの理由から、貴学を志望します。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私がICUで学びたいことは主に倫理学と情報工学です。人工知能がより高性能になり、人間の意思決定に更に直接的に関わる様になった現代では、人間の意思決定能力を補完するAIにも倫理的判断力やそれを支えるための自然言語や感情への理解が必要になっていると思います。そして、AIの倫理観について考察する上では、様々な分野の知識の統合が不可欠になると思います。私はICUでの学びを通して、まず、倫理的な判断とはどういうことなのかということ、そしてAIはどのようにして物事を学習するのかということを学び、最終的にはAIに倫理観を持たせるにはどうすれば良いのかという問題を解決したいと思っています。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

プログラミング学習とサイクリングについて書きました。

a. 人文・社会科学

人文科学について特に対策はしていませんが、まずは模試などの現代文の成績を上げることが肝要だと思います。問題や文章量に変則的な部分がありますが基本的にはただの現代文なので、河合塾の現代文へのアクセスや私大の過去問などで練習するのがいいです。現代社会や倫理の知識があったほうが知識問題への対応力や本文自体への理解が高まるのでいいと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

おおまかには人文社会科学と同じです。私立文系は間に合うなら数学1の最初の方と指数対数を復習しておいたほうがいいです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

正直何もわからなかったので他の人の体験記を参考にしてください

<リーディング>

難関私大の対策をしていれば解けると思います。ここ数年語数が増え続けているので過去問より長い文章に慣れたほうがいいかもしれません。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

人文社会の本文は慶応文の小論文の課題文に似ているので参考になる部分があるかもしれません。

8. 最後に一言

高校二年まで英語は苦手だった自分でもなんとか合格できたので頑張ってください!

(追加の質問)
>英語、現社と倫理の勉強法を教えてください。

・英語に関して
高3では主にセンターの過去問と、Z会の早慶コースのものをやっていました。ICUの過去問も12月から繰り返しやっていました。単語帳は夏休みまでシス単でその後単語王に移行しました。
・現代社会や倫理に関して
現代社会は学校の授業や課題をこなして、あとは新聞や新書を読むだけでした。倫理は教科書と参考書(センター倫理の点数がおもしろいほど取れる本)で人物やその考え方の確認をしながらセンターの過去問を解いていました。倫理に関しては、河合塾の現代文キーワード集「ことばはちからダ!」や山川出版の「小論文を学ぶ」、筑摩書房の「高校生のための哲学・思想入門」なども参考になったと感じています。