ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2018(28) Ukariさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Ukari

<プロフィール>

山形県の自称進学校
部活、予備校なし。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7割くらい
総合教養得点 = B方式受かってたから最低でも6割ちょい。
英語リスニング得点 = 5割?記憶がない
英語リーディング得点 = 9割 時間余った。

(センター得点 参考)
英語 9割
世界史 7割
そのほか 6~7割

4.併願校

早稲田国際教養
法政グローバル教養

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高2くらいから日本の大学に入るならICUだと考えて居た。
高3次は海外への進学を希望していたため、toefl等の勉強していた。
お金の問題から海外は諦め、本格的にICU対策を始めたのは年が明けてから。

6.ICUに期待するところ

メジャー選択が自由なので、経済、教育、社会学、心理学、情報科学など
広く体験し、卒業までに自分の専門を決められればと考えて居る。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私は地方都市で18年間を過ごしてきた経験から、教育機会の地域間格差の問題について関心がある。この問題は教育学や経済学の他、改善に向けて公共政策や情報科学なども絡む複雑な問題であるため、多角的な視点で課題に取り組むことができるICUの環境は自分にとって大きな魅力だ。座学にとどまらず、専門の垣根を超えて様々な背景をもつ学生と議論を重ねる過程で、自分の頭で能動的に物事をとらえ、生涯に渡って自分のもつ問題意識に取り組んでいく基盤を築きたい。Liberal Artsでの学びを通し、目先の知識ではなく、物事の本質に迫る深い教養を身に着けたいと考えるため、貴学への入学を強く希望する。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

上記を踏まえ、私は教育学と経済学を学びたいと考える。高3時に行った夢を持つことと生徒の自己肯定感の関連についてのプレゼンを通し、どの段階でどのような教育機会を提供することが子供の創造性を育み、職業意識に繋がってくるのかに興味を持ったため教育学を学びたい。また、中学生との進路相談活動をしていた際、所得や家庭状況が大きく子供の将来を限定している現状を目の当たりにしたため、経済学は所得の再分配、個人や地域間の所得格差について理解を深める上で不可欠だと考えた。加えて、教育社会学の知識が必要となる所得格差による階級の再生産の問題や、行政や民間がどう取り組んでいけばよいのかを考える必要があるため、少人数制の濃い議論を通して、自分の町が直面する課題にどう向き合っていくかを模索したい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

高校生活を通し、議論する機会、自分の意見を発表する機会を大切にしてきた。授業外で自分の好奇心を探求し、思考する機会は大変貴重なものだったため、英語弁論やディベート、校内外でのプレゼンなどに積極的に参加した。物事を1から組み立てていく手法、相手にいかに伝えるかを学び、これらが生きた知識となって自分に蓄積されていると感じた。自分の問題意識に取り組むことで、これが学びのあるべき姿だと考えるようになった。
a. 人文・社会科学

知識問題は特に難しいものはなく、暗記で対応するようなものは特にないと感じる。
別に勉強しなくてもいいけど、センター試験前に、世界史、倫政、日本史の近代のとこだけでも
知識が入ってると解きやすい。
オンレク受講者なら、過去問ひたすらやって、ある程度まで行くと日本史で出てくる人とかわかってくるから、後は文庫本でそれに関するもの一冊読んどけばよし。

b. 総合教養(ATLAS)

これもオンレクだけしっかりやってれば何の問題もないように感じる。
ただ、オンレク受講者は25年分やることになるので、後で復習しようとしても、
長文の理解がない状態になり、無駄が多いので、一回終わるごとにやることを
お勧めします。使用するアプリとしてはiosだと課金になるけども
Ankiというアプリがとても優秀なのでお勧めです。
本文を要約して音声で吹き込むとあとでの復習がかなり楽です。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

オンレクの過去問やるしかない。
本番は難化しても動じない。

<リーディング>

私はオンレクで過去問を解き始める前に
英検pass単 1級 準1級
とtoefl英単語の3800が終わっていたので単語では困りませんでしたが、正直英語は読めても背景知識がないと理解しずらい(特に理系の文章)ものがあるので、英語に自信がある方でも過信せずにオンレクの過去問分はやった方がよいと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

過去問を本格的に取り組み始めてから、毎日を5題ほどこなしていました。
70min×5をこなしていくうちに、長文に対する抵抗がなくなりました。
解き方としては、最初に問題全てに目を通し、知識問題だけを回答し、それからは最初に戻り2~3問ほど見て本文を読むことを繰り返してました。(人文・社会科学)

過去問を毎日解きまくることと並行して、復習でわからなかった概念、人名などをtodoistに入れて、後でankiでflashcardにしていました。

8. 最後に一言

受験勉強(特に文系)の内容は正直あまり役に立つものはなく、
それにかける時間は最小限にとどめるべきだと考えて居ます。
ICU受験における安定をとるのであれば、世界史、倫政、日本史、英語までやって、図書館でそれらの分野に関連する本を読み漁ればよいと思いますが、
正直こつこつやっていく術も大事ですが、短期間で情報を習得する技術の方が
役に立つので、高校時代は自分の好きな本読んだり、校外のプログラム参加したりした方が結果的に実りの多い受験生活になるのではないかと思います。